とある海岸ににて・・・・
刃鬼「うりゃああああああああああ!!!」
妖姫「ガアアアアアアアアアアアアア!?」
童子「グワアアアアアアアアアアアア!!」
ボボン!パラパラパラパラ・・・・
僕は姫と童子を斬ると片手で雷光についた白い血を払ってのけた。すると海からバケガニが出てきた。バケガニは爪をふるって襲ってくるが僕は飛んで避け
斬鬼「そらよ!!」
斬鬼さんが烈斬で地面に突き刺さった爪を破壊、僕も雷光で反対側の爪を破壊し相棒が持ってきた音撃弦に連結した。斬鬼さんは足を破壊してさらに裏返しその腹に烈残を突き刺し、斬徹を装着、僕も音撃弦雷光を突き刺し、音撃震「斬光」を装着した。
刃鬼「音撃斬「雷光斬震」!!」
斬鬼「音撃斬「雷電斬震」!!」
音撃を決め灰になると僕達は
刃鬼「さて斬鬼さん、いっちょやりますか?」
斬鬼「そうだな・・・はっ!」
念押しとしての演奏をした。実はこの前瑠妃さんが立花に来た時に斬鬼さんの怪我の事を話したら
瑠妃「あ、それの治す方法を私は知ってますよ。」
と言った。僕も嬉しさの余り抱き着いて瑠妃さんを気絶させちゃったけど、実は今日はそのリハビリを兼ねて本来は轟鬼さんの仕事を横からかっさらってやったわけなのです。
刃鬼「斬鬼さん、調子いいですね~。」
斬鬼「まあな・・・鬼として復帰するか。」
刃鬼「おお!!ということは轟鬼さん、斬鬼さん、僕の三重奏ができますね!!!」
斬鬼「いいかもしれんが、そうしないといけないほど強い魔化魍が出ないことを祈るしかないよな。」
刃鬼「確かに・・・「少ね~~んよ、旅立つのなら~~」おや、瑠妃さんからだ。」
雑談をしていると携帯に瑠妃さんからの連絡が入った。話を聞くとなんと月音君がははぐれ妖に襲われ、萌香さんの血でグール化して裏萌香さんと闘い、瑠妃さんと理事長が何とか封印したそうだが襲撃があるかもしれないので戻ってきてほしいとの事、僕は急いで病院に向かった。すると待合室には多くの目の焦点があってない人達がいた。
刃「なんかこの前も似たような事があったような・・・あの吸血鬼まだ息があったのか?」
すると怪しげな看護婦さんが来た。
看護婦「あら?あなたはこの薬受けてないの?」
と指を伸ばし、その先から液体が出ていた。
刃「すまないが・・・僕が今まで世話になった薬はマキロンくらいしかないからね。それに見た感じそれドラッグっぽいのでね。それとあんたはぐれ妖でしょ?」
看護婦「あら、知っていたの?私の名前は・・・それじゃあ、お別れかしら?」
そう女の人が言うと周りの人達はこっちに来て僕を動かないように捕まったが、
ズズズズ・・・
看護婦「え?」
さらに月音君、少し後に萌香さんも来て僕の様子をみて唖然としていた。なぜなら・・・
刃「全速前進だ!!」
ほかの入院患者が十人近くしがみついているのに少しずつだが近づいているからだ。
看護婦「な、なんでしがみついているのにこっちにこれるのよ!!」
刃「そりゃあ・・・鍛えてますからね。それと僕はこんなこともできるのですよ。」
バチンと弾ける音がすると僕にしがみついた人は崩れ落ちた。タネを明かすと雷の力を使ってスタンガンのように一瞬だけ体にまとっただけであるが、そんなことも知らないであろう敵は慌ててほかの動かせる人を月音君に向かわせ、指を伸ばす。僕は手に光の力を込めて、飛ばした。光弾は看護婦に当たり吹き飛ぶが月音君に人がしがみつき動けなくなり、僕もそばに行こうとするが操られている人達が立ちふさがる。その間に看護婦は立ち上がり月音君に指を伸ばした。すると萌香さんが月音君の前に立ち、体に指が刺さる。
看護婦「あはははははは!!バカねえ、自分から私のお薬を受けるとは!さて月音君愛しの彼女の手によって死になさい!!」
と言い萌香さんの手は震えながらだが、月音君を殺すために振り上げられる。
萌香「つく‥ね…逃げて!」
と萌香さんは言うが操られている人に取り押さえられているので動けないが月音君は
月音「…大丈夫逃げないよたとえ殺されたって、俺はモカさんの味方だから」
そう言い、萌香さんの手は振り落とされたが、その手は月音君を捉えずに萌香さんの腹に刺さった。しかもいつの間にロザリオをはずしたのか裏萌香になっていた。
看護婦「何いいいいいいいいい!!?こいつなぜ自分で自分を―――ッ!!?」
裏萌香「…フッすまなかったな月音…少し眠ってしまっていたようだ。夢の中まで届いたぞお前の声は…おかげで目が覚めたよ…ありがとう月音」
裏萌香さんは看護婦さんをにらみ、看護婦さんは数歩後ろに下がった。その時僕は気づいた。
刃「(あれ?もしかして僕空気?・・・なら!!)」
僕は操られている人(支持がないとぼぅーと立っているだけだからね)を適当に気絶させ、看護婦さんの後ろに回り込んで、肩を軽くたたいた。
ポンポン
看護婦「なによっ!今いそが、しい・・・」
僕は黒い笑いをしながら肩を掴み大きく息を吸い込み雷の力を発動させた。
バリバリバリバリバリバリバリバリ!!
看護婦「アビャババババババババババババババ!!!」
骨が見えそうなぐらい痺れさせ口から煙が出ている看護婦さんを持ち上げ、
刃「HEY、萌香さん、パース」
と投げ飛ばし、裏萌香さんは看護婦さんの顎に蹴りを食らわして
裏萌香「お前ごときでは「私達は倒せないよ・・・身の程を知れ」
と言った。その後はぐれ妖の薬丸麻子(やくまるまこ)は公安に連行され、萌香さんもどこかへと去っていこうとして明日夢兄さんに捕まり治療を受けていたのだが・・・僕個人の災難はこれから始まったのだ。
~数フウン後(海馬風に)、月音君の病室にて~
刃「最初に言っておく!僕は今まで何回か月音君モゲロと思っていた!!」
月音「ええええ!?いきなり急だね」
紫「刃さんはそういうこと思う人では無いと思っていました。」
胡夢「へえ、やっぱ男の子ってモテたい気持ちがあるんだね~」
萌香「なんか以外・・・」
明日夢「まあ、目の前で女の子が争奪戦を開始していたら、なんとなくだけど羨ましいと思うよね。」
刃「だが、今はっきりとわかったことがある・・・・これって結構辛いよね!!」
僕はそう言った。なぜなら・・・
瑠妃「・・・・あなた誰ですか?」
僕の右腕に瑠妃さんが左腕にみぞれさんがしがみつきお互いにらんでいる・・・殺気も込みで
みぞれ「お前こそ後から来て刃に馴れ馴れしいぞ。」
瑠妃「私は夏休みの時に知り合いました!!あなたの方が後です!」
みぞれ「甘いな、私は小学校の時に出会ったのだからな。」
瑠妃「なっ・・・でも私は刃さんとキスをしました!」
月・萌・紫・胡「「「「えええ!?」」」」
刃「接吻はまだだからな!!まだ頬だからな!僕は額にしたけど!!」
みぞれさんは驚くとさらに瑠妃さんは
瑠妃「さらに私は刃さんと一緒に寝ましたから!!」
月・萌・紫・胡「「「「ええええええええええええええええええええ!!?!?」」」」
刃「まだ添い寝だから!!大人の階段はまだ上ってないからな!!」
明日夢「院内では静かにね?」
瑠妃さんの言葉に固まっていたみぞれさんだが、すぐに僕の顔を見て
みぞれ「よし、子作りをしよう。ベッドはあるから問題ない」
全員「「「「「「・・・・はっ!?」」」」」」
瑠妃「え!?えええええええええええ!?!?」
刃「(あれ?みぞれさんこんなキャラだっけ?もっとおとなしい子かと・・・そうでもないか。でも話飛び過ぎだよ!!)」
明日夢「ここでやらないでね~ラブホテルじゃないから。(注意、匙を投げています。)」
みぞれ「ということで始めるぞ。」
みぞれさんは僕を部屋の外へ引きずって行こうとするが僕は
刃「ま、待て!!いきなり急すぎるし、まず体を粗末に扱うな!!それともし僕がみぞれさんにょり、瑠妃さんが隙だったらどうする!?いや、今は瑠妃さんが好きだけど!!レベル的にはアイライクユーでもアイラブユーじゃなくアイウォントユーですけど!!(混乱してます)」
瑠妃「刃さん・・・////」
僕は赤くなる瑠妃さんを無視し、慌ててそういうがみぞれさんは僕の方を見ると
みぞれ「問題ない既成事実ができてなければまだ勝機は十分にある。それに寝取りというのもあるからいいだろう。」
全員「「「「「「「いや、良くないでしょ!!!」」」」」」」
皆の言うことを無視しながらみぞれさんは僕を転ばせ、床を凍らせて滑るように僕を連れて行こうとするが扉の前に足音からして一人の人が立った。
男「全く・・・もう一人の彼女らしき人物ができたと聞いたがこういうやつとは大変だな“ジンキ”も・・・」
僕はその怒気がこもった声に顔が青くなっていっ気がした。みぞれさんは
みぞれ「邪魔だ、どいてくれる?」
と言ったがその直後
ゴチン!!
と頭をたたく音がした。みぞれさんの手が離れ僕はすぐに立ち上がりその男性の顔を見た。
刃「やっぱり・・ザンキさん、なぜ個々にぃ!?」
烈斬を持ったザンキさんがやや呆れ顔で立っていた。ザンキさんは
ザンキ「この前ここの体育教師が辞めただろう?それでしばらくの間俺が働くことになった・・・魔化魍の時に素早く行動できるしな・・・それと瑠妃さん恥ずかしがってくねくねする暇があったら助けろよ!」
瑠妃「はっ!す、すいませんでした。」
明日夢「ザンキさんお久しぶりです。」
明日夢さんとザンキさんと瑠妃さんが世間話で花を咲かしている間に僕は固まっている。みんなに
刃「あの人はザンキさんで僕の鬼の先輩、さらに夏休みまで僕が使用していた音撃弦「烈斬」の本当の持ち主だよ。」
萌香「・・・ということは彼も人間なの?」
刃「うん、そうだよ。後、明日夢兄さんも人間だ。」
胡夢「ねえ、ここって人間は立ち入り禁止のはずだよね?」
刃「まあ、何事にも例外はあるもんだよ胡夢さん」
僕はそういいながら指を振ると月音君は
月音「でもザンキさんの声を聞いた時、刃君凄く怖がっていたよね?」
紫「確かにそうですね。あそこまで怖がる刃さんって初めて見ました。」
皆はそういうと僕は顔をそむけながら近くのパイプ椅子を斬鬼さんの分も広げて座りながら
刃「いや、ザンキさんって怒ると怖いんだよ。小学校の頃に実家の立花に強盗が来たときにザンキさんがキレたんだけどその時の光景が今もトラウマで・・・だって包丁を持ったただの一般人が歴戦の戦士に勝てるとでも?あの時は酷かったよ~だって強盗言っては悪いが睨まれただけで失禁してたもの」
月音「うわ~~~・・・」
紫・胡・萌「「「ガクガクガクガクガク・・・・」」」
刃「まあ普段は優しいし尊敬する人だよ。」
僕はそう言うと後ろからみぞれさんが抱き着き
みぞれ「それであの人がお前とどういう関係にあるんだ。」
頭の後ろに胸を押し当てるみぞれさんの問いに僕は
刃「親、しかもドラマ的にいえば堅実で鋭い観察眼を持つ父親」
僕の一言にみぞれさんは固まり話し終えたザンキさんは
ザンキ「刃は少し変わった環境で育ったからな親代わりを含めるとえ~と20人はいるな。」
明日夢「しかも今は瑠妃さんが圧倒的にリードしているね。ザンキさん、結構発言力が強いから」
ピシッピシッと音が入りみぞれさんは崩れ落ち、僕が振り返るとみぞれさんは「終わった・・・orz」となっていた。
月音「おお、みぞれさんが」
胡夢「落ち込んでいる・・・やりい?」
瑠妃「それに刃さんは私にプロポーズをしてくれたのですよ!今更あなたに取りつく島はないわよ!!」
月・萌・紫・胡「「「「ΩΩΩΩ<ナ、ナンダッテー」」」」
ザンキ「遊び人の男ならホイホイ変えるかもしれないが・・刃はな~責任感が強いから振られて原因を究明して、謝らない限りでもしない限りほかの人に乗り換えることはないかもな~。」
ザンキさんの一言にみぞれさんは激しく落ち込むが、ふと何かを思いついたが
みぞれ「責任感が強いのなら・・・できちゃった作戦で行こう!」
刃「いやいや・・・」
月音「そんなことをしちゃ・・・」
全員「「「「「駄目でしょ!!」」」」」
ザンキ「はあ・・・立花にはいい意味でも悪い意味でもポジティブと連絡しておくよ。」
明日夢「ザンキさんが匙を投げた!?」
刃「中の人的にはコーヒースプーンでも可!!」
月音「刃君、何言っているの!!」
ザンキさんは呆れながら部屋を去り、するとみぞれさんの一言に
瑠妃「なら私も!!」
なぜか瑠妃さんまで乗り気になってしまった・・・。
刃「ちょ!?瑠妃さん落ち着いて!!」
瑠妃「安心してください!私初めてですけど頑張りますから!!」
刃「マジで落ち着けええええええええええ!!明日夢兄さん螢糸さんを!!」
僕は明日夢兄さんに螢糸さんを呼んでもらうようにお願いした。
明日夢「ええ!?・・・螢糸ちゃん(ボソッ」
明日夢兄さんはかなりの小声で名前を呼ぶと
螢糸「お呼びですか!明日夢先生!!」
なぜかナース服で螢糸さんが来た。
月音「さっきの音量で本当に来た!!」
紫「しかもナース服ですぅ…」
明日夢「ええ!?どこで売ってたのそれ!!「ama○onです!!」あっそうあの二人を止めて!!」
螢糸「わかり「「邪魔よ!!」」ヘブッ!?」
二人を止めようと身構えたがあっという間にやられてしまい、
みぞれ「さあ、刃、私と子作りを!!」
瑠妃「大丈夫ですよ、優しくしますから・・・」
といやらしい手つきで近づいてきた二人を背に僕は
刃「明日夢兄さん、病院の方々にすいませんと言っておいてください!!」
ガシャーン!!
と僕は叫びながら外へ飛び出した。最後に
明日夢「ええ!?それ強化ガラスなのになんであっさり割れるの!?」
と聞こえたが気にしないことにした。そのあとしばらくの間、九曜さんの所や理事長室に寝泊まりすることと胃薬を飲むことが多くなった・・・もちろん最後にザンキさんが怒ってもらうことで鎮静化したが、学園中に「体育の財津原先生は鬼」といううわさが出た・・・鬼なんだけどなあ~。それと今財布に氷河期到来(強化ガラスの修理代で・・・)
今回の猛士報告
瑠妃さんのライバルは超ポジティブ、それと明日夢に彼女が出来た…かもしれん。
byザンキ
イブキ「あ、ザンキさん向こうについたのですね。」
ヒビキ「ってか明日夢もついに春か~」
トドロキ「でも、その人ってストーカーじゃないのですか?」
アマキ「いや、この間持田さんから彼氏ができたそうで落ち込んでいたところ慰められほれてはないそうですが仲良くはなったそうです。」
おやっさん「へ~そうかそうか」
香須美「あの~ジンキ君が援軍を要請してますけど・・・」
イブキ「無視で!何が悲しくてそんなことに参加しないといけないの!」
日菜佳「ジンキ君もそろそろ大人の階段を上るべきだと思いますよ?」
香須美「でも、手紙ではもう一人の子、みぞれさんを納得させるような振り方を教えてくださいって書いてますけど・・・」
ヒビキ「誰かある?そういう意見?」
小暮「もう・・・決闘させて勝った方を彼女にする案でいいのではないか?」
みどり「いや、それで瑠妃さんが負けたらどうするんですか!!いっそのこと二人を呼んでどちらかが好きかはっきり言った方がいいような・・・」
日菜佳「というより・・いっそのこと刃君が好きな方に既成事実を作らせた方がいいのでは・・・」
全員「もうめんどくさいのでそれに決定!!」
日・香「「えええええ!?!?!?」」
本日の金言「刃、おとなしく大人の階段を登れ!!」
刃「うっそーん!!」
瑠妃「待ってくださ~い♪」
みぞれ「おとなしく捕まって・・・」
刃「だが断る!!」
明日夢「うおおおおおおおおおお!!」
螢糸「明日夢先せ~い♪」