比企谷八幡の幻想縁起   作:虚園の神

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2週間と言ったのに1週間で戻った俺をお許しください。


ようやく比企谷八幡は帰

夏休みの課題

 

日記

 

2年3組 比企谷八幡

8月8日 曇

 

8月8日である今日、俺にとってとても素晴らしい日である。俺こと、永久欠神『名も無き神』が生誕した日であるからだ。

だが、この素晴らしき日に曇とは。これは組織の者の仕業に違いない。何故か。雲から強大な力を感じるからだ。奴ら、俺の力を封じる為、雲の中に結界を忍ばせたな。他の奴らも気づく頃だろう。決戦の時は近い。

 

クラスメイトに大声で読まれる日記。机に入れていたのに何故か見つかってしまい、この現状である。

教室中は爆笑の渦に包まれている。ある者は他人の目を憚ることなく大笑いをし、またある者は机に突っ伏して肩を震わせる。

み、みんなが笑ってる、お日様も笑ってる。る、るーるるるっるー!俺の心はいい天気どころか大雨だ馬鹿野郎。

 

「うあぁぁぁぁっ!」

 

そんな自分の声で目が覚めればあら不思議。全く知らない部屋にいる。寝具もベッドでは無く布団。

それにしても中学時代の黒歴史の夢を見るとは・・・。

 

「こ、小町〜・・・。」

 

妹の名前を呼ぶが、誰も出てこない。

しかし、めっちゃいい匂いするなこの部屋・・・。

白を基調とした部屋に人形が多く存在し、いかにも女子の部屋という感じだ。

 

「あら、起きたの?」

 

そんな声と共にドアから現れたのは、ショートカットの金髪美少女。一瞬見惚れたが、直ぐに大事なことに気付く。

そう、俺は彼女を知らないのだ。

 

「だ、だべだ、お前っ!」

 

噛んだ。盛大に噛んでしまった。だべだって何処の方言だよ・・・。ところで女の子の使う広島弁の可愛さは異常。

一人落ち込んでる俺を余所に、金髪美少女は俺の問いかけた質問に答える。

 

「私は七色の人形遣い、アリス・マーガトロイド。魔法使いよ。貴方は気絶したから知らないでしょうけど、昨日の夜、私が倒れた貴方をここまで連れてきたのよ。」

 

魔法使い?僕と契約して魔法少女になってよ!とか言う白い生き物でもいるんだろうか。魔法少女が可愛くて僕、どぎマギしちゃいますっ!

しかし、俺が倒れた?はて?俺はずっと家にいたと思うのだが。

そこまで考えてようやく思い出す。

 

「そういやここは幻想郷だったか・・・。」

 

と、なると目の前にいる人は昨日、妖怪から助けてくれた人でまず間違い無いだろう。そうなれば必然的に此処は彼女の家であるという事が推測できる。成る程、道理で小町がいないわけだ。小町がいないとお兄ちゃんこまっちゃう。(小町だけに)

俺の呟きにマーガトロイドは意外そうな顔をする。

 

「あら、貴方外来人?」

 

「がいらいじん?ああ、外来人、つまり外の人間っつーことか。まぁそうだ、俺は外来人であってる。」

 

「そう。その様子だと結構最近幻想入りしたようね。で、名前は?」

 

「比企谷八幡。幻想郷に来たのは昨日の夕方だ。あー、その今更だが、助けてくれてありがとな。」

 

幻想入りという知らない言葉が出てくるが、この際無視する。字面で大体予想はつくしな。

 

「その事は気にしなくていいわ。それよりも随分うなされてたみたいだけど、大丈夫?まぁ、来たばっかりであんなのに襲わせたら悪い夢を見ても仕方ないかもしれないけど。」

 

「あーいや、大丈夫だけど、大丈夫じゃないっつーか・・・。」

 

うーん、黒歴史の夢を見てたなんて言えねーからなぁ。

彼女は眉をハの字にして首をひねる。

 

「はっきりしないわね。」

 

まぁ、いいわ。 と彼女は一言そう言い、何故か指を動かし始めた。

すると部屋のドアから人形が食膳を運び、入ってきた。

 

「ああ、人形遣いってそういう事か。」

 

「そんなに驚かないのね。外来人ならもっといい反応すると思うんだけど。」

 

「紅魔館っつーところで、時間止める奴見たからな。今更驚かん。」

 

「あそこに行って無事に帰ったのは中々居ないわよ・・・。どうやって逃げたのよ。」

 

「まぁ、色々あったんだよ。」

説明するのも億劫なので言葉を濁す。

 

「色々、ね。」

 

それだけ言うと彼女は食事を勧めてきた。

 

「食べなさい。朝食よ。」

 

「あ、どーも。有難く頂きます。」

 

そう言い、箸を手に取り、味噌汁から手をつける。うーまーいーぞー、と目と口から光を放つ様な感覚を覚える。

 

「それと、この薬飲んどきなさい。」

そう言って薬を渡してくる。

 

「なんの薬だ?」

 

「この家が建っている森は魔法の森と言ってね、瘴気が漂ってるの。この薬はその瘴気の対抗薬よ。私なんかは飲まなくても大丈夫だけど、貴方は只の人間だからね。」

 

「へー。じゃあなんで俺は今無事なんだ?」

 

瘴気の漂うこの森に昨夜からいるのに、俺に何もないってことは何かあるのだろう。

「それは昨日、私が飲ませたからよ。」

 

「・・・は?」

 

俺は昨日、起きた記憶はない。つまり俺が寝ている間にそれは起こったということだ。更に「飲ました」と言っている。と、いうことはそういう事だろうか。俺、初めてを取られちゃったよ戸塚……。

 

「何考えてるのか知らないけど、水に溶かして管で直接飲ませただけよ?」

 

「ああ、そう・・・。」

 

なんだ、口移しじゃ無いのか。残念な様な、残念な様な。それでいてちょっと残念な様な複雑な気分だ。まぁ、どうせそんな事だろうとは思ってたけどね。

 

「それから腕の火傷は応急処置だけならしたわ。」

 

そう言われ、腕を見れば成る程、火傷の痕は残っているが、痛みはない。

 

「手間かけさせて悪いな。」

 

「そこは礼を言うべきだと思うけど。素直じゃないわね。」

 

そう言われるとなんとももどかしい気分になる。だから少し強引に話題を逸らした。

 

「そう言えば、さっきの七色の人形遣いって何なんだ?」

 

前の話を思い出し、何となく気になった事を聞いてみる。

 

「それは私の二つ名よ。魔法使いである私のね。」

 

「魔法、ね。んーっとどうやって魔法使うんだ?俺も魔法使いたいんだけど。」

 

昨夜の様な目は御免だ。なるべく自分の身は自分で守りたいしな。

俺がそう言うと、彼女は

「無理よ。」と言った。

 

「私は人間じゃなくて、魔法使いと言う種族なの。例外はいるけど、人間には魔法を使うことは出来ないわ。」

 

「マジか・・・。ってゆーか魔法使いって、種族だったのか。」

 

例外はいる、と言っていたが、最初から「自分は例外かもしれない。」なんて淡い希望は持たない。そんな都合のいい話があるわけ無いからな。

皿を全て空にして、箸を置いたところで声がかかる。

 

「食べ終わった?それじゃ今から霊夢の所に行くわよ。」

 

「霊夢って誰だよ。」

いきなり固有名詞出されても困るんですけど。

 

「幻想郷の管理者の一人で、異変って言う大きい事件の解決者よ。兎に角、彼女は貴方を外の世界に出せるから。」

 

「え?マジで?帰れんの?」

 

「そうよ。ほら、さっさと行くわよ。」

 

「あ、ああ」

 

マーガトロイドの後に続き、部屋を出て、玄関で靴を履き、家を出る。

それにしてもこんなに早く帰れるとは思わなかった。何が『2ヶ月間あると思うな2ヶ月間』、だ。1日も経たずに帰れんじゃねぇか。

 

「神社までそこそこ距離あるから飛んで行くわ」

 

さも当たり前のことのように言うが、俺にとっては非現実的な移動手段だ。

 

「なぁ、俺飛べないんだけど。」

 

俺がそう言うと、

 

「知ってるわ。大丈夫。人形達が貴方を運ぶから。」

 

彼女はそう言い、人形達を操る。5体のがそれぞれ、両足、両腕、服の襟を持つ。そして浮き上がった。

すげぇ。ちっこいくせにやるなこいつら。

心の中で一人驚嘆の声を上げていると、体が、いや、人形達が前に進んでいく。

前を行くアリス・マーガトロイドと後ろの俺。互いに口を開くことなく、ただただ青が広がる空の旅を楽しみながら、飛んで行く。

 

 

空の旅は思いの外、短かった。時間で言えば40分くらいだが、楽しい時間とは早くすぎるもので、体感的には10分やそこらといった具合だ。

地に降り立ち、神社の前に着く。・・・鳥居潜らなくて良かったのかしら。

しかしボロい神社だ。此処が幻想郷の管理者の一人が住む神社ねぇ。そう言えばその人は人間なのだろうか。聞いとけばよかったな。

そんな事を考えといると、マーガトロイドを見失ってしまった。どこだどこだー。と、探していると神社の裏手に入る彼女を見つけた。急いで追いかける。

彼女は縁側に着くと、部屋の奥に向かって声を投げた。

 

「霊夢ー!いるー!?」

 

すると少しして、人がやって来た。端正な顔立ち、腋の開いた赤と白の服、ーー恐らく巫女装束を纏い、赤く、大きな目立つリボンをしている。俺の知ってる巫女とは大分かけ離れてるな……。それにしてもこんな少女が幻想郷の管理者とは……。相当な実力者ということだろうか。

その目の前の巫女は俺たちに目を配ると、不遜な態度で声をかけてきた。

 

「何よ、アリスじゃない。なんか用?」

 

「ええ、貴方に用があるの。ここにいる人は外来人でね、外に帰して欲しいの。」

マーガトロイドがそう言うと巫女は苦い顔をし、

 

「あー、それ。うん、まぁそのね。」と歯切れの悪い返事を返す。それを訝しみ、マーガトロイドが更に聞く。

 

「どうしたのよ?結界開いて帰すだけでしょ?」

 

「それがね、少し前結界が少し崩れちゃってね。慌てて、直そうと思って紫と一緒に固めたら固めすぎちゃって。だから開けなくなっちゃった。だからその人返すのには時間がかかるわね。」

 

そう言って、たはは と気まずそうに笑みを浮かべる。

 

「えー、何それ。俺、帰れると思ってたんだけど・・・。」

 

「う、恨むんだったら紫を恨んでよね。どうせあんたを連れてきたの紫なんでしょ!?」

 

「失礼ね。違うわよ。」

 

突然後ろから声が聞こえてきた。振り向けば、目玉のある変な空間から身を乗り出し、如何にも『私怒ってます。ぷんぷん』と言いたげなムスッとした表情の女性がいた。

しかし、それが日常なのか驚いてるのは俺だけで後の三人は会話を続ける。

しかし、胡散臭そうな人だ。一番近い人物は陽乃さんか。

 

「あんたじゃ無かったら他に誰がいるのよ。」

 

「知りませんわ。そんな事。何でもかんでも私に押し付けないでくれるかしら?彼が外の世界で忘れられたんじゃないんですの?」

 

「あー確かにそうね。そういう人最近いなかったから忘れてた。」

 

「そういえば彼、昨日の夕方幻想入りしたって言ってたわよ?」

 

マーガトロイドがそう言うと、二人が固まった。

ザ・ワールドでもかかったのかな?

 

「・・・なに?どうしたのよ。」

 

何かマズイ事を言ったかと彼女は顔を伺う。

やがて固まっていた二人の間の時間が動き出した。

 

「夕方って言えばあれ、ね。」

 

博麗がそう言えば、

 

「ええ、あれね。」

 

紫と呼ばれた彼女もそう返す。

 

「何よ、あれって。」

 

二人だけで会話をする故においてけぼりのマーガトロイドがそう聞く。

・・・ていうか俺、忘れられてね?大丈夫?

おーい。と、心の中で声をかけるが、三人はどうやら俺のことなどアウト・オブ・ガンチュー。

俺の呼びかけ虚しく、話は続く。

 

「昨日、紫が幽々子の所に行ったのよ。そしたら、紫が幽々子のお菓子取っちゃって、大ゲンカしたの。」

 

「そしたら、私達の力に当てられちゃって、一部の妖怪達が暴れ出したのよ。」

 

「そしたら異変だと思うじゃない?だから私が二人を止めに行ったのよ。」

 

「成る程。それで三つ巴になり、結界の管理者の二人が管理の目を離した隙に結界が弱まって、そこの人が入ってきたと。そういうことね?」

 

「そうよ。多分。」

 

「でも、目を離したのは10分位ですわ。その間に迷い込んだその人の自業自得ってことで・・・。」

 

「流石に無理があるわよ。」

 

そこで三人は一旦話を区切り、俺を見た。

なに、なんか怖いんですけど・・・。

 

「暫く結界が開かないと思うから、貴方には少しの間幻想郷に住んでもらうことになると思うわ。だけど、こっちに非があったのは事実。だから最低限の生活資金は出すわ。紫が。」

 

「何で私だけなのよ。貴方と幽々子もでしょ。」

 

「私に金を出せって言うの⁉︎私が昨日何食べたか知ってる‼︎?玄米一杯よ⁉︎異変解決する巫女が玄米しか食わないなんてどういう事よ!」

 

「あーはいはい分かったわよ私が負担するわよ。」

 

働けど働けど我が暮らし楽にならず。とは、これの事を言うのか・・・。やっぱり働いたら負けだな。

少し離れたところで騒がしい二人を見ながら自己完結していると、空から此方に近ずく影が目に入った。その影はどんどん距離を詰めて行き、肉眼でもハッキリ見えるようになったかと思うと、もう地面に着き、まだワーワー言ってる二人と一人に声を投げる。

 

「よう霊夢、如何してんだ?」

 

「あら、魔理沙。おはよう。いやね、そこの人をどう処分するか話し合ってたところよ。」

 

処分ってなんだよ。怖えよ。何俺、殺されちゃうのん?

 

「お、誰だこいつ。妖怪か?」

 

「妖力が無いから人間よ。多分」

 

「魔理沙、人を見た目で判断しちゃいけないのよ」

 

「人間じゃないアリスに言われてもなぁ。」と、ちょっと納得がいかないように呟く。

しかし、初対面でいきなり妖怪とかもう何なんだよ、ホント。いや、分かってますよ?どうせ目なんでしょ。ええ、もう慣れましたよ。おっと目から汗が。

 

「この人は比企谷八幡さんって言って、外来人よ。昨日来たみたい」

 

「ふ〜ん、そうか。私は霧雨魔理沙、普通の魔法使いだぜ!」

 

「お、おう。」

 

馴れ馴れしいなこいつ・・・。学校にいた金髪お調子者カチューシャを彷彿とさせる馴れ馴れしさだ。だがあいつほどウザくないし、可愛いから戸部の上位互換、いや下位互換か?どっちだか分からん。何にせよ戸部よりは好感が持てる。かわいいは正義だよねっ!

 

「うーん、お前のことなんて呼べは良いんだ?まぁ八幡でいいか。宜しくな八幡!」

 

えー、家族以外で人に名前で呼ばれたの初めてなんですけど。やだ、八幡嬉しい!・・・いや待て、戸塚がいた。つまり二人目だ。え、材木座?そんな人聞いたこともありませんねぇ。

 

「あー、此方こそ宜しくな霧雨。」

 

「霧雨って呼ばれるの慣れてないから魔理沙って呼んでくれ。」

 

「ああ、考えておくよ霧雨。」

 

「言う気無いだろ・・・。」

 

いや、だって女子を下の名前で呼ぶのなんか恥ずかしいじゃん・・・。

おっとそう言えば

 

「マーガトロイド、あの金髪の女の人は誰だ?」

あまりに自然にいるので聞きそびれたが、思い切って聞いてみる。

 

「だから魔理沙よ。聞いてなかったの?人間の身で魔法が使えるの。前に言った例外よ。」

 

「ああ、あいつが・・・、じゃなくて、霧雨の後ろにいるもう一人の金髪の方だ。」

 

そう言って指をさすと、彼女はああ、と納得した様に呟いて話し出す。

 

「彼女は八雲紫。霊夢と同じ幻想郷の管理者よ。因みに妖怪。よく知らないけど千年は生きてるんじゃないかしら。」

 

「はぁ?千年?ババ・・・」ァじゃねぇか。と、言いかけたところで鋭い視線が飛んできた。怖っ。しかし結構小さい声で話してたのによく聞こえるな。年の話に敏感なのか。

 

「嘘を教えないでくれるかしら人形遣い。私は17歳よ。」

 

「誰にでも分かるような嘘、つかないほうがいいと思うわよ・・・。」

 

そう言って呆れ混じりのため息を吐く。そしてこの話はもうお終い、とばかりに目を外す。

ふと、博麗が思い出したように急に聞いてきた。

 

「此処で生活するにあたって聞くことがあるわ。先ずあんた幻想郷のルールは知ってる?」

 

「いや、知らないな。」

 

「じゃあ教えておくから覚えておきなさい。此処では人間や妖怪、互いの主張がぶつかった時、特別な決闘法を用いて戦うの。その特別な決闘法というのが『弾幕ごっこ』よ。まぁ、主張と言っても大体は異変絡みなんだけどね。」

 

弾幕ごっこ、フランが言ってたのはこれか。

 

「簡単に説明すれば互いに弾幕を撃つってだけよ。スペルカードを使って弾幕を出すんだけど、そのスペルカードが全部切れる、弾幕にあたり、体力を消耗仕切るとかをしたら負けといった具合よ。あとはまぁ、避けられない弾幕を張らない、死ぬような攻撃をしないって感じかしら。」

成る程分かった。分かったが、

「俺、弾幕撃てないんだけど・・・。」

問題はここである。

 

「知ってるわ。だから暫く私の家に泊めて、修行をつけてあげる。ある程度出来るようになったら、人里に送ってあげるから。」

 

うーん、こんな短い期間で女子の家に二回も泊まることになるとは・・・。なんか緊張するな・・・。

緊張する俺とは対照的に博麗は面倒くさそうな顔をしている。

 

「じゃあ早速やるわよ。」

 

「今からかよ・・・」

 

帰れると思ったのに帰れなかった。もうこの時点で精神的に少し疲れてるのに、修行とか出来るかまじギルギルギルティ。だが、それも仕方のないことだろう。やらなきゃ俺はこの幻想郷で生き残ることはかなり難しくなる。

諦めの混じったため息を一つし、空を観る。空は薄い雲がかかっているが、晴れ。

面倒だけどやるしかねぇなぁ。




帰るとは言ってない。

余談
この前、友人とサイクリングしている最中に下ネタ談義になった。
以下、会話の一部。

友「二次元でイケる?。」
俺「二次元でもイケる」
友「まじかよお前オタクかよww。あんなの絵じゃん。物でイケるとか消しゴムでイッテルのと同じだぞ。」
俺「写真も物だろ」
友「あれは人間写ってるから」
俺「絵も人間描いてるだろ」
友「いや、でも絵ってなんでもできるじゃん。お前、腕6本ある奴でイケるの?」
俺「今は、手術で胸を3つに増やした人もいるからそのうち腕も6本になる人も出るかもしれん。それがAVに出てたらイケるの?」
友「いや、そんな奴監督が映さないから」
俺「絵師だってそんな奴描かねーよ。」
友「・・・」

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