あらすじ
フユニャンと家に帰ろうと汽車に乗ったケイゾウだが、汽車内で殺人事件が起こった!容疑者は5人。犯人を見つけ出せ!
~桜鉄道汽車内3号車~
岸野刑事「ん?これは・・・!」
岸野刑事「ちょっと、これは何?」
木嶋「ああ、これはブラベーと言う小さい物置だよ。」
水谷捜査官「あのー、それを見せて頂いても。」
木嶋「おう、別にいいけど。」
ガラガラ
岸辺刑事「なんだ、水浸しじゃないか。」
水谷捜査官「あるのは大量のイカだけですね。」
フユニャン「イカ?そうか分かったぞ!イカを凍らせてブサッと。」
ケイゾウ&岸野「お前は少し黙ってろ!」
フユニャン「ボフッ!」
尾子鏨「う~むワシは見ていたが速すぎてよく分からなかった。それに少し『浮いてた』ような気がする。」
愾饉「私は、奥の方に居たから、叫び声が聞こえた頃には、犯人らしき人は居ませんでした。」
岸辺刑事「う~む今までの証言をまとめると、
・木嶋さんは寝ていた。
・木嶋さんのブラベーにはイカが入ってた。
・叫び声が聞こえた頃には犯人はその場に居なかった。
・犯人はとても速く、少し浮いてたような気がした。
」
岸辺刑事「犯人は一体・・・・・」
運転手「おやおや、現場はここですか。」
岸野刑事「あんたはここの運転手じゃ。」
運転手「そうですけど、何か?」
岸野刑事「今日はいつも通りの運行だった?」
運転手「今日はいつも通りの運行ですが、明日が運休日なので、運行が終わりましたら、掃除や点検などを、行います。」
岸野刑事「ほうほう。」
冬島警部「おう、今到着した。現場はどうなっている。」
岸野刑事「今は水谷らが頑張ってるところだぜ!」
冬島警部「敬語を使えって・・・・・俺は別の事件で忙しいから頼んだぞ。岸野、」
冬島警部「サボるなよ。」
岸野刑事「俺がサボってんのバレたか・・・・・」
[newpage]
ケイゾウ「8時40分か・・・・・説教確定だな。」
フユニャン「それは大変だな。」
フユニャン「俺と出会ってなければならなかったことだ・・・・・・・・・・」
ケイゾウ「フユニャン何か言ったか?」
フユニャン「い、いや何でもない。」
木嶋「・・・・・ちょっとイカ食っていいか?腹減ったんだよ。」
岸野刑事「おいおい、生は危険だぞ。ちゃんと加熱しないと食中毒の原因にもなるんだぞ。」
木嶋「大丈夫だよ。これは特別なイカだから、絶対腐らないし、生でも凄く美味しいから、安心しな。」
フユニャン「ほら、ビールあるぞ、一緒に飲むか!」
木嶋「お、それはいいな!じゃあ乾杯~!」
フユニャン「乾杯~!」
岸野刑事「飲みすぎるなよ・・・・・」
ケイゾウ「そう言えば木嶋、何でブラベーにイカが入ってたんだ?」
木嶋「よ、呼び捨て・・・・・ウチ漁師なんだ。今日は超大漁だったから、仲間で持って帰ったんだ。」
ケイゾウ「そうなのか。」
水谷捜査官「あ、今被害者の家族に電話が繋がりました。岸野刑事に替わって欲しいのことで、」
パッ
岸野刑事「もしもし?あ、息子さんか。うんうん、あー、はいはい。そうなのね。ほうほう、ふむふむ。そうか、じゃ。」
ピッ
水谷捜査官「何て言ってましたか?」
岸野刑事「どうやら、ここにいる乗客全員が被害者と関係があるようだ。まず、柄谷さんと被害者は古くからの友達だったみたいで、木嶋と被害者は釣り仲間だったらしい。愾饉さんと被害者は同じ職場で働いていて、尾子鏨さんと被害者は被害者のおじいさんの友達だった。これじゃあ誰が犯人かわかんねぇなぁ・・・・・タバコ吸ってこよ。」
~屋外~
岸野刑事「ふぅ~、星が綺麗だな~。」
ケイゾウ「お前そこに居たんだ。」
岸野刑事「お前じゃない。岸野だ。」
ケイゾウ「にしても、あいつらよく飲んでるようだな。」
岸野刑事「そうのようだな。ふぅー、」
ケイゾウ「早く家に帰りたいな~。」
岸野刑事「こっちもだよ。水谷らがちゃんとしてくれたら、」
水谷捜査官「岸野刑事!大変です!来てください!」
岸野刑事「何だ⁉ちょっと行ってくる!」
ケイゾウ「俺も行く!」
次回予告
岸野とケイゾウに襲いかかる謎!フユニャンも酔っぱらい、木嶋も同様に酔っぱらってみんなのストレスも溜まり、捜査は難航する!
第3話、犯人推理2!お楽しみに!
岸野刑事「見逃すなよ!」