やっぱりバトルのが書き易いな。(当社比)
加筆修正、追記しました。
「え゙ーーーーーーーーーーーーーーっ!?
アリーナさんとクリフトさんがあっ?!
ま、まぁぢぃっすかぁ!??」
「ばっ…声がデカいっ!!」
「んがぅう…」
あの後、俺とマーニャさんとホイミンは姫さんに こってりとOHANASHIされた(泣)。
姫さん曰わく、「この事は、内緒ですよ!(訳:誰かに喋ったら死なすからね!!)」…な、訳で、早速ソロに教えてやった。
「…てゆーか、それって、僕に喋って良かったんですか?」
「気にするな。
それと後、お前も皆には秘密な。
バレたら お前も姫さんに殺されるぞ。」
「あ、ずるい!この人、最初から道ずれ作ろうとしてた!!」
ふっふっふ…今頃、気付いたか。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
ざわざわざわざわざわざわざわざわ…
その日の午前の中央広場。
サントハイム城奪還を旗印に、国内の精鋭が改めて集結した。
彼等の前に姫さんが立つと、其れ迄の ざわめきがピシャリと止んだ。
「…言いたい事は、昨日全部言ったから、今日は もう堅苦しい言葉は言わないわ。
さあ皆、行くわよ!!」
うおおおおおおおおおおおおぉ~~っ!!!!
姫さんの簡潔な号令の下、総勢約100名の猛者は、雄々しい雄叫びと共に、声援を送る街の人達に見送られながら、サランを発つのだった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「だぁりゃあぅっ!!」
ズガァッ!
街を出発して少し経った時、俺達一団を歓迎するかの様に、暴れ狛犬の強化種とでも云うべき魔獣、サブナックの群れが襲って来た。
これは、集団の前側を進んでいた、サイモンと数名のモブ戦士達によって難無く一蹴したのだが…
「これは…」
「何なのだ、一体!!?」
倒した このモンスターは、死骸となり その場に留まらず、まるで塩か石灰の塊の様になったかと思えば、最初から それは存在していなかったかの如く、『消滅』してしまったのだ。
「マーニャさん、ミネアさん…コレって、もしかしなくても…」
「えぇ…何故フィーグが、コレを知っているかは、この際どーでも良ーわ。」
「私達もオーリンさんから、少し話された程度でしか知らないけど、間違い無くコレは、父さんが研究中に その技法を偶然見つけたって言ってた…」
「やはり そうか…コイツは錬金術が生み出した、人造生命体…ホムンクルス!!」
「「……………………………。」」
この後、俺達も そうだが、余りにも初めて過ぎるパターンで、少し動揺している兵士達にミネアさんが、これは錬金術の技法による物云々と説明。
「「「「「「……………。」」」」」」
「皆、思う事も有るだろうが、俺達も全部、理解している訳じゃない。
だから とりあえず、『錬金術だから』で納得してくれ!」
「そ、そうか、錬金術だからなのか…」
「うむ、錬金術なら仕方無い。…のか?」
まるで、ゆ〇理論を押し付けるな感じで、無理矢理に納得?して戴いた。
…にしてもエドガン氏、いくら偶然とは言えど、進化の秘法と云い、要らぬ発見、多過ぎね?
んで、その全てをバルザックに持って行かれてるからなぁ…
この後も、ミステリドールやオックスベアの集団とも対峙したが、コイツ等もまた、ホムンクルスだった様で、斃すと消滅していった。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ゴーレムが現れた!
ゴールドマンが現れた!
ストーンマンが現れた!
サントハイム城に到着したが、その正面門には偵察隊の報告通り、3体のゴーレム型の魔物が守っていた。
爺さん曰わく、城の最外の城壁の出入りは、この門を通るしかないそうだ。
つまりは この3体を撃破しない限り、先には進めない。
そして そのゴーレム達は、此方の一団の存在に気付いたのか、その図体からは想像出来ないような素早い動きで接近、襲い掛かってきた。
ドゴォッ! ズゴォ! バゴォ!
「おわぁ!!」 「がごっ!?」 「げふぁ!!」
カィン!
「か、硬ぇ!?」
ダギィッ!
「ぐふぃ!!」
この3体に、最前列に位置していた兵士達が吹き飛ばされた。
その攻撃直後の隙を狙い澄まし、サイモンが剣を振るうが、有効打は与えられず、反撃の一撃を受けてしまった。
「皆、固まっちゃ駄目!散開して死角から、一撃離脱の戦法を取って!」
「「「「「「「応!」」」」」」」
姫さんの指揮の下、先ずは俺達を含む前衛部隊が攻撃に撃って出る事に。
身の丈約3㍍の巨人に対し、重鈍な拳や蹴りを喰らいながらも、剣を槍を、斧を拳を、それぞれが それぞれの得物を叩き込み、
「弓兵!」
「「「「「!!」」」」」
この姫さんの指令で、俺達 前衛部隊は一時後退。
同時に後方に控えていた、弓兵部隊が弓を上空に向け構え、ゴーレム達の頭上、天高く矢を撃ち放つ。
最高点まで達した無数の矢は、重力に従い、鏃を下に向けて落下、さながら集中豪雨の如く、3体のゴーレムに直撃した。
「行くぜ!」
このアローレインにより、動きが鈍くなったゴーレムに、再度 前衛組が攻撃を仕掛ける。
更には
「皆、大きいのを放つから、後退して!」この呼び声に応じ、前衛の直接攻撃部隊が再び退がった直後、最後列に控えていた魔術士のチームが
「「「「「「「イオ!!」」」」」」」
どっごーーーーーーーーーーーーぉん!!
集団で爆裂系(イオ)の魔法を放った。
集団で唱えた呪文の威力は、単純な足し算では終わらず、最上級爆裂(イオナズン)に匹敵する破壊力となり、3体のゴーレムはバラバラに瓦解、大量の煉瓦の欠片となった。
「皆、大丈夫?
回復が必要な人は無理しないで、魔法が使える人に、回復して貰って!」
ゴーレムを撃破した後、街の兵団員や俺の推しで、今回の作戦(ミッション)の指揮官を任された姫さんが、各員回復を指示。
負傷した人達が回復役の人に、治癒呪文を施して貰っている。
「姫様!大丈夫ですか!??今、回復を!」
「わ…わわ、私は まだ、大丈夫だから!
後で良いから、先に他の人達を!ね?」
「は…はぁ…」
「「「「「「……(ニヤニヤ)」」」」」」
「フィーグさん、コレは…」
「応、此の場の全員に、もう思いっきりバレテーラwww」
「でも、アリーナさん達は、それに気付いてないんですよね?」
「超鈍感カップルwww」
「凱旋したら、国内公認になりますね。」
「大丈夫よ!一番厄介なブライは、まだ気付いてないわ!」
因みにミネアさんも2人の事は、マーニャさん経由で既に知っていたりする。(笑)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
「「「「「「「!!???」」」」」」」
それは、この場の皆さんの回復も、一通り終わった時です。
倒した筈の、あのゴーレムの残骸が突如として蠢いたかと思えば その全てが宙に浮き、次々と重なり合い、人の形を形成していきます。
「げ…!?」「何…だと?」「マジかよ…」
そして最後には、ダークオレンジとゴールド、ブラックグレーの3色の煉瓦がバランス良く組み合わされた、全長約6㍍程の、
『マ゙・ジーーーーーーン!!』
先程よりも巨大な1体のゴーレムが姿を現し、僕達に襲って来ました。
ドーン!!
「「「うをゑゐヰぃ?!」」」
大きな拳を地面に打ち付けると、其処には巨大なクレーターが。
あんなの直撃したら、確実にミンチです。
ですから皆さん、必死に避けています。
「えぇい、冗談でわない!」
「嘘だと言ってよ!」
「あんなデカブツ、普通の武器で、どうにか出来るモンじゃないぞ!」
「魔法だ、魔法!!」
見せつけられた、凄く分かり易い破壊力の前に、前衛の殆どの人が逃げ惑います。
「皆、慌てちゃダメ!
前衛部隊は後退、弓兵が動きを止めて、魔術士の皆で、仕留めましょう!」
アリーナさんの指示で、落ち着きを取り戻した前衛の皆さんが攻撃を躱しながら後列に退がり、弓兵隊が先程と同じ様に鏑矢の雨を降らせて足止め、そして
「「「「「「「イオ!!」」」」」」」
やはり先程と同じく、爆裂(イオ)を集団で、しかし今回は それだけでなく、
「ヒャダイン…ぢゃ!」
「ライデイン!!」
「「フォーティア・ルフィフトゥーラ!!」」
ちゅっどぉ~~~~~~~~~~ん!!
マーニャさんミネアさん、ブライさんに僕も、持てる最大火力の呪文を放ちました。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
サントハイム領内から選抜された、魔法兵団の生き残り部隊に、ウチのパーティーの魔法組が放った魔法攻撃により、あの超・ゴーレム(俺命名)の周囲に もくもくと煙が沸き起こる。
「やったか?」「やったのか?」
「まだ油断しないで!
弓兵は再度、攻撃の準備を!」
姫さんが弓兵に指示。
ん。完全に破壊されてるのを確認しない限りは、緊張を保ち続けるべきだ。
大体、この煙もくもくの中、敵の様子が確認出来ないのは、まだ健在のパターンだ。
「マーニャさん、爺さん、ちょっと…」
「「???」」
まだ現場に動きが無い内に、緊急時を想定、2人に少し、お話を。(OHANASHIに非ず)
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
煙が徐々に消えてきた。
「「「「「「…………!!」」」」」」
晴れた視界に写ったのは、両膝を着いて俯いている、超・ゴーレムだった。
瞳に光が宿っておらず、動く気配は無い。
「これって、どうなんだ?」
「倒せたの…か?」
「どっちでも良いさ…動かないなら今の内に、先に進んだのが、良くなくね?」
モブの兵士や戦士達が、動かない超・ゴーレムを見て、口々に呟く。
…が、最後の その台詞は芳しくないぞ。
それ、結構フラグやぞ。
「………………………。
皆、Bパターンでパーティーを組んで。
城内に進出するわ!」
確かに何時までも、動かないゴーレムを前に、この場に居ても仕方が無い。
姫さんの一言で、事前に城内戦闘を想定した上でチーム分けしておいたパーティーを組み、突入する事となった。
1チーム4~5人、物理組や魔法組を可能な限り、バランス良く組み合わせたパーティーだ。
幸いにも、今の時点で欠員は無しなので、メンバーの再振り分けは無し。
因みに…
※第1チーム
姫さん
ソロ
クリフト
爺さん
旦那
※第2チーム
俺
ライアン
マーニャさん
ミネアさん
サイモン
以下、第3~20チーム、モブの皆さん。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
改めて組んだパーティーで隊列を組み、姫さん率いる第1チームを先頭に、進攻を開始する俺達。
しかし、跪いているゴーレムの真横を素通りしようとした時、
「俺、ファトラウェンに戻ったら、この戦いの結果を土産に、シスター・シエスタに告白しようと思うんだ。」
キッラーン!!
『ま゙・じぃーーーーーーーんんぅ!!』
「「「「な、何だってーーーっ!?」」」」
この一言の直後、超・ゴーレムの目に再び光が灯り、立ち上がると同時に、俺達に襲い掛かってきた。
どーーーーーーーん!!
「うぉ!!」「ひえぇっ!!」「きゃあ!」
撃ち落とし式の巨大な拳を、必死に避ける俺達。
「サイモンの大馬鹿野郎ッ!!
お前が要らん事を、言ったりするから!」
「な?俺か?俺の、せいなのか!??」
当ったり前だ!!
因みにシスター・シエスタ(27)、既にホフマン(18)と結構 好い仲になっているのだが、とりあえずは黙っておく。
ホフマン、胸(推定D)に釣られるの巻。
「くっ…第3チーム以降は一時後退、再度、弓兵隊と魔法兵隊を編成し直して!
フィーグ、ライアン、ソロ!
先ずは、右足を集中して狙うわよ!」
「応よ!」「承知!」「はい!」
姫さんの指示で、突撃を仕掛ける俺達。
「え?俺は…?」
「サイモン、お前はガード役だ!
マーニャさん、爺さん!
さっき話してた、『アレ』の準備、しておいて!」
「お、おぅ…」「了解!」「ふむ!」
「コッチだ!このデカブツ野郎!!」
『マ゙・ジィーン!』
大声で挑発して、注意を此方に向ける俺。
ゴーレムは それに乗っかってくれた様に、巨大な左拳を落としてきた。
しかし、
「遅いんだよ!」
【星降る腕輪】に加え、やはり装備する事で素早さが補正される【天馬の冠】の効果で、楽々と それを躱せば、
「ふんぬがぅゎぁ!喰らえぃ!!
Kill Them All・Refinemend !!」
「唸れ!爆砕の極み!!」
ドガアァッ!!x2
所謂バーサク状態でも、敵味方の判別を着けての攻撃が可能となった、ライアンの一撃と、新たな武器、右手に嵌めた【爆神の拳】に宿った爆裂魔法(イオ)を、二重の極みに上乗せして繰り出す姫さんの新必殺技が、同時に決まった。
しかし、俺達のターンは それで終りではない。
「でぇいや!雷光鴎返し!!」
「ブラッディー・スクライドーーーっ!!」
ズバァッ!!
雷鳴の剣から迸らせた雷電を、その刀身に纏わせての2段斬り、そして螺旋の力を加えた刺突技。
パァアッン!
この大技4連続を1点集中で受け、巨人の右足は、膝から下が砕け散った。
片脚を喪い、バランスを崩した超・ゴーレムは倒れてしまう。
「マーニャさん!爺さん!今だ!!」
「…うむ!」「O.K!!」
2人が魔力を練り上げ、同時に唱えるは、
「メラミ!」「ヒャダイン!!」
巨人な炎の球と氷の結晶が、片膝を着いた体勢の煉瓦造りの巨人に向けて放たれた。その炎と氷の属性の魔法は、寸分狂わず同じくタイミングで、超・ゴーレムの胸元に直撃。
相反するエネルギーを同時に受けた、その融合された魔力の塊の作用により、その部位が跡形も無く消滅…
弩っ轟々々々々々々々々々々々々怨!!
…する事無く、その対極のエネルギーは互いに反発し合い、相殺される事も無く暴走、先程の集団爆裂魔法(イオナズン)級以上の、大爆発を引き起こした。
そして残ったのは…
「こりゃ、流石に再生不可能だろうな?」やはり先程以上に粉々になった、ゴーレムの残骸だった。
「フィーグ!凄いじゃないの!」
「ふむ。フィーグ殿の引き出しの多さ、このブライ、改めて感服しましたぞ!」
その戦果から、マーニャさんと爺さんが、俺の元に駆け寄り、俺発案のネタ(アイデア)を褒め称えてくれたのだが…
「ま…まぁ…ね。」
…言えねー。
実は、全く別の効果を狙ってました…なんて、今更言えねー…。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「ん、王道パターンだなぁ。」
「そんなパターン、要らないし!」
…巨大ゴーレムを斃し、改めてグループ編成して、僕達は城内に進軍したのですが、部隊全員が この広いエントランスホール迄入城した時、
バタン!
「「「「「「「!!?」」」」」」」
玄関の巨大扉が いきなり勢い良く閉まり、開かなくなりました。
早い話、閉じ込められた形です。
「何となく読めてました」と言いた気なフィーグの台詞に、つい突っ込んでしまいましたが、それなら一番最初に言っておいて下さい!
…てゆーか、「王道」って何ですか?
「おい、引き締めとけよ…!
王道パターン・其の弐が、おいでだぜ?」
…え?
フィーグさんの台詞に、「何?それ?」と問う前に、僕達の前に大量の…恐らくは その数、100を超える魔物の群が、いきなり姿を現しました。
それは魔法転移してきたのか、それとも新たに『生成』されたのか…?
「来るわよ!回復要員の人達は退がって!
それと、誤射や誘爆を避ける為、弓と調整の利かない広範囲魔法は使っちゃダメ!
さあ、ガンガン行くわよ!!」
『『『『ぎっしゃあーっ!!』』』』
アリーナさんの掛け声が狼煙となったのか、この広いホールで、敵味方入り乱れての大混戦が始まりました。
≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫
「飛燕剣!」「覇極流千峰塵!」「ブルクラッシュ!」「太陽灸!!」「ミヅチ!」「火炎斬り!」「大・切・断!!」「ヒャダルコ!」「メテオ・ストライカー!」「カットイン!!」「銀河火弾拳!!」「龍撃羅刹斬!」「真空斬り!」「神砂嵐!」「薪割りダイナミック!!」「五月雨斬り!!」「ソニックブーム!」「猛虎落地勢!!」「ベギラマ!!」「メラミ!!」「花鳥風月!」「剣閃!」「回転撃!」『大嘘憑き!!』「アクセルスナイパー!!」「絶・天狼抜刀牙!!」「ハードヒット!」「喧嘩ボンバー!!」「強撃!」「バギマ!」「アパンチ!」「霞二段!」「隼斬り!」「廬山漆星龍珠!!」「ドルフィン・ブロー!!」「3年殺し!!」「削岩撃!!」「衝突剣!」「国士無双十三面!!」「水流剣!」「ダークネス・イリュージョン!!」「ファイア・ボルト!!」「鶴嘴千本!!」「スマッシュ!」「秘技・中心脚!!」「乱れ雪月花!」「「スカイラブ・ハリケーン!!」」「兜割り!」「マジ殴り!」「龍尾返し!」「豪爆斧!」「真・アル・フェニックス!!」「クラップ・スタナー!!」「「バルス!!」」「サンダー・ファイナル・スラーッシュ!!」
この数分?数十分?に渡る戦闘は、その場の全員が出し惜しみする事無く、各々が次々と己の持つ必殺技や魔法を繰り出し、更にはアリーナさんの その場その場での的確な指揮も有ったからか、何と死傷者0で終了したのでした。
そして…
「また、全てが跡形も無く消滅…か。」
この斃した魔物達は全て、フィーグさんやマーニャさん達の云う処の、ホムンクルスというヤツみたいで、その死骸は また、塩の塊みたいになったと思えば、消滅してきいました。
「まあ、城を取り戻した後の後始末を考えたら、そっちのが楽かもな、姫さん?」
「クス…そうね…」
…そっちのが心配なんですか?
「皆 聞いて!第11~20チームは此の儘、お城の1Fを捜索、魔物を発見したら確実に撃破、生存者が居たら保護して頂戴。
そして第1~10チームは、上のフロアに進みます!」
念の為…この小説内にて、転生者は現状、フィーグ、バルログ、カノン、ネネの4人だけです。
多分、これからも増える事は無いです。
‡‡‡‡‡‡【次回予告!!】‡‡‡‡‡‡
次回:真に導く者
『錬金術師!バルザック!!(仮)』
乞う御期待!!
コメントよろしくです。