真に導く者   作:挫梛道

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加筆修正しました。


古代遺跡の守護者(ガーディアン)!!②

「「すっ、スクルトォっ!」」

 

古代遺跡の最深部に勇者一行が足を踏み入れた瞬間、侵入者を排除するが如く現れたキラーマジンガ。

その明ら様に鬼畜な攻撃力を持つであろう風体に、クリフトとホイミンが慌てて馬車の中からソロ達に、防御力アップ魔法の重ね掛けを唱える。

 

「トルネコさん、とりあえず馬車を、この広間から出して下さい!」

「は、はいな!」

ソロがトルネコに、馬車の避難を指示。

馬車は まさしく機械仕掛けの魔神が その機能を、その巨体を、十全に活かす為だけに造られたかの様な、巨大な広間から脱出すべく、出入り口を目指す。

 

Gyuooooon…

しかし その行動は、結果として悪手となってしまう。

キラーマジンガは、この場を去ろうとする馬車を感知すると、全力で走る黒鹿毛に狙いを定めて突進。

 

「ベギラマ!」

「バギマ!」

「ヒャダルコ!!」

それを馬車の後ろ扉から、マーニャ達が魔法で応戦するが、その装甲は魔法耐性がある金属素材で出来ているのか、大した足止めには ならない。

そして遂に鈍色の機体に追いつかれ、荷屋に その凶刃が振り下ろされようとした その瞬間、

「走れ、雷光!」

まさしく電光石火…ソロが振り翳した雷鳴の剣から迸る稲妻が、キラーマジンガに直撃、雷撃属性の攻撃には耐性が無いのか、ほんの一瞬だが動きが止まり、その隙にパインウインドの引く馬車は、広間から抜け出すのに成功する。

すると機械仕掛けの殺戮兵器は、馬車を追撃不能と分析したのか、深追いする事無く、何事も無かったかの様に再び広間に残ったソロ達の方に顔を向けると、そちら側に突撃を仕掛け、

「おわぁ?!」「きゃあっ!?」」

左右に持った剣と棍棒を豪快に振り回してフィーグとアリーナを吹き飛ばし、更には蛇腹の管の様な腰を軸に、上半身を回転させると

「ぬおぉっ!?」「うわぁっ?!」

ライアンとソロに対しても、両手の武器を振り上げて、同様に吹き飛ばす。

 

「うぅ…こ、これでも僕達…」

「結構、強くなったつもりなのに…」

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

ゔ…

ブランクから、「超強力な魔物がいる」とは聞いてはいたが、それが、まさかのトラウマの代名詞、マジンガ様だったとわ…

ソロと姫さんに対しても旅の途中、それなりに戦いをこなしてきた中で身に付けた自信を打ち砕き、トラウマを与えてしまった様だぜ…?(笑)

いやいや、『(笑)』とか言ってる場合でわない!

 

 

「フィーグさんとアリーナさんは右から、僕とライアンさんで左から攻めていきましょう!」

そう思っていた矢先、ソロが冷静に指示を出してきた。

 

「うむ!」「分かったわ!」

それに対して姫さんも、さほど折れた様子も無く応え、身構える。

…前言撤回。

ソロも姫さんも、全くという訳では無いだろうが、思った以上に凹んではいないみたいだ。

ライアンに至っては、想定外の強敵との遭遇は、常に想定済みな様で、最初から動じている様子は まるで無い。

この辺りは、流石はバトランド王宮戦士団の一員と云った処か。

 

「喰らわしてやるぜ!!」

そして俺も、このキラーマジンガの事は、それなりに識っている心算、戦闘突入の時点で、ある程度 無双されるのは織り込み済み。

確かに いきなりのトラウマジンガ様の登場に、少しだけ、ほんの少しだけ驚きはしたが、今更 動揺も凹みもしていない。      

「行きます!!」

「応!!」「ええ!!」「うむ!!」

ソロの掛け声に二手に別れ、同時攻撃を仕掛ける。

 

「大・切・断!」

「一閃突き!!」

「鴎返し!」

「爆裂拳!!」

ガキィッ!

「硬っ!?」

しかし、ライアンの攻撃が偶々、会心の一撃になりはしたが、その絶対的防御力の前に、俺達の攻撃は文字通り刃が断たない。

「コイツ、硬過ぎだよ~!」

その硬さは、姫さんでさえブーたれる程。

まるで金剛石(ダイヤモンド)モードになった、とある悪魔の将軍様の様だぜ。

 

Gyuooooon!!

バキバキィッ!!

「「「「うっわあああっ!!」」」」

そして直後、またしても腰部を軸にした上半身の旋回攻撃で、俺達4人は纏めて吹き飛ばされた。

 

(T△T) 安西先生、試合終了しそうです…。

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

「え~い、メラミ!」

BOowa!!

 

一方その頃、マーニャ達はキラーマジンガの暴れっぷりに引き寄せられたかの様に やってきた、マヒャドフライの大群と交戦していた。

マーニャやブライ達は、初見の魔物で知る筈もないが、その特性を知っていたホイミンが戦闘開始と同時に【マジックバリア】を唱え、その名の由来となる、強烈な氷の呪文によるダメージを最小限に抑える。

 

そしてクリフトとトルネコが、各々が手にする細剣と十露盤で攻撃を加え、再び氷結呪文を唱えようとした青紫の蠅に、ブライが手に持つ魔封じの杖に込められた呪力を放ち、其れを封じ込めた。

そしてミネアの引いたタロット…『魔術師(マジシャン)』のカードが炎を呼び起こし、更には その炎に併せる様、トドメとばかりにマーニャが

「ベぇギラマあ~っ!!」

広範囲に炎の帯を飛ばす。

 

BuOoooohwa!!

双子の姉妹が放った炎は、魔物の群れを包むと巨大な炎の壁を作り上げ、マヒャドフライを殲滅掃討。

「あ゙ーっ、1匹、仕留め損なった!」

…とは成らず、1匹だけ、難を逃れた異形の蠅は逃げるのか、或いはキラーマジンガに加勢しようとしたのか、ソロ達が戦っている広間に入って行った。

 

 

PiPi…

ボォウ!!

しかし、そのマヒャドフライは、接近を感知したキラーマジンガに顔を向けられると、その赤く光る単眼から放たれた真紅の光弾を受け、一瞬にして灰すら残らず燃え尽きた。

        

「マジかよ…」

近寄る者は、人だろうが魔物だろうが、無差別に攻撃する、古の殺戮兵器の その働きっぷりに一瞬立ち竦み、動きを止めるフィーグ。

Byuun!!

「…!!?しまっ…!!」

その僅かな隙を突かれ、尻尾に附いている巨大ボウガンで、右脚を貫かれてしまう。

                   

「フィーグ!」「「フィーグさん!!」」

そんなフィーグに、マーニャとミネア、そしてホイミンが慌てて駆け寄る。

                   

「大丈夫ですか?ベホイミ!」

「皆さんも!ベホマラー!!」

ミネアがフィーグに、更にホイミンが全体回復の魔法を唱え、

「メラミ!」

マーニャが敵に向け、自身の手持ちで、最も大ダメージを与えられる呪文を放つ。              

Buuoouwa!!

その巨大な火の球は、キラーマジンガの顔面部分に直撃、

「どーだぁ!」

ドヤ顔のマーニャだが、この敵には期待通りのダメージは与えられず、

「え゙っ!?」

逆に顔を向けられ、完全に攻撃すべき対象として認識されてしまう。

 

「ひぃええええぇ~っ!?」

顔前に棘付きの棍棒が迫る中、女性としては、少しばかり はしたない悲鳴を上げる褐色の美女。

ドッガァアアアアッ!!

「あ~、全く、世話の焼ける!」

しかし、その直撃したならば、痛恨の一撃となっていたであろう攻撃は、寸での処でフィーグがマーニャを抱きかかえて回避。鉄の塊を叩き付けられた石畳が周囲に破片を撒き散らし、多少なり被弾する物の、最悪の事態は免れる。

 

「うぅ~、フィーグ、大胆…

てゆーか、お姫様抱っこされるの、初めてかも…♪」

「んな事を言ってる場合じゃない!」

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

「…………………………………………。」

はいはい、お姉さん、そんな顔しても、駄目なモンは駄目ですからね。

それから其処のボクっ娘、目をキラキラさせて此方を見ない。

お姫様抱っこの状態から地面に降ろすと、凄く名残惜しそうな顔をしているマーニャさんを、ホイミンと一緒に馬車まで退がるようにソロが指示。

去り際にホイミンが、俺達に改めてスクルトとマジックバリアを施してくれた。

 

 

「クリフト!」「は、はい、姫様!!」

そして薬箱…失礼、ホイミンの代わりに姫さんが回復要員として、クリフトを呼び込む。

 

マジンガ様を中心に、右サイド前衛…姫さん&ライアン、後衛、クリフト。

左サイド前衛…ソロ&俺、後衛、ミネアさんの布陣を組む。

 

「あの、上半身を回転させての攻撃と、眼から出る呪文?…アレだけは、何としても避けましょう!

2チームが交互に、間合いに入っては攻撃と離脱を繰り返す形で!」

「「はい!」」

「分かったわ!」

「了解!」

「承知!」

ソロが指示を出し、それに添う様に戦闘をこなしていく。

ミネアさんとクリフトは、通常は防御に徹し、いざという時に回復呪文を唱えるパターンだ。

キラーマジンガは基本、全体攻撃…広範囲に渡って複数人に1度にダメージを与える攻撃方法を持ち合わせていないから、何とかコレで、繋いでいける。

尤も それでも、眼から放たれるビームと、恰も別の生き物みたいに動いている、尻尾の先のボウガンによる攻撃は、常に注意していないといけないのだが、

「ふがーっ!!」

ライアンが その厄介な尻尾を根元から、普通なら両手持ちで扱う大剣、バスタードソードを片手で軽々と振り抜き、斬り落とした。

そして更に、

ガシィッ

「でやぁ!二重の極み!!」

バキィ!

機械神の繰り出す棍棒による一撃を、ライアンが大剣で受け止めた瞬間、姫さんが その棍棒を狙っての武器破壊が成功する。

                   

「今がチャンスです!ガンガンいきましょう!!」

「ええ!」「うむ!!」「らじゃ!」

ソロの呼び掛けに、俺達 物理攻撃組は それぞれの言葉で応じ、鈍色の破壊兵器に各々の武器を携え、挑み立ち向かっていく。

                   

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

バキィッ

「うっわぁ~っ!?」

「ソロっ!!」「ソロさん!?」

その後の交戦中、キラーマジンガの、武器を失った左手から繰り出された裏拳の様な横殴りが、ソロを襲った。

「うぅ…」

ドラゴンシールドでのガードで直撃は免れたが、その衝撃を受け流す事は出来ず、巨大な広間の中心付近から、広間の端、壁際まで吹き飛ばされ、その途中、雷鳴の剣を手放してしまう。

 

だが、古代遺跡の守護者のターンは、それで終わりではない。

「ぐはっ!」

「ぐほっ!!」

フィーグとライアンを、残った武器…右手に持っていた剣を両手で持ち直してのフルスイングで相次いで蹴散らすと、

PiPi…

赤い単眼をアリーナに向けて妖しく光らせ、この戦闘途中、マヒャドフライを一瞬で焼き尽くした真紅の光弾を再び放つ。

「きゃあああああああああっ!!」

武闘家の勘なのか、弾道を見切っての回避を試みるアリーナだが、僅かに速さが及ばず、放たれたレーザービーム(この世界に其の様な単語は存在しない)は お転婆姫の右肩を貫いた。

その激しい激痛で、アリーナは意識を失い倒れてしまう。

 

 

「ひ、姫様ぁっ!!」

即座にクリフトが駆け寄り、呪文による回復を始めるが、その刺突と火炎属性の攻撃を同時に受けた様な傷口は決して浅くはなく、完全に傷を癒やすには、今のクリフトの力量では時間が掛かり過ぎた。

 

Gyuooooon…

そして そんな2人に不気味な駆動音を鳴らして近寄る巨体が、両手持ちの剣を ゆったりと頭上に掲げ、一刀両断する構えを見せる。

 

「あ…嗚呼…」

そのスローな動きは、創った者によって設定された指令に従い、侵入者を速やかに確実に排除するだけの筈の、感情を持たない殺戮機械兵器ではなく、まるで弱った獲物を甚振るのを楽しむ肉食獣の様だ。

 

 

「アリーナさん…クリフトさん!」

「アリーナ殿…クリフト殿…」

「…姫さん!!クリフトぉっ!!」

ライアンとフィーグは、まだ先に受けたダメージから起き上がれず、ソロはフォローに駆け付けるには距離が有り過ぎる。

 

「アリーナ!」「姫様ーっ!!」

「「アリーナさん!クリフトさん!!」」

馬車に待機しているメンバーに至っては距離的にも無論、ミネアが駆け付けた処で被害が拡大するだけ。

 

 

「姫様!スカラ!スカラ!スカラーッ!!」

 

もはや此迄…

覚悟を決めた神官の若者が、目の前の敵に背を向け、自身の主の前に立つと、彼女の身体を起こして、巨大な刃から庇う様、自らの体を盾にするかの如く抱き締める。

更には守備力増強の呪文を、自らでなく、守るべき主に向けて掛け続けた。

全ては主が生き残る可能性を、僅かでも上げる為…

それは臣下としての忠義故か、それとも、別の何らかの感情が働いたのかは本人しか…否、本人でさえ解らないかも知れない。

 

 

そして遂に、キラーマジンガの凶刃が勢い良く振り下ろされ、クリフトの背中を貫かれるかと思えた その時、

「止めろぉーーーーーーーーーーっ!!」

カッ…                

ソロの右掌から強烈な雷が放たれ、殺戮魔神に直撃。

カラーン…               

その雷により、キラーマジンガは動きを止め、持っていた剣を床に落とす。

                  

雷撃系呪文ライデイン…

以前、きっかけはアレであったが、マーニャはレベルアップではなく、感情の高ぶりが原因によって、メラ系の上位呪文であるメラミを習得した事があった。

今回のソロも、仲間を死なせないという想いを起爆剤に、自身に秘められた能力(チカラ)を覚醒させたのだった。

 

「ソロ!もう1発くれてやれ!

クリフトは姫さん抱えて早く逃げろ!」

「は、はい!ひ、姫様、失礼します!!」

フィーグの指示に、クリフトは未だ目を覚まさないアリーナを文字通り、お姫様抱っこすると、馬車に避難する。

その際にブライが、何か凄く言いた気な渋い顔をしているのだが、状況が状況だけに、何も言えないと云った感じだった。

 

「ふぇ~ん!良かったよぉ~っ!!」

マーニャも普段なら間違いなく、こういう場面ならクリフトを弄りに走る筈が、まだ全てが終わった訳でもないのに、純粋に仲間の無事を泣いて喜んでいる。

 

 

そして…

「ライデイーン!」

カッ…ドッゴォーッン!!

ソロは覚えたての、勇者の代名詞…勇者の証と言っても良い呪文を放った。

 

GyuooO…

機械に雷撃は相性が良いのか、キラーマジンガが動きを鈍める。

 

「チャンス!今なら…!!」

ここで、漸くフィーグが槍を杖代わりにして立ち上がると突進、

「ブラッディー・スクライドーーッ!!」

ザッバァッ!

今迄、なかなか入れなかった敵の懐に入り込むと、至近距離から螺旋の力を加えた刺突技を、蛇腹の腹部に炸裂させ、上半身と下半身を完全に分断し、

ドサァ…ガッシャーン…!!

その一撃が原因であろう、今迄 浮遊していた機体…2体のパーツは、その力を失ったかの様に床に堕ちる。

 

Gyuooo…

それでも既に動く事も出来ず、武装も無く攻撃の術を持たない球状の下半身は兎も角、上半身は腕だけで這う様に動く。

それは開発者のプログラムなのか、或いは仮初めのボディに宿った何者かの魂でも存在するのか、排除すべき敵を探索するかの様に、首を動かす。

 

「ソロ!お前が決めろ!」

「は、はい!!」

フィーグの言葉にソロは、手放していた雷鳴の剣の元に駆け寄り、其れを拾うと、

「…轟け、雷よ!…ライデイーィン!!」

カッ…

その剣に宿る雷の力に、自身が魔力から練り出した雷撃を上乗せして、横凪ぎの構えから、刀身に宿った雷を一気に敵に撃ち放つ。

 

ドッゴグガァアアアアーン!!

這い寄るキラーマジンガに超強大な、渦を巻ながら一直線に迸る雷電撃を浴びせると、鈍色の機体は 連動していたのか、下半身と共に大爆発を起こし、跡形も無く消し飛んだ。

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

「はぁ、はぁ…や、やりました…!」

ポン…

「よくやったな、ソロ!」

「…フィーグさん…」

慣れない呪文、しかも恐らくは、魔力だけでなく、精神力も かなり消耗したのだろう、肩と言わずもがな、身体全体で息をしていると云う表現が ぴったりなソロの頭を軽く叩き、労ってやる。

 

「ソロさん、やりましたね!」

「ソロ殿、見事でしたぞ!!」

「はい、ありがとうございます!」

ミネアさんとライアンも駆け付けて、この激しい戦闘を締めた勇者に、労いの言葉を投げかける。

              

「ソロー!フィーグー!!」

「ソロ殿ー!」

「ソロさーん!」

そして、マーニャさんや旦那達も馬車で、此方に向かって来た。

 

 

「…それにしてもソロさん、最後のアレ、凄かったですね?」

「はい!雷の魔法を ずっと剣に宿らせるのは難しいだろうけど、僅かな時間なら…と思って やってみたんですが、想像以上に上手く行きました!」

「へ~、閃きってヤツね…?

やるじゃん、ソロ!」

ホイミンやマーニャさんが、ソロの決め技を褒めまくる。

本当に大したヤツだよ…全く。

 

「あ、フィーグさん?」

「ん?」

「あの技、フィーグさんが名前付けて下さいよ~、こーゆーの、フィーグさんのが得意でしょ?」

……………………………………………。

ん~、別に良いけどさ…

ギガ〇レイクや、ライデイン〇トラッシュとも違うよな…。

そもそもギガデインじゃないしー。

 

「…ん~、そうだな…

【Thunder Final Slash】…どーよ?」

「おぉっ!!

何だか かっけー!それ、採用です!!」

 

≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫≫

「この扉の先ですか…」

「魔法施錠(マジックロック)されていますね…」

キラーマジンガとの戦闘を終え、改めて、天空の鎧を隠したと云う、部屋の前に立った俺達。

 

魔法施錠か…

ふっ…だったら、俺の出番だな。

実は この洞窟を目指す前の日、王都の教会の魔法陣契約で【開門(アバカム)】を覚えていたのさ!

 

「皆、俺が開けるから、下がってt「二重の極み!てぃやーっ!!」

バッキイィッ!!

「さあ、鍵は開いたわ、行きましょ!」

 

 

でっすよねー…。

 

 




≫≫≫≫≫≫≫次回予告!!≪≪≪≪≪≪≪

いや、まさかクリフトが、彼処まで大胆な行動に出るとわ…
今回は、クリフト大活躍(?)だったな~!
しかし それで、改めて思ったね…

何故…何故、この世界には、スマホが無いんだ!?
そうは思わないか?カ〇マ君?〇村さん?

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
マジンガ様との激闘の末、姫さんのアバカム(物理)で開かれた扉の先で、俺達を待っていたのは…

次回、真に導く者:『天空の鎧(仮)』
乞う御期待!!
コメントよろしくです。
 

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