僕の初恋の相手は姉貴だった。

初恋と言っても小学校低学年ぐらいの頃だ。

何故こんな大胆告白をしたかというと。

 これから僕が語る物語において姉貴は必要不可欠な存在だからである。

僕の姉貴は少し変わってる。

容姿端麗、文武両道。

簡単にいえば大抵の事は普通の人より秀でている。

 だけど姉貴には普通の人とかなり違う所があった。

姉貴は吸血鬼だった。

 だからといって僕も吸血鬼というわけではない。

母親が吸血鬼、父親が人間。

姉貴は母親の血が色濃く流れていて、僕は父親の血が色濃く流れている。

 つまり二人ともまるっきり吸血鬼というわけではない。

 だから、僕にも少しは吸血鬼の特性が残っている。

 それはいずれ話すことになるだろう。

 そんなこんなで送る。

僕と

 姉貴の

 非日常
  天まで届く羽―始まりの朝―()
  天まで届く羽―前兆―2016年05月01日(日) 19:44
  天まで届く羽ーわずかな異変ー2016年05月09日(月) 19:39
  天まで届く羽―会長のお宅訪問― 2016年05月15日(日) 12:00
  天まで届く羽―大きな異変―2016年05月22日(日) 12:00
  天まで届く羽―覚醒―2016年05月29日(日) 12:00
  天まで届く羽―犯人特定?―2016年06月05日(日) 12:00
  天まで届く羽―夢呼び雀―2016年06月12日(日) 12:00
  天まで届く羽―悪夢からの解放―
X(Twitter)  ▲ページの一番上に飛ぶ