真・恋姫†無双 一刀立身伝(改定版)   作:DICEK

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第029話 反菫卓連合軍 合流編③

 

 

 

 

 武装して走るというのは存外に体力を消耗するもので、普通にそれができるようになるだけでも相応に時間を消費する。その上で集団行動の調練をさせられていること、新兵という単語から練度はそれ程でもないと一刀でも判断できた。実際走りながら観察して見ても、指示を受けての彼らの動きには大分淀みがあった。まさに新兵というもたつき具合はこれが味方と思うと不安極まりないが、これが敵だと思うとただのカモである。

 

 走って突っ込んでくる一刀たちに、敵は迎え撃つという選択をした。槍でもあれば話は変わってくるのだが、持っている武器は全員が同じ木刀でただ待っていることにメリットは少ない。敵の指揮官もそれは分かっているのだろう。待ちを続けながらもこちらを包囲するべくじわじわと展開を続けている。数の有利に任せて押しつぶそうという意図が透けて見えた。

 

 別にそれは悪いことではない。多数を用意できるのであれば一刀でも同じ判断をしただろう。多数で囲んで一方的にぼこぼこにするというのは荀彧も言っていた戦術の完成形の一つだが、それも迅速な運用があってこそだ。

 

「これなら狩り放題ですな」

「油断するなよ。まずは仕込みだ」

「了解でさ」

 

 ぶつかる直前、一刀たちは一斉に手に握り込んでいた砂を撒いた。この時代の位の低い兵士の装備で、目を完全に覆うようなものは期待できない。一刀たちを含めて誰一人として兜も被っていないのだから、目を狙って砂を撒けば目に入るのは道理である。

 

 まさか子供の喧嘩のような戦法を取られると思っていなかった敵の先陣は突然の事に動きを止める。それに後続が閊えて止まり、中央が止まったことで左翼右翼も動きが鈍る。一刀たちにとってのチャンスだった。動きを止めた連中に狙いを絞って攻撃を仕掛け、残りは包囲されないように周囲を牽制する。

 

「退くぞ。駆け足!」

 

 一刀の号令で全員が転進し、全力で駆け出す。『致命傷』を受けた人間は離脱するルールであるから、それを処理するのに手間取って敵方は即座に追撃できない。その間に距離は引き離されていく。こうなれば最初から仕切り直しと考えるのが普通なのだが、そう考えない人間が何人かいた。

 

 向こうの指揮官も待機と指示は出していたはずだが、それを無視して集団から離れ突撃してきた者が十人弱。いずれも気の短そうな若者だ。同僚が目に砂をかけられたことが相当頭に来ているのだろうことが解るが、これが悪手であることは一刀でも解る。数の有利を放棄してまで今することでは決してない。孫堅の性格を考えたら後で殺されはしないかと心配になるものの、今は自分たちの身の振り方だ。

 

 最悪、一人もひっかからないことも考えられた。考えなしが十人もいたことは一刀たちにとっては幸運である。

 

「部隊を二十ずつに分けて転進。左が俺。右が廖化。挟撃するぞ。ここで皆殺しだ」

 

 普段から練習していることでもあり、隊の分割も転進も相手方に比べてスムーズに行えている。調練というのはこういう時のためにやるのだな、と模擬戦とは言え実感できる。追いまわして一方的に殴りつける自分たちでも想像していたのか、一刀たちが転進してきたのを見て追っ手の十人弱の動きが鈍った。その上まだ一刀たちにむけて走り続けている。即座に転進して本隊に合流すればここで痛い目を見ることもなかったのだろうが、ここでも判断の遅さ、鈍さが出た。

 

 距離はまだ離れていた。その時点で走っていれば訪れた再起の目も、相手に準備ができてしまえばできない。そもそも一刀たちの方が足が速いのだ。出足に差が出てしまえば、距離を詰められるのは自明の理だった。走って距離を詰め挟撃。何やら罵詈雑言を吐いてくる連中を一方的に囲って戦闘不能にし、改めて敵方との距離を測る。

 

 一刀たちが一方的な攻撃をしている内に、敵方本隊は態勢を整えていた。味方がやられたことが効いたのか最初に見たよりも固い陣容になっているように見える。雰囲気もいくらか引き締まっていた。最初からこれができていれば一刀たちももう少し苦戦したのだろうが、今の時点でこれをやるところまで含めて遅い。

 

 一刀たちは合流して陣形を整えると、再度駆け足で突撃を開始する。敵方は緊張した面持ちで一刀たちから視線を逸らさずにいる。つまりは誰も周囲を警戒していないということだ。

 

 突然、敵方の背後から雄叫びが上がった。

 

 砂を撒いて逃げる時に少しずつ離れて行った団員が合流。十人の集団になって背後から奇襲をかけたのだ。百人を超える集団に十人というのも多勢に無勢が過ぎるが、それでも奇襲には違いない。ありえない奇襲を受けて浮足立つ集団に、一刀たちは今度こそ突撃をかける。

 

 ここで受け止めるという決意をしていたのに、奇襲によって意思を挫かれた。時間があれば立て直しもできただろうが、一度萎えた気持ちというのは即座に戻るものではない。腰の据わっていない新兵などいないも同然だった。殺気満ち溢れる一刀たちの突撃を受けたちまち総崩れに陥る。

 

 模擬戦中止の指示が孫堅から出たのは、それからしばらくしてのことだった。無事な人間を集計すると、一刀たちが四十五人なのに対し、敵方は九十八人。五人の犠牲で百人をやった計算になる。新兵と訓練された兵と考えれば妥当な結果と言えなくもないが、その新兵の調練をさっきまでしていたのは選りに選って孫堅だ。

 

 少しは花を持たせた方が良かったかと後悔したのは、人でも殺しそうな表情の孫堅に呼び出され、前に立たされた時だった。孫堅の隣に立つ妙齢の美女は、孫堅の殺気に青い顔をしている。長く一緒にいても慣れないのなら生きた心地のしない職場だろうなと、一刀は完全に他人事に考えていた。

 

「何か言うことはあるか?」

「お見苦しい所をお見せしました」

「ほう? 何が見苦しかったのか言ってみろ」

「はい。俺の想定よりも五人も犠牲が多かった。無傷で完勝するところをお見せできずに申し訳ありません」

 

 だが考えていることとは逆に、一刀は孫堅を煽っていく。怖い物知らずの若造の発言に、孫呉陣営は色めき立った。主に対して無礼な、というノリではない。この小僧命が惜しくないのかという純粋な心配の雰囲気である。一刀の発言と部下たちの心配を受けて、案の定孫堅は青筋を立てた。左手は既に鞘を握りしめており、右手は握ったり開いたりを繰り返している。

 

 何かあれば抜き打ちが飛んできそうな気配であるが、一刀はそれに気づかないふりをした。生きた心地がしないし、見た目程余裕がある訳でもない。

 

 できることなら今すぐ謝りたいのだが、郭嘉たちの想定問答の通りに概ね事が運んでいる以上、このキャラを崩す訳にはいかない。完全にとはいかないまでも結構な部分が演技でしたとなれば、冗談でも何でもなく首が飛んでしまう。一刀とて命は惜しく、自分の振る舞いには仲間の将来がかかっていた。怖いからなんて理由で腕を引っ込めるなんてことはあってはならないのだ。

 

「今度は俺から聞こう。なぜ砂を撒いた。普通にぶつかっても勝てたように見えたが」

「それは犠牲を厭わない場合です。死力を尽くして戦えば確かに二百全てを討つことができたでしょう。しかし、犠牲はもっと酷いものになっていた。全数は十を割りこんだかもしれません」

「それでも勝ちだ。死ぬ訳じゃない。その方が俺に受けが良いとは考えなかったか」

「結果として犠牲を伴うのであればまだしも、より多くの犠牲を前提に兵を動かすことはできません。それにこれで終わりという保証はない。死力を尽くして戦った後、さらにもう一戦となったら孫堅様の前で無様を晒していたでしょう。ですので、なるべく犠牲の少なくなる方法を選ばせていただきました」

 

 砂を撒くことが最悪の受けになることは、考えていない物言いである。それくらいならば受け入れるという確信に近いものが一刀たちにはあった。これが曹操や袁紹であれば某かの物言いがついただろう。程度の差こそあれ名前が売れている人間は勝ち方に注文をつけるものであるが、軍団の気風からか他の武将たちに比べて孫呉は特にその辺りが大らかである。

 

 それでも卑怯者と後世にまで残るような振る舞いには物言いがつくだろうが、この程度ならばという話である。事実孫堅を始め、兵たちにも砂を撒いたこと自体を咎めるような雰囲気はない。何か言いたそうなのは実際に一刀たちと戦った新兵たちくらいのものある。

 

「その意気やよし、と認める。お前の条件を全て飲んでやろう。精々武者働きをしてみせろ。よく働いたらその分報酬には色を付けてやる」

「ありがとうございます」

「思春。こいつの部隊はまるごとお前に任せる。軍師の配分については冥琳と相談し、最低一人はそちらで受け入れろ。いざとなったら本陣で預かるが、それ以外の時は使い倒してやれ」

「御意」

 

 孫堅の言葉を受けて進み出てきたのは美女とするか美少女とするか微妙な風貌の女性だった。切れ長の瞳と言いぶら下げた肉厚な刃と言いなる程孫呉らしい人だというのが第一印象だが、混沌悪といった巨乳具合だった孫堅他幹部に比べると中立中庸といった風である。

 

 だから安心という訳ではない。孫堅程の解りやすい危なさはないものの、風貌と言い武器と言い、いざという時にはやる奴だというのはひしひしと感じられる。もはやこの軍団には危険人物しかいないのだと割り切ることにした一刀は女性の前に歩み出て頭を下げた。

 

「北郷一刀です。姓が北郷で名が一刀。字と真名はありません。どうぞよろしくお願いします」

「甘寧。字は興覇だ。働きに期待する」

 

 見た目通り不愛想な女性であるが、差し出した手はちゃんと握り返してくれた。武人らしい無骨ではあるものの、手そのものは女性らしく小さい。身長も一刀と比べて頭半分くらいは小さい。

 

 いくら特定の人物が女性となり無双する世界とは言え、性別が女性であることに変わりはない。傑出した能力を持つのが女性であることが多いだけで基本、生物としての規格は男性の方が力強い。一般兵が男性ばかりなのが良い例だろう。眼前の甘寧も含めて突出した能力を持った女性の割合が現代と比べて高いというだけで、女性という種そのものに劇的な変化があった訳ではなく、また突出した能力を持った女性に解りやすい見た目の変化があった訳でもない。

 

 結果、女性らしい見た目は維持しつつも、ゲームのように敵を切り刻んでは吹っ飛ばし無双する女性というのが完成した。武人として優れた能力を持つ女性が、能力相応の見た目をしていたら男性として一刀は激しく落胆することになっていたに違いない。

 

 一体どうしてそういうことができるのか。シャンには『気』というものの扱いに対する習熟がどうしたと難しい説明を受けたが、何時間も解説を受けて理解できたことは、自分がゲームのように無双するのは不可能だということだけだった。

 

 いずれにせよ自分の上司が喋るメスゴリラでなかったことを一刀は素直に神に感謝した。これから行くのは戦場である。上に求めるべきはまず能力であって然るべきだろうが、どうせ一緒にいるなら美女美少女の方が良いというのは男性陣共通の見解だ。

 

「じゃあな。俺は今日はもう飲んで寝る。祭、雪蓮。ちょっと付いてこい」

 

 祭と呼ばれた美女は粛々と、孫策はえ、と微妙に嫌そうな表情を浮かべて孫堅に付いて行った。大将がいなくなったことでその場は三々五々解散になる。一刀はそのまま甘寧に従って彼女の部隊がいる場所へ移動する。新兵が加わる時期であるため、部隊の人数が増えることはそう珍しいことではないが、ある程度調練が済んだ兵がまとまった数、しかも軍師付きでやってくることは孫呉軍が移動してから初めてのことである。

 

 色々と聞きたいことが普段からあったのだろう。甘寧などは移動の最中から郭嘉を捕まえて議論を交わしている。三人選択肢があったのにも関わらず敢えて郭嘉に質問する辺り、甘寧の生真面目な性格が伺えた。

 

 やがて、甘寧隊の本陣に到着した一刀は居並んだ兵たちを見て微かに眉根を上げた。孫呉の兵は気性が荒いことで知られているが、それを象徴するように皆人相が悪い。一刀団の中核を担っている面々も元盗賊だけあって悪党面が揃っているが、甘寧隊はそれ以上だった。

 

 気の弱い雛里などぷるぷると震えて一刀の背に隠れてしまっている。その背をよしよしと撫でながら、一刀は甘寧に問うた。

 

「調練も一緒ということでよろしいのでしょうか?」

「特別扱いしろということか?」

「いえ、基礎からやりなおせと言われることを危惧しておりました」

「先ほどの模擬戦は私も見ていたが、あれなら問題あるまい。五百の指揮はお前に任せる。移動の際の並びは調整せねばならんから、これから百人隊長以上を集めて会議だな。軍師の中から誰か一人出席してほしいのだが――」

「それなら私がやりましょう。風は団の調整をお願いします」

「承りました」

 

 程立がのんびりした調子で受け、一刀団の面々を引き連れ指定された場所まで移動させる。悪党面の集団も何のそのだ。懐からいつもの飴を取りだした程立は緊張感などとは無縁の表情で陣内をずんずん進んでいく。

 

「どうかしましたか? 甘寧殿」

「…………いや、孫呉にはいない気質だと思ってな」

 

 確かに強面の集団の中で程立のお人形さんのような風貌はかなり目立つ。雛里のようにおどおどしていれば素直に可愛げがあると表現できるのだろうが、飴を咥えながら団員を従えすたすたと歩く様は異様な光景と言えた。

 

「まぁ良い刺激にはなるだろう。私の隊の人間は皆勇猛ではあるのだがな、座学を嫌って困っていたのだ」

「それは良いことを聞きました。縛り付けてでも軍学を叩きこんでみせますのでご安心ください」

「頼もしいな」

 

 短く褒められた郭嘉は、どこか得意げな表情でいる。やり取りが短く済むというのは、郭嘉にとっては理想だろう。将軍であるのだからある程度は軍学を修めているはずだ。簡潔にやり取りが済み、ある程度知識があって学ぶ意欲がある人間など郭嘉の大好物である。向こうからの強い希望がない限り、部隊に残すのは郭嘉だなと一刀は心に決める。

 

 その後も、甘寧と郭嘉の切れ間のないやりとりを横目に眺めながら会合のためのスペースに移動する。勿論会議室などという小洒落たものはない。集まった人間は開けたスペースに車座になって座っている。

 

 甘寧隊は五千人で構成されている。隊長である甘寧が千人隊長の一つを兼ねているため、彼女以外には四人の千人隊長がいる。その千人隊長が各々副官と配下の百人隊長を連れてやってきているのでざっくり五十人以上の人間がそこに集まっていた。

 

 居並んだ強面連中の前で、まず甘寧は一刀を紹介し自分の部隊に組み込むことにすると伝えた。部隊の中にも序列があり、指揮官が直接指揮する部隊は精鋭であることが多い。聞いた限りでは甘寧隊もその例に漏れない。新参の人間がいきなりそこに所属することに反感を憶えられないかと危惧したものの、甘寧の発表を受けた隊長たちは皆拍手で一刀のことを向けてくれた。

 

 予想外の好感触に目を丸くしていると、

 

「炎蓮様に堂々と物を言える兵は皆無と言っても良いからな。お前の態度は孫呉の中では一目置くに値するものだということだ」

 

 と甘寧が説明してくれた。一刀としてはそうするしかなかった故の行動だが、他人に評価されるのならば悪い気はしない。その後、移動する際の隊列の変更などが話し合われ、一刀たちの立ち位置と見張り番などのシフト調整が行われ、最後に一刀に話が向けられる。

 

「何か言っておきたいことはあるか?」

 

 漠然とした物言いに、一刀は試されていると理解した。居並んだ強面たちも一刀が何を言うのか楽しみにしている風である。何か受けを取りたいとまず考えた一刀だったが、彼らに何を言いたいかと考えた時、最初に浮かんだのは一つだった。

 

「俺は兵を挙げて以来、規律を重んじてきました。俺も仲間も誰に恥じ入ることのない行動をしてきたと自負していますが、それは兵を挙げてからのことです。いずれ知られることと思いますのでここで申し上げておきますが、俺の仲間には後ろ暗い立場の人間が何人もいます。褒められたことではないことを行い、官憲に追われたことも牢に入ったことのある人間もいます。ですが、彼らは心を入れ替えて俺と戦ってくれました。どうか、今の彼らの姿を見ていただければと思います。俺から言うことはそれだけです」

 

 下げた頭を上げると、腕を組み思案している様子の甘寧と目があった。続いて周囲を見まわすと全員が微妙な表情をしている。仲間の扱いは一刀個人の最大の懸念だった。言いたいことと言われれば間違いなくこれだったのだが、バカにされるのならばまだしもこんな顔をされる理由が解らない。

 

 小さく首を傾げると、甘寧が深々と溜息を吐いた。居並んだ全員を見まわし、大声を上げる。

 

「我が隊の新人はどうやら、我々が非常にお上品な連中と思っているらしい。良い機会だ。自分たちがどれだけ上等な人間か自慢してやれ」

 

 では自分から、と甘寧の副官が一歩前に出る。

 

「強盗をやり洛陽の地下牢に十年いました」

 

 ん? と眉根を寄せる一刀を他所に、隊長達は自慢を始める。

 

「十五年の労役を科せられましたが、五年で逃げてきました」

「金持ちの船を河水に沈めてやったら官軍に半殺しにされました」

 

 全員が全員、似たような過去を抵抗なく語っている。内容は当然褒められたものではないものの、語っている当人にそれを深く気にしている様子はなかった。それはそれで素晴らしいことではないのだろう。潔癖な人間であればこの時点で彼らを避けるかもしれないが、それをここで口にすることが自分たちへの大きな配慮であることは一刀にも理解できた。

 

「ちなみに私も孫呉に合流するまでは、河賊の頭領だった。今も当時の部下は私を頭などと呼ぶが、真似はするなよ」

「ご配慮に感謝いたします。頭」

 

 瞬間、一刀の腹部に拳が飛んでくる。膝をつきせき込む一刀の背中を見ながら、彼が不愛想だと思った若い将軍は小さく微笑みを浮かべた。一刀の我が身も顧みないノリの良さに、隊長たちも爆笑に包まれる。

 

「我々はお前たちを歓迎する。ようこそ、孫呉へ」

 

 

 

 

 


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