不憫な死神の記録帳   作:不憫な死神

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焼き芋カルデア

「芋を焼きましょう」

 

そんな一言から、このパーティー(イベント)は始まった。

 

 

「えっと...アルトリア?芋を食べたいの?」

「はい、芋が食べたいんです。...あ、ガウェイン卿が作ったようなモノではなく焼いた芋を食べたいんです。」

 

カルデアの最後のマスターが在住している部屋でそんな会話が聞こえる。

 

そこには、マスターの藤宮曜子と聖槍_ロンゴミニアドを持った騎士王、アルトリア・ペンドラゴンがいた。

 

「とは言っても...芋って言われても色々あるけど...」

「モードレッド卿から聞いたのですが、あの死神が焼いたサツマイモをくれたから食べてみたら美味しかったと聞いたので...是非私もと死神にじんも....話しをして(尋問して)サツマイモと場所、火種などを用意してくれるっと。」

「あのグリムリーパーがよく聞いたね...」

 

 

「えぇ、その場に黒い私が2人居ましたので、2人も話を聞いて興味が湧いたんでしょう。協力してくれました。」

 

アルトリアは誇らしげにそういう。

この時曜子は死神の身を案じた。

 

 

 

グリムリーパーが用意した場所は紅葉咲き乱れる場所だった。

どこか山の麓なんだろう。

周りは紅葉の木だらけで、落ち葉も多い。

 

「これから焼き芋パーティーを始めます。主催者はこの私、呪腕のハサンめがお引き受けします。何卒よろしくおねがいします。」

 

髑髏の仮面を被った黒い男_呪腕のハサンがそう言う。

 

「それでは注意事項をグリムリーパーに確認してもらいましょう。」

 

グリムリーパーと呼ばれた青年がハサンの隣に立つ。

...その目は死んでいる。

 

「...最初に火種を振り回さない。紅葉の木に燃え移って死ぬ。次にサツマイモが無くなった時の対処法は其処ら辺のエネミーが落とすから遠慮なくぶっ殺して奪え。後落ち葉集めすぎないで、終わり。」

 

「それではこれから焼き芋パーティーを始めます!各々別れてください!なお、班は紙に書かれている通りにお願いします」

 

 

 

Aチーム

 

「ねぇジャンヌ!焼き芋っていつ焼き終わるのかな?」

「まだですよ、それに今始まったばっか...あぁ!アストルフォ!今焼いてるんですから戻してください!!」

 

「ふむ、我と貴様とフランケンシュタインでエネミーを狩り、イモを集める、か」

「おう、...でもよ、なんでこのメンバーなんだ?」

「さてな...おいシェイクスピア、貴様、やる事がないのならばこちらを手伝え」

「いやいや!滅相もございません!私、これでも作家ですのでね、作品を作っているのですよ」

「うー...あー...」

「あぁはいはい、んじゃ行きますか!!」

「はははははははは!!我が愛は!爆発する!!」

 

Eチーム

 

「...おい、早くしねえか?さっさとしねえと始まらねえぞ」

「うぅ...でも!私がリーダーよ!!」

「いいえ!私よ!!」

「そこは勇者の私でしょ!?」

「ッチどうでもいいからさっさとしてくれないか?こちらも暇じゃないんでね」

「「「あんたは黙っててデトロイト!!」」」

「ッ!!」

「み、皆さん!みんな仲良く...!」

「あー、気にすんなパッションリップ、気にしたら負けだ。うん、そんな事よりグリムリーパー俺たちはサツマイモ回収班でいいよな」

「えぇ!?い、嫌です!何でロビンさんと一緒じゃなきゃ...!」

「俺は別にいいぞ。行くならさっさとしろおいアンデルセンお前もみてないで手伝え」

「お断りだ!!何故作家の俺が手伝わないといけない!!」

 

Sチーム

 

「ふむ、焼き芋とはまた風流よな」

「確かに、紅葉に囲まれながら焼き芋をする。私も一回やってみたかったんだ」

「おい、焼き芋はまだ焼けないのか?」

「こんな状態じゃなきゃ最高だけどな」

「貴様は黙ってサツマイモでも回収にしに行け槍兵」

「ならテメェも手伝え!!」

「私はこれでも焼き芋を見る方だから断らせてもらう」

「ッチ...テメェ、上手く自分が面倒だと思う方に逃げやがって」

「そんな事より早く行きましょう...私も、楽しみなので」

「じゃ、頑張ってちょうだい?そこの黒いセイバーも暇ならサツマイモを取りに行くの手伝ってあげたらどうかしら?佐々木もそうしなさい焼き芋は私とエミヤでやっておくから」

「では私もお供いたしましょう」

 

Zチーム

 

「ふふ、セイ...いえ今はランサーだったわね。」

「大丈夫ですアイリスフィール、約束された勝利の剣(エクスカリバー)を持っていた時の私ではないですが、お好きに呼んでください。」

「そう、ならそうさせてもらうわ!セイバー!楽しいわね!」

「はいそうですね」

「結局あの婦人は、セイバーで収まるのか」

「おおおおおおぉぉぉぉぉ!!ジャンヌ!!貴女は本当に麗しい!!やはりこのジルの目に狂いはなかった!!あぁ!もっと見せてください!!このジルに!貴女のご尊顔をおおお!!」

「こいつはこいつでもうダメだ。ック、誰か連れていけ!!」

「ック離せ!!離さぬのなら貴様らの肉片、いや血の一滴残らず消しとばして...!」

「Arrrrrrrr____!!」

「あ!!バーサーカーがキャスターとランサーを掴んで焼き芋ゲイザーに投げたわ!」

「ランサーが死んだ!」

「この人でなし!!」

 

 

Rチーム

 

「こら!ジャック!容易に火に近づかないで!」

「はーい、ごめんね?」

「全く...そこの2人も休んでないでサツマイモを集めなさい!自分の妹を見てみなさい!」

「あら?私達は戦えないサーヴァントよ?ね?(エウリュアレ)

「えぇ、そうねそれに女神に命令しないでくれないかしら?ね?(ステンノ)

「もう...あの子もあの子で大変ね」

(姉様達が見てる...頑張らないと...!)

 

犯罪者+αチーム

 

「何故ここだけ英語表記でなく、しかも犯罪者チームという名前なんだ!!」

「もしかすると、このαというのは私の事だろうね」

「ック、チーム名は良いとして何故シャーロック・ホームズも一緒なんだ!!」

「そこは気にしたらダメでしょ、この組み合わせ考えたのマスターっぽいしね?諦めましょうや」

「では私は焼く係で」

「えぇい!勝手に決めるな!私が焼く係だ!」

「...あれ?戦闘ってもしかして俺だけ?」

 

 

 

Aチームメンバー

ジャンヌ・ダルク

アストルフォ

ヴラド三世

フランケン・シュタイン

モードレッド

シェイクスピア

スパルタクス

 

Eチームメンバー

エミヤ・オルタ

エリザベート・バートリー

エリザベート・バートリー(ハロウィン)

エリザベート・バートリー(ブレイブ)

グリムリーパー

パッションリップ

ロビン・フッド

ハンス・クリスチャン・アンデルセン

 

Sチーム

アルトリア・ペンドラゴン(オルタ)

クー・フーリン

エミヤ

メディア

メデューサ(ライダー)

佐々木小次郎

呪腕のハサン

 

Zチーム

天の衣(アイリスフィール・フォン・アインツベルン)

アルトリア・ペンドラゴン(ランサー)

ジル・ド・レェ

ディルムッド・オディナ

百貌のハサン

ランスロット(狂)

 

Rチーム

ジャック・ザ・リッパー

エレナ・プラヴァツキー

ステンノ

エウリュアレ

メデューサ(ランサー)

 

犯罪者+αチーム

燕青

ジェームズ・モリアーティ

シャーロック・ホームズ

 

 




っと言うわけで秋系小説(?)でした。
これイベント化するとサマーレースと同じ感じになると思うの....まぁ!なること無いんだけどネ!!イベントキャラとか出てるし!!

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