なぜ唐突に過去編か?やりたくなっただけだ。
反省はしている。だが後悔はしていn(ピチューン
置手紙『何時か本格的にやろうかな』
【幻想郷】それはある妖怪が作った、秘境。
人間や妖怪、妖精果てには神が住んでいる世界。
さて、そんな世界に移住して来た死神を見てみよう。
俺、緋色カクは死神だ。
死神は前世の記憶を手放して初めてなれる存在なのだが、何の因果か、俺の前世の体が【紅魔館】で冷凍され保管されていた。
(不憫な死神での死神への成り方です。恐らく史実とは違うでしょうが、ご了承ください。...死神なんて存在しないと思った貴方は此処までの字数分腹筋してくださいby不憫な死神)
俺がその体を触れると、体は亀裂が走り、ガラスと似たような音を出したと同時に俺の前世の記憶が入ってきた。
それと同時に俺は魂の塊ではなく吸血鬼の体に戻っていた。
その影響か体に宿っていた【大地と天空を操る程度の能力】を手に入れ...いや取り戻した。
【大地と天空を操る程度の能力】のお陰か日に当たっても、燃えない、ただ違和感しかなかったがすぐ慣れた。
そして、無縁塚を介して三途の川に戻ったのだが、其処に何時もサボって俺に船頭を任せている小野塚小町と上司である四季映姫ヤマザナドゥが吸血鬼の体になっていたことに驚き、説教された。(この時小町は逃げようとしたが道連れにした)
さてそんな俺は四季様...もとい映姫(四季様に二人の時だけは絶対そう呼ぶように言われている...何故だ)に休暇を与えられ現在紅魔館にいる。
理由?それは...
「お兄ちゃーん!」
ダキッパリィン
「うぉ!?フラン!?急に抱きつかないでくれ...」
「えへへ〜やだ〜」スリスリ
「(そのお陰か張っていた防御結界が何枚か壊れたんだが...)」
「あら、来たのね。」
「お前は相変わらずだなレミリア」
「良いじゃない、別に...貴方の事だから妹の愛は受け止めるんでしょう?」
「まぁ家族愛って奴だからな」
俺の前世の妹、フランドール・スカーレットとレミリア・スカーレットに会うためだ。といっても今では赤の他人となってしまっているが。
にしても驚いた初対面の時はレミリアにいきなり顔を触られ。フランには抱きつかれたのだ。
「お兄ちゃん!」
「ん?何だフラン」
「肩車して!それでその後は!その後は!」
「はいはい分かったよ」
フランの要望通り肩車をする
わ〜高〜い!っとはしゃぐフランは見ていて和む。レミリアもこれぐらい素直で良いと俺は思う。
「...お嬢様」小声
「あら、咲夜」小声
「カク様...いえカクさんは今日はお泊りに?」小声
「えぇそうよ」小声
「そうですか...にしても死神になっても相変わらずですね」小声
「相変わらずって何がよ」小声
「妹好きの所です」小声
「...えぇそうね、アレはもうダメな所まで行ってるわ」小声
「...まぁ大丈夫でしょう」小声
「そうね私達が傷ついたら、傷つけた奴を即殺すぐらいね」小声
「...確かパチュリー様はそれを何と言いましたか...?」小声
「...シスコンよ、それも重度な」小声
「...」←咲夜
「...」←レミリア
「...それではお茶を入れて来ます」小声
「...えぇ...頼んだわ」小声
「お兄ちゃん!ほら早く行こ!」
「はいはい、分かったよ」
その後は平和にそして妹に強襲を掛けられる一人の死神だった。
〜〜〜〜〜〜〜おまけ〜〜〜〜〜〜〜〜
(変態)シスコン(ただしレミリアは名前しか出ない)
「お兄ちゃん!」
「ん?フランか」
俺、緋色カクには妹が二人いる。それもこの世で一番可愛い妹達だ。
上の妹の名前はレミリア・スカーレット
下の妹の名前はフランドール・スカーレット
この二人に勝る妹は居ないだろう。
そんな妹の一人フランに呼ばれた俺は何事だ?っと思う...ハッ!?まさか!フランに好きな相手が...!?
いやいやないない!!...嫌でもあり得そうだ。
だが何時だ?俺がフランを見ていない間か?それで私達結婚します...っと言った後に新婚旅行で行ったところで二人でベッドの上で...うわああああぁぁぁぁぁぁぁ!!??
「えっとね...お兄ちゃん」
「フラン」
「え?えっと...何?」
「誰だ?」
「へ?」
「フランを誑かしたのは誰だ?」
「え?ちょっとお兄ちゃん?」
「俺の妹でこの世で一番可愛い妹に手を出した男は誰だ?言ってくれ、言ってくれたら今日は俺と一緒に寝ようか?あぁ安心してくれ、フランを誑かした奴は塵残さず消すから」
「お、お兄ちゃん?話を」
「あぁそうだ一緒に寝る前に一緒にお風呂入ろう、あぁ大丈夫だ。フランの体はちゃんと隅々まで洗「お兄ちゃん聞いて!!」ん?」
「もう!人の話を聞いてよ!そんなお兄ちゃん...嫌い!!」
グサッ!!
フランが...俺のことが嫌い...!?
何時も俺について来たりしたフランが!?
気づいたらベッドの中にいて寝言お兄ちゃん大好き...とか言ってくれるフランが!?
何が原因だ...まさか...フランの服を保管してることがばれた?
フランの事を何時も陰から見ていたのがばれた?
フランの
フランの写真(盗撮)がばれた?
一緒にお風呂に入ってるフランを変態みたいな触り方をしているのがばれた?
一緒に寝てる時に何時もフランの臭いを嗅いでいるのがばええた?
....................................よし
「死のう」←首吊り用の麻縄を天井に掛け椅子の上に乗って今にも死のうとしてるシスコン
「わー!待って!待って!!お兄ちゃん!嫌いじゃないから!寧ろ好きだから!お兄ちゃんを家族としてじゃなく異性として大好きだから!!だから死ぬのはやめて!」
「...本当に?」
「本当に!」
「よし分かった俺は死ぬのをやめるぞ」
「(ホッ...良かったお兄ちゃん何時もこうなんだから)」
「それじゃあフラン」
「?何?」
「何時...式をあげようか...」←真顔
「え...私達兄妹だよ?」
「兄妹の壁なんて気にしたら負けだ。それに...」
「それに?」
「幻想郷に常識は通用しないんだよ」
「....」
幻想郷に常識は通用しないんですね!
っと言うわけで過去編でした。
ちなみにおまけはこんな緋色カクがいたらというIF物です。
感想など待っています