この素晴らしい世界に魔法を! 作:フレイム
申し訳ない。
クエスト出発、カズマ一行との合流(前編)
誤字脱字お気を付けください。
「ふぅー…もうすぐ目的地だな。」
防具屋で買い物を済ませた後、初心者にオススメのモンスター、ジャイアント・トード五匹の討伐を受けた。
それとは別に、ギルドショップで魔法の書みたいな物を購入し、しっかりと魔法の名前を記憶することができた。
そういえば、ギルドの受付のお姉さんから、俺と同じの駆け出し冒険者の三人組が既に出発しており、彼らと連携してクエストクリアでも大丈夫だと言われていた。
あわよくば、彼らと仲良くなってパーティに入れてもらおうか。
そう思っていると、ついに今回の目標、ジャイアント・トードが数百メートル先に佇んでいた。
向こうはまだこちらには気付いておらず、距離を詰める絶好の好機だ。
「はは、ついに魔法が使えるぞ…!」
100メートルほどまで対象に近づくと、俺は相手の大きさに圧倒される。
おっと、考え事をしている場合ではない。俺は相手に対して構え、息を大きく吸い。
「ライトニングッッッ!」
そう叫んだ瞬間、俺の手から現れた閃光と雷撃が対象に直撃し、大きくよろけた後、地に倒れた。
「こ、これが魔法か…!」
自分の力に圧倒され、俺は少し恐怖を覚えたが、二匹目の対象を探す。
「うーん…あの丘を超えた先にいるかな…っ!?」
突然の出来事だった。
何故か空が急に暗くなり、邪悪な気の様な物が、空に渦巻く。
黒い気の中心がある場所に、恐る恐る近づく。
「これもしかして…ボス戦のフラグか…?」
俺は遠くの丘からチョコっと顔を出し、様子を伺う。
そこで俺が見たものは、対象であるカエルと、三人組の冒険者。
三人の中の黒いローブを纏った少女らしき人が、黒い気の中心で、杖を天に向け、魔法を唱えている。
カエルの足元には黒い魔法陣が張られており、徐々にそれは黒さを増す。
すると、少女は魔法を唱え終わったのか、杖をカエルに向け、叫ぶ。
「喰らうがいい、我が必殺の爆裂魔法を!『エクスプロージョン!』っ!」
閃光が走った。
少女の杖から放たれた魔法は、カエルに直撃すると…
俺の魔法とは比べものにはならない、すさまじい轟音と光と共に、カエルは四散した。
「くぅ…うわっ!」
俺は衝撃波に吹き飛ばされたが、先程購入した防具が早くも役に立ってくれた。
特に傷もなく、すぐに立ち上がる事ができ、またカエルの場所の様子を見る。
「こ…これは…!」
煙が晴れると、カエルのいた場所にはクレーターができており、その魔法の凄まじさを現わしていた。
俺は、思わず魔法を放った少女の元へ駆け出していた。
「って…ああぁ!?」
俺は思わず叫んでいた、その冒険者三人組の中の一人を見て。
「あ…アクア様ぁぁぁ!?」
次回、新パーティ結成
誤字脱字修正していきます