GIRLS und PANZER〜少年は戦車道になにを望むか〜   作:紅葉久

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10.聖グロの疾風、最速の淑女

 

 

 

 

 聖グロリアーナ陣営の五両の戦車が大洗陣営のⅣ号戦車を追う道の先、行き止まりのように左右に道が広がる崖の上から左右を岸壁に阻まれた一本道に向かい合うように、四両の戦車が待機していた。

 38t戦車B/C型、八九式中戦車甲型、Ⅲ号突撃砲F型、M3中戦車リー。

 

 国の統一感が全くないアンバランスな戦車達が並んでいた。

 

 Ⅲ号突撃砲F型では、エルヴィンとカエサルがキューポラから上半身を出し、いつⅣ号戦車が到着するかを待ち遠しにしている。

 おりょう、左衛門座も自分の席に座りながら静かにその時を待っていた。

 

 M3中戦車リーに乗車している一年生組は全員が車両の外に出て戦車の上で持ち込んでいたトランプで遊んでいた。

 しかし梓だけは内心で流石にまずいんじゃないかと心穏やかではなかったのだが……これは余談としておく。

 この状況をモニターで見ていた和麻が試合後、試合中に操縦手席から離れていた桂里奈へ説教が飛ぶことになるのも、また余談としておく。

 

 八九式中戦車甲型。この戦車に乗っていたバレー部四人に関しては、戦車から離れてバレーボールでバレーの練習をしている始末だった。

 勿論、このメンバーにも見ていた和麻が試合後に有難い練習メニューを言い渡すことになるのは、言うまでもない。

 

 38t戦車B/C型には生徒会の三人が乗り込んでいる。

 河嶋桃がキューポラから苛々した表情で岸壁の先を眺めながら「遅い……!」と愚痴る。

 そんな桃を戦車の上で横になっていた杏が気だるく宥め、そして操縦手席には柚子がしっかりとハンドルを握りながら待っていた。

 

 そんな操縦手席にしっかりと座っていたおりょうと柚子の二名は試合後、和麻の特別メニューを受けることになるメンバーを見て心から操縦手席に座っていて良かったと安堵することになる。

 

 そんな各人がⅣ号戦車が聖グロリアーナの戦車達から砲撃の嵐に遭っていると知りながらも、呑気に待っていた。

 

 そうしてしばらく経ち、河嶋桃が付けていたヘッドホン型の通信機から声が響いた。

 

 

『こちらAチーム! 敵を引き付けつつ待機地点に約三分後に到着します!』

 

 

 桃はみほからその通信が来た瞬間、全員に激怒を飛ばした。

 

 

「Aチームが戻ってくるぞ! 全員戦車に乗り込めッ!」

 

 

 その怒号を受けて、全員が揃って戦車に乗り込んだ。

 その中で全員が桂里奈と忍が先程まで呑気に遊んでいたのとは打って変わって、一目散に戦車に乗り込んで行く。

 試合前の和麻の言葉が響いているのだろう。既に説教と特別メニューが決定している二人なだけに、この動きが残念で仕方ないと和麻はモニターの先で思っていた。

 

 全員が戦車に乗り込む。車長はキューポラからⅣ号戦車が来るのを待ち、砲撃手は予め決めていた地点に照準を合わせながら引き金を引く準備をする。

 そして操縦手はいつ指示が出ても対応できるようにハンドルを握りしめていた。

 

 

 戦車の駆動音が聞こえてくる。そして同じように砲撃の炸裂音が響く。

 

 

「この砲撃の嵐を逃げてくると考えるとゾッとするな……」

「冷泉には驚かされるばかりだな、本当に」

 

 

 明らかに砲撃の間隔が短く撃たれていることに気づく炸裂音の数に、エルヴィンとカエサルが苦笑いしていた。

 確かに自分ならゾッとするとおりょうも思う。しかしそんな大役を任された麻子に、何故か心の何処かで僅かに黒い感情が湧いていた。

 本人すら理解していない感情、それをおりょうは不思議に思いながら一蹴した。

 

 嫉妬。それをおりょうが知ることになるのは、まだかなり先の話になる。

 

 操縦手としての自覚が大洗の中で誰よりも早く芽生えていた証拠だった。他のメンバーはその時点では誰にもその感情が芽生えてなく、五人いる中でただ一人、おりょうだけが持っていた。

 この気持ちが、後々の向上心に繋がる。それを自分自身でおりょうが気づくことはまず無いだろう。

 

 

「来るぞ来るぞ来るぞ! 全員! 私の合図と一緒に砲撃開始を忘れるな!」

『了解』

 

 

 桃が震える指で引き金に指を掛ける。どこか声色も震えていた彼女、この女がこの作戦で一番の失態をすることになる。

 それこそ、Ⅳ号戦車が苦労して逃げていた時間を無駄にするような失態。

 大洗の廃校問題を知る桃は、この試合に勝てるか負けるかが重要なことを人一倍理解していた。

 

 これから大洗は、全国の強豪校に勝たなくてはならない。ならばこの聖グロリアーナ戦でも、負けることなどあってはならないのだと。

 

 それ故に、桃には負けることは許されないと強迫観念に駆られていた。

 そんな桃がスコープから覗く先。桃は緊張するあまり、Ⅳ号戦車を視認して次に聖グロリアーナの戦車が来た時に砲撃をする認識を焦りから――“Ⅳ号戦車が見えたら撃つ”という誤認をいつの間にかしていた。

 

 次第にエンジン音が近づいてきて、大きく鳴り響く。今まで逃げていたⅣ号戦車が作戦通り待ち伏せしていた地点まで辿り着いていた。

 

 そして桃の目に、待ち望んだ“Ⅳ号戦車”が見えた瞬間――彼女は怒号を飛ばしていた。

 

 

 

「撃てぇぇぇ‼︎ 撃て撃て撃てぇぇぇ‼︎」

 

 

 

 人というのは反射的に反応してしまうことのある生き物だ。

 撃つことを指示があるまで待っていた人間に、大きな声で撃てと叫んだ場合はどうなるだろうか?

 例え指示を待っていた各々がそれぞれ砲撃手のスコープから先を視認していたとしても、耳に待っていた指示が聞こえた瞬間、反射的に身体は反応してしまう。

 桃の声と共に、砲撃手全員が反射的に引き金を引いた。

 

 

 よって結果、一番起こしてはならない結果を作ってしまった。

 

 

 桃の怒号。その声と共に四つの炸裂音が響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「――ッ⁉︎」

 

 

 その音に一番先に反応したのは聖グロリアーナ陣営ではなく、はたまたⅣ号戦車車長の西住みほでもなく――操縦手の冷泉麻子だった。

 

 先程まで呑気に運転した麻子の耳に大洗側の戦車から砲撃の炸裂音が響いた瞬間、身体が“反応”していた。

 操縦手席から見える視界から四両の戦車を視野に入れて視認していた麻子が、無意識に大洗陣営の戦車の砲身を見ていた故の反応だった。

 

 この時点で、既に冷泉麻子という少女は戦車の向いている砲身から砲撃がどの位置に向かって飛んでくるかある程度理解していた。

 和麻によるクイックの技術習得の練習、そして和麻との試合に勝つ一心で身につけていた無意識でも視界内にいる相手戦車の砲身の向きを把握する習慣を麻子は会得していた。

 

 その為、麻子は大洗陣営の四両の戦車の砲身から放たれた砲撃が後ろを走る聖グロリアーナの戦車に向けられているのではなく――自分に向けられていると察知した。

 自分達が走り抜けて、追いかけて来る聖グロリアーナの戦車達が来た時に砲撃を開始すると思っていた故に、砲撃の音が聞こえた瞬間、流石に麻子も驚いていた。

 

 しかし咄嗟に反応したのは、練習の賜物とも言えた。

 繰り返される反復練習は、無意識にその行動をする為に身体に覚え込ませる練習。よって麻子は、今までの練習の成果により自分の意識が反応するよりも早く身体が動いていた。

 

 砲撃の炸裂音が鳴ると同時に、麻子の手と足がハンドルレバーとペダル、クラッチレバー。そしてギアレバーを操作する。

 Ⅳ号戦車に向かってくる砲弾は四発。その内、二発は車体の外に向かっている。しかし残りの二発はこのままでは車体に当たると麻子は確信していた。

 左に動けば、本来当たらない砲弾に当たってしまう。更に車体の後ろに向かって一発飛んでいるので、後方への避難も不可能。もとより停止した時点で迫る二発が向かっている時点で停止すら選択肢にない。

 

 右に動くしかない。すぐ動かなければ間違いなく砲弾が当たると麻子は確信していた。

 

 この時、麻子は不運か幸運か和麻から未完成だと言われていた技術を偶然にも完成させてしまった。

 百式流の戦車が不気味と言われる所以である砲弾が戦車を避けているような動き――クイックという技術を。

 

 向かってくる砲撃に対し、走っている車体を任意の距離で軸を左右にズラす技術。

 

 車体を右にズラす為、麻子がブレーキを一瞬踏みながらハンドルレバーを切り、同時にクラッチを一瞬踏みつつギアレバーを操作し、アクセルを踏み抜く。

 その麻子の動作には、拙い動きがなかった。全てが最速で行われ、そして最速で車体が動いた。

 その結果、麻子が車体を強引に右へ移動した瞬間、Ⅳ号戦車は右に向かって直進していた。

 

 砲撃が放たれた瞬間に、その早業と言える動作を麻子は行った。

 隣の通信手席にいた沙織は、たまたまその動きを見ていたのにも関わらず麻子が何をしたか分からなかった。

 いつの間にか戦車が右に動いていた。その認識しかできなかった。

 

 しかし同じく見ていたみほは圧倒されていた。操縦手席で見せたこの動きを彼女は知っていた。

 紛れもなく、これは和麻が使う百式流の動かし方だった。

 今まで練習の時に見ていたような拙いものではなく……その一瞬だけ、みほの目には麻子の背中が昔に見ていた和麻の背中と重なって見えた程の完成度だった。

 

 

 麻子の咄嗟の判断により、右へ即座に動いたⅣ号戦車が駆け抜けた地点に二発の砲弾が飛翔する。

 地面に四発の砲撃が突き刺さる。大きな土煙を上げて、その威力を見せつけていた。

 そうして最悪の隊長車両の撃破という結果を免れたⅣ号戦車は、大洗の四両が待つ崖へと駆け上がっていた。

 

 

「味方を撃ってどうするのよぉー‼︎」

 

 

 撃破を逃れたⅣ号戦車で沙織が我慢出来ずに怒りを露わにする。

 しかしその声を搔き消すように、大洗の四両は砲撃を続けていた。

 

 

『撃て撃て撃て撃てぇぇぇぇ‼︎』

 

 

 それも全て河嶋桃が叫んでいた所為だった。

 Ⅳ号戦車が難を逃れた後、すぐに聖グロリアーナの戦車が射程内に映った時点で砲撃を止める選択肢が桃にはなかった。

 加えて他の車両の砲撃手もⅣ号戦車を誤射したことに冷や汗をかいたが、すぐに敵車両が来てしまったことに焦ってしまい継続して砲撃を続けてしまった。

 

 

「そんなバラバラに攻撃しても……! 履帯を狙ってください!」

 

 

 流石のみほも、この判断を見過ごせなかった。

 左右に広がる緩やかな坂を登り、砲撃を続ける四両の戦車の元に辿り着くとみほはすぐに指示を出した。

 しかし履帯を狙えと言っても、既に戦闘を始めた時点で状況は変えられなかった。

 練習と本番は違う。それを河嶋桃以外、身をもって各車両の砲撃手は理解した瞬間だった。

 焦りから心の余裕がなくなり、冷静な判断が砲撃手には出来なくなっていた。

 その為、最初に出された“撃て”という指示を実行することしか出来なかった。

 

 

『撃て撃て撃て! 見えるものは全て撃てぇぇぇ‼︎』

 

 

 そして叫びつつける桃に、みほは頭を抱えたくなった。

 不味い。このままでは挟み撃ちになると。

 左右の緩やかな坂を二手に分かれて聖グロリアーナの戦車達が登って来る。

 なんとか砲撃を止めて、次の行動をしなくてはならない。それか砲撃手に履帯を撃ち抜いて足止めをする。この二択しかなかった。

 

 

『沙織さん! すぐに通信で通信手にも全車両の砲撃を止めさせるように伝えてください! 今すぐにこの場から逃げます!」

 

 

 みほは前者を取った。そして沙織に急いで指示を出した。

 幸いにもⅣ号戦車の乗員は焦ることはなかった。

 混乱している場面を外野から見ていたお陰と、みほが冷静だったことから沙織はすぐに通信機を操作した。

 

 

「全員! 砲撃ストップ! 今すぐ移動するよ!」

「各車両! 砲撃を中断しでください! この場から退避します!」

『なに! 敵から逃げるのかっ⁉︎』

 

 

 桃の返答を無視して――みほが各車長に、沙織が各通信手に連絡する。

 そして数秒後、各車両は砲撃を中断していた。

 

 

『すまない! ミスってしまった!』

『すいません! すぐに止められなくて!』

 

 

 エルヴィンと梓がみほに返答し、謝罪する。

 

 

『すごいアタック! 隊長! 私達、どうしたら良いですか⁉︎』

『西住ちゃーん、まかせたよー』

 

 

 典子と杏がみほに指示を仰ぐ。

 その指示を聞いて、みほは安堵しながら指示を出した。

 

 

「二つ目の作戦を使います! 全車両私達について来てください!」

 

 

 みほの通信後、全員から了承の返答をみほが受ける。

 そしてみほは麻子に動くように指示を出した。

 

 

「全車両! 住宅街に向かいます!」

 

 

 みほが二つ目の作戦を使う為に、住宅街に向かうように告げる。

 大洗が仕掛ける二つ目の作戦。

 正面から戦うことの出来ない聖グロリアーナの戦車と戦う為に、隠れながら戦うことを選んだ作戦。

 その作戦の名前を、みほが告げた。

 

 

 

「――もっとこそこそ作戦を始めます!」

 

 

 

 今回、和麻がこの試合が始まるまでの間に文句を言いたかったことがひとつあった。文句と言うよりも、困惑とも言える。

 作戦名、みほのセンスはどうにかならないかと。

 そんなことを思っていた和麻も、今はモニターの先では呆れるような作戦の破綻を見て頭痛がするほどの怒りに震えていた。

 

 

 

 

 

「あらあら、お粗末なこと」

 

 

 チャーチル歩兵戦車に乗っていたダージリンが、紅茶を飲みながら呆れていた。

 待ち伏せをしていると読んでいたが、まさか大洗で味方の車両が味方を撃つなんてことをすることは思ってもいなかった。

 失笑ものである。思わずダージリンが呆れた笑みを浮かべていた。

 

 

「ちゃんと待っていれば良かったのに、どうして撃っちゃったんですかね?」

 

 

 オレンジペコが装填手としての責務である砲弾の装填を行いながら、不思議そうにしていた。

 聖グロリアーナからすれば、初歩も初歩と言える待ち伏せ作戦を間違えるという選択すらない。むしろ味方車両と敵車両を間違えるなどあり得ない。

 

 

「さぁ? でも、アレを見れば大洗が初心者の人達の集まりと言うのもわかった気がするわ」

 

 

 拙い作戦、そして戦車と隊員達の動き。まさしく素人と言えた。

 ダージリンから見て、あのⅣ号戦車以外の四両の戦車は大きな脅威にならないと認識しつつあった。

 

 

「逃げますね、大洗。追います?」

 

 

 オレンジペコがダージリンに指示を仰ぐ。

 ダージリンは紅茶をまた一口飲みながら、少し考えるように一拍置いてから答えた。

 

 

「ペコ、そう言えば貴女はまだ見てなかったわよね?」

「……はい?」

 

 

 返事になっていない返答にオレンジペコが小首を傾ける。

 ダージリンはそんなオレンジペコが面白かったのかくすくすと笑うと、

 

 

「昔、私達三年には――最速の淑女がいたのよ」

 

 

 ダージリンが通信機を手に取る。

 そしてダージリンが通信機に向けて、ひとつだけ命令した。

 聖グロリアーナにおいて、データと計算の元に成り立った精密な操作を得意とした名操縦手。どんな戦車も乗りこなせる腕を持った乗り手――最速の淑女と言われた淑女に向けて。

 

 

「アッサム、先に行きなさい。私達は後ろから追いかけるわ」

『了解しました。先に全部倒しても文句は言わないでくださいね』

「できるならしてみなさいな。撃ち漏らしは私達で撃破しておくわ」

『その時はお任せします。では、先に』

 

 

 通信が切れた瞬間、逃げていく大洗の戦車達を一両の戦車が追うように飛び出した。

 白銀の戦車――クルセイダー巡航戦車Mk.Ⅲが今まで抑えていた速度を上げて、疾走した。

 

 

「待ってましたわぁ! いっきますわよー! 最速と言えばこの私! 聖グロの疾風! このローズヒップが行きますわぁー!」

「静かにしなさい、ローズヒップ」

 

 

 キューポラから赤髪の少女――ローズヒップが身体を出して叫ぶ。

 そんなローズヒップを操縦手席からアッサムが窘めていた。

 聖グロの疾風、最速の淑女。二人の最速が地を駆けた。

 

「本当に大丈夫ですか? アッサム様とローズヒップさん、あの二人にしても?」

「そう? ペコは知らないの? あの二人、実は意外と良いコンビなのよ?」

 

 

 クルセイダーに乗ってる時だけね、とダージリンが続けて話す。

 そしてくすくすと笑うダージリンの言葉が、いまいち信用出来ないオレンジペコだった。




今回は少し短めです。
少し急いで書いたので、ちょっと拙い面があったらすいません。

今回の話は、麻子また覚醒。そして出てくるローズヒップです。
ずっと出したかったんです。ローズヒップ。ようやく出せました。

運転の描写、無理があったと思った方。ガルパン世界と思って受け止めてください。

ここからまた本来の話と変わってきます。
試合、まだ終わりません。お付き合いください。
次の話は少し投稿に時間が掛かると思います。
戦車の戦闘描写、やっぱり難しいですね……苦戦してます。

それと感想を頂いた方、ありがとうございます。本日、返答させて頂きますのでお許しください……(>_<)

感想、評価、批評はお気軽に。
頂ければ、作者のモチベに繋がります。

試合描写の文量について(戦闘描写)

  • このままで丁度いい
  • 少し多いと思う
  • かなり多い、読むのが大変
  • むしろもっと増やして欲しい
  • 台詞を増やして欲しい

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