『艦隊これくしょん』の二次創作作品にはスーパー系とリアル系があってのう。
スーパー系は仮面ライダーみたいに必殺技が使えて、装甲がダグラム並に硬いんじゃ。
修羅場に耐える装甲かと思ったら、一撃大破することもあったりするから要注意じゃがの。
リアル系はコミックマーケットで売られている同人誌並に装甲が薄いんじゃが、気合いが入るとダンバイン並に回避率が高くなるんじゃ。
修羅場の回避率は分からんがの。
フォッフォッフォ。
「添い寝してなにもしない? そういうのもあるんですね!」
「司令官に気づかれないように、声を出さないことも大事!」
「お前ら、そういう話は俺のいないところでやってくれよ!」
「やりました。」
「提督さん、いつまで体がもつかしら?」
「あれ? 司令官って女の子に興味なんてあったの?」
「あるよ! あるよ! ないなんて言ったことない!」
「私たちの主砲と同じでクールダウンが必要なんですね。」
「若い頃は一晩で済んだんだけどな。」
「今度は妹たちも一緒でいいですか?」
「君は私の赤玉がそんなに見たいか?」
「何回でも大丈夫ですよ、司令官!」
「笑顔で言われても、出来ません。」
「なかなか回復しませんね。それでは!」
「高速修復材は、人には効きませんよ。」
「処理だけなんて厭だからね。」
「好きでない子に頼まないよ。」
「ヘル話ってなんですか、司令?」
「君たちは毎晩やっているだろ。」
「ああ、食べ物の話ですか。」
「そっちの減るじゃないよ。」
「なあ、みんなで私の服を使ってなにをしているんだ?」
「最近、提督ごっこが鎮守府全体で流行っていまして。」
「修理しますか?」
「どこを見てる?」
「どっちかというと、被害者って提督なんじゃないのかな?」
「なによ、今更気づいたの? あんた相変わらず鈍いわね。」
「なんでもいいですから、二人とも早く服を着てください。」
「ウスイホンと全然違うわ、司令官!」
「あっちのアレと比べてはいけない。」
「提督の頼みとあらば、引き受けよう。それでなにをしたらいい?」
「取り敢えず俺の部屋に行って、メイド服でも着てもらおうかな。」
「おや? 憲兵隊の皆さん、こんな夜更けになにかご用ですか?」
「ねえ、司令官。ちょっと聞きたいことがあるんだけどいいかな?」
「いいけど、なんだい、姉妹艦勢揃いでこわい顔してなにか用か?」
「これ、娘さんたちや。人が風呂に入っている時に乱入するのは感心しませんよ。」
「最近鎮守府の風紀が乱れがちだと、大本営から注意を喚起する書類が来た。諸君にはこの世界を守る戦士として、更なる自覚を期待するものである。……お前たち、何故服を脱ぐ? やめんか! 破廉恥な! や、やめんか! やめろ! や……。」
「提督、今晩一緒に寝ようじゃないか。」
「添い寝くらいなら、かまいませんよ。」
「いや、そっちじゃない。」
「今日の朝礼ではおじさん、皆さんにお説教します。あのですね、皆さんがどのような話を私や他所の人の聞こえないところでしようがかまいませんが、聞こえて不味い話はひっそりとやるように。」
「本日の朝礼での最後の伝達事項です。私の私室にどなたかの下着や私物が転がっています。本日中に引き取らない場合は処分しますので、心当たりのある子は早急に対処してください。」
「提督、何名とジュウコンされるおつもりですか?」
「先ずはそれを収めてからじゃないと話せないな。」
「なんでみんな『提督』に執着するの?」
「立場が弱い女の保護者になれるから。」
「そうじゃなかったら?」
「別の鎮守府へ行くわ。」
「それでも、ダメだったら?」
「いい男を探すしかないわ。」
「それさえ、厳しかったら?」
「今日の夜戦は覚悟してね。」
「なんで私なの?」
「君だからだよ。」
「貴方はズルいわ。」
「男は皆ズルいさ。」