死にたくない私の悪あがき   作:淵深 真夜

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2ちゃんねる等のコピペ改変集です。
キャラに偏りあり、しれっと型月キャラも混じってますし、キャラが全員崩壊してますので注意。


番外:コピペ改変ネタ集⑤

【1】

ソラ

「クラピカ、とりあえず『嫌いな人間の発言は全シャットアウト』するのはやめなさい。それは確実に大損するから。

 気に入らない人間の発言は、使えそうな部分だけ敬意を持って拾いつつ、無防備な後頭部が見えたら石をブン投げたらいいんだよ」

 

クラピカ

「……一応訊くが、『無防備な後頭部に石をブン投げる』は比喩か? 比喩だよな?」

 

 * * *

 

【2】

「空がルヴィアの事を『胸元の寄り友』って真顔で呼んだのが今世紀最大に面白かったんだけど、とりあえず源頼朝に謝れ」

 

士郎

「……ルヴィアには謝らなくていいのか?」

 

 * * *

 

【3】

レオリオ

「(自分の失敗を責めるクラピカに対して)ブーブー、ブーブーうっとうしいんだよ!」

 

ゴン

(ブンブン? ……あっ、ハエの話か)

 

レオリオ

「あぁ、くっそ! イライラする!」

 

ゴン

「殺そうか?」

 

レオリオ

「えっ?」

 

ゴン

「俺が殺るよ」

 

レオリオ

「待て、そこまで言ってない」

 

 * * *

 

【4】

ソラ

「鏡よ鏡、世界で一番の美しさは別に求めないから辛うじてオカマやニューハーフに見えない化粧になってるかの判断をして」

 

ビスケ(後ろで見てた)

「……リップはもうちょっと薄い色がいいんじゃない?」

 

ソラ

「助かる」

 

 * * *

 

【5】

ゴン

「ミトさん、今日のご飯なに?」

 

ミト

「冷しゃぶよ」

 

ゴン

「本当! やった!! サラダに乗ってる? やったー! ワカメ(好物)ある? やったああ!! 和風ドレッシングかけていい? いやったあああ!! 味ポンと大根おろしは? 俺が! めんどくさかったら俺が大根おろすから! いやっほおおおおおおう!!!」

 

ミト

「とりあえず、落ち着きなさい」

 

 * * *

 

【7】

ミト

「ゴンは好物に対するテンションが異常に高い。

 この前、お友達を連れて戻ってきたからフルーツサンド(普段作らない)を作って出したら、フルーツサンドが出た瞬間『ははーっ!!』って土下座された。

 やめなさい崇めるな、キルア君がすっごい困った顔してこっちを見てるからやめて」

 

 * * *

 

【8】

ソラ

「ゴンは『ネガティブなのは良くないよ! ポジティブに行こうよ!』って言うから、真のポジティブじゃない」

 

クラピカ

「それがポジティブでないのなら、いったい何が真のポジティブなのだ?」

 

ソラ

「『ネガティブもいいな。慎重派がいてくれると物事が上手くいく』といつもの真顔で言い放った私のサーヴァント」

 

 

クラピカ

「……それは確かに、文句のつけようがないポジティブだな」

 

 * * *

 

【9】

キルア

「裏返った声で『あ~コオロギさん、最近足短くなったね! あはは……えっ! コオロギさん飛ぶの? 飛ぶなんて冗談でしょ!? うわあああああ! 来んなああああ!』ってソラがGと交戦する声が聞こえてきたから、今雑誌持って向かってる」

 

 * * *

 

【10】

マチ

「携帯で何か調べてたヒソカが、『ふ~ん……男同士なら抱いても強姦罪にはならないんだ♥』とか呟きながら団長をチラッと見たから、団長は今すぐ逃げて」

 

 * * *

 

【11】

末那

「昔、雨宿りしてたら『これを使いなさい。大丈夫。私は耐水性だから』と傘を差し出して去ったすごく綺麗な1,2歳年上のおねえさんがいた。

 私もこんなクールで面白みのあるおねえさんになりたいと思ってたら、ある日調理実習で軽く火傷した空が、『私は耐熱性だから平気』と言い出して、まさかと思って尋ねてみたら耐水性のおねえさんは空のお姉さんだった」

 

 * * *

 

【12】

クラピカ

「最近、あまりにも肩こりが酷くてそのことを電話で少しソラに話したら、『シャワーする前にジャポンのお酒を頭からかぶって洗い流してみて。粗塩もあったらふりかけてみたらいい。霊が原因なら、大体それで霊が剥がれ落ちて首回りが軽くなる』と嫌なアドバイスをもらった。

 

 そして『まさか……』と思いつつやってみたら、本当に軽くなった…………」

 

 * * *

 

【13】

ソラ

「『頭から日本酒と塩かぶると憑いてる霊が落ちる』っていう話を聞いたから、教授に聞いてみたら『たぶんそれは人によって効果に差が出る』って言われた。

 教授曰くこの方法は『酒と塩で霊を祓う』って訳じゃなくて霊を日本酒と塩でパワーアップした守護の人や産土さんで殴って落としてるんだって。めっちゃ物理だな」

 

 * * *

 

【14】

キルア

「おい、見ろよゴン! 今日はスーパームーンだ!」

 

ゴン

「え! うわっ! 本当だ! すごく月が綺麗にはっきり見える! 月のクーデターまで見えるよ!!」

 

キルア

「お月さん大変なことになってんな、おい!」

 

 * * *

 

【15】

レオリオ

「イカスミパスタを食べて赤ワインを飲みすぎると、路上で吐いたときに赤黒い触手が口から出てるように見えて周りは誰も介抱してくれないって知ってるか?

 俺は昨夜知った」

 

 * * *

 

【16】

ソラ

「クラピカ、料理の『さ・し・す・せ・そ』って何かわかる?」

 

クラピカ

「『さすがにこれは食べられない、仕方がないから食べないと、捨てるにはしのびない、せっかく作ったからもったいない、外で食べればよかった』が、私の料理の『さ・し・す・せ・そ』だ」

 

ソラ

「君は何を作ったの?」

 

 * * *

 

【17】

ミト

「ゴンを引き取った当初、育児に関係する本とかいっぱい読んだ中で一番忘れられないのが、『怒鳴らない母親になるために』というコラムに『怒りそうになったら冷蔵庫を開け、意味もなく頭を突っ込み、その後お子さんの元に戻ってください。それだけで自分の気持ちがコントロールできます』ってやつ。

 

 そんな姿を見せる方が子供にヤバい影響を与える気がするんだけど……って思って、未だに忘れられない。ちなみに実行もしていない」

 

 * * *

 

【18】

クロロ

「去年、『デング熱にかかりましたからしばらく仕事に参加出来ません』と俺に報告するはずが、間違えて『エボラ熱にかかりました』と報告してメンバーを震撼させたシズクが今年もやってくれた。

 

『カキにあたりました』を『フグにあたりました』と報告してしまい、2度目の死を迎えた」

 

 * * *

 

【19】

ソラ

「ゴンが@を『くるりんぱ』って読んでた。可愛いから訂正しない」

 

 * * *

 

【20】

レオリオ

「生きてると、ムッとしたりイラッとしたりカッとしたりすることはままあるわけだけど、自分の中でそれをどう分類していいかわからなかった。

 けど最近になって、『これは金を積まれれば我慢できる』と『これは金を積まれてもそれを蹴り飛ばす』という違いで分類できることを発見して一人納得してる」

 

 * * *

 

【21】

ソラ

「クラピカ、最近キチンと寝てる?」

 

クラピカ

「心配するな、ちゃんと寝ている」(憮然と)

 

ソラ

「……キチンと、っていうのは『寝間着に着替え睡眠間際まで仕事はせず、PCは切ったうえで温度湿度の適正な部屋で電気を消して布団やベッドで寝てるか』って意味だけど?」

 

クラピカ

「……すまない。一睡もしていない」

 

 * * *

 

【22】

ゴン

「キルアがソラを怒らせちゃって、ソラに『君の好きなものを全部滅ぼすぞ!!』ってスケールの大きな脅し文句を言われたら、キルアもちょっと混乱したのか『なら真っ先にお前が滅びるけどいいのかよ?』って訊き返してた。

 

 訊き返されたソラは『!? そ、それは困るね!』って言って、一瞬で機嫌が直ったからいいんだけど、キルアはその10分後に自分がとんでもなく恥ずかしい宣言をしたことに気付いて、さっきからずっとベッドの上で悶えてる」

 

 * * *

 

【23】

ソラ

「カルナさんが『カレーに福神漬けを組み合わせた日本人は天才だ』って言ってた」

 

 * * *

 

【24】

ミト

「国語の問題でゴンが、『尻をぬぐう』の意味として『すっきりして気持ちがいい』を選んだのは、いたしかたない気もする」

 

 * * *

 

【25】

キルア

「『彼女の作った料理がすごくまずかった時の紳士な対処法』選手権っていうのがあったとしたら、最優秀賞はクラピカが作った飯を食った時のソラが笑顔で言った、『絶対に私以外に食べさせないでね』だと思う」

 

ゴン

「……真意に気付いても気づかなくても、男前なセリフだよね、それ」

 

 * * *

 

【26】

クラピカ

「ソラが、イルミ・クロロ・ヒソカに引き続き、パリストンにまで気に入られていたことを知って思わず、『本当におまえは変態に好かれるな』と言えば、ソラだけではなく周囲全員が私の顔をじっと見つめてきた」

 

 * * *

 

【27】

カルナ

「俺は自分と異なる意見を見聞きしても『なるほど、そういう考えもあるのか』としか思わないから、『お前は間違っている! こうであるべきだ!』と自分の論で相手をタコ殴りにしてる人を見ると、自分にとても自信があるんだなと羨ましくなる」

 

ソラ

「カルナさんって知ってたけど、ポジティブというよりただ単に変な人だよね」

 

 * * *

 

【28】

ビスケ

「スーパーで売られてた化粧水の謳い文句で、『すべて地球由来の成分!』というのがあって、他の化粧水の材料は何処の星から持ってきたの……と宇宙に思いを馳せてしまったわさ……」

 

 * * *

 

【29】

キルア

「今日は暑いな……そういえば最高気温が30度越えてるって言ってたな……」

 

ゴン

「そっかー……。でも三角形の内角の和は180度だからまだましだよね……」

 

ソラ

「誰かゴンの頭を冷やすものを持ってきて! 暑さでえらいことになってる!」

 

 * * *

 

【30】

ミルキ

「イル兄が『i(愛)は虚数だ、存在しないものなんだよ』と言い出した。

 イル兄はリアリストなのかロマンチストなのか、俺にはわからない……」

 

 * * *

 

【31】

ソラ

「『努力は必ず誰かが見てくれる』って珍しく教授が優しい先生っぽいこと言ったのに、『マジですか! 努力にプライバシーなしですね!』って言い放ったフラットは元気かな?」

 

 * * *

 

【32】

レオリオ

「ソラが自分の親類に興味ないのは知ってたし、仕方ねぇ家庭事情だとは思ってるけど、『父方の母か母方の父か忘れたけど』と言い出した時は、さすがに男か女かくらい覚えとけよって思った」

 

 * * *

 

【33】

クラピカ

「今話題のランサムウェアらしきメールきたんだが……」

 

センリツ

「あら」

 

クラピカ

「……“ついうっかり”添付を開くだけで一日くらい業務しなくてよくなるのか……と思った瞬間、『有給申請ボタン』に見えてきた」

 

センリツ

「まって。落ち着いて」

 

 * * *

 

【34】

キルア

「ゴンから、『いつもと違う車両に乗ったら、いつもと違う改札があって、いつもと違う出口を出たら、いつもと違う町並みが広がってて「いつもの駅なのにこんな景色もあるんだ」と新鮮な気持ちで待ち合わせ場所に歩いてたけど、ふつーに降りる駅を間違えてたみたい。遅刻します』というメールが来た」

 

 * * *

 

【35】

ソラ

「昔、ジジイに『ゾンビ業界はイケメンもブスもぶさいくも美少女も平等にゾンビ化するけど、吸血鬼業界は美形しかいないなーと思ったら、お前らは顔面偏差値高い人間選んで仲間にしてるからか。世知辛い』って言ってみたら、ジジイは真顔で『永遠の命を授かりしブスなんて、周りも本人も辛すぎるだろうがバカ弟子』って返してきて、すっごく納得した」

 

 * * *

 

【36】

ゴン

「LikeとLoveの違いって何だろう? ってソラに訊いてみたら、『~だから好きはLikeで、~だけど好きがLove』って答えられて、何故か俺よりキルアとクラピカが納得してた」

 

 * * *

 

【37】

ソラ

「仕事で幽霊屋敷の見回りしてたら、トイレのドアがすうって開いたから覗いたんだけど誰もいなくて。で、振り向いたら案の定背後に幽霊がいやがった。

 そのことに何故か無性にイラっときて、『てめえベタな手使ってんじゃねえよ!! やる気あんのか!?』って胸ぐら掴んで窓から捨てたことがあるよ」

 

クラピカ

「……窓から……捨てたのか…………」

 

 * * *

 

【38】

チードル

「レオリオさん、あなたは何科志望ですか?」

 

レオリオ

「そうだな、強いて言えば小児科だな」

 

チードル

「……小児科医ですか。……レオリオさん、小児科はですね、病気だけじゃなくてアンパンマンの登場人物の名前も覚えなくちゃいけません。

 あなたは何人くらい言えますか?」

 

レオリオ

「……50くらい」

 

チードル

「甘いですね、私は90です。

 サンビカにいたっては、150は軽いですよ」

 

 * * *

 

【39】

ウイング

「師範が『天然好きとか言ってる男は、本当の天然が分かってないわさ! 本物の天然についていけるわけがない!!』と熱弁してました。

 ソラさん、何をしたんですか?」

 

 * * *

 

【40】

ソラ

「レオリオ、こんなメールが届いたんだけど何のメールだと思う?

『件名:人妻ですが援助希望』」

 

レオリオ

「どう考えても詐欺メールだろ」

 

ソラ

「『主人は帰りが遅く、殆ど家にいません。正直、欲求不満です。体が疼いて仕方ないです』」

 

レオリオ

「おい、止めろ。内容を音読すんな!」

 

ソラ

「『そこで援助をお願いできないでしょうか。超過した労働時間の是正を求め主人の会社と戦いたいのです』」

 

レオリオ

「何のメールだそれ!?」

 

 * * *

 

【41】

クラピカ

「……ソラ、それは前後逆に着てないか?」

 

ソラ

「着るときにそんな気もしたけど今そういうのは聞きたくないから、『常に創意工夫を忘れなくてすごいな』とか、『チャレンジ精神旺盛でかっこいい』とか、そういう方向でお願いしたい」

 

クラピカ

「……そういう無意味に前向きなところは、ある意味では羨ましいと思っている」

 

 * * *

 

【42】

ゴン

「ソラが最近忙しすぎてまったくといっていいほどかまってくれなかったことにキレたキルアがソラに、『最近セクハラが足りない!!』って怒ってた。

『スキンシップ』が咄嗟に出てこなかったらしい」

 

 * * *

 

【43】

ミト

「子どもを褒めすぎるとよくない的な事言ってる人もいるけど、やっぱり褒められたら嬉しくて自己肯定感育つと思うの。

 何より褒められて育った子は人を自然に褒めるようになるわ。3歳でも『ミトさんのつくったりょうりはさいこうだね』ってゴンは言ってくれたし。 キュウリ食べながら」

 

 * * *

 

【44】

ソラ

「レオリオに『彼女いる?』って訊いてみたら『いる。くれ』と即答された。

 ごめん。やれない」

 

 * * *

 

【45】

キルア

「ソラが料理しながら『ドナドナ』歌ってて、しかも作ってるのがビーフシチューで牛肉を鍋に入れようとしたら手を滑らせて床に落として、それを見たゴンが『ドナドナ歌ってたから牛が怒ったのかな?』とか言いだした挙句にソラが『こいつ、まだ逃げる気なの!?』とか返して、もう俺が飲んでたジュース返せ」

 

 * * *

 

【46】

ゴン

「暇だったり寂しくなった時はよくコンに話しかけてた。

 

『暑いね』『ガウ』『水ちゃんと飲んでる?』『ガウ』『コンは最近好きな子とかいるの?』『ガウ』って話しかけて、言ってることわかんないけど会話みたいで楽しいって思ってたんだけど、もしかしてコンも『絶対通じてないけど会話みたいで楽しい』って思ってたりするのかな?」

 

 * * *

 

【47】

ミト

「まだ言葉が操れない1歳2歳の時期ならともかく、4歳ともなるとそりゃ叱るんだけど、しゃべれるようになったのなら当然向こうも反論する。

 叱る私の鎮静化を図って、『むかしのぼくをおもいだして!』とゴンが言った時は、なんというか、敵もさるものねって思ったわ」

 

 * * *

 

【48】

ソラ

「森ガールになりたい」

 

ビスケ

「え? あんた、ゆるふわな服着たり、可愛い雑貨集めたいの?」

 

ソラ

「そんなんするわけないじゃん。自分の手でクマを仕留めてみたいんです。そしたら皆を守れるでしょう?」

 

ビスケ

「……それは森ガールじゃないし、あんたなら改めて言わんでも十分今すぐできるでしょうが」

 

 * * *

 

【49】

キルア

「アルカとケーキを買いに行ったら、アルカがウィンドウ越しに『これとこれと……』とケーキを指差して注文して、店員が困ったように笑いながら『名前を言ってください』と言ったから、アルカは『アルカ=ゾルディックです!』と自己紹介した。

 可愛かった」

 

 * * *

 

【50】

ヒソカ

「『一度でいいから好きな人に着せてみたい服は?』を訊いてみたんだけど、ゴンの『ウェディングドレスかなぁ』よりも何気にイルミの『喪服以外なら何でもいい』っていう答えが一番ロマンチストでイケメンな答えだと思う♥」

 

 * * *

 

【51】

レオリオ

「なんか小腹が減ったな。クラピカ、お前甘いものかなんか持ってないか?」

 

クラピカ

「甘いもの? ……ソラからのメールなら」

 

レオリオ

「ありがとう死ね」

 

 * * *

 

【52】

ソラ

「ルヴィアさんと映画を見る日、上映時間直前に集合したので『ヤバい! 急ごう!』って走ったら、『やめなさい!! 止まりなさい!! 胸が痛くて走れません!! 走ると胸が痛くなりませんの!? 何故、普通に走れますの!? ないから!?』って言い出して喧嘩になり映画は中止となったので、巨乳は友人関係を滅ぼす邪悪な存在」

 

 * * *

 

【53】

クロロ

「俺が熱を出した翌日の朝、シャルが俺に『クロロ、大丈夫? 心配で7時間くらいしか寝れなかったよ』と言ったので、いつもは10時間くらい寝てるんだと思うことにした」

 

 * * *

 

【54】

センリツ

「ボスにかなり理不尽な八つ当たりをされたクラピカをソラちゃんが励ましてたんだけど、『怒られてる間も給料発生してるんだから、働かないで貰えてラッキーだと思っとけばいい』は名言だと思う」

 

 * * *

 

【55】

ゴン

「あずきバー買った時に万引きに遭遇したことがあったなぁ。

 俺に向かって来たから足引っ掻けて転ばした後に殴りかかってきて、その手をひたすらあずきバーではたきおとしたら相手が泣きだして警察に引き渡された。

 後で警察に『何で殴ったの?』って訊かれたから、『あずきバーです』って答えたら 警察も店員さんも迎えに来てくれたミトさんも『ブホッォ!!!!!』って吹き出してた」

 

 * * *

 

【56】

クラピカ

「王子の護衛に協力してくれそうなハンターはいないかとソラに尋ねたら、『ゴレイヌさん』と答えられたのでどんな人物かを聞いてみたら『ゴリラみたいな人』と即答された。

 

『そんな乱暴な情報ではなく、もっと詳しい情報はないのか?』と言えば、ソラは『西ローランドゴリラみたいな……』と言い出した。私が詳しく知りたかったのはそこじゃない」

 

 * * *

 

【57】

ソラ

「教授は昔、カードゲーム初心者を装って宗教勧誘してくる人を逆にカードゲームに勧誘しようとする戦いを某ファミレスで3時間程繰り広げたことがあるんだって。

 ちなみに教授が無事、勝利したらしい」

 

 * * *

 

【58】

キルア

「ゴンがユニクロでパンツの値段(800ジェニー)を見て高すぎると言いだしたから、そんなことないと返したら、『パンツなんて皆が履けって言うから履いてるだけで、本当は無くても困らないものに800ジェニーは出せない』と答えやがった。

 今までパンツのことそんな風に思ってたのか……」

 

 * * *

 

【59】

ソラ

「髪が伸びる市松人形を壊さず何とかしてくれって無茶ぶりされて、『今の長さが一番可愛いよ』って人形に言ってみたら、髪が伸びなくなったって依頼人に感謝されたことがある」

 

 * * *

 

【60】

クロロ

「本が好きだと言えば、『泣ける本を教えてくれ』と言われる事がしばしばあるが、本を読み、感動して泣く事は大いに結構だが、泣く事を前提とした読書は浅ましく俺は賛同しかねる為、答えに困る。

 

 だから、どうしても本で泣きたいならば広辞苑で顔面を殴ってもらうのが確実だと答えることにしているし、実際に殴ることにした」

 

パクノダ

「クロロがそれやると、泣く前に死ぬんじゃない?」

 

 * * *

 

【61】

レオリオ

「ソラがクラピカに『卑屈になるのは死んでからでよくない?』と言い出して、俺がそのメンタルを分けてくれって思ったわ」

 

 * * *

 

【62】

ソラ

「キキョウさんから息子たちの反抗期について相談されたから、『しつこく話しかけると向こうは余計に苛つくから、イルカのぬいぐるみを抱えてる時は絶対に話しかけないっていうルールを作ったらどうですか?』と言ってみたら、まさかの採用。

 これで不機嫌でもお互い安心だし、可愛くて最高って絶賛された」

 

 * * *

 

【63】

ビスケ

「キルアがゴンに『好きな人に振り向いてもらうにはどうしたらいい?』って訊いたら、『好きな人を追い越してキルアが振り返ればいいんだよ』って返してた。キルアはゴンのイケメンぷりに戦慄してたわさ」

 

 * * *

 

【64】

センリツ

「クラピカ。ソラちゃんがポットで紅茶を淹れてくれた時、『ちょっとムラムラしてから飲んでね』って言ったのは『(茶葉を)蒸らしてから飲んでね』を噛んだかららしいの。

 さっきからヴェーゼと私に『噛んだの……噛んだの……!』ってすごい凹んで泣きついてるから、どうか気にしないであげて」

 

 * * *

 

【65】

ソラ

「フラットに袋麺があるから作ってって頼んだら、袋ごと茹でて『空ちゃん! 3分茹でたよ!』とドヤ顔で持ってきたことがある。

 お坊ちゃま、説明読まない、天然のコンボはヤバい」

 

 * * *

 

【66】

レオリオ

「『肉食系よりも草食系男子の方が好きって女が多いけど、だからって草食系を装ったところで全くモテないんだよなー』って雑談でチードルに愚痴ったら、『女性は羊みたいな可愛い草食系が好きなだけで、イモムシみたいな草食系はお呼びじゃないんですよ』って虫けら扱いされ、息ができない」

 

 * * *

 

【67】

キルア

「高いサラミをもらったからゴンにも食べさせてみたら、『うーん、ドックフードが苦手な人は無理かな?』って犬目線でモノ言い出した」

 

 * * *

 

【68】

フラット

「空ちゃんはカレー粉のことを『インド人』って呼ぶから、料理手伝ってたカルナさんが戦慄してた」

 

 * * *

 

【69】

ソラ

「師匠が仕事の交渉かなんかから帰ってきたら機嫌が悪かったんだけど、その理由が『出されたお茶が200度くらいあってヤケドしそうになって、カッとなった』らしい。

 

 200度あったならヤケドしとけよって思った」

 

 * * *

 

【70】

キルア

「イモリとヤモリってややこしいよな」

 

ゴン

「わかる、味似てるもんね」

 

キルア

「待て」

 

 * * *

 

【71】

ソラ

「あることないこと陰口言いまくるくせに、その相手を利用しようとするクズのことをフラットは友達だと思ってたから、余計なお世話かもしれないけど『あいつ、君の陰口言ってたよ』と伝えたら、『本当!? 俺の知らない所でストレス発散しながら付き合ってくれてたなんてめっちゃいい人だね! お礼言っとこ!』と言い出して本当に言いに行ったから、止めずに放置した」

 

 * * *

 

【72】

キルア

「ゴンが『うーん、それはフィフティーン・フィフティーンだね』って言ってたんだけど、残りの70はどこだ?」

 

 * * *

 

【73】

 

ソラ

「仕事の基本は『ほうれんそう』だ。何のことかわかるか?」

 

ゴン

「うん、知ってる知ってる! 報告、連絡、総攻撃でしょ?」

 

ソラ

「個人的には支持したいところだけど、違う」

 

 * * *

 

【74】

キルア

「部屋の鍵だと思って取り出したらヘアピンで、隣にいるゴンが期待に満ちた目を俺に向けている……」

 

 * * *

 

【75】

ソラ

「レオリオから引っ越しの相談を受けた。

 

 何で私に? って思ったら、物件探しで最初は毎日のことだからユニットバスよりトイレと風呂は別の所を探してたけど予算の関係上難しいからこの際、事故物件でもいいと言い出した。

 あぁ、だから見える私に無害な霊か実際は何もいない部屋を探してほしいのかと思ったら、奴は『ただ毎日のことだから、せめて若い女の霊を希望』というフレッシュな見解を表明。いちいち面白くて嫌いになれない」

 

 * * *

 

【76】

ビスケ

「化粧品を買いにいったら、おねえさんが美容液的なものをつけてくれながら『この美容液はDNAに働きかけて遺伝子を変えてくれるんです』とのたまったので得体の知れない恐怖に震えているわさ」

 

 * * *

 

【78】

ゴン

「ねえソラ、世界で一番人を殺してるのは核ミサイルなの?」

 

ソラ

「砂糖だよ」

 

ゴン

「えっ……じゃあ2番目は?」

 

ソラ

「タバコ」

 

ゴン

「3番目は……?」

 

ソラ

「塩だよ」

 

 * * *

 

【79】

末那

「昔、同級生でその子の出産時に母親が亡くなって父子家庭の女の子が男子にそのことを馬鹿にされて、その男子を空と懲らしめたことがあるんだけど、その時に空が言った『ママのおっぱい吸えたからって調子こいてんじゃねぇよ』は来世に残せる名言だと思ってます」

 

 * * *

 

【80】

ソラ

「歩いてたらサラリーマンのおっさんにLINEのID書いた紙渡されて、ゴミ箱も見当たらないからそのままポケットに入れてたら、その後たまたまヒソカに遭遇しちゃってLINE教えてよってしつこく絡まれたから、サラリーマンからもらったID書かれた紙あげた。

 私、恋のキューピッドしてきたよ」

 

 * * *

 

【81】

ビスケ

「ソラが最近、髪を伸ばしたからか少し女らしいことに興味を持ち出して、コッソリとメイクとかしだしたんだわさ。

 でも照れ臭いみたいで訊くと必ずしてないって言う。先日もソラの部屋に入ると除光液の匂いがしたから『あら? 何でシンナー臭いのかしら?』 と笑って訊いたらソラは、『す、吸ってただけだ!』と答えたわさ。

 ソラ、からかってごめん。でもその言い訳は本当にダメなやつよ」

 

 * * *

 

【82】

クラピカ

「『世の中、金で買えないものはない』とレオリオは本気で思っているが、『人徳』だけはいくら金を積んでも得ることができない生まれ持っての才能なんだなと、レオリオを見ているとよく実感する」

 

 * * *

 

【83】

キルア

「映画とか怪談とかでも、ジャポンの除霊は『大丈夫だから、お家帰ろうね~』なのに対し、それ以外の国の除霊はだいたい、『ここはお前の居場所じゃねえ! 出ていけ!』ってニュアンスだなと思ったからソラに訊いてみたら、『ジャポンの霊は話せば割と聞いてくれるけど、それ以外の国の霊は自己主張ばかりして、こっちの話聞きやがらねえ』って答えられた」

 

 * * *

 

【84】

ソラ

「ケータイとかの親の連絡先の名前って お父さんお母さんとか、父・母とか、フルネームで入れてるもんだよね?

 フラットは『親1』『親2』って入れてて、結構な闇を感じた。ちなみに産んでくれたからって理由で母親が1で父親が2らしい」

 

 * * *

 

【85】

ビスケ

「『もし1万ジェニーにつき1キロ必ず痩せる保証のある薬があったら、私は10万積んで10キロ痩せる』と言ったら、ゴンに『10万ジェニー分食べるの我慢したら貯金もできるし10キロ痩せられるんじゃない?』って言われてぐうの音も出なかった」

 

 * * *

 

【86】

ソラ

「ゴンが『暴走族ってどこ行くのあれ?』と目的地を訊いてきたので、『行ったり来たりしてる』と答えたら『えっ、行ったり来たりしてるの? 迷子なの?』と言うので、『たぶん人生そのものに迷ってる』と答えておいた」

 

 * * *

 

【87】

レオリオ

「ソラがゴンに『暴走族はどこに行くの?』と訊かれて、『行先なんてない。人生に迷ってる』って答えてたけど、元暴走族のダチが、『行く場所はあるんだけど楽しくてのちのち忘れて迷子になることがある』と言ってたことを思い出した。

 ゴンとソラが正しかった。迷子になってる」

 

 * * *

 

【88】

クラピカ

「ファブリーズで除霊が出来るという話と、線香でカビの繁殖が防止できるという話を聞いたのだが、どちらも本当だとしたら幽霊の正体が菌類の可能性が結構あるのではないかと思う」

 

ソラ

「それだと私はただのカビキラーじゃん」

 

 * * *

 

【89】

チードル

「……レオリオさん、この患者の検査、ちゃんと空腹時にしましたよね?」

 

レオリオ

「当たり前だろ」

 

チードル

「だとしたら、中性脂肪がヤバいですね」

 

レオリオ

「どのくらいヤバいんだ?」

 

チードル

「米とパスタに殺されるくらい」

 

レオリオ

「米とパスタが」

 

チードル

「あいつらプロですから」

 

レオリオ

「プロ」

 

 * * *

 

【90】

ソラ

「あの心霊スポットはヤバい。霊感のある無しに関わらず気軽に行かない方がいい」

 

キルア

「マジで? お前がそんなに言うほどヤバいのか?」

 

ソラ

「うん、熊が出るんだ」

 

 * * *

 

【91】

ジン

「実は昔、ミトが留守なのを見計らってゴンに電話したことがあるんだ。

 その時、『お父さんはいるか?』って訊いてみたら、『いらない』って言われた……」

 

 * * *

 

【92】

ミルキ

「気になってる観葉植物があるんだけど、名前が思い出せねぇ。確か……、オークに負けそうな女戦士みたいなやつ」

 

ソラ

「…………くっ、殺せ?」

 

ミルキ

「それにチェ・ゲバラ混ぜたような……」

 

ソラ

「もしかして……クッカバラのこと?」

 

ミルキ

「それだ!」

 

ソラ

「その説明で何故通じると思った?」

 

ミルキ

「こっちの台詞だ、何故通じた?」

 

 * * *

 

【93】

キルア

「ソラが『は?』って言っただけで怒られると思ってつい身構えてしまうってクラピカに言ったら、『私は5秒無言が続いたら謝っている』と言われて、自分はまだまだ修行が足りないなって思った」

 

 * * *

 

【94】

ソラ

「なんで大抵の店はB以上のブラしか売ってないの? Aの私にブラは要らないってこと?

 でも道端で倒れて、救急隊の人が助けてくれる時にどっちが背中かわかるように目印でつけとけって末那に言われてるんだよ!! 売ってよ!!」

 

 * * *

 

【95】

クラピカ

「ついこの間のことなんだが……

 

ソラ

『最近読んだ少女漫画に、好きな男の子に好きって言えないから背中に指で書いて伝えるシーンがあったんだよ』

 

『初々しい話だな』

 

ソラ

『だよね。で、私もやってみたいから後ろ向いて!』

 

『!?』

 

 という流れで背中に“オクラ”と書かれた。意味がわからない」

 

 * * *

 

【96】

ゴン

「レオリオは誰かが怪我したらものすごく心配してくれるけど、『痛いの痛いの生きてる証』って言って飛ばしてくれない」

 

 * * *

 

【97】

ソラ

「人形とかに話しかけると魂が宿ってしゃべるようになるって言うよね。一人暮らしが寂しいから、やってみようかな」

 

キルア

「おいやめろ、本当にそれでいいのか? ただのホラーじゃねぇか」

 

ソラ

「日本人形とかだと怖いけど、ぬいぐるみなら可愛いくない?」

 

キルア

「なんか下品な事ばっかり言うおっさんテディベアが主人公な映画があったよな? あんなんみたいになったらどうするんだよ?」

 

ソラ

「…………その時は私が性教育する!」

 

 * * *

 

【98】

ビスケ

「あんたみたいなどこのペガサスの骨ともわからない奴に、うちのバカ弟子はやれないわさ!!」

 

クラピカ

(これは……好印象なのか?)

 

ソラ

(かなりの好印象だ……)

 

 * * *

 

【99】

クラピカ

「ソラは本当にいつも、斜め上にポジティブだ。

 私が『もう死んでしまいたい』と安易に弱音を吐いたら、即答で『遺書は笑えるのにしてね』と笑顔で言う。

 

 笑える遺書はまだ書けないから、私はまだ死ねない」

 

 * * *

 

【100】

ソラ

「一番怖いのは君に忘れ去られること。一番悲しいのは君に愛されないこと。一番寂しいのは君に会えないこと。一番悔しいのは君に伝わらないこと。一番楽しいのは君と一緒に過ごすこと。一番幸せなのは君に出会えたこと。

 

 ……これからもよろしくね、クラピカ」






第2部に入る前の箸休めに番外編を投下。

そして第2部は来週から投稿してゆけそうですが、……すみませんたぶんG.I編に入るまでのオリジナル回がめちゃくちゃ長くなります。
一応3話以上10話以下くらいの中編にするつもりですが、今の所オリジナルの中編が5話、それを終えて映画のファントムルージュに入ってから、G.I編を予定してますので、……下手したらG.Iに入るのは来年かもしれない。

G.I編が好きな方、楽しみにされている方は本当にごめんなさい。
でも、ここでさっさとG.I編に入るとたぶん原作に追いついてしまうので、作中で結構な時間があってオリジナル回を入れる機会と猶予があるのなら出来るだけ入れておく方針にしています。

皆さんが楽しめるオリジナル回を努力しますので、お付き合いしていただけたら幸いです。

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