なにもない普通の高校生、織村快
彼には誰にも言えない秘密があった
それは、彼女が人気アイドルだということ
彼には誰にも言えない秘密があった
それは、彼女が人気アイドルだということ
俺と私の開校祭 | |
俺の彼女はアイドルです | |
私の彼は優しい人 | |
俺のクラスの出し物は | |
私の朝は早い | |
俺の学園祭準備はこうして始まった/一方その頃 | |
我儘彼女の私を知る彼 | |
朝愛おしく思う俺 | |
私の身はこんなにも満たされて | |
俺と彼女の時間は騒がしくも甘く過ぎていく | |
たとえ彼女たちでも私を止めることはできず、こうして | |
俺たちの開校祭は幕をあける | |
私の悲鳴は教室に鳴り響く | |
こうして俺は託されて | |
私の世界は充実に | |
俺と彼女の開校祭は静かに幕を引く | |
私と俺の一週間夏休み | |
一本の電話から始まる一週間夏休み |