神たちに送られ異世界に   作:こっとん1999

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97話 風邪にやられた……奴は強敵だ……

前回のあらすじ
仲間ゲット!
次の舞台は城内
テンプレ?呪いの武器!


龍介、ダンジョンふたたび 9

「とと様~、ここの部屋はなに~?」

「この部屋は……整備室?なんだここ」

 

 武器庫の次に入った部屋は整備室?機械室?色々な部品や工具が置いてある部屋だ。かすかにオイル臭い。

 

「とと様、これ見て!かっこいい!」

 

 スズランが持ってきたのは少し古ぼけた紙か?-ペラペラぺラ……-これは設計図、だな。ポンコツ兵 、プロトキラー 、キラーマシン 、キラーマシン2、キラーマシン3 、スーパーキラーマシンか。

 

「でかしたぞ、スズラン。よしよし、いい子だ」

「えへへ、もっと探してくる!」

 

頭を撫でるとデレるスズラン。やっぱりかわいい。他のスライム達も撫でるとぐにゃぐにゃデレるんだよな。やっぱり深い仲魔愛は強いな。

 

『スーも褒めてー!』

『ライムも……』

「よーしよしよしよし!みんなかわいいぞ~」

 

やはり家のスライムたちは、どいつもこいつもかわいいなぁ。ぽよんぽよんふにょんふにょん、ぷにぷにすべすべ……眺めてよし、触れ合ってよし、ビッグスライムなど大きなスライムは人をだめにするソファです。あれは、魔王をもだめにします(当社比)

 あ、話を戻そう。確かキラーマシンの作成者はドクターデロト……ゲームの説明でちらっと、それも一瞬しか出てこないからよくは知らないけど、彼は名前だけの登場で詳しい情報はまったく不明。この世界ではきちんと存在していてこれを作ったのだろうか?そんでもって、ここは彼の研究所兼製造工場か?でもここはダンジョンだし……つまりダンジョンは不思議なことがいっぱい、はっきりわかんだね。

 

 よくわからない設計図はしっまちゃおうねぇ。こいつはなんとなく世界に出しちゃいけない気がする。古代の遺物というか古代兵器というか……そんな設計図だし誰かが作ってしまったら戦争だな。インベントリの肥やし肥やし。

 

『あるじ~こんなの……見つけて……きた~!』

『……大物!』

 

 ずるずるとスー達が引きずってきたのは全身赤色にカラーリングされたキラーマシン?タイプGか?それともラストキラーマシン?

とにかく大物だな!

 

「よしよし、よく見つけてきたな~。偉いぞ~」

 

 あ~もう、かわいいなぁ。ずっと撫でちゃう。本当に、なでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなでなで…………( ゚д゚)ハッ!

 

 いかんいかん、目的を忘れるところだった。んで、これはタイプGなのかな?赤色のキラーマシンと言ったらタイプGかラストキラーマシン?上から下まで調べてみてもスイッチはない……そもそもキラーマシンは何で動いてるんだ?電力?ガソリン、なわけないし……魔力いてみっか!

 ありったけの魔力を背中の方からぐいぐい流し込む。

500ほど流し込んだ時かな?-ピピピッ-っという音と共に赤色のモノアイに光がともる。

とりあえず距離を取ろう。急に斬りかかってこられると困るし……

 

-ピピッ-「システムチェック中……システムチェックOK。オールグリーン、起動シマス。オハヨウ、ゴザイマス、私ハ、タイプG。全テノマスターノ敵ヲ排除スルベク、製造サレタ、大量殺害者(ジェノサイダー)デス」

 

 なかなか、怖いこと言ってますね。

 

「マスター、私ハ何ヲ排除スレバイイデショウカ……命令ヲ」

 

……お?

 




高評価、ブクマ、ご意見、ご感想お待ちしてます。活動報告でモンスターの案なども募集しています。スキルでも良いですよ?(/ω・\)チラッ

かれこれ一週間風邪にやられております……更新ペースは落ちます(確信

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