神たちに送られ異世界に   作:こっとん1999

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72話。なんかこう、ねもい(更新する日付間違えてたーーーーー

前回のあらすじ
卵まっしろ
王様愛妻家疑惑
卵かってぇ


あぁ、やっぱりと龍介はひとりごちる 10

 砕くのに10分もかかった卵の殻の厚さは10cm。硬さは鉄よりちょいと硬い。いや、これもう卵と言って良いかすら分からない。ともかく、無事に新しい家族を迎えることができた。新しい家族、それは魔のサソリ。尻尾まで入れると全長3m。でもその姿はややデフォルメされており、かわいい。ごついサソリもいいがこっちもなかなか……

 

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魔のサソリ ♀ Lv1

 

ランク:A

 

HP:2000/2000

MP:4000/4000 

攻撃力:700   

防御力:800 

素早さ:300

 賢さ:600 

器用さ:400

 幸運:80

スキル================

・ダッシュ Lv3 ・豪腕   Lv2 

・気配察知 Lv3 

特殊スキル==============

・狂毒   Lv2 ・人化   Lv1

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 すごく、すっちりしたステータス。それに?人化ですと?これは熱い。

 

「さてと、スキルの前に名前だな……」

『可愛いのをお願い。とと様』

 

 可愛いの……さそり…スコーピオン…スコルピオーネ…アラクラン……この系統はダメだな。

こういう時に便利なのは花言葉。

 

むむむむ……………

 

「よし、決まったぞ。今日からお前はスズランだ」

『スズラン?』

「ああ、俺の出身の花で、意味は『幸福の訪れ』だ。ぴったりだろう?」

『スズラン……スズラン……うん!気に入った!とと様、ありがとう!』

 

 よっぽど嬉しかったのか、スズランがたまらず抱きついて(飛びついて?)来る。

おぅ、いくらデフォルメされていても飛びついてくると迫力が違うな……もちろん受け止めたけど。おぉ、よしよし。そんなスズランの触り心地はすべすべしていた。

 

『スーも!』

『ライムも……』

『ちょっとこっ恥ずかしいけど……自分も……』

『あの……私も……な、なでて……』

 

 従魔たちとの戯れの時間だ。外野は黙っていてもらおうか。異論は認めん、俺はこの空間を堪能する!

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

「そろそろいいだろ?」

 

 ぶっちゃけ疲れた。またこのパターン。このまま続いていたら筋肉痛は免れなかった。外野の異論は認めんとか言ってごめんな。

 

『『『『『うん!(はい!)』』』』』

 

 良かった。

 

「それじゃ、スズラン。人化を見せてくれるか?」

『うん!』

 

 スズランが体に力を入れるとモワモワと白い煙が立ち込め……

 

『じゃ~~ん!!』

 

 中から桃色ポニーテールの女の子が出てきた。身長は150cm位。身長的に娘っていうか……妹?

 

『かわいい?かわいい?』

「か……かわいいっす!!」

『えぇぇぇ~~~!?』

 

 あ、カルネに攫われた。はやっ!全然見えなかった……これが可愛い物好きの女子……これは恐ろしい……

というか……渡さないとばかりに威嚇しないでほしい。

 

 

 

 スズランが開放してもらえたのは、それから2時間ほど後で、王様が戻って来てもやめないのは流石だと思うよ。まったく、イベント盛りだくさんな1日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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