神たちに送られ異世界に   作:こっとん1999

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71話。なんかこう、内容が薄い気がするけど気のせいかな?そう、信じたい。

前回のあらすじ
卵すっげぇ毒々しい
キェアァァァァァァシャベッタァァァァァ
side:卵


あぁ、やっぱりと龍介はひとりごちる 9

 あれから数時間、卵が真っ白になった。心なしか神々しいオーラを放っているようだ。

陛下は安全のため、その他兵士は負傷した者の避難のために別室の移動した。陛下が「テイム出来るかもしれないんだろ?みたい!見せて!いや~だ!みたいみたい~!」って駄々をこねた、だがリブロがしっかりぐるぐる巻きにして連れて行った。よくできた息子さんですね。

 

「あんな陛下……初めて見たっす……何か急に親しみが持てるようになったっす……」

 

 そうだろう?カルネ。

 

「俺は知っていたぞ?何しろ俺と同じ愛妻家だからな。また今度話に行こうかな?」

「また話に行くの?この前十分話したわよね?また三日三晩ほっとかれると…………その……寂しい……から……ね?」

「おぉ……パラネラ!」

「エッジ!」

 

 そう言うと、2人はひしと抱き合い……おぉ甘い甘~いキスですか。てっきりまたパラネラが怒るのかと思ったら、照れながら「ほっとかれると寂しい」って……見せつけてくれますな!この夫婦!

 

「そういうのは二人のときにやってくれ……頼むから……」

「「あっ」」

 

 エッジは少し気まずそうにし、パラネラは、うつむいてしゃがみ込んでしまった。今頃、蒸発しそうなほど顔を真赤にしているだろうな。なぜ分かるかって?耳がこれでもかと言うほど赤いからだよ。あ、エッジがその様子を見てまた顔がにやけてる。この2人はどこでもこんな感じなのかな?陛下とも親しどそうだったし、それに陛下……あんたも重度の愛妻家か……

 

『とと様、そろそろ出れそう』

「お、そうか。そろそろ生まれるぞ~」

「お、やっとすか。モンスターの孵化なんてなかなか見れるものじゃないっすからね。楽しみで夜も眠れなかったっすよ」

「カルネ、お前さっき立ったまま寝てただろ」

 

 あの後、卵の中身とある程度会話していたが、あのトンチンカンが変化したとは思えないほどいい子だ。

何故、とと様と呼ばれているか聞いてみた。その答えは『魔力(ご飯)をくれたから』らしい。そして、もっとこの甘味(魔力)が食べたいらしい。すっごく甘く美味しいと。試しにスー達にあげてみた結果、吸い尽くされた。ルームの子もほしいほしいともう大変で。何か、肌荒れたかな?この数時間で魔法の聖水何本飲んだことか……げぇっぷ……失礼。そうこう回想に苦笑いしていると、卵からゴンゴン聞こえてきた。いよいよか、生命の神秘。

 

『ちょっと待って、思ったより殻が硬い。とと様助けて!』

 

 えぇ、確かにとても鈍い音がするけどそれ……ドジっ子属性か。悪くない『早く助けてぇ!』あ、はい。

 

 この卵、すっげぇ堅いのな。割るのに10分かかった。

 




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