神たちに送られ異世界に   作:こっとん1999

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65話!ついこの間、睡魔をボッコボコにしてやりましたよ。そう、眠眠◯破でね。(キリッ

前回のあらすじ
左手吹き飛んだワロス
犯人はネックレス
あとすごい人来た


あぁ、やっぱりと龍介はひとりごちる 3

「リュウスケ……すまなかった!」

 

 陛下が突然、頭を下げる。

 

「おやめください!一国の王が冒険者に頭を下げるなんど」

「馬鹿者!ここで頭を下げずに、どこで下げるというんだ?こういうところをしっかりしないと人としてダメだと思うぞ?」

「も、申し訳ありませんでした!」

 

 一蹴された大臣らしき男がすぐに引き下がる。さすが陛下、やる時はやる男、そこにシビれる!憧れるぅ!と、まぁそんな話は置いといて……

 

「こればっかりは唐突で、どうしようもなかったと思います。だから謝罪は大丈夫です。ところで……Aランクのカードを貰ってもいいですか?」

 

 このままだと時間かかりそうなのでズバッとつっこむ。皆ポカーン……今、このタイミングでそれを言うかね?という感じで見られた。だって、ねぇ?結局このゴタゴタで今日の所は無し!とか言われたら困るしねぇ。

 

「この非常事態に何を「はっはっはっは!」陛下!?」

「いや、さすがリュウスケ。流石だな。我が道を行くといったところか?……後、この喋り方もうやめていい?何気に疲れるんだけど……」

「陛下…………もう私は知りません!お好きにどうぞ!」

 

あ~あ、大臣(誰かわからないから決めつけ)が怒って出てっちゃった。

 

「ここには関係者しかいないからあのモードで話す意味がわからないね、うん」

 

 うん、俺は陛下がどうしてこんな性格なのかわからない、うん。

 

「はい、これ」

 

 そうやって渡されたギルドカードは赤、しかもタダの赤じゃない。メタリック加工された赤だ。これは胸熱展開!受け取ると金属の重量感。高級感が5割増しになった気がする。プラスチックだった普通のクレジットカードがワンランクもツーランクも上になった、そんな感じだな。

 

「それじゃ、このカードの特典の説明をしよう。まず、公爵と同等の発言力を持てる、だからといってどうなるかと言われると微妙だけど……まぁ、理不尽に貴族の一言で裁かれる事が無くなるね。そんなこと事態無いと思うけど……信じたいけど、何事にも異例の事態はあるから頭に入れといて。それに、書庫の低層までの閲覧が可能になった。これは嬉しいんじゃないか?」

「おっ、本当ですか?」

「マジでマジで」

 

 これは嬉しい、時間がなくて書庫に全然行けなかったが有るだけでも嬉しい。

 

「あとは、大きな商店で割引くらいかな~、50%ぐらいだっけ?」

 

 半額!これも嬉しい。そろそろ足りないものを補充しなきゃなと思ってたんだ、助かる。

 

「このくらいかな?このカードさえあれば、わりと何でも通るからくれぐれも気をつけてくかってくれ。カードの乱用が見つかった時は……確かギルドから永久追放だったかな?リブロ、確か過去にいたよな?」

「たしかあれは……」

「そこら辺は気をつけているので安心してください」

「信じてるよ」

 

 流石に「Aランクだぞ!ありったけの酒と金を寄越せ!」とかやるほど腐っているつもりはない。

そんな時

 

「ん?」

「リュウスケ?どうした?」

「今揺れたような……」

 

-ズゥゥゥゥン-

 

「あ……」

「リブロ、気づいたか?」

「あぁ、たしかに今揺れた」

「揺れたな……」

『オオオォォォォォ!コノヨヴナグニ、アルイミナドナジィィィィ!』

 

 トラブルさん、今日は出番が多いですね。

 




トラブル「いやぁ、そんなに褒められても何もでませんよぉ?」

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