神たちに送られ異世界に   作:こっとん1999

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55話。残業ガガガ・・・・

前回のあらすじ的な
オークキングを圧倒!
圧倒!
圧倒っ!!


龍介VSオークキング 12

オークキングの残機は残り2。スライム達がジェネラル達を無事に撃破したようで、オークキングと俺を取り囲むように様子をうかがっている、というか完全に観戦してる。あ、仲間の冒険者の姿もみえ………できるだけ近くで見たくて前に出てきたスライム達に揉まれて後ろの方に流れていった。従魔大放出してるからなぁ。その数は400を越えてる……ビッグスライムに挟まれてたけど大丈夫かな?……なーむー

 

 

「……お前は……慕われテいるのだな……」

「当たり前だ。俺の家族だからな」

「……家族、カ……我は……力で負け……そしテ、上に立つ者トしても負けているのだな……」

 

なにか諦めのような、そんな目をしたオークキングが遠い空を眺める。そして剣を地面に突き刺し、座り込む。

 

「何の真似だ?」

「殺セ。我の負けだ……お前には何モかも負けている。力でも、王としても、負けている。もはや勝ち目はない。殺すがいい」

 

潔く敗けを認めるか。数十分前とは大違いだな。これで仕留めれば、依頼は完了が。だが…………

 

「断る」

「………なぜダ。まさか、見逃された弱き王として、このまま生き恥をさラせと言うのか?」

「そうは言わない。何しろ、お前は俺がテイムするからな。王じゃなくなる。俺の仲間だ」

 

そもそも、討伐しなくてもオークキングの脅威がなくなれば依頼は完了だろう。

いやー、負けを認めてくれるなら簡単だ。運が良い。

 

「……それこそナゼだ?我など、お主と比べれば弱……」

「何を言ってるんだ?それを言うと、周りのみんなは俺より弱いぞ?」

「ぐ、そうだナ……」

「生きたくないのか?殺せと言っているが、内心死にたくはないだろ?」

 

死にたいと思う人でも、心のどこかで生きたいと思っている。だから、いざ死ねる瞬間が来ると、躊躇うんだ。感情があるものはみなそうだと思う。

 

「ぬぅ……」

「それに、強者に従う。よくある話だろう?しかも、厚待遇だと思うぞ?」

「……そうだナ………」

 

そう言うと、オークキングは剣を取り、こちらへ預け跪いた。これは騎士の誓いの儀式。オークキングの肩に剣の刃を置き誓いの文句を唱える。

 

「謙虚で、誠実であり、礼儀を守ることを誓うか?」

「誓う」

「裏切ることなく、欺くことの無いことを誓うか?」

「誓う」

「弱者には常に優しく、強者には常に勇ましくあることを誓うか?」

「誓ウ」

「己の品位を高め、堂々と振る舞うことを誓うか?」

「誓う」

「家族を守る盾となり、家族の敵を討つ矛となることを誓うか?」

「誓う」

「汝が騎士である身を忘れるな。我、汝を騎士に任命す」

「ありがたき幸セ。この身、朽ち果てルまで貴方に忠誠を……」

「テイム」

 

<オークキングのテイムに成功しました>

 

オークキングに剣を渡す。ふー、ネットサーフィンしててよかった。じゃなきゃこんなにスムーズにいかなかった。問題は、進化の秘法……これだけを浄化出来るのか?浄化したらオークキングも死にました!じゃ洒落にならん。

 

『終わったんだね』

「ああ」

 

ナイトが血に汚れた鎧を拭きながら近づいてきた。なぜか不機嫌だ。

 

「どうした?」

『別にぃ。ただ、先を越されたなぁって』

 

あぁ、誓いの儀式か。

 

「じゃあ、俺に剣を預けてくれるか?」

『!! 喜んで!』

 

ナイトが剣を渡してくる。先ほどと同じ質問をし、こう、締めくくる。

 

「汝が騎士である身を忘れるな。我、汝を騎士長に任命す」

『!?……この身朽ち果てるまで、たとえ朽ち果てたとしても貴方に忠誠を誓う』

「満足か?」

『清々しい気分だよ、主。力が湧いてくるみたいだ』

「そうか、それはよかった。それじゃあ戻るか」

 

こうしてオーク達の脅威はなくなり、わずかに残っていたオークをテイムつつ、クリスのいるであろうオークの集落に向かった。そこで事情を説明し、夜が明けるのを待って帝国へ帰った。

 

翌日、国に着くと俺と、ギルマス、サブマスが城に呼び出され、オークキングの脅威がなくなったことを説明した。

その時、証明としてオークキングを出したがこれが驚き。あんなに太かった体がほどよく筋肉がついたスリム体型になり、白銀の鎧に身を包んでいた。剣も白くなっていた。話を聞くかぎり、ルームの中でアルマが出てきて進化の秘法だけ浄化していったらしい。俺にありがとうと言っていたとか。種族はオークパラディン、Aランクだ。

どうやらナイトも変化し、ルーンナイトになったとか。ルーン、まぁ日本語なんだけど……それを空中に綴ったり、物に綴ることによってそれを発現させられるとか。ちなみにBランク。

 

このあと解散した。

 

 

 

 

 




 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | なかなかな長編だった  |
 |   byこっとん   |
 |____________|
    ∧ ∧ ||
    ( ゚д゚)||
    / づ Φ

生産職の道のりは厳しいね。

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(ゲームの話題ぐらいしかツイートしてないですけどww
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