前回のあらすじぃ!
マンイーターとバトル
エッジ変態説
これ以上書けないぃぃぃぃぃ
パラネラの見事なパンチが決まったその少し後、オーク達の中に、まるで何かに操られたかのような、ふらふらとした動きで森の侵略を始める者が増え始めたことに気づいた。
「おかしいですね…………」
クリスはその不可解な動きをするオークを前に呟く。
「これは酷いな………」
「顔が酷いわね……」
「何かに憑かれたような、そんな感じっすね」
エッジ達やカルネ、他の冒険者達もこの異変を感じ取っているようだ。
「何か、ゾンビのような、いや………洗脳?」
「死神くんも、そう考えるっすか……」
しばらく様子を見ていると、その不可解なオークが別のオークに近づき耳元で何かをつぶやく。次の瞬間、今まで普通だったオークがいきなり痙攣し始め、倒れる。少しすると起き上がるが、その表情は虚ろで、さっきのオークと同じように何かをブツブツとつぶやいている…………ちょっと家のオークを出して通訳してもらおう。
………通訳した結果『全テハ、オークキング様ノ為ニ』だった………洗脳されてるぅ!まごうことなき洗脳だぁ!
しかも常につぶやいてるときた。これはオークキングが何かをしたということでいいな……
「どうやら……オークキングの影響らしい」
「それは、このオークからの情報ですか?」
「ああ、少し翻訳してもらった。結果は『全テハ、オークキング様ノ為ニ』を繰り返し言ってるらしい」
「今回のオークキングは……今までのと少し違うようですね。これは警戒度を引き上げる必要がありますね」
…………ん?オークの胸部に黒い塊があるな……急におかしくなったオークには耳に黒い塊………
「………少し気になったことがある。確かめるために、あそこのオークと戦ってみて良いか?」
「そうですね……くれぐれも気をつけてお願いします」
家のオークは少し下がっててもらおう。スー、ライム、ナイトと前進する。
===================
半進化獣:オーク 1 ♂ Lv33
ランク:C
HP:527/527
MP:257/257
攻撃力:377
防御力:443
素早さ:216
賢さ:217
器用さ:198
幸運:50
スキル================
・槍術 Lv4
===================
===================
半進化獣:オーク 2 ♀ Lv30
ランク:C
HP:524/524
MP:253/253
攻撃力:335
防御力:453
素早さ:202
賢さ:211
器用さ:192
幸運:75
スキル================
・槍術 Lv3
===================
半進化獣?それに名前の後ろの数字……ますます訳がわからん。とりあえず一撃で終わらせよう。
縮地法を使い、半進化獣オーク達の後ろに近づく。その太い首を、魔力を込めた大鎌で一気に刈り取る。
これで首から上を失ったオーク達は、どす黒い血を吹き出し……力なく膝を……血が吹き出ないし、膝をつかない……
「…………っ!”#%”$fhbs#!!……ガギア゛アアァァアアアァァァァァッ!」
「…………whjっpjtpwhっ!!」
えっと……頭が生えた。肉がジュクジュクボコボコなり始めたと思ったら骨、筋肉、毛皮の順に再生していった。えっ、怖いんだけど……もうオークの鳴き声じゃない……
===================
半進化獣:オーク ♂ Lv33
ランク:C
HP:527/527
MP:257/257
攻撃力:377
防御力:443
素早さ:216
賢さ:217
器用さ:198
幸運:50
スキル================
・槍術 Lv4
===================
===================
半進化獣:オーク 1 ♀ Lv30
ランク:C
HP:524/524
MP:253/253
攻撃力:335
防御力:453
素早さ:202
賢さ:211
器用さ:192
幸運:75
スキル================
・槍術 Lv3
===================
数字が減ってるし消えてるってことは、あれが残機ってことでいいのか?進化の道を歪めるていうか……これは、もはや生物としてどうかと思う。
「ギ……ア゛ァァァア゛ア゛アア!」
「ア゛ア゛ァァァァァア゛ァァァア゛ア゛」
血涙に濡れた目を血走らせ、よだれを振り撒きながらオークの1匹が襲いかかってくる。もう1匹はスー、ライム、ナイトらが相手をしている。
1度死んだだろ!もう楽になれって!大鎌で上段からの降り下ろし。手に持つ槍で防ごうとするが、魔力の込められた大鎌を防ぎきれる訳もなく、槍を真っ二つにする。そのまま右肩から左胴にかけて斬りつけると、ワンテンポ遅れて胴体が落ちる。念のため首も落としとこう。もう復活することはないだろう………よし、完全に沈黙した。しかし……血涙以外、血の1滴すら出なかった。
さて、残り1体、と思ったらもう終わってた。切り傷、焦げ跡、打撲痕、ボロボロの常態で事切れているオーク。少し離れた場所にどろどろに溶け、ブスブスと煙をあげている肉塊があった。つまり、あそこで1回死んだらしい。
俺の目の前で倒れていたオークと、スー達の倒したオークの死体がどろどろになって地面に溶け、小指の爪ほどの黒い石が残った。死体すら残らないとは……
超劣化進化の秘法=========
進化の道を歪める秘法の極々一部
これを埋め込まれたものは自我を失い
本体に操られる人形になる
=================
こいつがさっき胸部や耳についていた物の正体らしい。進化の秘法のごく一部か。これも回収対象だろう。
「これはいったい……確実に死ぬ一撃だったのに……」
ん~……進化の秘法について話した方がいいのか………特に口止めされていないし良いよな。
「今回出現したオークキングの力だ。なぁ、進化の秘法って知っているか?」
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| ちょっと人生謳歌 |
| byステル |
|__________|
∧ ∧ ||
( ゚д゚)||
/ づ Φ
補足
進化の秘法の欠片はオリジナルです。半進化獣もオリジナルで考えました。この欠片は名前の通り、進化の秘法劣化版って感じです
高評価、ブクマ、ご意見、ご感想お待ちしております。活動報告でモンスターの案なども募集しています。
ツイッターのアカウントもフォローしていただけたら嬉しいです。
(ゲームの話題ぐらいしかツイートしてないですけどww
https://twitter.com/kottonn1999
人
( ゚◡゚).o0(ツイッターに絵を書いて送ってくれたら……感謝感激雨あられ)