神たちに送られ異世界に   作:こっとん1999

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48話!しばらく続く……かも?

前回のあらすじぃ!
スライムぷにポヨ
してたら遅刻しかけた
新キャラ登場!


龍介VSオークキング 5

「左方にオーク2,メイジ1。他敵影なし。右方、オーク3のみ」

「そうですか……では、そちらのグループでオークとメイジを、そちらでオーク3匹をお願いします」

「了解」

「任せて!」

 

 現在、Bランク3人を1グループとし、3つのグループを作って行動している。その内の1つは斥候班で、ローグをリーダーとし周囲の索敵を行っている。ちなみに現在地は中層辺り。

俺?俺はカルネやクリスと同じソロだ。と言っても、今のところテイムしたヘルホーネット達に偵察に行ってもらい、斥候の手伝いをしてるだけなんだが……余談なんだが、エッジ達夫婦は二人でいちゃいちゃ行動するらしい。

え?なんで俺がソロか、だって?魔物使いだからだよ。

……この言葉万能だな。今後も使おう。

 

「後方からマンイーター5!」

「リュウスケさん、お願いします」

「わかった」

 

 こんな感じで、たまに仕事が回ってくる。

 

「スー、ナイト、ライム、GO!」

『は~い!』

『お~!』

『スカラ、ピオラ、バイキルト……ドルマ、ドルマ、ドルマ、デイン、ドルマ』

「「「「「~~ッ!?」」」」」

 

 ライムが補助呪文で俺とスー、ナイトの防御力、素早さ、攻撃力を強化。その後1匹ずつに攻撃呪文。なんでデインを1発混ぜたのか、不思議でたまらないがこの際いい。

 

 殆どのマンイーターは、ライムの攻撃のおかげで怯んでいるが、俺が対峙した2体のマンイーターは怯まなかったようで、触手を振るい攻撃して来た。しかし今更そんな攻撃が当たる俺じゃない。バフもかかってるしな。

上、右、右、左、下、左、右、!触手が鞭のように四方から襲い掛かってきた……が、その全てを大鎌で切り落とす!

 

「「~~~ッ!!」」

 

 すべてを切り落とすと、もうマンイーターに為す術なし。縮地で1体のマンイーターの目の前に出る。

離れていたはずの俺がコマ落ちしたように消えて、気がついたら目の前にいたとしたら、それはもう驚くだろう。そこへ、大鎌による真下からの切り上げ。跳ね上がった大鎌は弧を描くようにしてマンイーターを分断した。

 

一瞬にして仲間が死んだ、次は自分だ。そう考えたのか、マンイーターがとった行動は逃走。今回は、無理に仕留める必要もないので放置。たまにはこういうことしてもいいだろう。

 

 一方、スーは……

 

『びゅ~~~~ん!』

「「~~~~~ッ!?」」

 

 地面が弾けた。スーが弾丸のような速さで地面すれすれを飛ぶ!スーが通り抜けた後には、スーと同じような大きさの風穴が空いた2体のマンイーターの姿が……

おそらく、豪腕のスキルで地面を弾き、その時に乗った勢いそのままマンイーターにぶつかり、悪食で削り取った………ってかんじかな?うまく説明できないが、そんな感じだろう……

 

ナイトは………

 

『しっ!はっ!せいっ!でりゃ!』

「~~っ!!」

 

襲い来る5本の触手!それを難なく切り裂くナイト選手!これはマンイーター選手劣勢だ!

 

「~~!!」

 

おぉっと!?ここでマンイーター選手、新しい攻撃だ!これは………地面が溶けています!酸です!マンイーター選手の強力な酸による攻撃だ!これはさすがのナイト選手も厳しいか?

 

『ちょっ、主!恥ずかしいからやめてよ!』

「あ、聞こえてた?」

『バッチリと』

 

それは失敬、失敬。酸攻撃は意外だったが、少し相手の攻撃方法が変わったくらいで負けるナイトせn……ナイトじゃない。

少し時間は掛かったが、問題なく倒すことができた。

 

< レベルが上がりました >

 

「ご苦労様です」

「いや、どうってこと無いさ」

「こっちも終わったぞ」

「こっちもです」

 

  Bランクグループ1、2もちょうどオーク達を討伐し終わったらしい。この分だと、予定よりちょっと早く目的地に付きそうだ。

 

現在は中層、なのに出会う魔物はオークが主。つまり、中層はほぼオーク達に支配されていると言っていいんはずだ。このまま放っておくと大変なことになっていたな。本当、ギルドに報告しといてよかった。

 

「少し休憩したら、また進みます。回復をしっかり行ってください」

「いや~、死神くんかっこよかったっすね~。あ、これそこで採れたフルーツっす。よかったらどうぞっす」

「ああ、ありがとう」

「なかなかの強さの従魔達だね。しかも皆、仲が良さそうだ」

 

 スー達と休憩していると、カルネとエッジが相変わらずのフレンドリーさで話しかけてくる。

 

「でも、魔物使いとは似ても似つかない戦い方っすよね」

「今までにないタイプだね。俺が知ってる魔物使いは皆、魔物の後ろに隠れて戦ってばかりだと思うんだけど」

「なんか、普通に戦ってたらこのスタイルに収まっただけだがな……そんなにおかしいか?」

 

オンラインゲームとかだと、召喚獣と共に戦うとかロマン溢れていたが……そうか、よく考えたらドラクエの世界じゃ、魔物使いは後ろで高みの見物だったな。

 

「そうでもないさ。むしろ魔物に任せず前に出る姿勢!むしろ好きだね。でもうちの嫁さんの方が100万倍好きだね!そういえば昨日の夜にな~「はい、そこまでよ。ちょっとエッジに話があるからしばらく待っててね」いだだだだだだだだ!痛い!痛いって!」

 

あぁ……うん、読めてたよ……だってエッジの後ろにずっとパラネラがいたもの…………たぶんこうなることが分かっていたんだろうなぁ……

 

「もう、エッジはこれが癖になってるんじゃないか?なんかハァハァ言ってたぞ」

「パラネラ先輩自慢をしてるときは大体あんな感じじゃなかったっすか?でも、もしかしたら、そうかもしれないっすねぇ………あれ?なんかエッジ先輩の威厳が……」

「それは、初めて嫁自慢と茶番見せられたときに地に落ちたな」

「先輩…………」

 

休憩を取っているとはいえ、死の危険と隣り合わせなのは変わらない。少なからず、精神をすり減らしている状態だ。こんな時にエッジみたいなムードメーカーがいたら、また変わってくるのかな。

 

「それではそろそろ、出発しましょうか。エッジさん、真面目におねがいしますね?」

「俺はいたって真面目だ!真面目に、真面目な妻の自慢話をガッ⁉ヒデブッ⁉」

 

パラネラの右フック、左ストレートが綺麗に決まった……ほんと、懲りないよな。

 

 

 




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    / づ Φ

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