前回のあらすじ
オーク肉換金
薬草畑完成!
大鎌の切れ味がしゅごい
ギルマスまさかの防衛騎士団の元帥
俺はハイドゴーレムに起こされる事によって朝を迎えた。
「どうした?……何か鳴ってる?」
ハイドゴーレムが頷く。なんで会話ができてるというと、俺もよくわからん。何を伝えたいかがうっすら分かるって感じ?ともかく分かるんだ。
-ピピピピピピピ-
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リュウスケ・ササキ
人間
職業:スライムマスター
ランク:B
連絡:着信あり クリストファー
<出る> <切る>
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そういえばこんな機能あったな……すっかり忘れてた。
-ガチャ
「もしもし?」
「クリストファーです。リュウスケさん、おはようございます」
「ああ、おはよう」
「早速ですが要件をお伝えしますね。今回、オークキングに関する情報を提供してくださって本当にありがとうございました。今回の件について、ギルドマスターと相談し、Bランク10名、Aランク5名でオークキングを討伐することが決定し、リュウスケさんにも参加してほしいんです」
「なるほど、わかった。何時に行けばいい?」
「13時にギルドの受付に私の名前を出してください。奥の部屋に案内されるはずです」
「了解」
「よろしくお願いします」
-ガチャン
13時ね、今は8時。適当に時間を潰すか。きりかぶおばけ達が集めた特やくそうを受け取った後、皆で食事。
イナリ商会で買い忘れた食材の補充に商店街へ。これで暇つぶしだ。
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「おばちゃん、卵20個と小麦粉を10kg、塩、胡椒、砂糖を300gくれ」
イナーリ商会で食材を仕入れたのはいいが、忘れ物が多すぎて笑いがこみ上げてくる。
商店街の八百屋のおばちゃんの店で調達。
「あいよ、合計で8,600Gだよ。そういえばあんた、最近有名になってきたみたいだねぇ、巷で噂だよ?成人したての子が最速でBランク入りってねぇ。でも気をつけるんだよ?冒険者は危険と隣り合わせなんだから。オークキング討伐、行くんだろ?」
「ああ、わかってるさ。しかし耳が早いな。昨日今日の話だろう?」
「おばちゃんは噂話に敏感なのさ、誰よりも……ね」
相当自信があるんだろう。ニッコリサムズアップしてきた。
「それじゃ、最近なにか面白い噂ないか?」
「実は、とっておきのがあるんだよ。なんでも皇帝陛下が面白い娯楽にはまってるらしいんだよ。しかも、ハマりすぎてちょっと寝不足らしいときた」
「へ、へぇ、それは面白いな……陛下は一体どんな娯楽にハマったんだろうなぁ」
「そこまではどうしてもねぇ……」
おばちゃんが悔しそうにため息をはく…………しかし、心当たりがありすぎる……あの人そんなことになってるのか……
「そうか……また面白い噂があったら教えてくれ」
そう言いつつ、料金ぴったりを渡す。
「それじゃ、次もとびっきりのを用意しとくさね」
不敵におばちゃんは笑った。
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あれから、串焼きを買ったり、オーク肉と野菜を黒パンで挟んだケバブサンドのようなものを買ったりして時間を潰し、ギルドへ向かう。
「サブマスターに呼ばれて来た」
受付にギルドカードを提出しクリスの名を出す、受付がすぐにカードを何かの道具に当てる。
「はい、確認いたしました。こちらへどうぞ」
中は学校の教室ほどの広さで、すでに10人ほどが集まっていた
「死神くん、昨日ぶりっす。やっぱり呼ばれたっすね~」
「ああ、カルネもか」
「あたりまえっすよ。なにせ国内にいる数少ないAランクっすからね」
ふふんと誇らしげにカルネが胸を張る。たしかAランクは5人だっけか?
「残りの4人はどんな人なんだ?」
「1人は死神くんもよく知ってる人のはずっすね。もう1人はちょっと薄気味悪い人っす」
「後の2人は?」
「仲のいい夫婦っすよ。旦那さんのほうは尻に惹かれてるっすね~。見てて飽きないっすよ~。多分今回全員紹介されるんじゃないっすか?」
「それは会うのが楽しみだな」
「お、クリス先輩が出てきたってことは、もうそろそろ始まるっすね」
全員揃ったのか、部屋にクリスとギルマスが入ってきた。
ギルマスが説明するみたいだ。
「皆集まったようだな、それじゃ、オークキング討伐の説明を行う!」
「「「おーーっ!」」」
テンションが上りまくった冒険者、うるさく叫びざわつく。
「静かに!!」
おぉ、クリスがよく通る声で場を制した。
「今回のオークの勢力は約550。その内、50匹が上位種だ。知っての通り、オークキングが確認された。オークキングはAランクの魔物だが、今回、討伐隊に選ばれた君たちの中にはAランクの冒険者が5人もいる。つまり、おもったより楽な作業になるということだ」
場がどっと沸いた。なんだろうな?カリスマ?スキル?わからんが行けるような気にさせる力があるよな。
「さて……なぜ15人の少数でオークの討伐に行くのか気になっていると思うが、理由はいくつか有る。1つ、大人数をまとめるのは大変だ。2つ、大人数で行くと時間がかかりそれだけ疲労する。3つ、ぶっちゃけCランクが殆どのオークに実力のある15人が負けるはずない。4つ、結構な数の冒険者出したら残った依頼の処理に困る」
最後の最後でぶっちゃけたな、今までのが全部台無しだ!
「ギルドマスター?」
「あ、いや………最後のは冗談だ。ゲフン……Cランク以上の冒険者を総動員しようとしたんだが、人数が多すぎること、Cランクでは少なからず犠牲が出ることを考え、実力のあるBランク10名、更に帝国内のAランク5名で行くことに決まった。クリスが選んだお前らだ!必ずオークキングを討伐してることを信じている!」
お、終わりみたいだな。この後、クリスから物資の説明、動きについての説明があり、解散となった。俺は残るように言われたんだが……
「リュウスケさん、今回の情報提供ありがとうございます。少ないですが情報料として500,000Gをお渡ししますね」
「いや、気持ちで十分なんだが………」
「ま、貰っといて困るものでもないだろ?子供が遠慮するんじゃねぇ。もらっとけ」
まぁ、そう言うなら貰っとこうか
「それだな……あ~、やっぱ良いや」
グランがなにかを言おうとして止める。なんだよ、気になるじゃないか!
「なんだ?気になるな……言いたいことが有るなら言ってくれ」
「あ~、実はな、従魔を使って情報を仕入れたっていってただろう?具体的にどうやって手に入れたのか聞きたかったが……」
俗に言う"冒険者の言えないこと"ってやつに入るだろうから訊くのをやめたそうだ。
だが、今回はオークメイジをテイムして訊いただけだ。つまりオークさえテイムしてしまえば分かること。
「オークをテイムして訊いただけだが?」
「そうだよな……簡単には教えて………なるほど、その手があったか……って簡単に教えてよかったのか?」
「別に隠すことでもないだろ?」
「それは、なにが命取りになるかわからんだろう?」
確かにそうグランが心配するのも分からんでもない。
だが……
「別に1つ知られたところで痛くも痒くもないさ。隠し球はまだまだあるからな」
「末恐ろしいな」
「褒めてもスライムしかでないぞ?」
スライム放出!
「褒めてない!あと結構な数のスライムだな!」
「まぁ、いまでも増殖してるからな」
「とりあえずしまってくれ」
「ああ」
「しかし、なるほどな、オークから聞いたとなれば納得だ」
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オークキング討伐には明日の朝出発。夜に奇襲を仕掛け討伐。次の日帰還と言った流れになる。
そして実はさっき気づいたんだが、ステルからおかしいスライムが送られて来た。従魔の一覧を見たらわかると思う
従魔==================
スライム系
・スー ▽
・レム
・ライム▽
・ナイト
・スライム×167
・バトルスライム×33
・スライムベス×40
・シャドウスライム×34
・ビックスライム×25
・プチメタルスライム×22
・インクリースライム×29
・メタルスライム×23
・メガスライム×23
・スライムコマンダー×22
・バブルスライム×20
・ホイミスライム×15
・スライムつむり×14
・ドラゴスライム×18
・スラッピー×22
・ウォータースライム×20
・アシッドスライム×14
・ジュエリースライム(赤)×10
・パラサイトスライム×10
・チョコスライム×1 ←
etc……
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手紙もついてきた
<<HAPPY・VALENTINE!!>>
これだけだ。向こうの世界ではバレンタインか~………こうやってチョコもらうの……初めてだな……グスッ
教えて!ステル先生!
ス:「はい、お久しぶりですこのコーナー!」
こ:「はいお久しぶりです。ここ数話かけなくてすいません!ギリギリだったんです!皆見てないだろうから良いかとか思ってたんです!」
ス:「おいこら」
こ:「冗談冗談。実際色々忙しくて期限ギリギリでキッツキツだったので省かせてもらいました。ほんとすいません」
ス:「やっとこのコーナーが始まったってことは?」
こ:「これを書いてる日に余裕ができた、ということだ」
ス:「あ、これからもじゃないんだ………」
こ:「世の中に絶対はないんだ」
ス:「ウィッス。じゃチョコレートスライムについての解説行きましょうか」
チョコスライム===========
全身チョコレートでコーティングされた
スライム
スライムだからといってなめてかかると
…すごく甘くて、おいしい目にあう
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こ:「書いててほんとにこのスライムがいたことに驚いた」
ス:「すごく甘くて美味しい目………」
こ:「きっと口に無理やりねじ込まれに来るんだろ」
ス:「そう聞くとなんか台無しだ…………」
こ:「とまぁ、今回はこの1匹だけの紹介です。オークメイジの紹介はオークキング討伐回でまとめて説明しようと思います!」
ス:「それじゃ、短いですがご機嫌よ~」
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