前回のあらすじ
なぜかマスターに
加護の制限理解
お兄ちゃんは憧れ
地下24階
とりあえずルームの中で一泊した後、探索続行。新しい仲魔の戦闘力を確認しつつ慎重に進めていった。
新しい仲魔のタイプGの殲滅力はすごい。道中、皆様おなじみばくだんいわやデビルアーマーさえも自慢の剣術とボウガンで切り伏せていた。下に行くにつれてどんどん敵が強くなっていくのにも関わらず、楽々殲滅だ。うちの古参スライム達と同等だな。
索敵能力もずば抜けて高く、敵を見つけては走って切り伏せている。まあ、敵を見つけたそばから突っ走っているので、罠が発動し後方はてんやわんや。ちょっとうちの殺戮マッシーン様の頭をたたいておこう。
「痛イデス……」
「そりゃあれだけ罠発動させたら誰でも怒る。見てみろよ、この矢と槍の数」
剣山かっていうほどの壁や地面から生えた槍、それにハリネズミのように壁から生える猛毒の矢。上の階層では落とし穴やら、酸やらのダメージ床……突っ走るのはいいんだけど、もうちょっと後ろの事を考えてほしいな。おかげで耐性関係が軒並み上がったけども。矢の代わりに魔法が飛んできたりしたからなおのことだ。しかし、魔力の壁で防御しても耐性のレベルが上がるのは新発見だった。自分の魔力だから体が学ぶのかな?
さて、舞台は変わらず、城の中。少し前の階層から、キラーマシンやからくり兵などの機械系がちらほら増えてきた。どこかに生産施設でもあるのだろうか?設計図があるってことは、作れるし……一応魔物だからポップもするのか?タイプGは魔力を流して起動したが、こいつらはどうやって起動してるんだろうか?タイプGみたいに魔力を流すなら、上書きは可能なのか?あー、いろいろ検証したいな。サクッと弱らせて検証してみるか。気絶とかするのかな……
さ、スライム達よ!弱らせるんだ!
-ドドドドドドドッ-
………フ、フルボッコ。まぁやれって言ったの俺だけどもこれは、イジm……いや、まいいか。このキラーマシンのHPが1割か。まずはどこかにボタンはないかな~、無いな。充電するケーブルも差込口も……無い。やっぱりタイプGと同じ魔力か。それでは、ありったけの魔力を背中から、ドーン!
「魔力ノ繫ガリヲ確認シマタ。マスターノ管理下ニツキマス」
「お、正解だったか」
「ツイニ私ニモ後輩ガ出来タノデスネ」
“ついに”というか“もう”だよな。お前昨日起動したばっかりじゃん?
「というか……物質系の雄雌ってどうなってるんだ?」
「ソンナ……マスターハソンナ恥ズカシイコトヲ言ワセル変態ナンデスネ……」
「あ、大丈夫っす」
なんか調子狂うなぁ……
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更新ペースは落ちます(やる気がね……許してください