黒死斑の魔王(ブラック・パーチャー)と共に異世界へ   作:ヴィヴィオ

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第17話

 

 

 

 ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕

 

 

 

 港町から5キロ程離れた場所に私が居る地下施設が有る。そこではこの一ヵ月間、昼夜問わず悲鳴が聞こえる素晴らしい場所になっている。

 

「ちんたら走ってんじゃないわよ蛆虫共っ!」

「「「ひぃっ!?」」」

「返事はどうしたのかしら?」

「「「ひぎゃぁあああああぁあぁぁぁっ!?」」

 

 裸に首輪と錘の手かせ足かせを着けただけでひたすら広いトラックを走っている年齢がバラバラな男女。そいつらに容赦なく地獄の業火で火炙りにしてあげます。まあ、だからこそ裸なのですが。ちなみに連帯責任で纏めて焼いてあげます。

 

「この程度でくたばるとはだらしないですね、この蛆虫共は」

 

 キャロルに作らせた回復薬を満たした風呂にぶち込んであげて、一気に回復させる。隷属の首輪で縛られた彼らは直に出て来て罰として腕立て、スクワットなどを500回してからまた走る事になる。徹底的に肉体を破壊し、強靭な肉体に再生させるこの計画はキャロルの薬による強化も合わさって順調です。睡眠は10分だけ与えて徹底的に扱きましたが、流石に子供には辛かったようですね。いえ、ほぼ全員が虚ろな瞳をしていますが。なにも問題ありませんね。

 

「さて、そろそろ武器を持たせましょうか。全員、並びなさい」

「「「イエス、マイロード」」」

 

 私の命令に並んだ男女の前にキャロルに作らせた武器を置いて、全員に選ばせる。全員、強化人間として基礎は仕上がって来ているのでそれなりに使える。

 

「これに着替えて武器や体術系のギフトを持つ者の動きをトレースなさい」

 

 身体を自動的に操作する仕組みでマリオネットにして、ギフトを持つ連中の動きを他の連中にも徹底的に仕込む。身体が壊れるが、そんなのは修復して更に強靭に作り変えればいいだけなので無視です。100人の戦闘系ギフトを持つ連中を集めただけあり、なんの問題もなく戦闘技術系のギフト持つ者同士で組み手をさせてその動きを他の連中にもトレースさせます。身体が壊れる心地よい音や悲鳴が聞こえてきます。

 

 

 一ヵ月間。更に徹底的な強化を行い技術レベルも及第点となったので、続いて魔術の修行に入らせます。魔力の無い者は肉体を更に鍛えさせ、魔力を吸収したり無効化する魔装具を与えますので問題ありません。

 魔術の訓練は適正を持つ属性に合わせてやる事は違います。火なら地獄の業火で炙り続け、土なら呼吸が出来るようにして埋めます。水なら同じように沈めます。風はキャロルに作って貰った四方八方から強風が吹き荒れる装置の中に突っ込んでおきます。ボロボロになろうが知った事じゃありません。

 

 

 魔術の訓練が終われば次は拷問の訓練です。

 

「貴女達は苦痛と快楽にも耐えられるようになって貰います。私達の情報を漏らされたら困りますからね。ですが、男は問題ないでしょうが、女性は処女を散らすのは可哀想なので他の所で覚えて貰いましょう」

「許してくださいっ!」

「お願いしますっ!」

「誰が意見していいと言ったかしら? 犯させた後、ぶち殺すわよ」

「「申し訳ございません!」」

「ふん。でも、可哀想だから別の方法にしてあげるわ」

 

 私が笑う姿を見て、全員が恐怖に身体を震わせる。子供は失禁までした。失礼ね、全く。

 

「感覚をリンクする魔術があるの。それを使ってたっぷりと感じさせてあげるわ。女はこれ、男はこれね」

 

 そして始まる淫らな宴。寝転んだ者達は痙攣して沢山の体液を吐き出す。感覚の元はわんこのエセルドレーダに媚薬を大量投入してマスターに三日三晩相手をして貰った時のもの。内容は鬼畜凌辱から純愛まで色々。SMプレイや拷問もある。マンネリは駄目だから、私達のも含めてある。男の方はマスターのと女の、両方を与えた。

 少しして蘇生させて、縛って吊るしてむち打ちをしながら再開させる。

 

 四ヶ月目に入れば肉体改造も終わり、戦闘技術もデミサーヴァント並みになって来ました。肉体改造のせいか、美男美女が多くなっているけれど、これはまあよしとしましょう。

 

「ここでの訓練は終わりよ。これより、装備を身に纏って討伐に向かいます。準備なさい」

「「「イエス、マイロード!」」」

 

 用意された黒色の軍服を渡していく。これは聖槍十三騎士団とかいう組織の服を基にしてキャロルが作り上げた魔装具です。武器と合わせて様々強化が施されています。

 

「蛆虫がようやく人らしくなりましたね。では、次は我が軍団に相応しい兵士となりましょう。行きますよ」

 

 逃げられないように完全封鎖していた転移門を通って、外に出ます。出た先はリーゼンフェルトの魔の山脈。ワイバーンだけではなく竜の住まうと言われている場所です。

 

「目的は我等の騎竜となる竜の確保です。見つけ次第、殺さない程度に痛めつけなさい。回復魔術、回復アイテムの使用は認めます。いいですね、もし二ヶ月以内に一人一匹、捕まえられなければ……お仕置きです」

「「「イエス、マイロード!!」」」

「これはサバイバル実習も含んでいます。順位は従えた竜の数と質です。行きなさい」

 

 命を下すと全員が必死に山脈に入っていく。道を駆け上がり、崖をかけ登って行く。早速、山脈の方からワイバーンが飛んできました。しかし、地面から生えた黒い影が瞬く間に拘束して引きずり降ろしました。使用されたのは影の魔術で闇属性ですね。しばらくすると先程のワイバーンに赤髪の少女が乗って飛び立っていきました。

 

「アンナが一番ですか。まあ、闇魔術が得意ですからね。精神支配でもしたのでしょう」

 

 そんな事を思っていると、そのワイバーンに対して地上から爆発の魔術が加えられて墜落しました。放ったのも赤髪でアンナの姉であるエレオノーレ。

 

「なにすんのよっ!」

「奪ったもん勝ちだろ!」

「このっ!」

 

 戦いを始めた二人は回りを破壊していく。最初のワイバーンは余波で死亡しました。戦闘能力はかなり高いのですが、性格に難が有りですね。まあ、どうでもいいですが……私も上に行きましょうか。

 

 

 

 二ヶ月後、頂上に居る私の足元には黒いドラゴンを始め、沢山のドラゴンが横たわっている。私が竜の魔女として支配下に置いたのです。この子達は可愛いペットね。

 

「終わったようね」

 

 大量のワイバーンやドラゴンを連れて来る。

 

「どうやら合格のようね。竜騎士隊は出来そうね」

 

 次は騎乗訓練を行いましょうか。この山脈はドラゴンの大量生産場所としておきましょう。これからどんどん増やしていきましょう。

 

 

 

 




休みが今日で終わりです。

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