やはり俺がボーダーなのは間違ってる。   作:Never Say Never

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第7話

 

熊谷「あ!比企谷!」

雪乃「比企谷君。待ちなさい」

八幡「ん?お前らどうしたの?俺いじめられるの?」

雪乃「なんでそんな考え方しかできないのかしら」

熊谷「うわ〜。悲しすぎる」

八幡「で、何の用だ?」

熊谷「えっとさ、16日と18日ってさ」

八幡「えっと那須と由比ヶ浜の誕生日だったか?」

熊谷(なんで覚えてんの?これだからモテるのか………)

 

熊谷が呆れた顔をした気がしたが、気のせいか。

 

熊谷「そ、そうなんだけどさ。それぞれの日に玲と結衣の誕生日パーティーをしたいんだ」

八幡「ふーん。で?俺は料理作るの手伝うのか?」

雪乃「いえ、あなたはその時に那須さんと由比ヶ浜さんとでかけてて欲しいの。その間に私たちが準備するわ」

八幡「なんで俺なの?」

雪乃「逆にあなた以外にいるの?」

八幡「いやもっといるだろ。槍バカとか弾バカとか。だから俺じゃなくてm 『熊谷「私たちが2人に言っとくからそれぞれ2人で行ってきてね」 』

八幡「は?でもn 『雪乃「比企谷君」ニコ 』わかりました。行かせていただきます」

熊谷「最初からそう言えばいいのに」

八幡「で、どうすればいいの?」

雪乃「2人で買い物したら私の家に来て。私の家が多分一番でかいでしょう」

八幡「誰が来るんだ?」

熊谷「とりあえず私、雪乃、小町、茜、小夜子、歌歩、栞、桐絵、出水、米屋、奈良坂、三輪とあんたかな?遥は多分これるはずだけど広報の仕事が入るかまだわからないって」

八幡「は?奈良坂と三輪と言ったか?あいつらがこんなイベントに来るだと!?つーか志岐は来れるのか?」

雪乃「比企谷君。驚きすぎよ。あなたではないのだから2人とも来るわよ。あと志岐さんはパソコンを通しての参加よ」

八幡「さらっと俺のことdisらないで。まぁわかったわ。とりあえず明後日か?そこあたりで那須と出かけて、その2日後に由比ヶ浜と出かければいいんだろ」

雪乃「ええそうね」

熊谷「よろしく」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

6月16日

駅前

 

今日は那須の誕生日だから那須と出かけてきてと頼まれたので現在駅前で待ち合わせ中だ。

少し待つと

 

那須「あ!八幡君。待った?」

八幡「いや、5分くらい前に来たから大丈夫だ。それよりお前体調は大丈夫か?」

那須「大丈夫だよ。最近は調子いいから」

八幡「それならいいけど何かあったら絶対言えよ」

那須「うん。わかったよ」

 

にしてもやっぱり那須可愛いな」

那須「//八幡君!?」

八幡「悪い。声に出てたか」

那須「ううん。大丈夫。……………むしろ嬉しいよ」

 

ん?最後の方が聞こえなかったな。まぁいいか

八幡「で、まずどこに行きたいんだ?」

那須「洋服屋さんかな?」

八幡「りょーかい」

 

洋服屋

那須「八幡君。どっちが似合ってるかな?」

八幡「え?それ俺に聞くの?」

那須「八幡君だから聞いたの。で、どっちが似合ってるかな?」

八幡「んー。右の落ち着いた色のほうが似合うと思うぞ」

那須「わかった。ありがとう!」ニコ

 

 

八幡「そろそろご飯にするか?」

那須「うん。どこにしようか?」

八幡「ならパスタとかどうだ?」

八幡(このことなら既に小町から教えてもらってたからな)

那須「うん!ならそこ行こうよ!」ちら

八幡(ん?那須いまあそこのアクセサリーショップのネックレスを見たのか?あれなら那須に似合いそうだし後で買っておくか)

 

???「いらっしゃいませ。2名様ですね」

八幡「しまった。ここ鳥丸のバイト先だったのか」

 

おのれ小町。わざとか?狙ったのか?

 

那須「あ!鳥丸君。バイト?」

鳥丸「はい。ちなみに那須先輩はデートですか?」

那須「えっと……その………」

八幡「鳥丸。違うぞ」

鳥丸「はぁ。那須先輩。頑張ってください」

那須「…うん」

八幡「??」

 

何を頑張るんだ?よくわからん。つーか鳥丸は小南から聞いてないのか?あいつよく喋りそうだし。

 

鳥丸「じゃあ注文が決まりましたらボタンでお呼びください」

八幡「どれにする?」

那須「私はカルボナーラにしようかな?」

八幡「俺もカルボナーラにするかな。すみません。カルボナーラ二つください」

バイト「はい。かしこまりました」

八幡「ご飯食べたらどうする?」

那須「う〜ん。八幡君とどこか歩きたいなぁ。あ!その前に本屋さん寄っていいかな?」

八幡「りょーかいした」

 

那須「じゃあ本買ってくるね」

八幡「おう。ここら辺で待ってる」

 

今のうちにさっきのネックレス買ってくるか

 

那須「待たせちゃってゴメンね」

八幡「大丈夫だ。問題ない」

那須「あ!今日雪ノ下さんの家に呼ばれてるんだ」

八幡「俺も行くからそのまま行くか」

那須「うん!」

 

 

 

那須「お邪魔します」

雪乃「いらっしゃい。那須さんはそのままで待っててもらえるかしら?比企谷君早く来なさい」

那須「う、うん」

八幡「わーったよ」

 

クラッカーを準備してるのか。急がなければ。え?なんで気づいたのか?

俺のサイドエフェクトがそう言ってるからな。

すみません。調子に乗りました。

と、準備は出来た。

 

雪乃「那須さん。来てくれるかしら?」

那須「うん」

ガチャ

ほとんど全員「那須(玲)!誕生日おめでとう!」

八幡「おめでとさん」

雪乃「おめでとう」

奈良坂「おめでとう」

三輪「………おめでとう」

那須「!!ありがとう!!」

米屋「これ!プレゼントだぜ!」

出水「俺のはこっちだな」

 

あいつらバカなの?あ。3バカでした。

 

雪乃「米屋君。出水君。先に乾杯しましょう。早とちりすぎよ」

米屋「そ、そうだな」

出水「焦ったな」

 

何に焦ったんだよ。

 

雪乃「では熊谷さん。乾杯の音頭をお願いできるかしら」

熊谷「うん。じゃあこれから玲の誕生日パーティを始めます!乾杯!」

ほとんど全員「乾杯!!」

八幡「乾杯…」

雪乃「乾杯」

奈良坂「…乾杯」

三輪「…………………乾杯」

雪乃「では食べながらみんなプレゼントを渡していきましょう」

 

日浦は帽子。熊谷と雪ノ下は映画のDVDとなどみんな那須の性格を考えて持ってきているようだ。あの米屋でさえ普通に持ってきたからな。

 

米屋「お!最後はハッチだな!何買ってきたんだ?」

結衣「ヒッキー変なの渡さないでよ!」

雪乃「比企谷君だからね」

小南「比企谷!早く渡しなさいよ!」

小町「お兄ちゃんは何買ってきたのかな?」

 

こいつらうるさい。急かすなよ。

 

八幡「お前ら急かすな。那須。改めて誕生日おめでとう」

那須「八幡君ありがとう!何かな?開けていい?」

八幡「おう」

那須「あ!これ………」

 

え?嫌だった?マジで?

 

那須「ずっと欲しかったの!ありがとう!」

小町「ほほう。お兄ちゃんやりますな」

三輪「お前にしてはこういうのを選ぶのは珍しいな」

宇佐美「うんうん。ハッチ君何があったのかな?」

熊谷「確かにあの比企谷が………珍しいね」

 

え?俺の扱いひどくね?

 

奈良坂「で、どうしてお前これ選んだんだ?俺も気になるな。比企谷がこういうのを選ぶとは思えないからな」

八幡「いや、今日那須があのアクセサリー見てたから欲しいのかと思って」

那須「あ!あの時見てたの?でも、嬉しいな」

八幡「そりゃよかった」

小町「う〜。お兄ちゃん!小町お兄ちゃんがそんな気遣いできるとは思ってなかったよ!!!小町的に超ポイント高いよ!」

八幡「俺の評価低すぎ………」

那須「あ!あと八幡君にもう一つお願い聞いてもらいたいんだ」

八幡「なんだ?」

那須「いや、もう少し経ったら聞くからその時でいい?」

八幡「別にいいが……」

那須「じゃあ約束ね!」

八幡「おう」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

2日後

今日は由比ヶ浜の誕生日。

で、今日も雪ノ下の家で誕生日パーティなので俺ら由比ヶ浜を外でつれまわす役。

 

結衣「あ!ヒッキー!!やっはろー!」

八幡「おう」

結衣「ゴメンね。待たせちゃったかな?」

八幡「大丈夫だ。あんまり待ってないぞ」

結衣「そっか!よかった!」

八幡「どこ行くんだ?」

結衣「服屋さん!」

 

またかよ………。なんで女子たちって洋服屋に行きたがるんだ?

 

 

 

 

結衣「ヒッキー!これ似合うかな?」

八幡「おう。似合ってるぞ」

結衣「じゃあこれ買うね!」

 

なんか一昨日と同じか?だが、お昼はあそこでは食べん!鳥丸いたら面倒くさそう。

 

結衣「ヒッキー。ご飯どこにする?」

八幡「サイゼでいいか?」

結衣「ま、またサイゼ?別にいいけど」

八幡「んじゃ行くか」

??「比企谷、由比ヶ浜を連れ回して何をやってるんだ?」

 

後ろから急に話しかけられた。

一体どこの礼儀知らずだ??いきなりぼっちに話しかけるなんt

 

八幡「こんにちは。二宮さん」

 

俺の師匠でした。

ゴメンなさい。

心の中とはいえあんなこと言ってゴメンなさい。

殺さないでください。

俺まだ死にたくない。

 

結衣「あ!ニノさん!やっはろー!!」

 

由比ヶ浜。二宮さんにまでその挨拶使うのかよ………

てかニノさんって………

突っ込みどころが多すぎるわ。

 

二宮「由比ヶ浜。ニノさんはやめろ。あとなんだその挨拶は」

結衣「え?ニノさんって呼び方良くないですか?」

二宮「はぁ。もういい」

 

諦めたらしい。由比ヶ浜にああゆう風に呼ばれたら諦めるのが一番。俺は学んだんだ。

 

八幡「二宮さん。どうしたんですか?」

二宮「いやジンジャエールが切れたからなまとめ買いをしに来た」

八幡「なるほど。俺がマッカンが切れたまとめ買いをしに来たようなものか」

二宮「お前のと一緒にするな。殺すぞ」

 

ひどい。理不尽だ…………

そしてまず最初に殺さないで………………

 

八幡「ご、ゴメンなさい」

二宮「まあいい。ところでお前たちこそこんなところで何をしてるんだ?」

結衣「ぇ、ええとですね」

八幡「今日は由比ヶ浜の買い物の荷物持ちです」

二宮「はぁ。まぁ由比ヶ浜。頑張れ。俺はそろそろ行く」

結衣「はい。さよーならです」

八幡「??失礼します」

 

昨日の鳥丸といい今日の二宮さんといいなんなんだ?

 

昼ごはんも食べて、俺も隙を見てプレゼント買ったし。え?何買ったか?サブレのリードと由比ヶ浜のヘアピン。

 

結衣「あ。ヒッキー。そろそろゆきのんの家行かなきゃ」

八幡「いや、俺も呼ばれてるから2人で行こうぜ」

結衣「うん!」

 

そこで俺のサイドエフェクトが反応。

ヤバイ。二宮さん並みにヤバイ奴がいる。逃げるに限るぜ!

 

八幡「由比ヶ浜。急ぐz 『??「あ!比企谷君!!」』遅かった……」

結衣「あ!陽乃さん!やっはろー!」

陽乃「結衣ちゃん、ひゃっはろー!あれあれ結衣ちゃん雪乃ちゃんの物の比企谷君と何してるのかなぁ?」

結衣「ヒッキーは物じゃないですよ!今は……その……デ 『八幡「ただ由比ヶ浜の買い物の荷物持ちですよ」』 はぁ」

陽乃「比企谷君。君は自分の可能性に気づいたほうがいいよ」

八幡「え?俺の可能性ですか?そんなものありませんよ」

陽乃「あら。これは重症だね………。結衣ちゃんまぁ雪乃ちゃんから取らない程度に頑張ってね!」

結衣「だからヒッキーはゆきのんのじゃないです!」

陽乃「ふふ。まぁ頑張ってね〜」

八幡「やっと消えた。ほらさっさと行こうぜ」

 

 

 

そのまま何もなく。一昨日と同じように進み由比ヶ浜にもプレゼントを渡した。

出水とか男勢が帰り、俺も帰ろうとしたら

 

那須「あ!八幡君」

八幡「どうしたんだ?」

那須「あの一昨日のお願いなんだけど」

八幡「俺が出来る範囲なら大丈夫だぞ」

那須「なら

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちのことを名前で呼んで!」

 

は?

 

八幡「那須。何言ってんの?」

那須「玲」

八幡「那

那須「玲」

八幡「れ、玲。何を言ってるんだ?つーか私たちって誰?」

雪乃「もちろん私もよ」

結衣「ヒッキー!私の事も結衣って呼ぶんだよ!」

三上「私の事も名前で呼んでくれると嬉しいな」

小南「比企谷!私の事も名前で呼ぶことね!」

八幡「は?なに?新手のイジメ?」

那須「八幡君さっきなんでも聞いてくれるって言ったのに……だめかぁ」シュン

八幡「い、いやそんなことないぞ!玲!」

那須「いいの?ありがとう!あ!今日いないけど遥のことも名前で呼んであげてね!」

結衣「あ!あとボーダーのいろんな子にも名前で呼んでって言われたら名前で呼んであげてね!」

八幡「え」

 

こうして俺の黒歴史は増えた。

 




那須と由比ヶ浜の誕生日編はこれで終わりです。
短ったかな。

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