やはり俺がボーダーなのは間違ってる。   作:Never Say Never

3 / 7
第3話

雪乃「さて、明日から始めたいからお昼の時のテニスコートの使用許可を取って来たいわね」

八幡「俺行くわ。綾辻がいるだろ」

雪乃「そうね。戸塚君も一緒に行ってくれないかしら。依頼者本人だから」

戸塚「うん。八幡行こ」 ニコ

八幡「お、おう」

 

守りたいな。この笑顔。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

八幡「おっす」

綾辻「は、八幡君!?」

 

そんなに驚く?

 

八幡「お前驚きすぎ。そんなに俺のこと嫌い?」

綾辻「そ。そんなわけないよ!!……………………むしろ好きっていうか」

八幡「ん?最後の方なんか言ったか?」

綾辻「なんでもないよ!あれ?八幡君なんで女の子連れてるのかな?」ニコ

 

怖いな。サイドエフェクト発動中の由比ヶ浜がブチ切れ他とき並に怖い。だが、

 

八幡「綾辻。戸塚は男だ」

綾辻「え?ほんと?」

戸塚「はい。僕男です」

綾辻「女の子に見えた……」

戸塚「ねえ八幡。八幡綾辻さんと知り合いなの?」

八幡「まあな。綾辻、カクカクシカジカでテニスコートの使用許可を取りたいんだが」

綾辻「わかったよ。じゃあここに名前書いて」

八幡「ここは戸塚が書いたほうがいいだろ」

戸塚「わかったよ!」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

こうして練習が始まったのだが…………

 

雪乃「戸塚君!あと三往復!」

戸塚「うん!!」

雪乃「比企谷君!サボらない!」

八幡「なんで俺まで」

 

なんで俺までやらされてるんですかねぇ。

 

結衣「ヒッキー!ぐちぐち言わない!」

 

これが隊員の隊長に対する態度か!

 

八幡「はあ」

 

雪乃「戸塚君!あと1セット!頑張って!」

戸塚「うん!」

雪乃「比企谷君!球出し甘いわよ!!しっかりして!」

 

こいつ。楽しんでるだろ。

 

八幡「俺に対して酷くない?」

結衣「ヒッキー!うるさい!」

八幡「もうやだ」

 

ひどすぎるわ。

戸塚「きゃっ!」

結衣「さいちゃん大丈夫!?」

戸塚「うん。まだまだいけるよ!」

雪乃「比企谷君。ここは頼むわよ。私は救急箱取ってくるわ」

八幡「了解」

戸塚「八幡!よろしく!」

???「あ!テニスやってんじゃーん!」

八幡「あ?」

三浦「隼人あーしテニスで遊びたいんだけど。戸塚いいでしょ?」

戸塚「三浦さん。僕遊びでやってるんじゃないんだけど」

三浦「え?なに?聞こえなーい!」

 

おい。なんで今のが聞こえないの?お前本当に人間なのん?

 

八幡「お前らうるさい。こっちは許可取って戸塚の練習してんだ。さっさとどけ」

三浦「あんたなに?何様のつもりだし!キモいんだから引っ込んでな」

八幡「お前こそ何様のつもりだよ。おいそこのリア充。さっさとこいつ連れて帰ってくれ」

葉山「まあまあそんなこと言わずにさ、仲良くみんなでやろうよ」

八幡「いやいやお前ら部外者だろ」

葉山「みんなでやれば盛り上がるよ!」

八幡「お前、話わかってる?」

 

アホなのか?人の話聞いてたのん?

 

 

 

三浦「隼人!あーし早くテニスやりたいんだけど」

 

うっセーなぁ。

 

葉山「じゃあこうしたらどうだろう。僕たちと君たちでテニス対決をして買ったほうが戸塚君の練習をする」

八幡「は?お前らにそんな権限ないだろ」

 

何言ってんの?こいつ。

 

戸塚「受けるよ!」

八幡「………戸塚いいのか?」

戸塚「ムカッ!て思ったから!」

 

ムカッて思ったからって言ってる戸塚可愛いなぁ。とつかわいいなぁ。

 

八幡「わかったよ。じゃあ俺だけでやるか」

結衣「え?私もやるよ」

八幡「あのなぁ、俺とお前組んだら向こうがお話にならないだろ。お前サイドエフェクト使ったら万能じゃん」

戸塚「??」

 

首かしげてる戸塚も可愛いなぁ。

 

結衣「あ……そうだね」

八幡「一応雪ノ下も呼んどいてくれ」

結衣「うん!」

戸塚「八幡1人で大丈夫なの?」

八幡「大丈夫だ。問題ない」

戸塚「八幡。それは死亡フラグじゃ…」

八幡「戸塚。このネタがわかるのか」

 

お!戸塚。やるな。

 

 

 

 

三浦「は?あんた1人なの?ぷぷ。なに?結衣に見捨てられた?」

八幡「あ?お前らなんて俺一人で充分だよ」

 

三浦「は?バカにすんのも大概にしろし!」

 

マジで分かりやすいなぁ。

 

葉山「……じゃあ始めようか」

八幡「あっそ」

三輪「比企谷なにしてるんだ?」

八幡「あ?なんだ三輪か。ああ。カクカクシカジカでテニス対決することになった」

三上「八幡君。大丈夫なの?」

八幡「大丈夫だろ。これでもNo. 1万能手だからな」

奈良坂「まあ、そうだな」

小南「まあ比企谷ならあの程度大丈夫ね」

那須「八幡君。頑張って」

八幡「おう」

結衣「あ!みんなじゃん」

宇佐美「なんだね?結衣ちゃんは出ないの?」

結衣「いやちょっとね」

八幡「由比ヶ浜が出ると相手がなにも出来なさすぎるだろ」

小南「それもそうね」

八幡「ま!さっさとやってくるわ」

 

八幡「行くぞ」

三浦「さっさとくるし」

 

俺はサーブを力を7割程度で打ち込む。

流石に経験者だからなのか、三浦はしっかり返してくる。

それを俺はドロップで返すとギリギリで葉山が返してくるのでそれをロブで返すと今度は三浦が返すがチャンスボールがあがる。それをしっかり決めて俺のポイントとなる。

レイジさんにも風間さんにも鍛えてもらってるしこの程度全く問題ない。

 

八幡「拍子抜けだな」

三浦「うっさい!黙るし」

 

その後も着実に点を取り、相手に点も与えず俺のセットポイント。

ふむ。少し遊ぶか。

また俺のサーブ。

俺は少し緩めに打つ。それを三浦は強打で返してくる。

それを俺はチャンスボールを上げてやる。

三浦がそれをスマッシュで返してくるが、俺のサイドエフェクトをフル発動し、後ろを向いて

 

八幡「羆落○し!!!ってな」

三浦「な!?」

 

某テニス漫画の不二○助の必殺技、羆落○しを使う。あのスマッシュ無効化するやつ。

不二○助ってカッコいいよね。

俺彼の技なら大体できるし。

漫画の通りにキレイに返球し相手のコートのライン上に落とす。

 

奈良坂「比企谷相手に舐めてかかるからだ」

三輪「流石にえげつないな」

 

君もなんだかんだでえげつないことするよ?

 

宇佐美「うわぁ〜。流石はっちくん」

小南「ま、まあ流石No. 1万能手って言ったところかしら!?//」

三上「//」←見とれてる

那須「//」←見とれてる

結衣「ヒッキー流石//」

戸塚「八幡すごい」

雪乃「あら?なにしてるの?三上さんたちもいるけど。あ、戸塚君。これ救急箱よ」

戸塚「あ、ありがとう」

三輪「カクカクシカジカということでこうなったらしい」

雪乃「はあ。本当に変わらないのねあれは」

三輪「あれ……葉山のことか。……知り合いなのか?」

雪乃「昔家のつながりでちょっとだけね。今は話したくもないけど」

三輪「いろいろあったのか」

雪乃「そうね」

 

八幡「はあ。これじゃ勝負にならないからハンデやるよ」

三浦「はあ?舐めんなし!」

葉山「優美子!ここは甘えようか」

三浦「わかったし」

葉山「ハンデとはなんだい?」

八幡「目隠ししてやるわ」

葉山「わかったよ。こっちが勝っても文句は言わないでくれ」

八幡「はいはい。せいぜい頑張って」

 

ラストセット。

相手のサーブだ。

俺は三浦がはなったサーブをネットの上に当てて、相手のコートに落とす。所謂コードボールというやつだ。

まぁ、目隠ししても俺サイドエフェクトあるから意味ないし。

 

三浦「ちょ!あんたそれ透けてて見えてるんだし!ズルすんなし!」

 

それそーとー恥ずかしいこと言ってるのに気づいてるのか?

八幡「あ?はあ。葉山透けてるか確認してくれ」

葉山「ああ。……透けてないだと!?」

八幡「はい。そうゆうこと。再開すんぞ」

 

このまま俺のマッチポイントとなる。

俺はプライドをあいつらのズタズタにするため葉山の足元に強打を放つ。

葉山はそれを仕方なくチャンスボールで返すしかない。

俺はそれをラケットに、ちょこんと当てて落とす。

これで終わりだ。

 

八幡「はい。終わったからさっさと帰れ」

三浦「うるさいし!ズルだし!ズルすんなし!!」

八幡「黙れ。おいリア充。さっさと帰れよ」

葉山「わ、わかったよ。優美子帰ろう」

 

三輪「流石だな」

宇佐美「はっちくんかっこよかったよ〜」

奈良坂「まあ比企谷があいつら程度に負けるわけないが」

戸塚「八幡!ありがとう!」

小南「ふ、ふん!比企谷!案外やるわね//」

三上「//」

那須「//」

雪乃「//」

結衣「//」

 

なんだ?全員顔真っ赤なんだが………

まぁ

 

八幡「今日はもう戻ろうぜ。流石に疲れた」


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。