鉄血のストラトス   作:ビーハイブ

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評価とコメント多くもらえたので調子乗って書けました。このSS書くときはTRPGのKP視点を意識してるんですがうまくできてるでしょうか?


巡り合う両雄

 

 

「まず始めにエイハブリアクターは二種類あります」

 

 ナイル川のほとりを歩きながらシャルがそう話始める。あまり状況的に余裕が無いため、勉強を教えるというナツとの約束を目的地に着くまでは道すがら口頭で伝えられる範囲で教える事になったのである。

 

「一つはナツのバルバトスみたいに厄祭戦時代初期に作られた前期型。エイハブウェーブによる個別識別ができるせいで外装を誤魔化しても敵味方の判別がされてしまう点とリアクター毎に出力のばらつきがある為、同じ性能の機体を作るのが難しい欠点がありますが、後期型よりも高出力で半永久的にエネルギーを形成できます」

 

 誰かに物を教えるという経験がないシャルは変な方向に気合いが入ったのか教師を意識した口調で説明していく。

 

「しかし厄祭戦終結時に技術や設計図が失われたと言われており、それ以降エイハブリアクターの製造は不可能とされてきてましたが、九年前に天才科学者、篠ノ之束博士がエイハブリアクターの一部の解析に成功した事で再製造が可能になりました。それが後期型エイハブリアクターです」

「篠ノ之……」

 

 その名を聞いた瞬間、ナツの頭に小さな痛みが走る。それはパスポートを眺めながら過去を思い出そうとした時と同じ痛みだった。

 

「? 博士がどうしたの?」

「いや、何でもない……続けて」

「わかった」

 

 僅かに表情を僅かに歪めたナツに気が付いたシャルが普段の口調に戻って問いかける。だがどうせ思い出せないと思ったナツはそれ以上考えることをやめ、気にしないで欲しいと伝えるとシャルに続きを促した。

 

「えー、ゴホン。後期型は前期型より出力が劣り、エネルギーも有限です。代わりにリアクターの出力は均一で量産機に使いやすく、またシールドエネルギーと絶対防御は後期型の方が強力で操縦者の安全性は前期型より確保されてます」

 

 ガンダムフレーム相手にはダメだったけどとシャルが説明に付け加える。

 

「後はナツに関係してる違いとして後期型は阿頼耶識システムに対応してません」

「なんで?」

「それはわからないんだ。再現できなかったのか意図的に廃止したのか。篠ノ之博士はその点については語らなかったらしいから」

 

 本来あった機能を有していないという点では後期型は劣化コピーであるが、阿頼耶識システムが禁忌とされている現在においてはデメリットとしては捉えられていない。また出力の低下も安定化と操縦者優先の結果として総合的には後期型の方が優れているとされている。

 

「それに――」

「ストップ」

 

 説明を続けようとしたシャルをナツが制する。その視線は鋭く前を見つめており、シャルはその先にあるものを捉えようと視線をそちらに移す。

 

 そこにいたのは外套を纏いフードで顔を隠した小柄な人物だった。その人物は明らかにこちらに向かって歩いてきており、二人に用があるのだと想像に堅くはない。

 

「失礼します。お尋ねしたいことがあるのですが」

 

 二人の目の前に立ったその人物は丁寧な口調で問いかけてくる。声の高さと幼さを残す声色から少女であると推測できた。

 

「……何?」

「いえ、対した事ではないのですが……」

 

 そう言いながら視線をナツへ向けるフードの中から見える眼帯に隠されていない紅い眼と視線が重なった。

 

「貴様が白いガンダムフレームか?」

 

 その言葉にナツは一切反応を見せなかったが、シャルは身体をほんの僅かに強張らせ、無意識に警戒してしまう。その反応は目の前の少女には充分すぎる答えであった。

 

「ふっ……ようやく当たりか」

 

 そう言うと少女は漆黒のISを身に纏うと同時に、その腕に装備された鋭利なクローでナツの首を斬り落とそうと素早い突きを放つ。

 

「ちっ!」

 

 反射的にバルバトスを展開したナツは左腕のガントレットでその一撃を防ぎ、カウンターぎみにメイスを振るう。

 

『おっと! ……こいつが当たりだ!』

 

 少女がその一撃を軽やかに後退して回避しながらそう叫ぶと同時に、少女の背後から光速の弾丸がナツへ向けて飛来する。

 

『シャル! IS展開して下がれ!』

『っ! はっ……はい!』

 

 それをメイスを槍のように突き出して弾き、シャルがISを纏った事を確認すると、グレイズの肩アーマーと共に移植された滑空砲を左手で腰だめに構えて撃つ。

 

『くっ!』

 

 放たれた弾丸は正確に射角から割り出した敵の位置に着弾し、光学迷彩で偽装されていた機体が姿を現す。

 

『ほう! 初撃で潜伏位置を当てたか! なかなかやるな! アイン! そっちの少女は任せる!』

『了解!』

 

 ナツの技量に素直に関心を見せた襲撃者の少女が楽しげに笑い、もう一人の襲撃者、アインにそう命ずる。

 

『そういう訳だ! サシでやらせて貰うぞ!』

『あっそ! んでなんの……用っ!』

『おっと!』

 

 上空から重力によって加速がつけられたメイスの高速の一振りを身体を左にずらす事でギリギリで回避すると、そのままナツの後ろに回り込みクローによる刺突を放つ。だがナツは攻撃を外した時点でメイスを手放し、回し蹴りを放つ姿勢を取っていた。

 

『ぐっ!』

 

 少女は左から迫っていた蹴りを咄嗟に左腕で防ぎ、吹き飛ばされた勢いを利用して距離を取りながら体制を整え、その間にナツはメイスを拾って構え直す。

 

『ナツ!』

『させん!』

 

 シャルがライフルを呼び出し、ナツを援護しようとするがそこにアインが迫り、右手に展開したプラズマ手刀でライフルを斬り落とす。

 

(早く無力化させてラウラさんの援護に……!)

『甘いよ!』

『何っ?!』

 

 爆発する直前にライフルを投げ捨て、無防備になったはずのシャルにアインの一撃が迫る。だが既にその右手にはシールドが握られており、シャルはシールドでアインの攻撃を弾いた。

 

『なっ?!』

 

 僅かに体制を崩したアインが体勢を直して再度攻撃を仕掛けようとするが、シャルの手には既にシールドは無く、代わりに右手に握られたバトルアックスによって逆に追撃を受ける。

 

 その攻撃も咄嗟に後退して回避したアインだったが、今度はバトルアックスが再びライフルに切り替わっており、同時に左手にシールドを展開しながらライフルによる射撃がアインを襲う。

 

『高速切替だと?!』

『驚いた? 素人だって甘く見ると痛い目見るよ!』

『くっ……!』

 

 予想外のシャルの技量にアインが弾丸を斬り落としながら舌を打つ。

 

『アインの攻撃を防ぐか! ナツとやら! 貴様の相方もなかなかやるな!』

『そりゃどうも!』

『せっかくだ! 私も名乗らせてもらう! 【シュバルツェア・ハーゼ】のラウラ・ボーデヴィッヒだ! さっきの質問だが上からの命令で貴様を機体ごと捕獲しに来た!』

『悪いけど捕まってやる気はないよ!』

『だろうな! だから力ずくで捕まえる!』

 

 ナツがメイスによる必殺の一撃を放ち、ラウラはスピードを生かした手数で攻めるが両者共に決定打を入れることができない。

 

 均衡を崩せる可能性があるアインとシャルも、実力で劣るシャルが守りに入って倒されず引き離さずの状況に持ち込んだ為、両者介入できず膠着した状況になった。

 

 エネルギーに関してはガンダムフレームを持つナツが一歩有利だ。しかしバルバトスのダメージは戦闘が長引けば確実に蓄積し、シャルもいつ倒されるかわからない為、持久戦となればナツ達が不利になるだろう。

 

(さてどうするかな……)

 

 ラウラから意識をそらさずに思案するナツ。

 

 ラウラを倒してシャルの援護に向かうという最善の手が打てず、かと言って他の打開策も浮かばずに迷っていた。

 

 

―――しかしその状況は唐突に崩れた

 

 

 警告音が鳴り響くと共にナツの視界に上空から接近する何かが映る。

 

((ミサイル……ッ!))

 

 四人を取り囲むように接近するミサイルにナツとラウラは気が付くが、ナツの滑空砲だけで対処できる量ではなく、ラウラの機体にはそもそも射撃装備が搭載されていなかった為、後手に回る。

 

『ナツ!』

『ラウラさん!』

 

 戦っている場合ではないと判断したシャルとアインはそれぞれの味方の元に駆け寄る。シャルはライフルを、アインは右肩に展開したレールガンでミサイルを撃ち落としていくが対処できる量には限度があり、撃ち落とせなかったミサイルが確実に迫る。そんな中、ナツは破壊したミサイルの中から零れ落ちる物を視界に捉えた。

 

『金属片……?!』

『何ッ?! マズいッ!』

『ひゃあっ?!』

『ラウラさんッ?!』

 

 ナツがその正体と狙いに気が付き、同じ考えに至ったラウラも焦りを帯びた声を上げ、二人は同時にお互いの味方の機体を掴むと、驚く二人を無視してナイル川へスラスターを全開にして駆ける。そして四機が水中に飛び込むと同時にミサイル全てが着弾し、中から大量の金属片が飛び散った。

 

 ミサイルにパイプ爆弾を積んだ物。それがこのミサイルの正体であった。

 

 高い防御力を持つISにミサイルを当ててもダメージを通す事はできても決定打にはなりにくい。しかしそんなISにもスラスターや関節部と言った脆弱な部分は存在する。これはそういった部分を狙うのに優れた物であった。

 

 エイハブ粒子さえ纏えばダメージを通せる以上、ISを倒すのにそれ程大掛かりな兵器は必要ない。ISの性能を過信していないナツとラウラだからこそその脅威を即座に理解し金属片の直撃を受けにくい水中に移動したのである。

 

『囲まれたか……』

 

 水中でラウラがセンサーに映った敵の反応を見て呟く。四人のセンサーに映っている敵の数は合計八つ。その内一つは他の物よりも高いエイハブウェーブを発していることがわかる。

 

『一応聞くけどアンタの仲間じゃないよな?』

『我が隊には味方ごと攻撃する馬鹿はいない』

『あっそ。じゃあ手貸してくれ。俺とシャルだけじゃちょっとしんどい』

『そうだな。決着はこいつらを蹴散らしてからにしよう』

 

 先程まで死闘を繰り広げていたとは思えない調子で二人は言葉を交わす。そのまま自然にナツは普通に共闘を提案し、ラウラもあっさりとそれを了承した。

 

 共通の敵、第三者に介入された時点でこのまま戦いを続けるより、無駄なプライドに拘らない二人は手を組んだ方が早く確実に対処できると抵抗なく判断できたのだ。

 

『(ラウラさん、こいつは……)』

『(わかってる。だがこの場を切り抜けるには乱戦になるよりも手を組んだ方が確実だ)』

『(騙し打ちをしてくる可能性もあると思うのですが……)』

『(確かに可能性はあるだろうが、少なくとも勝ちが決まるまでは無いだろう)』

 

 プライベートチャンネルと呼ばれる一対一での会話をする為の機能を使ってラウラとアインは言葉を交わす。そして二人はナツ達を信頼するつもりは無く、常に警戒はしておくが仕掛けてくるまでは応戦しないという結論を下した。

 

『(ナツ、いいの?私達を襲ってきた人達と手を組んで……)』

『(流石にこの状況でこっちを攻撃してくるような馬鹿じゃないでしょ)』

『(そうだといいけど……)』

『(まぁ突破できそうなら途中で置いて逃げるよ。最後まで付き合ってやる義理は無いし)』

 

 同様にプライベートチャンネルでナツとシャルもやり取りを行い、ある程度まで削ればこの場を離脱して余計な戦闘を避ける事となった。

 

『んじゃ、お互い考えは纏まったみたいだし……』

『あぁ、行くぞ!』

 

 ラウラの掛け声と共に四機のISは水中を飛び出し、敵の姿を視認した。

 

 緑をベースにしたカラーリングに頭部と一体化した胴体。全身が重厚な装甲で覆われ、脚部は特徴的な可動ブースターとなっている。そしてその左手にはミサイルポッドを持ち、右手にはチョッパーとハンマーを融合したような特徴的な装備を有している。

 

『あれはマン・ロディ……!』

 

 そしてその姿を確認したナツの声に剣呑な雰囲気が漂う。その声色にシャルは心当たりがあった。

 

(まさか……)

 

 何故ならそれは今朝この地域を支配している者達の話をしている時、潰すと言った時の声と同じであったからだ。

 

『ブルワーズ……っ!』

 

 シャルが気が付いた敵の正体の名をナツが告げると奥にいた形状の異なるISが姿を現す。

 

 マン・ロディと呼ばれたISに酷似しているもののより重装甲で各部の意匠は細かく、脚部は通常の物に装甲を増設したものとなっており、その手には巨大なハンマーが握られていた。

 

『久しぶりィ二十三番。ようやく会えたなァ……』

 

 重装甲のISを纏った者がナツへ向けてそう呼びかける。その声から女という事がわかるが、マン・ロディと同じく分厚い装甲に完全に覆われていてその姿は見えない。

 

『あぁ……そうだな……』

 

 そして敵のリーダーと思われる人物に声を掛けられたナツは地面に降り立ち、メイスを強く握り締めながらゆっくりと敵の元へ向かって行く。その声は今まで殆ど感情を見せなかった彼と同一人物かと疑いたくなるほど憎悪と殺意が籠もっていた。

 

 実戦経験が豊富なラウラは豹変したナツを冷静に観察しながらも、突如現れた自分達が倒すべき敵へ意識を集中させる。逆に本格的な戦闘が初であったアインはナツの殺気に恐怖を抱き、ブルワーズへの警戒が薄くなっていた。

 

 シャルはナツがブルワーズと因縁がある事を知っており、明確に敵意を持っていた事を理解していたのでそこまでの動揺は無く、先程敵のリーダーが言っていた二十三番という言葉から昨晩のナツの言葉を思い出す。そして彼が以前いた組織がブルワーズであった事と敵のリーダ―の名がDDである事に気が付く。

 

『ふっ……!』

 

 ナツが息を吐くと同時にその身体がその場から消える。そして次の瞬間には敵のリーダーのISの真後ろでメイスを横に大きく振りかぶっていた。

 

(二重…いや、三重瞬時加速(トリプルイグニッションブースト)?!)

 

 

―――瞬時加速(イグニッションブースト)

 

 

 後部スラスターから放出したエネルギーを内部に一度取り込み、圧縮して再度放出する事で習慣的にトップスピードに入る事ができる技術である。

 

 ナツが行ったのはさらにその上。本来ならば直線距離しか移動できない瞬時加速は途中で再度行う事で、途中での軌道変更を可能にする二重瞬時加速(ダブルイグニッションブースト)で傍らにいたマン・ロディを回避して後ろの回り込み、さらにもう一度瞬時加速を行ってDDの背後に回り込んだのだ。

 

 しかし一度の瞬時加速でもスラスターへ掛かる負荷は相当であり、今のバルバトスのスラスターには致命的なダメージを与えたのは想像に難くない。

 

 だがガンダムフレームの爆発力で行われた瞬時加速は通常のISのそれをさらに上回り、文字通り瞬間移動を行ったようなものだ。それに反応するのは難しく、仮に反応できたとしてもあの一撃を防ぐ事は不可能である。

 

 

――――そのはずだった

 

 

『はァッ!!』

 

 DDはブースターの炸裂音と共にその手に持ったハンマーを勢いよく振るい、振り抜かれたメイスと激突させる。その瞬間凄まじい衝撃が周囲に伝わり、地面が抉れ、発生した風圧が砂塵を大きく巻き上げるが、DDのISは微動だにせずその場に留まっている。

 

『なんっ……だと?!』

 

 目の前で起きた出来事に今まで冷静にこの状況を見ていたラウラも動揺の声を上げる。

 

 完璧な不意打ちと共に放たれた必殺の一撃。もし自身であったら少なくとも腕の一本は持っていかれていたであろう攻撃を完全に防ぎ切ったのだ。他の二人程ではなくとも動揺を禁じえなかった。

 

『なァにぼーっとしてんだよォ!!』

『ッ?!』

 

 攻撃を完全に防がれた事で硬直していたナツへDD空いている左手で、ナツの胸部めがけて強烈なストレートを放つ。

 

『ぐっ……?!』

 

 ナツが咄嗟に左腕で防いだ瞬間、金属がひしゃげる嫌な音と共にガントレットにその拳がめり込んでいく。

 

 このままでは危険だと即座に判断したナツは損傷したメインスラスターの代わりに脚部のスラスターを使って距離を取り、再度メイスを構えなおそうとするが、その隙は与えんと言うかのように接近してハンマーによる攻撃を放つ。

 

『こいつはアタシがやる!てめェらは残りの三匹を潰しとけ!!』

 

 メイスの柄でその一撃を防いだナツと鍔迫り合いをしながら、DDがそう命じると怒涛の攻防に驚き止まっていた部下達が動き出す。

 

『シャルッ!』

『行かせるかよォ!!』

『ちっ!邪魔……っ!!』

 

 シャルを守る為にそちらに向かおうとしたナツをDDが阻む。初撃で決着を付けようとしていたナツは、()()を前にして冷静な判断を下せていなかった事を悔いるが、初撃に失敗した事で冷静さを取り戻す。

 

『こいつの攻撃に耐えるとかなんだよそのIS!』

『あァ、てめェはこいつを見るの初めてか……まァガンダムフレームはてめェだけの特権じゃねェって事さぁ!』

『ガンダムフレーム……まさかそいつも……っ?!』

 

 ナツがDDのISの情報を得る為に動揺を隠そうとしている雰囲気を演じながら問いかけると、返ってきた答えはその異常な防御力の正体を知るのに充分な物だった。

 

『あん時はマン・ロディだったから遅れを取ったが今度はそうはいかねぇ!このグシオンで今度はきっちり殺してやるよォ!!』

 

 勝利を確信したDDは自らの駆るIS、グシオンの名と共にナツへ向けてそう告げたのであった。

 

 




死亡フラグかと思った?残念味方だよ。って事でラウラちゃん死亡フラグ回避です。

もうちょっと二人の旅を伸ばしても良かったんですがぐだぐだになるかなと思い、ちょっと急展開気味に……。

アインの機体は?なんでラウラはわかったのか?ナツとDDの因縁は?と色々疑問ありますがそこらへんは書いていくので今は納得していただけると幸いです。

後ナツのバルバトスとシャルのグレイズで武装の運用方法が違うのも一応設定あります。後々作中で書く予定ですがあれでしたら次回当たりの後書きにでも設定書いていきます。

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