武装少女リリカル イチカによるIS   作:銭湯妖精 島風

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一夏side


激突、ワンサマーvsすずね 本番

 

 

ウーノに見送られカタパルトでアリーナに出撃すると、丁度 鈴もピットから出てきた所だった

 

「よぉ鈴、今日は勝たせて貰うからな?」

 

「言ってなさい、勝つのは私よ」

 

お互い得物を構え臨戦態勢に入り始まりの合図を待つ

 

 

そして試合開始のブザーが鳴り戦いの火蓋が切って落とされた

 

「行くぜ」

 

「行くわよ」

 

お互いに近接型だからか一気に間合いを詰め互いの刃が交わる

 

「やるじゃないの!一夏!!」

 

「まぁな!!」

 

鍔迫り合いをしながら俺は次の手を考える

 

鈴が、いつ衝撃砲を使うのかは分からないのは厄介だな

 

いや、待てよ?衝撃砲は空間に圧力をかけて衝撃を砲弾に使う武装とウーノが言っていた

 

つまり空間に圧力をかける時には大気に変化が生じる、砲弾自体は見えなくても事前の予想は可能な筈だ

 

そうとなれば、一旦距離を取って突いてみよう

 

 

次の行動を決め俺は鈴に胴回し蹴りを入れ距離を開け雪片を射撃モードで構え様子を伺う

 

「やってくれたわね一夏、もう少し楽しもうかと思ってたけど、もう全力で行くわよ?」

 

「そりゃどーも・・・来いよ鈴、油断なんか捨てて掛かって来い!」

 

目まぐるしく表示されては消える情報を横目に確認しながら鈴を挑発して、やる気にさせる

 

「なら、お望み通り・・・全力でぶっ潰して上げるわ!!」

 

そう鈴が言った瞬間、大気変化を感知し弾道を予測して直ぐに行動を起こす

 

身体を捻り回転して衝撃砲の初弾を回避しハンドガンで反撃する

 

「なっ何で避けるのよ一夏!!」

 

「避けなきゃ負けるだろう?鈴」

 

俺の射撃を避けながらクレームを言ってくるが、クレーム返ししてやる

 

「ぐぬぬぬ」

 

俺を睨み歯軋りを思想な鈴と撃ち合いを続けながら次を考える

 

鈴の性格だと衝撃砲はサブで牽制や間合いを取る事に使う筈、実際 衝撃砲にはシールドエネルギーを一撃で削り切る程の威力は無いから堪え性に欠ける鈴はメインはあくまで青龍刀だろう

 

さっき鍔迫り合いをした時確信した、甲龍は近接パワータイプのISだ

 

それに俺の射撃のセンスはイマイチな様で、鈴に当たらない

 

このままでは、お互いジリ貧だし鈴が何れは痺れを切らして何かするに違いない

 

そんな事を考えいると、頭の奥で何かが騒めくのを感じ、鈴がを警戒しながら辺りをチラ見する

 

「あたし と戦っているのに余所見するなんて いい度胸じゃないの!!」

 

「待て鈴、何かおかしい」

 

今にも噛み付きそうな激昂している鈴を手で制して周りを見るが何も変化は無い

 

だが直ぐに

 

「非常事態発生!試合を中止して避難を開始して下さい!!」

 

どこか焦りを孕ませた声をした先生の声がアリーナに響いた瞬間、アリーナのバリアを突き破りナニカが俺と鈴の中間に堕ちて来た

 

「鈴、構えろ。多分・・・敵だ」

 

「敵?何?IS学園を襲撃するバカのことかしら?」

 

「ははははは」

 

鈴の毒舌に笑い、土煙の中心を睨み付け出方を伺う

 

せめて避難が終わるまで囮にならないとな

 

 

 






こんなで大丈夫だろうか?

不安ですたい


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