数分間 彼へ弾雨を浴びせ続けた結果、ハルコンネンiiの砲身が排熱仕切れずに焼けてしまい動作不良を起こし動かなくなってしまったので、給弾コンテナに積んである大型ミサイルを撃ち出し爆煙に包まれている彼の様子を見る
「『ハルコンネンii及び給弾コンテナをパージします』」
バシュゥと空気が抜ける様な音と共にハルコンネンii及び給弾コンテナがザフィーラからパージされアリーナの地面に落ちる
「『やはりハルコンネンiiは重いですね、肩が凝ってしまいますね」』
肩を回しながらポツリと呟くと
「なら次から使わなければ良いんじゃないか?」
オレンジ色の粒子を纏いながら彼は爆煙の中から滞空した状態で現れる
「『GNフィールドですか、なるほど面白い』」
私達はGNロングダガーを2つ展開し、左右に握り彼の正面まで上がる
「『よくぞ耐え切りましたね?認めましょう、貴方の素質を』」
「そりゃどーも、勝たせて貰うぞ?」
彼は雪片を構え此方へ間合いを詰めてくる
「『その意気や良し!!』」
わたしもGNロングダガーを構え彼を迎え撃つ
「『今日の私は阿修羅おも凌駕する存在です!!』」
幾多の攻防を経て、私の最後の一太刀により私の勝利が確定し試合終了のブザーが鳴る
「『私の勝ちです』」
「あぁ、そして俺の敗北だ」
彼は少し悔しそうにしているのが分かるが、敢えて何も言わないでおこう
「『お疲れ様でした織斑さん、ピットへ戻りましょう』」
「そうだな」
今日の出来事で彼は成長するだろう
一歩づつ確実に歩みいつかは私を抜き去るかも知れない
それは実に楽しみだ
私も彼には、織斑一夏にだけは、負けたくない
私も努力は惜しまない事にしよう
そんな事を考えつつBピットに戻りザフィーラを解除してセシリア・オルコット戦の後同様、再び制服を着てBピットから出てAピットに入ると山田先生と織斑千冬が彼へ専用機所持についての法令等が書かれたタウンページみたいな取説を渡しているのが見える
「しっかり覚えて守って下さいね?私も護衛対象を逮捕したくありませんので」
「はは・・・・ははははは」
私が冗談を言っていないのが分かったのか彼は頬を引き攣らせながら乾いた笑い声を出す
「では今日は、これで終いだ。寮に帰って休め」
私は織斑千冬の言葉に頷き
「帰りましょう」
「おう」
「あぁ」
私は彼と箒を促し、彼等と共に寮へ帰る
明日は様子を見てザフィーラとハルコンネンiiのメンテをしないとダメだな と考えつつ
彼へ法令関連の座学も計画を考える
やる事が多い・・・・早く護衛の追加要員が来てくれるのを期待したい
ふぅ・・・あんまり上手く書けて無い
とりあえず、クラス代表決定戦は此れにてお終いです
次回の内容は、まだ考えいないので内容は未定です