早くもIS学園に入学して早くも1週間が経ち、私達の決闘(笑)事クラス代表決定戦の日がやってきた
今日まで放課後に基礎トレの意味を込めて剣道を2時間、その後 座学を3時間して焼付け刃ながらも必要最低限の知識と体力は整ったと思いたい所だ
結局1度も訓練機の貸し出し申請が通らなかったので彼のIS搭乗時間は多く見積もっても30分程度
イギリス代表候補生 セシリア・オルコットの搭乗時間とは雲泥の差が有る
だが、見込みはゼロでは無い
ゼロでは無いだけだが
「・・・・来ませんね、織斑さんのIS」
「来ないな、俺のIS」
「トラブルだろうか?」
クラス代表決定戦の行われる第3アリーナのAピットで私達3人は織斑 一夏の専用機の到着を待っている
彼に専用機が与えられると告げられてから早5日
予定では今朝方には到着し最低限の準備を済ませる予定だったのだが、開始時刻に差し掛かっているのだが到着していない
「・・・仕方ありません、セシリア・オルコットが文句を言いそうなので気乗りしませんが、私が先にしてきましょう。織斑先生、構いませんか?」
流石に手際の悪さに軽くイライラしている様子の織斑 千冬に提案する
「・・・致し方あるまい、スカリエッティ対オルコットを先にして、1度様子を見よう。終わるまでに来なければ・・・織斑、訓練機でやって貰う事になる、覚悟はしておけ」
そう言い、内線でセシリア・オルコットが居るCピットに試合の入れ替えの旨を説明する
私は、その間に出撃の準備を始める
「では織斑さん、私は隣のピットに行きます。出来るだけ時間は稼ぎますから貴方は彼女に勝つ事だけを考えていて下さい」
「分かった、ついでにウーノ・・・お前にも勝って見せるぜ」
冗談では無く本気で勝つ気でいる彼を見て、少しだけ楽しみになる
「そうですか、楽しみにしています織斑さん。待っています」
軽く微笑みそう言い彼に背を向けて歩み出す
「スカリエッティ、準備が出来たら報告しろ」
「了解です織斑先生」
彼女の言葉に頷きAピットを出て隣のBピットに入り軽く身体を解す為にストレッチする
「実に1週間振りですが、へそは曲げていませんよね?今日は一杯暴れさせて上げますからね?ザフィーラ」
私は右手首に嵌るブレスレットを ひと撫でして呟き、取り敢えず拳銃と特殊警棒を外した後に制服を脱ぎ綺麗に畳み壁際に置いておく
因みに制服を脱いでも下着姿にはならない、何故ならドクター謹製のパイロットスーツを着ているからだ
「それでは行きましょうか、ザフィーラ」
そう呟くと、私を閃光が包み込み、私の専用機 ザフィーラが展開される
さてさて、ドクターが私の為に作成して例に洩れずやり過ぎてしまった この子相手にどの程度持つかが楽しみだ
じっくりと味わさせて貰うとしよう
色々と省略して決定戦当日になりました←
次回、イチカの専用機がお披露目されますのでお待ち下さいませ