無能転生 ~提督に、『無能』がなったようです~   作:たんぺい

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欄外 キャラクター紹介その6

利根

 

身長:165㎝

体重:54㎏

性別:女性

アライメント:秩序/善

好きなもの:和菓子、将棋、筑摩

嫌いなもの:難しい話、提督のお説教

 

 

トラック泊地に所属してた、わりと考えが足りないところは有るが正義感の強い重巡洋艦さん。

とりあえず、スリットからは良い臭いがするらしい。

 

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とりあえず、トラック泊地のキャラクターで、今回のキャラクター紹介で一番最初に出したかった子です。

キャラクター紹介をする談で、とりあえず名前は何度も出てるから、キャラクター紹介に捩じ込んでも、きっと大丈夫大丈夫。

 

そして…古鷹ではないですが、あのスリットは誘ってるとしか思えないですね、はい。

古鷹そこ代われ。

 

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トラック泊地の提督

 

身長:184㎝

体重:75㎏

性別:男性

アライメント:中立/善

好きなもの:艦娘全て、雷のプレイ

嫌いなもの:辛い料理

 

 

『生真面目かつ優しく、責任感の強いM』で、大体が説明ついてしまうトラックの提督さん。

とりあえず、ロリコンのMで性癖が残念過ぎることを除いたら、わりと非の打ち所がないキャラクターとなっている。

…要するに、今作の木曾の同類。

 

しかし、性癖を除けば本当に真面目かつ誠実な人柄であり、軍人として結果もキチンと出している。

ソレだけに、トラック泊地での人気も信頼も高く、本部からも信頼が厚い人。

いずれは現在の大佐からの、更なる昇格も見えていた候補生の一人とまで言われていた人だった。

 

ソレだけに、トラック泊地側のみならず川内達の彼に対した好感度自体も非常に高く、それが今回の事件がややこしくなった理由の一つでもあった。

よりによって…後任を探しようがなくあらゆる意味で海軍からしたら犠牲にしてはいけない人材を、順当に行けば犠牲にせざるを得ないと言うこともあったからだ。

川内達があそこまでやったり瑞鳳が板挟みから泣き出してしまった原因は…何割かは、釣竿齋の優しさ以上に彼の優秀さや誠実さにもあったのである。

 

そう言った意味では、『非は無いのに元凶の一人』と言う、わりと困った評価をしないといけない人。

間違いなく性癖に目をつぶれば、軍人としても男性としても、かけ換えの無いいい人の一人でもあるのだが。

 

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意識の高いなんとやら提督さん、ですね。

気高く、誠実さのある優しく強い人…ロリコンのMでなければ、ですが。

 

雷達からしたら、本当に大切な上の人。

そして、本部関係の上から見たら、換えの利かない優秀さ溢れる新鋭。

しかし、下手したら事後処理の落とし処としてソレを犠牲にせざるを得ない状況下の中、何とか彼を責任から解放しつつ脅威を祓おうとしたのが今回の事件の根本に有りました。

ある意味で、釣竿齋さんの関わるシリーズの裏ヒロインは彼だったりします。

 

後、めんどくさい理系の恋とかの作者さんの渋に置いてるあのシリーズ大好きです。

 

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パラオの元提督

 

身長:172㎝

体重:54㎏

性別:男性

アライメント:秩序/中庸

好きなもの:ピアノ、艦娘、金剛の紅茶

嫌いなもの:軍学

 

 

元々は音楽家を目指していた青年で、ピアノではそこそこ名の知れていた人物。

軍人志望ですらなく、本人は音大からの音楽家や作曲家を目指していた。

しかし…中将も排出する軍事の名門と言う家柄が家柄のせいで、家族どころか学校をあげて教師全員まで猛反対した事が原因で、彼は音楽家の夢を諦めて、渋々防衛大からの士官ルートへと人生を舵を切ることになる。

周りからは『習い事』『手慰みの教養』としか、彼の夢と資質を見られていなかったことがそもそもの不幸でもあった。

 

しかし…まあ、士官した後も、軍の裏方をしながら音楽隊にでも入りながらひっそり過ごそうと呑気してた彼を、そこで本当に余計な真似するは中将さん。

ストーリーにあった様に、無理矢理適正も無いことを彼自身が逆らえないままに、捩じ込むように提督と言う責任重大な仕事をやらせてしまったことが、悲劇の根本にあったのであった。

 

ここら辺の彼の事情は、実は元々パラオに居た艦娘達は金剛を通じて知っており…

そんな、明らかに流され夢を捨て、しかもどう見ても感情的かつ繊細な性格と提督に向いてない人なのに、誰にも深く頼れないままに、それでも任された仕事を逃げずに責任は果たそうと、できてないままではあったが一生懸命に頑張っていたことは艦娘全員が見ていたことだった。

天龍達が彼を嫌ってもおらず氏真へは複雑な感情を持っていたり、金剛が『英雄』とまで彼を評したことは、要するに根本的にはそこら辺にもあったりした。

 

そんな彼が蘇った現在、どうなるのか…

 

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今明かされる、衝撃の真実ゥ!…と。

とりあえず、中将さんの許さるざる度がおかしくなってます。

要するに、ベートーベンにバルチック艦隊動かせって、本人の意思を曲げさせ逆らえなくさせて無理矢理任せた…と言うのが、事が元凶では有りました。

 

これは、元々ストーリーを書いた時の初期からのプロット部分で最初に決めていたことでした。

全部の裏事情明かすと、よく考えなくとも加害者だけど彼も被害者じゃん、と言う。

 

見返すと、最初からパラオに居た艦娘…天龍・龍田・加古・睦月・浜風・金剛・飛鷹・隼鷹の全員が全員、彼を嫌ってる言動が殆ど無いんですよね。

やらかした事がやらかした事かつ、別に性格が良いと言い切れる描写があんまり無かったのに。

それは、彼の裏事情を皆が知っていたから嫌うに嫌えない、だから割り切れない部分が強い…と言うことでも有ります。

 

或いは、例外と言えるのは加古ただ一人でもあったりしましたが…『抑え役』や『切り札』を望んで資材を使いまくり出たのが彼女だとしたら、それでがっかりしたり冷遇するのも仕方無いことでもあるでしょう。

加古本人が語るように、これは彼女の性格や行動にも問題があったから、一概に彼だけを責めるのもそれはそれで筋違いですし。

 

しかし…彼にも責任はあったことも、非があったことも事実でも有ります。

そこら辺の落とし処もまた、最終回で明かしませう。

 

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高雄

 

身長:167㎝

体重:59㎏

性別:女性

アライメント:秩序/悪

好きなもの:ショタ、半ズボン、鳥モツ煮

嫌いなもの:ショタじゃない男

 

 

真面目で一本気のショタコン。

わりと確りした性格かつ、仕事の丁寧なショタコン。

ストライクゾーンが4歳~10歳と公言する、ショタコン。

 

今日も今日とて、ばいんばいんなモノを揺らしながら、外出許可を取っては現地のショタを漁るだろう…

 

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霞ちゃんの系譜を継ぐ、煩悩覚醒ナマモノ枠ですね。

薄い何とか的な彼女のショタ吸引力に導かれて、こんなトンチキなキャラクターになりました…ごめんなさい。

とは言え、時雨と微妙に被ることを気を付けたら、本当動かしやすくて困ります。

 

尚、余談では有りますが、高雄さん以下8人の艦娘達は没キャラのリサイクルの一環だったりそうじゃなかったり。

曙ちゃんとか鳳翔さんとか陸奥さんがそんな典型です。

ここら辺は、無人島編や建造編で出せなかったりした子達を、復活祭に合わせて出したかったと言うことでした。

 

特に高雄は初期案で没にした為に、ここで出せて感無量ですね。

 

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鳳翔

 

身長:148㎝

体重:38㎏

性別:女性

アライメント:中立/中庸

好きなもの:甘いもの、お酒

嫌いなもの:無し

 

 

身体は居酒屋で出来ている、心はおかんで血潮はお酒。

そんな、アンリミテッド・居酒屋・ワークスなおかんな軽空母。

 

彼女の心象風景こそが居酒屋なので何時でも召喚できるは居酒屋鳳翔、お薦め料理は筑前煮だったりするが、サヨリのお刺身なんかも捨てがたい。

意外と洋風な料理も出せるのもポイント、豚カツやコロッケやチキン南蛮をパリパリキャベツなんかとつまみながら、ビールやハイボールを煽るのも、それはそれで乙なもの。

PM6時ぐらいから鳳翔さんの気分で空いてる居酒屋鳳翔、彼女の帰参でどうやら再開するようです。

 

…他に何を書けと…?

 

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僕らのお艦、居酒屋お艦の鳳翔さん。

アンリミテッド・居酒屋・ワークスは前から使いたかったネタの一つです。

 

裏設定ですが、アンリミな心象風景召喚は、金剛直伝だったりします。

 

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陸奥

 

身長:194㎝

体重:89㎏

性別:女性

アライメント:中立/悪

好きなもの:ウィスキー、ぬいぐるみ、爆破オチ

嫌いなもの:自分の身長

 

 

自分の身長のせいで可愛い服や下着がなく、それがコンプレックスな素敵なお姉さん兼爆破オチ要員。

指パッチンは爆破オチの合図、今日も何処かで艦娘が爆破される…お前は吉良さんかゲンスルーか何かか。

 

…悪い人じゃないんだけど、ねぇ… 

 

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戦艦、ビックセブンな陸奥ですね。 

リアル鎮守府では二番目に建造したこの娘、わりと好きなキャラクターの一人です。

長門とほぼ同時に出てくれて、瑞鶴と三人で弱小鎮守府時代からずっと相棒してくれました。

 

…まあ、メインキャラクターとしては微妙に使い方がわからず、出オチのキャラクターに今回はしちゃいましたが、何時かはちゃんとヒロイン役に使いたいです。

ごめんよ、むっちゃん。

 

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不知火 

 

身長:150㎝

体重:42㎏

性別:女性

アライメント:秩序/善

好きなもの:訓練、名誉、報奨

嫌いなもの:弱い自分

 

 

わりと克己心の強い性格で、根は見た目通り生真面目な人。

訓練に継ぐ訓練から放たれた後天的に身につけた思い空気と、先天的な目付きの悪さから来る威圧感は流石の一言である。

 

…ただ、人の二倍や三倍の努力の下には、当然ながら人の二倍や三倍の資材が必要な訳である。

影の努力を知られたくなく、自主訓練と書くのが見られたら気恥ずかしい彼女は、それを申請する際にわりと雑なごまかしをしており、よりによってそこら辺が節穴の金剛が知らん間に資材申請を許可して通してたのが『戦艦クラスの資材が無いと頑張れない』と言う発言の、事の真相だったような。

 

後にそこら辺が発覚した際、下手人の不知火のみならず、睦月に金剛も正座で説教されてたとかされてなかったとか。

 

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デンプシー睦月を産み出した、うちの不知火さん。

真面目な子ではあるんです、良い子でもあるんです…手放しで誉められないのと、やることなすこと言葉が足りないだけで。

そこら辺は声帯の妖精さんが同じ、うちの赤城さんの系譜を継ぐ努力家なんです。 

…色々結果も伴ってないのと言い方がポンコツでは有りましたが、はい。

 

落ち度は…八割ぐらいの不知火さん、ですかねぇ。

 

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由良

 

身長:159㎝

体重:47㎏

性別:女性

アライメント:混沌/善

好きなもの:ちくわ、がらくた色々

嫌いなもの:髪を痛めるもの

 

 

由良の不思議な髪の束、中身は一体なんだろう…な、残念ドラえもんさん。

四次元ポケットな髪からは、物理法則を無視して物が色々入ってるっぽい。 

セガ・サターンとか、カラオケ用のマイクとか、夏用の浴衣とか、その他諸々。

 

言えばまた、何か本人も知らない何かも出てきそう、そんな髪の魔術師は現世に復活するようです。

 

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うん、なんだこいつ(真顔)

 

何故、この子をこうしたのか。

そもそも、由良の髪とは自分にとっては何なのか。

そして、由良さんとはそもそも何なのか。

 

…哲学的ですね(白目)

 

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五月雨

 

身長:149㎝

体重:38㎏

性別:女性

アライメント:中立/善

好きなもの:カップ麺(ドジな自分が作っても失敗しないから)、戦国時代とか幕末とかの偉人

嫌いなもの:割れやすいもの

 

 

真面目なドジっ娘、五月雨ちゃん。 

歴史ネタが大好きで、その手の食いつきは本当に良い子。

そんな所は、青葉のやらかした賜物では有ったり。

 

とは言え、性格面は天然に凄く寄ってるが本当に良い子かつ癖の少ない性格の子。

わりと思考がお花畑でメルヘンで、よくよく会話を続けると疲れるタイプの方でもあるのだが。

 

夕立と瑞鳳と彼女で狭い部屋に閉じ込めたら、ブレーキ0かつツッコミ不在な善意100%の天然ボケの会話の殴り合いになるだろう…きっと

 

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五月雨ちゃんに関しては、実はちょっとならず色々あったりした子でも有りました。

真面目に、五月雨ちゃんは外すか外さないかの線引きが難しくて、書いてて悩んだ子で有ります。

 

使おうか凄く悩みましたが結局外せなくて、それで登場する次第へとなりましたね。

性格的には書きやすくて良い子では有るんですが、ヒロイン力が未知数過ぎてあんまり出せない子かも…

 

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青葉

 

身長:155㎝

体重:45㎏

性別:女性

アライメント:混沌/悪

好きなもの:写真を取ること、BLモノ、百合モノ、イタズラ

嫌いなもの:写真を取られること

 

 

僕らのゴシッ腐記者、青葉さん。

明るくムードメーカーな腐女子、重ねて言うが腐女子さん。

何気無くパソコンを弄ってたら腐の沼にドはまりしてしまい、その関係で映像編集や文書作製の事にも詳しくなってしまった業のナマモノでもある。 

 

とある投稿サイト等で、軍のこの手のセキュリティ・ファイヤウォールをも掻い潜り、18禁のSSとかも投稿したことも良く有った…とか、何してんのこの子。

 

尚、BL大好きだが百合モノもわりとイケる口…らしい。

 

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ついに腐女子キャラを出してしまいました…

とは言え、別に腐女子そのものが嫌いとかそう言う訳ではなく、艦娘のキャラ付けにギリギリアウトかもな~と、わりと心配してまして。

 

…まあ、今更どの口が言うとツッコミ食らうなら、ハイとしか言えませぬが…

 

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身長:139㎝

体重:26㎏

性別:女性

アライメント:秩序/悪

好きなもの:カレー、猫、おやつの時間

嫌いなもの:弄られること、気苦労、胃薬

 

 

パラオ屈指の常識人ながら、性格的には内に溜め込むタイプのせいで不満と本音を言うのが極端に下手であり、胃薬常備な内臓の弱い肝の小さい性格の為にいつも難しいと言うか渋い顔がデフォの娘。

その為に端から見たら非常に不機嫌かつひねくれた様にしか見えない子だったのだが、本質的にはパラオそのものが誰よりも大好きだった子。 

 

かの集団特攻も、ほんとは龍田や睦月と同じように止めたい側だったのだが…しかし、提督や金剛達をほっとけずに参加してしまい、そこで命を散らしてしまったと言うことだった。

 

その為に、五体満足で蘇って金剛達に再び会えたことを誰よりも喜んでいたのは彼女だったのだが…飛鷹は殆ど全裸だわ、金剛がラブをメイキング(意味深)しようとするわ、同じように蘇った連中は好き勝手やりまくるわで涙が引っ込んだどころか胃にダイレクトアタックされてたと言うことだったとか。

 

そしてきっと、曙の胃痛はより加速するだろう…ぶっこんでくるボケに対して、ツッコミ役があまりにも少なすぎるもの、この泊地。

 

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真面目に本編に出してもっと使いたかった子筆頭です。

 

ひねくれものの様で、何処か捨て猫のように寂しがり屋で真面目な子。

生き方も戦いかたもすっごく不器用な、それでいて一生懸命に応援したくなる不思議なオーラのある娘さんですね。

正しくツンデレな、そんな気性を持った艦娘だと思います。

 

とは言え、建造回で新規で出すにはこの子重すぎで、もうちょい単独の掘り下げがしたくて出しそびれてしまい…(そして、代わりに出たのがツンデレとか言うのがおぞましいナマモノへと変貌したウチの屈指の問題児である霞ちゃん…)

読者投票回の選択肢で、この子がメインシリアスかつ『本命』なCルートではなくて、色々お祭り騒ぎ回な部分が強かったAルートの無人島編が選択された為に、結局ドロップ艦にも出しそびれてしまい…

そして、漸く滑り込みで出してあげれたことが、本当に嬉しかったりしました。

 

何時かはちゃんと使いたい、陸奥に次いでそんな決意もした艦娘さんの一人です。

 

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釣竿齋宗渭

 

身長:185㎝

体重:88㎏

性別:男性

アライメント:秩序/善

好きなもの:湯漬け、精進料理、自分を慕ってくれる者達

嫌いなもの:自分自身

 

 

このストーリーのラスボスにして、もう一人の主人公。 

大英勇にして、大戦犯。 

誰よりも真っ直ぐな優しさを、誰よりも悪としか使えない業を背負ってしまった一人の男。

 

その正体は、真田十勇士の一人にて戦国に『三好三人衆、三好政康』として記録されている三好清海入道であった。

 

本編にある様に、彼は本当に氏真とは正反対な生き方をしていた男だった。

誰よりも優しく、誰よりも高潔で、誰よりも家族や部下を愛したからこそ…誰よりも非情かつ、誰よりも汚い裏切りと計略に他人を巻き込む生き方をするしかなかった人だった。

…そして、悲しいかな、それで名を上げられる器ではなかった男でもあったのだ。

 

大坂の陣で最期にもたげた名誉欲だったとしても、それは自分の為だけではなかったので有ろう。あくまでも、『一族』に背負ってある名誉の重さが原動力だったのかも知れない。

それが彼の周囲に居た全ての人にも分かっていたからこそ…きっと、釣竿齋本人だけは認めないかも知れないが…客将で有りながらも誰よりも深い信頼を真田幸村は置いていたので有ろう。

 

そんな彼が蘇って…そして、色々転げ落ちるようにして現世で関わりを持った『艦娘』達との交流。 

 

根が良識人のせいでツッコミ乱舞するしかなかった場面こそ多数あったが、何処までも他人を思いやり、何処までも純粋な彼女達にこそ、『邪悪』を演じきっても捧げたいとまで願う彼の在り方は…間違いなく、現世でも英雄と言い切って良いので有ろう。

 

そんな彼を待ち受けるは、しかし『最期』と言う終わりしかないのだろうか…

その全ては、またこれから明かされることだろう。

 

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ついに、『無能転生』キャラクター紹介の、トリを飾れましたね。

 

作中どころか感想の至るところで『思い詰めすぎ』と突っ込まれまくったお人好しなお坊様、釣竿齋宗渭さんの登場でございます。

 

彼の性格と登場自体は12話か13話書いたぐらいで決めてました。

当初は『大本営の元帥に繋がってる氏真の影のサポーター、川内・時雨・響の三人をお供に敵か味方かわからないムーブで盤面を引っ掻き回しながら、最終話付近で堂々と味方キャラクターとして改めて氏真達に合流する』と言う…まあ、シュバルツ兄さん的なポジションのキャラクターだった訳です。

 

しかし…川内が良い子過ぎて引っ掻き回すムーブがどうしても完遂出来ない上に、シナリオの変更に伴って役回りだけ大幅に変更。

大本営の元帥に繋がってる終盤再合流する味方キャラクター→赤城さんが釣竿齋さんから強奪。 

ラスボス→中枢棲姫から奪い取って、ここのポジションを強奪する事に。

…中枢棲姫の出オチも、実はそこら辺の名残だったりしました。

 

 

キャラクター採用理由は、本編にある通り『あまりにも氏真の鏡合わせな経歴を持った』一人の男だったから、ですね。

 

本質的には誰よりも真っ当な『戦国武将』であろうとした人だと思うんです。

誰よりも、戦国武将の生き方から逃げなかった人…と言うか、優秀でも誰より上に立てる様な器では無いのに、逃げられなかった人。

そこら辺は、そう言う生き方をあっさり投げ捨ててなんやかんや生き延びた氏真とは本当に真逆だったとは思います。

 

そして、人生の中で得られた結末やその後の後世の人達の評価も含めて(釣竿齋の場合、有名な創作作品のキャラクターのモデルになれたことでも有りましたが)、本当に鏡合わせだったのかも知れませんね。

 

だからこそ…根っこを突き詰めて突き詰めて、二人の出発点は同じになれるように、キャラクターを逆算して作るのは大変でしたが楽しかった気がします。

 

そんな主人公氏真から見て正しくライバルキャラクターでありアンチキャラクターでもあった彼の行く末は…最終回の、お楽しみです、はい。

 

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