無能転生 ~提督に、『無能』がなったようです~   作:たんぺい

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今回以降は三人称視点に戻します
僕には、こっちのが合ってるっぽいです


コラボ番外編その3 金城大将の憂鬱と美味しいレシピ(後編)

さて、そんな感じの残念な感想のまま、金城提督は料理作りに取りかかろうとする。

 

…とは言え、料理と言うのは、仕込みや準備に時間がかかることが多い。

流石にこの混沌とした状況下で数時間もかかるスープやら何やらの用意と言う訳にはいかないが、簡単なパーティー向けの料理だとしても、具材の下処理や鍋の準備等で15分程度は時間が取られてしまう。

 

こちらの料理上手などこぞの銀髪巨乳セクハラ魔と、ブルネイよりは通康の伊予弁の通訳兼手伝いに追加で召集した速吸をお供に、金城提督はメインディッシュの下準備に取りかかる。

 

 

早霜は、その準備中の間に、さっと出来る簡単な前菜を作ってくれていた。

 

「…【大阪風タマゴサンド】と、【スモーク・サーモンのカルパッチョ】です。軽めの前菜とサラダにどうぞ」

 

そう言って大きめなガラスのボウルに盛り付けたカルパッチョと、複数の大皿に一口大にカットされたタマゴサンドのサンドイッチである。 

 

「レシピは…以下の通りです……オレンジジュースやホットコーヒーと一緒に朝御飯でも良いですが、白ワインでも良いかも知れないですね、フフフ」

 

【大阪風タマゴサンド】

 

・材料(二人前)

サンドイッチ用のパン 4枚

玉子 3個

サラダ油 適量

塩コショウ 適量

マヨネーズ 適量

トマトケチャップ 適量

レタスの葉 2~4枚

 

1 トマトケチャップとマヨネーズを1:1~2:1ぐらいの割合で混ぜて、オーロラソースを作る

2 生卵を器に落とし、大さじ1ぐらいのマヨネーズと適量の塩コショウと共に攪拌する

3 よく混ざった『2』を、油を引いて熱したフライパンか卵焼き器で焼いて、卵焼きを作る(パンに挟むことを考えて、厚さは薄めに作ると尚良し)

4 『3』を皿にもり冷まして、卵焼きを落ち着ける

5 適量の洗ったレタスの葉を千切り、手で拝むように潰して、パンに挟みやすくレタスの葉を平たくする

6 後は、『1』のオーロラソースを塗ったパンに上記の材料を挟んで完成

 

 

【スモーク・サーモンのカルパッチョ】

 

・材料(二人前の場合)

スモーク・サーモン 80グラム

玉ねぎ 二分の一個

貝割れだいこん 適量

レタス 適量

 

1 皮剥きした玉ねぎをスライサーで薄切りにして、5分ぐらい水を張ったボウルに投入する

2 レタスの葉と切った貝割れだいこんを水で洗う

3 皿の上にレタスを敷き、その上で『1』で作ったさらし玉ねぎとスモークサーモンを軽く混ぜ合わせる

4 最後に、短めにカットした貝割れだいこんを『3』の上に振りかけて完成

 

 

「【大阪風タマゴサンド】の『大阪風』は、大阪を中心とした一部の近畿圏でのメジャーなタマゴサンド、と言う意味です。マヨネーズとゆで玉子を潰して混ぜる手間が要らないので時間がない時はこっちの方か便利です…【スモーク・サーモンのカルパッチョ】は、仕上げに無難にバジリコとオリーブオイルとビネガーのドレッシングでも美味しいですし、塩レモンの塩ダレ(Barに居る本編参照)もいけますよ。スモーク・サーモンを白身魚の刺身に変えて、旭ポン酢みたいな高級柚子ポン酢をカルパッチョの仕上げのソースに使うのも中々いけそうですね、では、ごゆっくりどうぞ…」

 

 

誰に向けてるかわからない感じの早霜の解説を挟みつつ、改めて乾杯した両鎮守府のメンバーが『前菜』に手をつける。

 

大阪風タマゴサンドからは、マヨネーズとゆで玉子の一般的なタマゴサンドとは違う、出来立てなオムレツ状の卵から漂う確かなジューシーさとさっぱりさせる下のレタス、それらを一つの味にまとめるオーロラソースのハーモニーが、食欲をそそる。

何より、出来立てなので暖かいのもうれしい、ほっとする味になっている。

一口大に小さくカットされたことも、ボリュームは確かに感じさせながらもメインディッシュを邪魔することの無い、早霜の心憎い優しさの顕れで有った。

 

スモーク・サーモンカルパッチョも、さっぱりしていて実に良い。

見た目が涼しげでかつ透明感が有ることも良いが、やはり、問題は味のことだろう。

スモーク・サーモンの癖の強い味わいを、金城提督特性の塩レモンダレが爽やかにまとめあげて、上品かつ夏らしい味わいに昇華されている。

みずみずしい生野菜も、それらを邪魔することも無く、口当たりをすっきりさせてくれるもので有った。

 

得にカルパッチョは睦月と球磨と通康が気に入ってしまい、三人だけでボウルごと食い尽くす勢いだったのを、メインが有るから、と皆に止められそうなぐらいだったとか。

 

 

さて、そんな感じで場が暖まった『前菜』の次は、お待ちかねの『メインディッシュ』である。

金城提督はと言うと、額を少しポリポリと掻きながらこう言った。

 

「で、リクエストが有った…村上さんの『ほうたれ』だったか、俺には愛媛県の方言がわからなかったからな。速吸に聞かなかったらわからなかったが、要は鰯のことだったみたいだな」

「そうです、名前に愛媛県に所縁がある私が頑張りました!」

 

…速吸ちゃん、ありがとう。

 

 

と、まあそれはそうと、話を戻そう。

そう、愛媛県の方言の他に一部の呼び方で、カタクチイワシのことを『ほうたれ(ホータレ)』と呼ぶことが有る。

頬っぺたが落ちる旨さから、頬垂れが訛って生まれた言語とのことで、海の近くに生きる者にとっては貴重なタンパク源だったと言う。

ちなみに、ほうたれの旬は大体夏から秋にかけて、今は絶好な旬である。

 

「…ってな訳で、今回は天ぷらにしてみた!【梅と大葉のほうたれ天】だ!梅と大葉の爽やかな薫りが夏にぴったりだぞ!」

 

 

【梅と大葉のほうたれ天】

 

・材料(1~2人前)

ほうたれ(カタクチイワシ) 8匹

梅 適量

大葉 8枚(要するに、鰯と同数)

白だし 少々

サラダ油 適量

めんつゆ 適量

だいこん 適量

天ぷら粉 適量

 

1 水洗いしたほうたれ(カタクチイワシ)を頭を落として指で腹を開き内蔵を取る

2 梅を、少量の白だしを加えながら箸とスプーンの腹を使い伸ばし、梅ダレを作る(面倒なら練り梅のチューブでも可)

3 『2』を開いたほうたれの腹に詰め、大葉でくるんで中身がでないようにする

4 『3』を水で溶いた天ぷら粉に薄めに浸け、170度の油で揚げる

5 カラッとしたら、キッチンペーパーを敷いたお皿に移して出来上がり

6 大根おろしを加えた、お湯で適当に薄めためんつゆを天つゆにしてどうぞ

 

 

とまあ、こんな感じにメインディッシュの一つの天ぷらが出てくる。

 

本来なら口当たりが重たくなる揚げもので有りながら、カラッとした食感と梅と大葉の爽やかな香り、更には天つゆの大根おろしのさっぱり感がたまらない一品になっている。

金城提督の言う通り、夏にぴったりと言えるだろう。

 

よく見たら、塩派の人の為に、カレー粉を加えたカレー塩や抹茶を加えた抹茶塩まで有る心憎いサービス精神満載の一品で有った。

そんな小魚の天ぷらなど…腹に収まるのは、一瞬だった。

 

総計すると30人以上と言う大所帯とは言え、山盛りに盛られたハズの天ぷらはものの見事に5分もしないうちに全員の胃袋の中に消えたので有った。

勿論、調理中の連中の分は別に置いてあげているとは言え…金城にとっては、なんだか下処理と調理工程が大変だったぶんだけ、妙なわびしさを感じつつも作りがいも感じて満足していたと言う。

 

 

そんな、小魚の天ぷらの次に出てくるのは…

 

「…で、アタシのリクエストに答える料理が『コレ』?」 

「そう、そっちの加古のリクエストに対する答えだ!!」

 

いくつもの窪んだ穴が空いている、薄い銅板である。

そして、カウンターの横には溶き卵と粉を混ぜた『種』と、小さくカットされた蛸がみえており…

加古は思わず突っ込んだ、たこ焼きなら1回浜風作ってくれたこと有るよ!と。

 

しかし、金城提督はと言うと、チッチッチと指を鳴らしながら、こう言ったのである。

 

「兵庫県の名物の、『明石焼き』だ!うちのドラえも…明石が何時でも食べたいからって、黒潮のリクエストに答えた時の鉄板焼屋台モード実装のついでに作ってくれていたものでな、今から解禁させてもらう!」

 

 

気合い入っている金城提督で有ったが…

当の周りのメンバーは、たこ焼きと何が違うの?と、金城の言葉にその場に居た全員が首を傾げていたと言う。

 

 

では、関西以外だと本当にマイナーな明石焼きについて、軽く解説しておこう。

 

『たこ焼き』のルーツになった『ラジオ焼き(蛸の代わりに牛肉入りだったそう)』、それの更にルーツになったと言われるものが幕末に生まれた『明石焼き』と言われている。

 

たこ焼きとの最大の違いとして、具材に蛸以外のものを入れないことと、じん粉とも呼ばれている、所謂浮き粉を入れること。

更に言えば現地で『卵焼き』と言われるぐらい、大量に卵を使うことが違いとされている。

その為に、たこ焼きには決して出せない、上品な柔らかみとトロトロの食感が癖になる一品だ。

決して、たこ焼きに出汁をかけた料理ではないのである。

 

熱電導率の関係で、専門店では片手でひっくり返せる銅板を使うことが多いことも特徴だ。

知ってる人なら見たこと有るだろう歯が欠けた下駄のような木の皿も、あれは明石焼きを出すときに、銅板ごとひっくり返してそのまま提供する名残だったとか。

 

と言う訳で、レシピを、ほい。

 

 

【明石焼き】

 

・材料(2~3人前)

冷やした鰹だし 700CC

卵 6個

塩 小匙4分の1

醤油 大さじ2

中力粉 大さじ山盛り6杯

浮き粉 大さじ山盛り1.5杯

天かす 適量

三つ葉 適量

ゆでダコ 足一本

 

1 お湯で溶いた鰹だしを良く冷ましておく

2 ゆでダコの足を一口大にカットする

3 ボウルに卵をさきに入れ攪拌し卵液を作った後、醤油・塩・適量の鰹だしを加えながら更に攪拌する

4 そして『3』に、粉を加えた後で更に混ぜておく

5 熱した銅板(無ければ、たこ焼き器で可)に油を引き、『4』の種を流し入れる

6 更に『5』にタコを1個ずつ入れて、ついでに適量の天かすを散らす

7 この辺りで、余った鰹だしを別な鍋に入れて、弱火で暖めて常温~湯気が出る程度の70度ぐらいまで戻す

8 『6』のフチが固まってきたら竹串か箸でひっくり返して、もう反面を焼いて、固まれば完成

9 適量の三つ葉を散らした『7』を作った付け汁として別な皿によそえば出来上がり

(浮き粉が見つからない場合は普通のたこ焼き粉を使うレシピもあります、詳しくは日清製粉のHP等をご参照ください)

 

 

「…俺の仕事がとられちまった気がするが…まあ、良いか。いっぱい種は作ったから沢山喰ってくれ!」

 

そう言って、提供された明石焼きは…やはり、たこ焼きとは一味も二味も違うものである。

 

シンプルに、明石焼き本体の濃厚な玉子の風味と出汁の味が、付け汁に負けずダイレクトに口の中を直撃する。

そうして、トロトロの中身が口を満たすと現れ、主張するのが蛸の味だ。

俺が主役なんだ、とばかりにそれの存在感を、味わいと食感で楽しませてくれる。 

そして、それらが噛んでいくうちに一体となり、やや温い程度の常温にされた鰹の出汁により熱さもそれなりに軽減されて、喉ごしまで最高に美味しく食べさせてくれていた。

たまに現れる三つ葉も憎い、爽やかな香気が『明石焼き』と言う料理の上品さを、さらに引き立ててくれていた。

 

気がつけば大量にボウルに有った種も蛸も無くなってしまっており、なんやかんやで飲めない組は白米を、飲める組はビールや日本酒や、と飲めや歌えやのせいで全員腹一杯になる寸前で有ったと言う。

 

 

だが、最後に残っているものの有った。

 

メインディッシュの次に出てくるもの、そう、デザートである。

かき氷…リクエストしたのは、氏真で有った。

何でも、僕の好物はコレだから、と言うことだったからである。

 

ちなみに、余談ではあるが…

 

「かき氷が好きって…父さんの、馬鹿…」

 

と、加賀は氏真の言葉に妙に恥ずかしがっており、そこら辺の意味が解る当初からパラオに氏真と共に居るメンバーはわりと気持ち悪いぐらいにニヤニヤしていた、とか。

 

 

とまあ、そこら辺はおいといて、〆のデザートに出したのが…

 

「ほい、『白くま』だ!」

「白い球磨ちゃん?」

「白い私クマァ!?」

「姉貴も氏真提督もちげえよ、座ってろ座ってろ」

 

そう、白い球磨ではない。

かき氷に練乳をかけたものに、果物や小豆をトッピングした九州の名物のことである。

 

濃厚に甘く、そして豪華な見た目で涼しげな九州の名物。

市販品として全国的に販売されているが、家庭でもかき氷器が有れば作れなくはないものである。

…何かここの鎮守府は妙にクオリティの高いかき氷器が有ったから、まあウチで仕込んでたミルクの氷を一緒にコラボってことで利用させてもらったよ、とは金城提督の談。

 

「私が、かき氷器の使用を許可しました!」

 

と、それを横で調理場から聞いてた浜風が英語のbのように指を立てて、何故かドヤ顔で横から口を挟んでいた。

…イラっと来ました、と加賀は無表情のまま反応した、と言う。

 

あ、白熊のレシピです。

 

 

【白くま】

 

・材料(一人前)

牛乳 適量

練乳 適量

フルーツ 適当

小豆 適量

 

1 牛乳と練乳を混ぜ合わせたものをあらかじめ製氷器に仕込み氷にする

2 『1』をかき氷器に移し(無かったら、最悪の場合ミキサーで可)かき氷を作る

3 皿に『2』を盛り付けて、好きなように切ったフルーツをのせて小豆豆を散らしましょう

 

 

「雑だにゃ!?レシピがレシピになってないのだぞコレ!!」

 

…白くまとはそう言うものです、睦月ちゃん。

 

 

それはそうと、こんな感じで、〆のデザートに出した白熊。

甘いものは別腹、とばかりに、男も女も関係なしに彩り豊かに薄くカットされたイチゴや林檎や缶詰のみかんが踊り、てっぺんが小豆とさくらんぼが彩る豪華なものである。

 

さて、そして、白熊の事を語る脇道であるが、現状を少しだけ整理する。

 

元々南国だったのに、揚げ物や焼き物が続いたせいで会場そのものがご飯の熱量で暑くなっており。

しかも人がかなり居る為に、余計に物理的な熱量も高くなっている。

過半数近くが酒が入っている以上尚更だ。

酔って無い連中は見た目の暑苦しさにうんざり気味で、一方の酔っぱらいどもは、アルコールが入っているせいで顔からもうまっかっかで有った。

 

そこに現れたかき氷…もう、どいつもこいつもその熱さの救世主に対して貪るしか無かったのである。

 

 

…しかし、その熱さの救世主な白熊に手を付けなかった者が居た。

阿賀野である。

 

「…金城てーとくさんが気をきかせてくれたのはわかってる、わかってるけど(・・;)」

 

そう言って、よだれをだらだら流しながら、己の白くまの器を見る。

そこには、大勢の白くまとは更に違う、より豪華な使用になっていた。

 

深い器の底には、ソフトクリームとチョコソースが段を書くようにしましまにかさなっており、白熊本体がその上に乗っている。

綺麗に飾られたイチゴや林檎は、特性のフルーツソースで色鮮やかに螺旋状に描かれており、それをあえて無味乾燥な駄菓子のままのウエハースが周囲を飾り、美しさを倍以上に引き立てる。

白くま部分のてっぺんを飾るさくらんぼの上には、小さく生クリームが土台になるようにかわいらしくちょこんと添えられていた。

 

『白くまパフェ』…と言いたいが、阿賀野が持っている器のサイズ的には、むしろ『白くまサンデー』と言うものだろう。

 

まあ、それはそうと…要するに、無差別げんこつの被害者分のメンバーのおわびの「サービス」と言うことで、金城が気を利かせたものである。

だが、阿賀野にとっては、すっごくうれしいのだが…有る意味で言えば、ありがた迷惑なことだった。

 

その、天龍や睦月や夕立やビスマルクに関してはその辺気にせず、早霜は調理人側だったのでメインにあまり手をつけてなかったせいで気にすることも無かったが、阿賀野にとっては致命的な『有ること』…

 

 

「カロリーぜったいヤバイよコレ~( ;∀;)絶対太るよ~、美味しそうなのに食べる勇気が~(。´Д⊂)」

 

 

そう、体重のことである。 

 

揚げ物→粉もの→と来てからの、カロリー×脂肪×糖分の、花○薫の全力パンチみたいな暴力的なスイーツのトドメなのだ。

阿賀野的には、翌日以降のことを考えると、手が出せなかった。

 

だがしかし、阿賀野は甘いものは大好物だ。

しかも、暑苦しいこんな状況下での、氷菓子の誘惑は…まるで、魂を狙い契約を迫る悪魔のごとき手招きだ。 

そして…良く見たら、暑さと阿賀野自身の手の温度で、少しだけ白くまサンデーな下のアイス部分が溶け始めている。

 

決断を迫らないといけなかった。明日を捨てるか、今を取るか。

だがしかし…阿賀野の葛藤は、それを決断しきるには至らなかった。

 

「…ならば、私が食べてあげましょうか?」

 

そんなおり、阿賀野の背後から…救世主ともハイエナにも取れるような女の声が聞こえる。

その正体は…

 

 

「どうやって自力で降りてきたんですか、このアホォ!!」

「危なッ!石を投げるな神通!!」

 

…高所に縛られていたハズなのに、いつのまにか地面に下りてしれっと会食に参加していた赤城だったのであった。

 

 


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