トラウマの原因が覆されたら、その世界はどうなるか。 作:袖野 霧亜
美咲「遅くなった理由プリーズ」
霧亜「最近睡魔がすごくて帰ってきてご飯食べたらバタンキューな感じが2週間続いてしまい書く気になれませんでした」
美咲「私がメインで比企谷とイチャつける作品はいつできるの?」
霧亜「だいたい始まり方が決まってはいるよ。後はどんな感じのイチャラブ感にしようかなーとか美咲ちゃん目線にするか否かの最終決定するだけ」
美咲「はよはよ」
霧亜「てか君がキャラ濃すぎて千文字で終わらせようとしても更に千文字追加させてくるんだよ? 今回も早めに終わらせようと思ったのに二千文字オーバーするし」
美咲「なんで私を作ったの?」
霧亜「前も話したかもだけど君ってば元々メインヒロインで書こうとしてた子なんだよね。まぁオリヒロとか俺にはまだ早くて(八折を早く書きたかったからボツにしたなんて言えない)なかったことにしたんだよね。んでせっかく名前考えたのに使わないとか勿体ないから今作に出したってわけ」
美咲「へー」
霧亜「反応の薄さに俺っち泣きそう」
美咲「とにかくはよ比企谷とイチャイチャチュッチュッさせろ」
霧亜「はいはい、あんまり艶めかしのはNGだかんね?」
美咲「りょーかい」
時は放課後、俺はただいま体育館裏におります……ってなんかこのパターンもうやったな。何なの? 皆どんだけ体育館裏好きなの? ベタすぎて俺までベッタベタの物語の主人公にさせられちゃうの?
あ、余談だけどベッタベタってなんかばっちい感じがするよね。どうでもいいけど。
さて、それじゃあ俺が今どういう状況かどうせわからない人がいないと思うため説明は省かせてもらおう。ならば俺がすべきことはただ一つ。
『おい比企谷。お前どういうつもりだ』
「はいはいちょいとストップです。もっと穏やかな雰囲気で話をしてもらいましょう。貴方たちの獲物がビクビクしてるじゃないですかヤバいなにこの生き物持ち帰りたい」
「俺はお前にストップをかけたいんだが。なんでここにいるんだよ」
「面白そうだったから?」
「疑問形で返すなよ……」
なぜ三木がこの場にいるかは面倒とかではなく本当にわからないためこの説明も省かざるを得ない。いや、ホントだよ? 実は堂々と俺の隣を歩いてたなんて知らないよ? ハチマンウソツカナイ。
『くそぅ、まさか我が校のマスコットまで……!』
『許すまじまじ比企谷某っ!』
『もうアイツ殺して顔の皮剥いで俺に付け替えればいいんじゃ……。ふ、フフフフフフフフフフ』
なんかすごい危ない雰囲気なんだけど。てか最後のやつ過激すぎない? 俺なんかの皮を剥いでも目の濁りなんとかしねぇと後悔しかしねぇぞ?
「とにかくだ比企谷。お前そのメガネとか髪型はなんだ」
あれ、コイツたしか昨日俺が壁ドン(物理)したやつじゃねぇか。おかわり欲しいの?
「なんだかんだと聞かれたら、答えてあげるが世の情け、世界の破壊を防ぐため世界の平和を守るため、愛と真実の悪を貫く、ラブリー・チャーミーな敵役───」
「話が進まねぇから少し静かにしてろ。メガネは目の濁り隠しのための伊達メガネで髪型は折本に強制されたんだよ」
『なら今朝の三木と仲町の足蹴はなんだよ! 羨ま、じゃなくて妬ましいぞ!』
「アレは猫背の矯正だ。乱暴過ぎて目の前に川が見えたな」
「そっかそっか。そんなに気持ちよかったんだ。またやってあげる」
「ちょっと? 今死にかけたっていう話をしてたんですけど? 気持ちよかったらお花畑だろ普通」
極楽浄土と厭離穢土並の違いがあるからね? それになんでこの歳で閻魔様に裁かれにゃならんのだ。あ、でも某幻想な鄉に出てくるヤマザナドゥにだったら裁かれたいです。え? 鬼灯さん? 知らない人ですねぇ。
『とにかく昨日の今日でこんなにかっこよ、じゃなく変わるなんておかしすぎる! 本当はイケメンだったパターンとかマンガやアニメだけの話じゃないのか畜生が! 俺もメガネかければイケメンになれるのかそうなのか!?』
なんか八つ当たりみたいな感じになってるんですけど。つーかメガネかけただけでそんな変わらんと思うけどな。てかお前も充分イケメンだろ。っち! 爆ぜろイケメン!
「大丈夫、私達がいるここもとあるラノベの二次創さ───」
「おいバカやめろ」
なぜかそれ以上言わせたらいけない気がしたため口をふさがせてもらった。いや、たぶんホントにダメだから。メタいから。
「ひひふぁふぁ。ふぉおふぇほふぁはひへ」
「ん? あぁスマン」
三木の口をふさいでいた手をどけ謝る。いや、たしかに今のは俺が悪かったな。半分くらいはな。残り半分コイツのせい。
つーかさっきから脱線しまくってんな。恐るべし三木美咲。ネタの塊だな。
「とりあえず話をしよう。結局俺になんの話があって呼んだんだよ」
実は授業中も昨日の疲れがとれていなかったのか居眠りしたので、早く家に帰ってもう一眠りしたいんだよ。
「あー、いやその実はだな……。お前には、話が……」
なんだコイツもじもじし始めたぞ。トイレか? さっさといけよ。
『おい頑張れよ! こんなところで挫けるお前じゃないだろ!』
『そうだ! お前なら出来る!』
『ネバーギブアップ!』
「もっとお米食べろよ!」
「お、お前ら……!」
え、なんなんですかこの空気。てか三木さーん? 関係ないんだからこっちでおとなしくしてなさい。
「ひ、比企谷八幡!」
「ふぁ、ふぁい!?」
ビックリして声が上ずっちまったよちくしょうめ。
「お前に惚れた! 付き合って───」
「ストォォォォォォォップ!」
『『『「「!?」」』』』
「いらない! 比企谷にBL要素いらないから!」
いきなりどーんっと横から衝撃が走る。
ちょっ、えっ、誰? と思っい衝撃が来た方を見るとそこにいたのは折本だった。
あの折本さん? 「びーえる要素」っていったいなんでせうか?
「邪魔しないでくれかおり! 俺は純粋に比企谷のことを!」
「あーもううっさい! 比企谷はあたしのなの! 比企谷に近づくなホモ! マジウケねぇから!」
「さぁ比企谷。ここは『やめて! 私のために争わないで!』っていう場面だよ」
「比企谷を少しの間いじってていいから美咲は黙って!」
「やったぜ」
ヤバいなんだこのカオス。てか「びーえる」と「ホモ」って何? どういう意味?
「BLっていうのはボーイズラブの略称だよ。それでホモはね、簡単に言うと男の人が同性を好きになることを言うんだよ。やったね比企谷愛人が出来るよ」
「いやいらねぇから。つーか折本のやつなんであんなキレてんだ?」
「そりゃあ比企谷のこと好きだからね。あ、ちなみに私も好きだよ?」
「……おぉ、そうか」
あれ? なんか少しここら辺の温度高くなってない? ちょっと暑いなー。
「だいたい昨日比企谷のことを──!」
「それは謝る。だが──!」
ていうかあっちはいつになったら終わるんでしょうね。もう眠いし現実逃避も兼ねて寝るか。
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あ、あと前書きがピッタリ500文字だからヒマだったら文字数数えてみてね☆