トラウマの原因が覆されたら、その世界はどうなるか。   作:袖野 霧亜

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注意!

後書きの美咲ちゃんが最後、素に戻ります。

あ、あと俺ガイルの二次創作を読みたい人は『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている』で調べるといいですよ。。←これはつけないようにね。原作は付いてるんだけど、こっちだとあまり付けてる人がいないっぽい。まぁ。←これ付けなくても付いてるやつも調べられるからぜひ試してみてねん。


やはり俺が、彼女を家に送るのは間違って……るのか?

 しばらく小町と折本が談笑し、時折俺が合いの手をいれること一時間程。

 いい加減折本を帰さないと親御さんが心配するだろう時間になってきた。

 しかし思いの外アレだな。時が流れるのが早く感じるな。

 

「折本、そろそろ帰らんとまずくないか?」

「へ? あ、うわっ! やっばい! 連絡するのも忘れてた!」

「おいおい……」

「ご、ゴメン比企谷! 小町ちゃん! 帰るね!」

 

 お、慌てすぎてドタバタしてるな。新鮮な気分になるな。ほら、いつもマイペースな折本だし。

 

「おい落ち着け折本。今更焦ってもしょうがねぇだろ」

「……それもそっか」

「とりあえず親に連絡しとけ」

「オッケー!」

 

 折本がポケットからガラケーを取り出しカコカコと操作しているのを尻目に小町に折本の荷物を持ってくるよう伝える。その間、俺はと言うと特に何もしなかった。

 いやまぁアレですよ? 勝手に女子の荷物を触って見られたくないものとかあったら危ないじゃん? だから俺は悪くない! ていうか俺にもちゃんとこの後仕事するからね? いやホントマジで。 

 

「よっし! これで大丈夫!」

「あっ、かおりさんの荷物持ってきましたよ!」

「ありがと小町ちゃん!」

 

 二階から学校指定のカバンを持って降りてきた小町を労う。

 さて、ここから先が俺の仕事だな。

 

「ん、じゃあ行くぞ」

「行く? どこに?」

 

 折本の頭の上をクエスチョンマークが踊っているのが見える、気がする。

 

「送る」

「へ?」

「送るっつってんだよ」

「…………ごめん、もう一回言って?」

「嫌なら別にいいんだけど」

「わー! ごめんごめん! お願い! 送ってって!」

 

 確かに俺が言いそうにないからって面白がって上手く聞き取れなかったフリをするのはやめなさい。ホントに一人で帰すぞ。小町に嫌われそうだからそんな事しないけども。

 

「んじゃ、先に外で準備してっから。小町、片付けと留守番を頼む。チャイムが鳴っても出ちゃダメだぞ?」

「はーい! ささ、かおりさん! お兄ちゃんの気が変わらないうちに!」

 

 ちょっと小町ちゃん? さすがのお兄ちゃんでもそんな早くやめようとか思わないからね? いやまぁ、待ち合わせで時間になっても待ち人が来なかったら即行で帰るけどね? 俺も暇じゃないし。ほら、アニメ観たり、本を読んだり……あれ? 俺って結構暇人? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせ比企谷!」

「おう、待ったぞ」

「……少しは気の利いたこと、は言えるわけないか」

 

 よくわかっているじゃないか。さすがに俺と付き合おうとしたヤツだな。

 

「よし、んじゃほれ」

 

 俺はジェスチャーで折本に俺の後ろに乗るよう促した。もちろん自転車ですよ? バイクとか乗れるようになりたいがまだ乗れる歳じゃないし……。カッコイイよね? バイクに乗れる人って。まぁ仮面ライダー程上手く乗れるようになりたい訳じゃないけど。いやホントだよ? ハチマンウソツカナイ。

 

「うん、ありがとう」

「よし、じゃあ行くぞ。道案内頼む」

「任せて〜」

 

 それからしばらくは折本とのんびり駄弁ったりしながら自転車を漕いでいた。しかしまぁ、俺がこんな青春をするなんてな。去年の俺とか見てみろ。1人で本を読んでるか寝たフリしてるかだもんな。

 

「あ、ストップ比企谷。ここまでで大丈夫」

 

 意外と近かったな。これなら一緒に登下校とか出来そうだ……っておい、俺は今何を考えた? 折本と、一緒に、登下校だと? あまり思い上がるな盛った猿かっての。自制を、理性を強く持たなければ。

 

「おう。あー、悪かったな。こんな時間まで」

「いいよ、私もちゃんと連絡してなかったわけだし

「……やっぱり謝りに行った方がいいのか? いや、でもなぁ」

「? 何独り言してんの?」

「……いや、何でもない。じゃあまた明日な」

「あ、ストップ比企谷!」

「あがっ!?」

 

 ペダルに力を入れ帰路に行こうとしたところで折本に台車を掴まれバランスを崩してサドルから尻が落ちて骨組みの所に股間を強かに打ち付けた。

 ぐおぉぉぉおおお!? 何これ、潰れた? ちょっと危ない感じがしたんだけど? 無事か? 俺の八幡は無事なのか? 

 

「ぷっ、比企谷何今の声っ! ちょーウケたわ!」

「…………」

「あれ? 比企谷?」

「…………」

「おーい? 比企谷〜?」

「…………折本」

「な、何?」

「…………用があるなら三分くらい待ってくれ」




主「はいどーも皆さん! 短期で全過程を一発でくぐり抜け、なんとか復活した霧亜さんですよー!」

???「はい、久しぶりだね。コイツに産み出された謎の主人公(嘘)、???さんでーす。あ、名前はまだ出せないよ」

美咲「同じくアイツに産み出された謎のヒロイン(本当)、美咲さんでーす。さっさと八幡といちゃつかせろコラ」

主「いやぁ、ごめんねぇ。バイトと教習と私事で書けなかったんだよねぇ〜」

???「他の方の俺ガイルの二次創作を読んでる時間を書く時間に回せばいいんじゃない?」

主「そんなこと出来るわけない」

美咲「まぁ他の方とネタが被ってたりしないようにしないといけないしね」

主「いや、出来るだけよ? 別に被ってても構わない。そんな事言ってたらなんも書けないよ?」

美咲「よしネタ被り上等。思い切ってやっておしまい」

???「八幡君のことになると君は意見をいくらでも捻じ曲げてくるよね……」

美咲「これでも八幡の彼女ですからっ」

主「まだ付き合ってすらいないけどね」

美咲「五月蝿い。バレなきゃいいの。私は八幡と付き合ってるの」

???「まぁいいんじゃない? どうせあと10話くらい使って付き合うように仕向けるんでしょ?」

美咲「じゅ、10話?」

主「へ? 何言ってるの? もっとかけるつもりだよ?」

美咲「えっ?」

???「ところで私の出番は──」

主「今のところ無い」

???「おっふ」

美咲「ね、ねぇ2人とも? 八幡と私……付き合えるんだよね? ねぇ、付き合えるんだよね?」

主・???「…………」

美咲「黙らないでよ! ねぇ! かなり心配してきたんだけど!?」

主「さーて! そろそろ八オリも再開しないとなーっ!」

???「いやー! 僕も色々廻ってこないとなーっ! ほら、私、オリジナル作品に出てこないといけないし? まだ出してくれる気は無いらしいけどっ!」

美咲「ちょっと!? なんでシメに入ろうとしてるの!? 私の話聞いて!?」

主「じゃあ皆! 新生活とか色々大変なことあるかもだけど頑張りすぎない程度に頑張ってね!」

???「僕達はたぶんまだまだ消えたりしないから、気分転換程度にこの作品読んでくれると嬉しいかな! それじゃあ、」

主・???「ここまで読んでくれてありがとう! お気に入り登録、感想、投票してくれると嬉しいな☆」

美咲「うわぁーん! 2人が虐めるー! はちまーん! 私を癒してぇー!」

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