トラウマの原因が覆されたら、その世界はどうなるか。   作:袖野 霧亜

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お久しぶりです。さてさて、約2ヶ月ぶりの投稿で勝手を忘れたのでリハビリ感覚で書いたので二千文字もありません。許して。

あ、それと最近マジで忙しくて投稿遅れましたが、まだまだ投稿が前のように週に一回ペースはキツそうです。まったり待っていただけると幸いです。


俺と小町と折本と。

「は、八幡!」

 

 顔を真っ赤にした折本がそう言った。いや、待て待て待て。これは一体どういう事なのん? 小町か。小町が原因なのか。

 

「いやぁ、せっかく恋人同士になったんだから下の名前で呼びあった方がいいんじゃないかなーって」

「なるほど、とりあえず小町は帰ったら覚えとけ」

 

 なんで!? と驚いている小町を放置して折本の方に体を向ける。するとあははと照れくさそうに笑う。

 

「い、いやー、慣れないことするもんじゃないね。ちょっと緊張してウケたわ」

「すまんなうちの妹が」

「んーん、別にいいよ。小町ちゃんの言い分もあるかなーって思ったし」

「まぁ……、たしかにそうかもしれないな」

 

 最近読んだラノベでも恋人同士で苗字で呼びあってるカップル見たことねぇし。てか付き合ってんのにお互い苗字呼びって無しなのか? 別に呼びやすい方で呼べばいいと思うんだが。

 

「うわー、お兄ちゃんそれはないよ」

「待ちなさい小町ちゃん? いきなりお兄ちゃんの思考を読まないでくれない? 少しビックリするから」

「だってお兄ちゃんってばけっこー顔に出てるんだもん。わかりやすいよ?」

 

 マジか。俺としてはかなり精度の高いポーカーフェイスしてると思ってたんだが……。八幡、ちょっとショックよ。

 

「それでそれでかおりさん! どうです? 今後お兄ちゃんのこと八幡って呼んでみては?」

「あー、一旦保留で」

「そうですかー。残念です!」

 

 ニパッと笑う小町を見て思わず頭を撫でかけてしまう。待て、落ち着くんだ八幡。家に帰ればいくらでも出来るだろ! 家に帰ったら結局やっちゃうのかよ。

 

「ところで比企谷はどうする?」

 

 どうするって何が? 

 

「私のことかおりって呼んでみる?」

「ちょっとハードルが高すぎて着地失敗して大怪我しそうだから辞めとく」

「なにそれ意味わからなすぎウケる」

「いや、ウケねぇから」

 

 もう恒例行事なのん? って思うほどこのやり取りしたな。もう両手で数え切れないくらいやったんじゃないかしら? 実際にはまだそこまでやってないが。

 

「もー、お兄ちゃんってばヘタレなんだがら」

「お前それどこで習った? まだそういう言葉は覚えなくていいからな」

 

 本当に誰だ。俺の天使にこんな入れ知恵したヤツ。絶対に許さねぇ。

 

「まぁいいや。お兄ちゃんだし」

「まぁ比企谷だしね」

 

 えー、なんか2人してよくわからない納得の仕方したんだけど。俺だから何なんだよ。誰か教えてくれなんでもするから。

 

「あ、そうだ! かおりさんはこの後何か用事とかありますか?」

「特に無いけど?」

「よかったら家に寄っていきませんか? 歓迎しますよ!」

 

 は? 

 

「え、いいの?」

「はい! もう全然うぇるこめ? です!」

 

 それを言うならウェルカムだろ。まぁまだ小六だし仕方ないっていうか勝手に折本を家に招こうとするなよ。部屋散らかってんだよ。

 

「じゃあお言葉に甘えようかな。いいでしょ比企谷?」

 

 やめてっ! そんな上目遣いで俺を見ないで! 腐った目が浄化しちゃう! いや、浄化した方がいい気がする。むしろいい事だったわ。

 しかし彼女とはいえいきなり家に招き入れるのはどうかと思う。ここは断った方がいい。よし、そうしよう。

 

「……少しだけだぞ」

 

 あっれれー? なんか思ってたことと違う言葉が出た気がするぞぉ〜? どこに行ったさっきまであったはずの決意は。

 

「ではではお兄ちゃんのお許しも出たので早速行きましょー!」

 

 朗らかな小町を先頭に歩いていく二人の背中を見てため息を一つついて俺も歩き始めた。少し口角がつり上がっていたと思うが、まぁ気のせいだろう。




霧亜「さて、ちょっとリハビリも兼ねてここで雑談みたいな事してみようか」

八幡「なんだよ、いきなり呼び出しやがって」

明久「そうだよ。僕に至っては全く無関係じゃないか」

かおり「なになに? ここどこ? てか知らない人もいるんだけど! ウケる!」

美紀「なんなんですか? 私は早くアキちゃんに次着せるお洋服を決めたいんですけど」

美咲「私は比企谷がいれば無問題」

霧亜「まぁ落ち着いてよ。えーっと、ここにいるメンバーは俺が今書いてる超主要メンバーです。なぜ集めたかはリハビリだ。わかれ」

美咲「それはどうでもいい。早く八幡とイチャイチャさせろ」

霧亜「駄文になってイチャイチャじゃなくてグチャグチャになって萎えたら嫌でしょ?」

美咲「思う存分ここで書くがいい」

八幡・かおり「おいっ!」

明久「それでもなんで僕と美紀しかいないの? 雄二達も主要メンバーじゃない?」

霧亜「あんまり多すぎるとわかりにくい。後収拾がつかなくてうっかり本文より長い後書きになる」

美咲「おお、メタイメタイ」

美紀「つまりここでリハビリしてればアキちゃんにもっと可愛い姿や可愛い仕草をさせてくれる、そういう事ですか!?」

霧亜「That's right」

明久「しないからね!?」

霧亜「それが彼の最後の言葉だった」

明久「死ぬの!? 僕死んじゃったの!?」

八幡「違うだろ。今のは去勢して性別を───」

かおり「んなわけないでしょさすがに」

霧亜「いやまさしくその通りなんだけど」

かおり「マジで!? ウケる!」

霧亜「おっと、そうこうしているうちにもう本文の折り返し地点まで書いてしまったみたいだ」

美咲「なんかメタイ」

霧亜「そのメタイお話をしまくる代表例に言われたくないわ。んなわけでそろそろ終わらせようか」

全員「はーい」

霧亜「それではこんなクソなげぇ後書きをわざわざ読んでくださった皆様、また次回お会いしましょう!」

















明久「ところで僕、去勢とかされないよね? されないんだよね!?」

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