俺と彼女のハイスクールライフ   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

22話突入。

はっきり言いましょう。奉仕部なんの役にも立ってません。

それではご覧ください。


22話:俺と彼女の体育祭セリオス

一波乱あった文化祭も、オーガと化した葉山の活躍により、無事?に終わった。俺もクラスの奴らから功労賞とか言って、打ち上げに連れていかれ、祝われた。集団が苦手な俺だが、不思議と悪い気はしなかった。一方由比ヶ浜は、勝手に依頼を受けたことを雪ノ下に知られ、軽く説教を受けていた。

 

そんな文化祭から1ヶ月後、今日も奉仕部の部室に向かうべく、廊下をのろのろと歩いている。ふと学校掲示板が目に入り、いくつかの新聞やポスターを見る。その中でも俺が注目したのは、とある組織の募集広告の貼り紙。

 

しばらくそれを見た後、再び部室がある特別棟の一角を目指すため、足を運んだ。

 

 

 

 

 

そろそろ本を調達しないといけないな。依頼がないせいで本がどんどん消化されていく。

 

どんな本を買おうか悩んでいたら、部室のドアをコンコンとノックされた。お、珍しく依頼人だ。

 

雪乃「どうぞ」

 

めぐり「しつれいしまーす」

 

今回の訪問者は、ほんわかと癒しオーラを醸し出す生徒会長、城廻めぐり先輩だった。

 

めぐり「実は、相談したいことがあって・・・」

 

雪乃「分かりました。そちらに掛けてください」

 

 

 

 

 

 

雪乃「成程。新しい種目、ですか」

 

めぐり「うん。毎年同じだから、皆飽きちゃうんじゃないかって心配で」

 

風音「それで私たちに何か案がないかと・・・」

 

めぐり「そうなんだ。お願いできる?」

 

雪乃「提案だけなら、理念に反してはいないし。分かりました。その依頼、承ります」

 

めぐり「本当に!ありがとう~。・・実は今日からその会議があるんだ。来てもらっていいかな?」

 

雪乃「分かりました」

 

 

会議室にて、生徒会一同、奉仕部一同、その他何人かの生徒が集まり、新しい体育の種目を決める会議が始まった。

 

めぐり「それでは、何かいい案がある人、挙手をお願いします」

 

めぐり先輩のスタート合図でみんなそれぞれ、隣同士で話し合いが始まった。

 

その合図とともに、早速何人かが意見を述べるべく挙手をし、どんどんと候補を言っていく。

 

『大食い競争』

 

『部活動対抗リレー』

 

『玉入れ』

 

その他にも色々案は出たが、城廻先輩はうーん、と唸っている。どうやら納得いっていないようだ。

 

めぐり「どれもよく聞くようなものだね。なんかこう、ドーンと盛り上がる種目ってないかな?」

 

この方、思いのほか我儘な子ですね。でも、最後だから盛り上がらせたいんだろう。その気持ちは分からなくもない。

 

盛り上がる種目ねぇ。言わせてもらうが、体育祭なんてどんな種目でも、勝手に盛り上がってくれる気がするんだが。特に、体育会系のリア充ども。アレは盛り上がりじゃなく、発狂に近い。

 

しかし、中々決まらないせいで、何人かはだるそうになり、携帯をいじる人や、寝る人が増えてしまっている。思ってんだけど、体育祭の種目決めなのに体育会系の人がいないなんておかしくないか?

 

八幡「おう、俺だ。いや、実はな・・・・。そうか、分かった」

 

携帯を取り出し、体育会系の心当たりがある人物に電話を入れた。幸い、今は休憩中らしい。

 

風音「八くん、誰に電話したの?」

 

八幡「ん?いや、ちょっと運動部系の奴にな。すぐに来ると思うぞ」

 

しばらくすると、俺の電話の相手がコンコンとドアをノックし入ってきた。

 

隼人「失礼します」

 

彩加「失礼しまーす」

 

結衣「あれ!?隼人君!さいちゃん!」

 

彩加はともかく、皆おかしいと思ったでしょ?俺が葉山に電話なんて。実は、クラスの打ち上げの際、連絡先の交換を求めてきたのだ。当然嫌だと言ったが、周りの取り巻きに気圧され、渋々了承した。でも、ここにきて役に立った。

 

めぐり「あの、今は会議中なんだけど・・・」

 

隼人「そこのヒキタニ君に来てほしいと頼まれたので」

 

八幡「運動部の人がいるといい案が出るんじゃないかと思って呼びました。いいですか?・・あと、葉山指さすな」

 

めぐり「あ、確かにそうだね。ありがとう。えーと、ヒキタニ君!」

 

うん、それでいいですよ。むしろそっちの方が言われ慣れていますから。

 

隼人「それで、どこに座ればいいかな?」

 

八幡「立ってろ。あ、彩加は俺の隣な」

 

隼人「はは、随分冷たいなぁ。じゃ、戸塚の隣に座ることにするよ」

 

八幡「はいはい」

 

彩加「なんか、仲良いね♪」

 

 

取り敢えず、これまでの経緯を粗方2人に説明し、会議を再開させる。

 

隼人「新しい種目か・・・」

 

八幡「何か思いつかないか?」

 

彩加「盛り上がる、か。う~ん、毎年盛り上がってる気もするんだけどなぁ」

 

そうなんだよなぁ。俺もそう思っちゃってるんですよぉ。でも、会長納得いってないんすよぉ。助けてくださいよぉ。

 

隼人「例えば、どんな盛り上がり方がいいんだ?盛り上がるって言っても色々あるだろ」

 

八幡「会長が言うには、ドーンとらしい」

 

彩加「あはは、それはまたずいぶんと難題で・・・」

 

俺達が話し合っている一方、他の人たちは何故かだんまりしている。いや、頼んだのあなた方ですよね?ちょっとくらい話し合う姿勢を見せてもいいんじゃないでしょうか?もうこの会議室は俺、葉山、彩加の声しか響いていない。

 

風音「八くん八くん」

 

八幡「ん?どうした風音」

 

風音「あのさ、ここでやってる種目と体育祭定番の種目を見比べて決めた方が、いいのが決まるんじゃない?」

 

・・・成程。一理ある提案だ。よし、それじゃあ早速それを実行してみよう。

 

それから、総武高にある種目、定番の種目を周りの奴らからも候補を挙げてもらい、ホワイトボードに書き込んだ。

 

隼人「棒倒し・・・」

 

八幡「ん?どうした?」

 

隼人「棒倒しとかいいんじゃないかと思ってね。ほら、ここではやってないし、ドーンと盛り上がるかもしれないよ」

 

八幡「中々いいな。会長。棒倒しいいですか?」

 

なんか居酒屋で注文したみたいな言い方だなこれ。行った事ないけど

 

めぐり「うん、私もいいと思う。じゃあ、第一候補だね」

 

よし、これで決まったな、と思っていたら、まさかの第一候補になった。どうやらまだまだ意見を集めたいらしい。

 

八幡「会長。一体何種目決めればいいんですか?」

 

めぐり「2種目決めてもらいたいと思ってるんだ~」

 

おそらく棒倒しはもう決定事項だと思うから、実質あと一種目だ。そして、考えるべく再び会議室が静寂な世界が広がった。

 

彩加「あ!二人三脚とかどうかな?」

 

彩加は思いついたように頭の上に電球を浮かせ、手と手のしわとしわを合わせた。二人三脚か。確かに総武高ではやってなかったな。ていうか、何でやってないのか不思議だけど。

 

彩加「それで、ペアは自由に決められる。これいいと思うんだけどな・・・」

 

めぐり「うん。いいと思う♪じゃあ、それは採用!」

 

随分とあっさり決めたなー。結局助っ人2人が決めちゃったじゃん。奉仕部何にもしてないよ・・・。

 

これにて、葉山&彩加の助言により、体育祭の新種目は『男子の棒倒し』『ペア自由の二人三脚』に決まりました、と。

 

 

 

八幡「助かったわ。ありがとな、彩加。・・・・ついでに葉山」

 

隼人「俺だけ随分と扱い雑だな・・。いいさ、俺も去年と同じってのはあまり面白味がないと思ったし」

 

彩加「うん、僕体育祭好きだから。それに、自分で決めた種目ができるなんて嬉しいよ」

 

 

そして、体育祭当日。校庭の周りは暑苦しく賑わっている。これじゃあ、内気な人が可哀想だと思う。空気に気圧されて、透明人間みたいになっちまうからな。実体験。

 

葉山と彩加が決めてくれた新種目の棒倒しと二人三脚は最後にやるらしい。

 

隼人「頑張ろうな、ヒキタニ君」

 

八幡「うるせーあっち行ってろ。あの騒がしい三人組がお呼びだぞ」

 

隼人「はは、相変わらずだな。じゃあな」

 

何であいつこんなに俺と関わってくるんだよ・・・。俺の事そんなに好きなの?なら、即座に阿部さん呼んでやるから、諦めてくれ。そして、海老名監督の薄い本の餌食になれーーーー!(某惑星の王子風)

 

クラスは離れているが、俺、風音、彩加、凛、飛鳥の5人が集合した。

 

凛「よし!頑張ろうか!」

 

八幡「なんか、いつになくやる気だな」

 

飛鳥「凛って、運動得意なんだよ」

 

八幡「そりゃ意外だ。・・・そういや、二人三脚は出るのか?」

 

飛鳥「あ、彩加が提案したやつだね。うん、凛と組むよ」

 

風音「私は八くんと走るよ」

 

八幡「彩加はどうするんだ?」

 

彩加「葉山君誘ったらOKしてくれたんだ♪だから大丈夫!」

 

身長的に大丈夫かなぁ・・・。ちょっと心配だが、運動部×2は結構手ごわい相手だな。

 

凛「八幡と風音は大丈夫なの?」

 

風音「え?何が?」

 

凛「ほら、男女だと色々違ってくるじゃん?だからね」

 

八幡「なんだ、そんなことか・・。安心しろ。寧ろ敵の心配してる暇なんてないほどの差をつけてやるよ」

 

俺は目を細めながら、不敵に微笑んだ。すると、さっきの呑気な顔から、一気に真剣な顔になり

 

凛「よし。なら、勝負だよ!」

 

俺らは互いに目を合わせ、真剣勝負を約束した。凛の目には炎が宿っている。対する彩加は真剣なんだろうけど、なんかキラキラ光っている。俺は相変わらずの濁り色だ。

 

八幡「そういや、最初の種目ってなんだ?」

 

風音「借り物競争だよ。私が出るんだ~」

 

八幡「お、マジか。頑張れよ!」

 

風音「うん♪」

 

よし、もう風音しか見ない。絶対に。

 

 

『最初の種目はクラス対抗借り物競争です。それではー、スタート!』

 

放送委員の実況と、バン!という銃声のスタート合図とともに借り物競争が始まった。思ったんだけど、これコミュ障にはきついと思う。場合によっては全く知らない人に話しかけなくてはいけないからな。

 

風音は紙を手に取り、何が書いてあるか見た途端に、俺の方にやってきた。

 

八幡「ど、どうした?」

 

風音「八くん、一緒に来て!」

 

突然の出来事に混乱するが、風音に勝たせるため一目散に手を繋ぎながら走った。結果は2位だったが、風音は満足そうな表情をしている。

 

でも、借り物が俺って何が書かれていたんだろう・・・。彼氏とか?それとも最愛の人?・・自分で言ってて恥ずかしくなってくる。

 

八幡「風音、なんて書いてあったんだ?」

 

風音「これ!」

 

『シスコン』

 

八幡「・・・・・・」

 

・・・・んー、いや、あのね、間違ってはない。ないけど・・・なんだろう。このやるせない感じ。さっきまで自惚れてた自分を殴りたい。ていうか誰だよこれ入れた奴!

 

風音「八くんのおかげで2位だよ。ありがとう」

 

八幡「・・・おう」

 

なんか、ちょっと微妙な気持ちだが、風音は嬉しそうなので、よかったなとだけ言い、頭を撫でた。

 

 

さて、借り物競争から一気に割愛をし、ついに新種目である二人三脚の時間がやってきた。周りには男女ペア、男同士のペア、女同士のペアがたくさん揃っている。俺は何故か男子から鋭い視線が向けられている。

 

やはり何人かは走る前に軽い練習をしている。二人三脚の揃わせ方は人それぞれだな。基本的にはリズムを刻む感じで走るのだが、その他にも、最初に出す足だけ設定しておいて、そこから何も考えずに全力ダッシュ。実はこれが一番勝率が高いのだ。

 

一方、俺と風音ペアは、練習もせずに余裕をぶっこいている。

 

凛「絶対に勝つ!」

 

八幡「おう。頑張れよ」

 

風音「私たちはそう甘くはいかないよ」

 

余裕の笑みを浮かべる俺と風音。

 

『続いては、新種目である自由ペア二人三脚です』

 

 

スタートした。お互い体を寄せ合いながら、頑張っている。やはりこける人や、ひもがほどけてしまっている人がいる。男子同士のペアはさすがといったところだな。ぶっちぎりの一位だ。そして、向こうで鼻血をドバドバ出してる海老名監督は急いて救護テントに向かってください。

 

『やっぱり男子同士のペア上位に食い込んでいますね。これは女子同士のペアも頑張ってほしいところです。そして、男女ペアは今すぐ爆発しろ』

 

おい。本音ダダ漏れだぞ。悪意見え見えだぞ。そして爆発はしない。

 

ついに俺達の出番となった。俺が右で風音が左だ。ちなみに何にも打ち合わせをしていない。でも、大丈夫なんだよなぁ。伊達に生まれた時から一緒にいない。

 

スタートの銃声がなった途端、俺と風音は勢いよく走り出した。うむ、完璧だ。

 

『おおっと!なんだなんだ!あの男女ペアは!物凄いスピードでゴールテープへと猛ダッシュしている!しかも、お互い肩を抱き合っていません。お互いに腕を前後に動かしながら走っています。凄いです。完璧なコンビネーションです!』

 

実況の放送委員さん、解説ご苦労様です。そう、俺と風音は一切体を寄せ合わせず、全速力で走っている。

 

当然ながら、俺と風音は誰とも差をつけず、寧ろ差を開かせ、一位を取った。

 

風音「イエーイ♪やったね八くん」

 

八幡「ふっ、当然だな」

 

その後、なんか凛たちから、アレ反則でしょ!って言われた。

 

 

さあて、いよいよ男子による棒倒しだ。白組対赤組。それぞれに1人大将を決めるルールになっている。こちら赤組は、彩加。白組は葉山だ。

 

そして、スタンバイしようとすると、肩をチョンチョンと叩かれて、後ろを振り向くと、城廻会長がいた。

 

めぐり「ヒキタニ君、ありがとうね。おかげで楽しい体育祭になったよ。ありがとう」

 

八幡「いや、礼ならあの2人に言ってください」

 

めぐり「もちろんそのつもりだけど。ヒキタニ君も真剣に考えてくれたでしょ。だからね」

 

八幡「それは、どういたしまして」

 

めぐり「棒倒し、全力の本気で頑張ってね!」

 

・・・・・・えーと、どうしようか・・。

 

八幡「・・・本気でですか?」

 

めぐり「うん。最後の種目なんだから、本気で勝ちにいこう!」

 

・・・はぁ、しょうがない。生徒代表の城廻会長にこう言われたんじゃ、逆らえないな。まぁ、本音を言うと、白組大将の度肝を抜かれた顔を拝みたいだけだけどな。

 

八幡「じゃあ、お望み通り、本気でいきますよ」ドロドロ

 

 

 

 

『それでは、最後の種目。男子による棒倒しを始めます』

 

凛「あ、八幡と彩加だ。頑張れー!」

 

飛鳥「頑張ってーー!・・・って、あれ?」

 

凛「ん?どうしたの飛鳥?」

 

飛鳥「いや、あの、八幡の目・・・」

 

凛「目?・・・嘘でしょ・・」

 

 

 

 

八幡「彩加。俺前に出るわ」

 

彩加「分かった。頑張ってね。・・・ロットアイ使って大丈夫なの?」

 

八幡「心配しなくても、無茶とか速攻とかしねえよ。力の差がありすぎるからな」

 

彩加「うん。ほどほどにね」

 

『それでは、スタート!』

 

「「「「うおおおおおおおおおお!!!!!」」」」

 

うへぇ、熱くて暑い。皆発狂しているように、叫び声をあげながら、相手の棒に向かっている。

 

そんな俺は、脇道を何事も無く、静かに歩みを進める。赤組の奴らが相手と五分五分の人数で戦っているため、俺はあまり気にされずに進めている。

 

白組の守備が薄いな。どうやら、速攻で決めようという作戦か。

 

そんなことを考えているうちに、赤組の棒と白組の棒の間である校庭の中心に来た。

 

そしてそこには、白組大将である葉山が俺を待っていたかのように佇んでいた。

 

隼人「不意打ちかい?残念ながら作戦は失敗だ。俺が君から目を離すわけないだろう」

 

八幡「はっ。本格的に男趣味にでも目覚めたか?イケメン王子」

 

隼人「俺は運動部だから、君には負ける気はないよ」

 

八幡「運動部だから勝てる、か。随分と甘い考えだな。小学生かよ」

 

お互い皮肉を言いあいながらも、にらみ合う。葉山は俺の隙を突こうとしているのか目線を微妙に動かしている。そして時折、後ろに目をやって指を動かし、仲間に何かを伝えている。・・あのさ、もう少し分かりにくくやろうよ。バレバレだよ。何?もしかしてばれても問題ないとでも思っているのか?それはちょっと心外だな。

 

次の瞬間

 

「「「うおおおーー!覚悟しろーーー!」」」

 

葉山の取り巻きである、あのはぁはぁ3兄弟(勝手に名付けた)が、一斉に俺に飛び掛かってきた。

 

隼人「やったか!」

 

葉山、まるで悪役みたいだったぞそれ。後、3人が1人に飛ぶなんて結構危ないよ。いや、棒倒し自体が結構危ないけど。

 

後、何でこんな平然と喋れているのかというと

 

「あれ?いないぞ?」

 

俺はとっくに走り出して、薄っぺらい守備へもう突進しているのだから。

 

隼人「何でだ!?くっ、止めろー!」

 

八幡「はい残念♪もう遅い」

 

葉山が大声をあげている時は、俺はもうすでに棒を倒せる距離まで詰めていた。

 

俺は勢いよく、棒を平手打ちをし、棒を倒した。・・・筈だったんだけど。

 

八幡「あ、やべ」

 

勢いあまり過ぎて、棒をへし折ってしまった。守備に回っていた何人かの人は腰を抜かしたようで、カチカチに固まっている。

 

『か、勝ったのは赤組です。おめでとうございまーす!!』

 

実況が大声をあげた瞬間、赤組陣地からどでかい歓声が響いた。一方俺は、呆然としている。

 

八幡「これ、どうするんだろう・・・」

 

目の前にある俺によって折られた棒を、俺はただ見る事しかできなかった。

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

奉仕部空気&ポンコツ化。ていうか、これからそうしていきます。

また次回。

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