俺と彼女のハイスクールライフ   作:”アイゼロ”

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はい、どうも、アイゼロです。

11話突入

魔王との出会い方は、原作通りで申し訳ない。

それでは、ご覧ください。



11話:俺と彼女の魔王アドベント

今日は友達と遊ぶとのことで由比ヶ浜は欠席している。

 

そういや、風音も毎日来てるし、休日も俺と過ごすことが多いけど、友達付き合いはどうなっているんだろう。ちょっと聞いてみるか。

 

八幡「なぁ風音、お前は友達と遊びにとか行かないのか?いつも俺と一緒だし」

 

風音「え?う~ん、たまに遊ぶけど」

 

八幡「そうなのか?」

 

風音「うん。あ、そういえば、その友達が今度八くんも連れて遊びたいって言ってたよ」

 

八幡「え、そうなのか・・・。ていうか俺の事話してるのか?」

 

風音「昼休みに、話はしてるよ。それでその友達が八くんに興味持ったみたいなんだよ」

 

風音は一体、その友達に俺の何を教えたのだろう・・・。捻くれ者とか目が濁ってることをちゃんと説明したのかな?

 

風音「今度でいいから、お願いしていい?2人だけだから」

 

八幡「まぁ、基本暇だし。いいぞ」

 

うん、風音の頼みなら、仕方がない。

 

風音「ありがとう♪八くん」ニコッ

 

この眩しいて可愛い笑顔が見られるくらいなら、どんなことでもしてやるよ。法に触れない程度で・・。

 

雪乃「2人共、ちょっといいかしら?」

 

八幡「どした?」

 

風音「ん?なに?」

 

雪乃「もうすぐ、由比ヶ浜さんの誕生日だから、お祝いをしてあげたいのだけど。どうかしら?」

 

雪ノ下は本を閉じ、誕生日を祝うという、らしくないことを言ってきた。

 

風音「いいと思うけど、日にち分かるの?」

 

雪乃「ええ。彼女のメールアドレスに0618と書かれていたから、おそらくそれが誕生日だと思うの」

 

八幡「本人から聞いていないんだな・・・」

 

風音「でも、結衣ちゃんならやりそう。メルアドに誕生日・・・」

 

あいつは至って『The・普通』という定型的な高校生だからな。

 

雪乃「サプライズしたいから、プレゼントを買いたいのだけれど、2人も一緒に来てくれないかしら?」

 

風音「そういう事ならいいよ。私も祝いたいし」

 

八幡「俺もいいぞ」

 

雪乃「ありがとう。それじゃあ、買いに行きましょう」

 

今から行くのかよ。お前張り切り過ぎだ。

 

 

 

≪ららぽーと≫

 

八幡「そんなわけで、ららぽーとにやってきました」

 

風音「八くん、誰に向かって言ってるの?」

 

八幡「いや、気にするな」

 

雪乃「まず、雑貨を見に行きましょう」

 

そう言って、雪ノ下は雑貨店とは真逆の方向へ歩き出した。

 

八幡「雪ノ下、そっちじゃない。真逆だ」

 

俺が注意した途端、くるりと踵を返し、何食わぬ顔で

 

雪乃「行きましょう」

 

と言った。こいつ、何もなかったような振舞いをしてやがる。

 

風音「雪乃ちゃん、方向音痴だったんだ・・・」

 

俺達は苦笑しながらも、雪ノ下についていった。

 

 

 

雪乃「これなんてどうかしら?」

 

風音「いやいやいや!工具箱もらって喜ぶ高校生なんていないからね!」

 

八幡「由比ヶ浜は、アレだ。もっとふわっふわでぽわぽわした偏差値低いやつの方がいいんじゃないか?」

 

風音「八くん、今すごい失礼なこと言ってるよ・・・・」

 

否定はしないんだな、風音さんや・・。

 

雪乃「そうね。失礼だけど、その通りだわ」

 

 

こうして俺達の誕生日プレゼント選びは続いた。それぞれ買ったのは

 

雪ノ下はエプロン。一瞬またあのダークマターを精錬させるのか、と思わず仰け反った。

 

風音は3冊の初心者用料理ブック。いいチョイスだ。あいつ料理したいって言ってもこういうのは絶対買わないと思うからな。

 

ちなみに俺は、チョーカーだ。俺だけ料理関連じゃないのはツッコまないでほしい。

 

八幡「・・・・・・」

 

なんだ、俺のアホ毛センサーが僅かに反応している。辺りを見回しても、特に怪しいやつは見当たらない。

 

雪乃「それでは、そろそろ出ましょうか」

 

?「あれー?雪乃ちゃん?やっぱ雪乃ちゃんだ!」

 

突然、遠方から雪ノ下を呼ぶ声が聞こえた。

 

・・・あいつだ。このセンサーの反応の正体は。

 

そのセンサーと声の主は、雪ノ下の下へ小走りで来た。

 

雪乃「姉さん・・・」

 

姉さん・・・雪ノ下の姉か。どうりで似てると思った。しかし、何故この人に反応したんだ。今のところ、ひっかかるようなところはどこにもない。

 

そして雪ノ下は姉に対し、鋭利すぎるほどの鋭い目つきで睨み付けている。すげぇ怖い・・。

 

?「ところで、あっちの2人は?」

 

雪乃「部活が一緒なのよ」

 

陽乃「雪乃ちゃんの姉、陽乃です。雪乃ちゃんと仲良くしてあげてね」

 

八幡「はぁ、比企谷八幡です」

 

風音「新島風音です」

 

取り敢えず、名乗り返しとこう。

 

陽乃「比企谷・・・へぇ・・」

 

ゾクッ!!

 

なんだ、今の悪寒は。今まで感じたことない、不気味で、金縛りにあったかのように動けない。

 

これで、やっと納得した。アホ毛センサーに反応したわけが。

 

陽乃「新島さんと比企谷君は恋人同士?」

 

風音「はい、そうです」

 

陽乃「雪乃ちゃんと仲良くしてくれてありがとう」

 

風音「い、いえ。こちらこそ」

 

風音は若干戸惑いながらも、雪ノ下の姉と話していた。

 

八幡「・・・へぇ」

 

陽乃「ん?」

 

八幡「あなたみたいな人は初めて見ましたよ。その、人間離れした、分厚すぎる、外面鉄仮面は」

 

俺の発言に、雪ノ下さんは一瞬驚いた顔を見せるが、すぐに元の笑顔に戻した。

 

陽乃「・・・何を言ってるのかな?」

 

八幡「今言った通りですよ。その嘘で全て塗りたくられた強化外骨格、正直に言うと、不気味です」

 

俺が雪ノ下さんに抱いていた嫌悪感を口にすると、雪ノ下雪乃は驚いていた。

 

陽乃「君、わかっちゃったんだ。・・・もうそろそろ戻らなくちゃ。またね」

 

雪ノ下さんは、俺達に手を振り、さっきまでいたグループの中に戻っていった。

 

風音「八くん、今言ってたことって、どういうこと?」

 

八幡「簡単に言えば、あの雪ノ下陽乃という人は、自分を見せていない猫被っている人だ。俺達に向けた笑顔も、振舞いも、全て偽物だ」

 

風音「え!そうだったんだ!気付かなかったよ」

 

雪乃「いえ、普通分からない方が自然なのよ。あんな完璧に演じていられるのは姉さんぐらいなのだから」

 

風音「なんでそんなことしてるんだろう?」

 

それは俺も気になっていたことだ。あそこまで外面のレベルが高いなんて、どう考えても普通じゃない。

 

雪乃「この際だから、話をしておいた方がいいわね。

私の父は県議会議員の上に建設会社の社長なの。その仕事柄、長女である姉は挨拶回りやパーティーに連れ回されていたのよ。その結果できたのはあの仮面」

 

八幡「そうなのか。まぁどうでもいいや。あんまり関わることもないだろうし」

 

雪乃「それもそうね。それじゃあ帰りましょうか」

 

八幡「あー、その前に寄りたいとこがあるんだ。結構時間かかるし、先に帰っていいぞ」

 

風音「あれ?八くん欲しいものでもあったの?」

 

雪乃「別にそれくらいいいわよ」

 

八幡「悪いな。実は眼鏡が欲しくてな。最近なんか視力が低下気味なんだ」

 

原因はわかっている。十中八九深夜までフリーゲームをやってたことだろう。

 

俺の趣味一つ。フリーゲームプレイだ。フリーゲームというのは文字通り無料のゲーム。時には、有料を超える神ゲーも存在するのだ。

 

そんなわけで、眼鏡が売っている店にやってきました。

 

八幡「へぇ、結構種類が豊富だ」

 

風音「どんなのがいいの?」

 

八幡「そうだなぁ、黒淵でPC眼鏡がいいな」

 

雪乃「PC眼鏡なら、あそこのコーナーにあるわよ」

 

そう言われて、奥の方へと向かう。

 

風音「これなんてどう?」

 

風音が俺に渡してきたのは、俺の要望通りの黒淵だ。ちょっと細くて、四角い。

 

八幡「んじゃ、かけてみるわ」スチャッ

 

装着!

 

八幡「どうだ?」

 

雪乃&風音「「・・・・・・」」

 

あれ?なんでそんなポカーンしとんの?そんなおかしい?ヤバい、泣きそう。

 

八幡「ど、どした?」

 

風音「八くん」

 

風音は俺の前に鏡を出した。そこには

 

八幡「誰だ?このイケメン?」

 

美青年がいた。

 

雪乃「濁ってる目が、眼鏡によって緩和されたんじゃないかしら?」

 

そんなうまくいくのか。眼鏡ってすげぇ・・。

 

風音「あ、あのさ八くん。コンタクトとかにしてみない?」

 

八幡「え?どうしたんだ急に?」

 

風音「ああ、いや!別に八くんの眼鏡かけた顔がカッコよすぎるから、他の女の子が八くんに言い寄らないかなんて心配して言ってるわけじゃなくて!その、ええと・・・///」

 

えーなにこの彼女、本音ダダ漏れなんだけど。慌ててる姿がすげー可愛い。

 

八幡「いらん心配だな、風音。逆に眼鏡かけた俺みて言い寄ってくる奴は所詮顔だけで判断してる奴だ。そんな奴らは俺が嫌うものだからな。その点、風音は俺の全てを受け止めている。だから、心配するな、俺は風音しか愛さないし、風音以外見るつもりもない」ナデナデ

 

俺はできる限りの優しい笑顔で、風音の頭を撫でた。

 

風音「八くん・・・//」

 

そして俺達は数秒見つめ合う。

 

雪乃「あの、もういいかしら?」

 

風音「え!・・ああ、ごめん」

 

雪乃「もう少し場所を弁えて頂戴」

 

八幡「あー、悪い」

 

雪乃「それで、眼鏡はそれでいいの?」

 

八幡「んー、そーだなー。他にないし、風音が選んでくれたからこれにする。ちょっと待っててくれ」

 

風音「じゃあお店の外で待ってるね」

 

その後、視力検査をし、度合いを合わせてもらって、お金を払い、眼鏡購入。

 

八幡「待たせたな」

 

雪乃「何故ちょっと渋く言ったのよ・・・」

 

八幡「いいだろ。そんじゃ帰ろうぜ」

 

 

 

≪比企谷家≫

 

八幡「ただいまー」

 

小町「あ、おかえりー。おにいt・・・って誰?」

 

八幡「兄の顔を忘れたのか小町よ・・・」

 

泣くぞ?お前が引くぐらいに。

 

小町「嘘だっ!!」

 

八幡「お前俺の部屋にある漫画読んだだろ。正真正銘お前の兄だよ」

 

小町「お兄ちゃんがそんなイケメンなはずがない!第一、目が少し浄化されてる!?」

 

泣いていい?もう泣いていいだろ?泣くぞ!

 

八幡「俺だ。俺」

 

眼鏡をはずして小町に再確認をさせる。

 

小町「あ、ほんとにお兄ちゃんだ。どうしたの?眼鏡かけて」

 

八幡「ああ、視力が落ちたから買ったんだ。風音に選んでもらった」

 

小町「へー、それにしてもお兄ちゃんほんとにカッコよかったよ。これだと、他の女の子も寄ってきちゃうかもね・・・」

 

八幡「安心しろ。風音に同じこと言われたが、『俺はお前しか愛さない』と高々に言ったよ」

 

小町「おお!それはそれは。風姉に対するまっすぐな想い・・ポイント高い!」ニヤニヤ

 

そのニヤニヤはいつもよせと言っているだろう・・・。

 

 

 

 

《翌日》

 

 

教室に入ると、特に異常はない。

 

風音の言っていたことはやはり杞憂だったようだ。

 

よし、このまま静かに座って本でも読もう。

 

結衣「あれ?ヒッキー、どうしたの?眼鏡かけて」

 

ばっか!お前声がデカい。ホラ見ろ、何人かこっち向いちまったじゃねぇか!

 

八幡「目悪くなったからかけてんだよ」

 

結衣「ふーん、なんか怒ってる?」

 

おっと、どうやら感情が少し声で漏れてしまったようだ。

 

八幡「・・・別に」

 

結衣「似合ってるよ」

 

八幡「中身のないお世辞をどうもありがとう」

 

そう吐き出して、俺はイヤホンを装着し、文庫本を開いた。

 

 

なんか周りの視線が痛い。やめてくれ!昔のトラウマ思い出すだろ。

 

 

 

現在は昼休み。俺は風音のいるJ組に向かっていた。理由は当然、避難だ。

 

ちくちくと目がこっちに集中していて、全然心地が良くない。何故かステルス効果が薄まってるし・・・。

 

歩いていたら、廊下で友達と仲良く話をしている風音を見つけた。今の雰囲気に突っ込むのはすごい気が引けたが、頼りになるのは風音しかいない・・・。すまない。

 

風音「・・・あれ?八くん?なんでここに?」

 

八幡「か、風音ェ~」ダキッ

 

傷めた心を癒すために風音に抱き着いた。

 

風音「ヒャア!ちょっと・・八くん//急にどうしたの?//」

 

八幡「なんか周りの人に見られて、すごい視線が痛い」

 

風音「え?そうなの?・・やっぱその眼鏡かな・・・」

 

八幡「こんなことなら、風音の言った通り、コンタクトにすればよかった。・・でも目に入れるの怖いし」

 

風音「確かにね。それで目に何かあったら嫌だし・・・」ナデナデ

 

風音のナデナデは天にも昇るような気持ちよさだ。一瞬で浄化される。後もうすでに目に異常はあるからその心配はないぞ風音。

 

?1「風音、もしかして、その人が昼休みにいつも話してる彼氏?」

 

?2「おー、見せつけてくれるねぇ。暑い暑い、ヒューヒュー」

 

さっきまで風音と話していた友達は、俺達を見てからかってきた。

 

八幡「ああ、悪いな。割り込んじまって」

 

?1「いいよいいよ。風音から話聞いてて、私も会ってみたかったし」

 

?2「へぇ、カッコいいね」

 

風音「そうだよ。八くんカッコいいんだから」エッヘン

 

いや、そんな胸張って、持ち上げないでくれよ・・。

 

八幡「これ見てカッコいいって言えるか?」

 

そう言って俺は眼鏡をはずす。

 

?1「ほー、聞いてた通り確かに少し濁っている」

 

?2「特徴的でいいね」

 

あれ?全然予想してたのと違う。

 

風音「昼休みにいつも八くんの話をしているからね」

 

読まれた。心の声を。

 

明菜「自己紹介でもしとこうか。私は、神童明菜(しんどうあきな)。よろしく」

 

一華「神崎一華(かんざきいちか)。よろしくね」

 

八幡「比企谷八幡だ。風音と仲良くしてくれてありがとな」

 

明菜「親みたい。風音は面白いからね。一緒にいて楽しいんだ」

 

八幡「え?面白い?」

 

風音「あ、ちょっと!」

 

一華「この前は・・」

 

風音「わ~、ストップストップ。これ以上言わないで//」

 

風音は顔を赤くして、神崎の口を押えた。

 

何でそんな過敏に反応するの?すげぇ気になっちゃうじゃん。

 

明菜「あ、比企谷君も一緒に昼食べようよ」

 

八幡「え、いや、それは邪魔するわけにもいかないだろ」

 

一華「別に邪魔じゃないよ。少し話したいし」

 

風音「じゃあ八くん、行こうか」

 

 

 

八幡「なんでJ組の教室なんだよ・・・」

 

一華「まぁまぁ、いいじゃん」

 

八幡「いや、視線を回避するために来たのに、これじゃあんま意味ない」

 

明菜「風音がいるから問題ないんじゃない?」

 

八幡「・・・・・そうだな」

 

実際、教室のほとんどの視線がグサグサと刺さっている。J組は女子が9割占めるからな。男の俺がいたら多少は警戒するんだろう。

 

明菜「比企谷君、眼鏡かけてるとカッコいいからじゃない?」

 

八幡「は?いや、どう考えても警戒されてるだろ。男の俺がここにいるんだから」

 

一華「(聞いてた以上のネガティブシンキングさだ・・・)」

 

明菜「あれ?よく見たら風音と比企谷君、弁当の具材一緒じゃない?」

 

八幡「ああ、風音に作ってもらってる、愛妻弁当だ」

 

風音「あ、愛妻///」

 

俺がそう言ったとたん、風音は俯いてしまった。

 

八幡「どうした?風音」

 

風音「え//・・な、なんでもないよ!//」フイッ

 

今度は、そっぽを向いてしまった。

 

明菜「(風音、今までに見せたことないほど、デレデレしてる)」

 

一華「(当人の彼氏は肝心なところで鈍感なんだ)」

 

明菜&一華「「((ていうか、風音が可愛すぎる))」」

 

風音「ど、どうしたの2人共!?」

 

そっぽを向いた風音の頭を神童と神崎が撫でていた。

 

明菜「いや、ただ撫でたくなって」

 

一華「以下同文」

 

明菜「いやぁ、風音の意外な一面が見れてよかった」

 

一華「とても可愛くて、乙女だった」

 

風音「もうっ!」

 

何だろう・・・。なんか、すごく和むなぁ、この光景。

 

一華「ところで、比企谷君。風音のはどうだった?」

 

八幡「え?何が?」

 

一華「そんなの、風音の胸の感触に決まってるじゃん」

 

八幡&風音&明菜「「「ぶふぅ!?」」」

 

八幡「と、突然何言い出すんだよ!?」

 

風音「そ、そうだよ!//何でそんなこと!」

 

明菜「あれ?一華ってそういう人だったっけ!?」

 

一華「それより、どうだったの?比企谷君」ジ~

 

この人、中身が完全におっさんだ。見た目からして、まじめで清楚そうなのに・・・。性格は真逆なわけか。

 

八幡「何でそんなこと聞くんだ?」

 

一華「否定はしないんだ」

 

クッ!あまりの予想外過ぎる質問に否定で入れなかった。いや、触ったのは事実なんだけど・・・。

 

明菜「こ~ら」ペシ

 

一華「あいた」

 

踏み込み過ぎの神崎を神童が頭をチョップして、静止させた。

 

明菜「全く・・。一華にこんな一面があったとは・・。」

 

一華「うぅ、ごめんね風音」

 

風音「ハァ、もうちょっとデリカシーを持ってよ・・・」

 

一華「これでも抑えた方なんだけどな・・・」

 

じゃあ本気になった神崎は、一体どんな事言うんだ!?アレで抑えた方なら、相当やばいのが想像できるんだが・・。

 

八幡「じゃあ俺、そろそろ行くよ」

 

風音「うん、また部室でね」

 

一華「お別れのキスはしなくていいの?」

 

風音「しないよ!?」

 

明菜「バイバーイ、いつでも来てね」

 

八幡「行けたら行く」

 

一華「それ、行かない人のセリフ・・。じゃあね」

 

俺はF組の教室に戻り、風音の意外な一面が見れた昼休みが終わった。

 

 

 

 




最後まで読んでいただきありがとうございます。

あ、そう言えば、・・・pixivでも投稿始めました。

また次回。

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