10話突入。
ここから原作改変させていきたいと思います。
川崎のバイト先潜入捜査から数日後、大志からバイトを辞めたとの報告があり、奉仕部一同安堵した。
テストも何事も無く終わり、今日がそのテストの返却日&順位発表だ。
結果は、今回は俺が1位、風音が2位、雪ノ下が3位となった。少なからず由比ヶ浜も、勉強会の成果が出たのか成績が上がったとのこと。あの心底悔しそうだった雪ノ下の表情は、正直言って、見物だったな。
今日は久々の部室での部活動だ。といってもやることはないがな。
平塚「失礼するぞ」
ノックもせずに、ガララとドアを開けたのは、現国担当教諭、平塚先生だった。
雪乃「先生、ノックをするようにといつも言っているじゃないですか」
平塚「まあまあ、いいじゃないか。それよりも頼みたいことがある」
悪そびれた態度を見せず、反省する気ゼロの先生は、なにやら箱を持ってきて、テーブルの上に置いた。
風音「これ、なんですか?」
平塚「ああ、目安箱みたいなものだ。奉仕部を知らない生徒は多いから、こうやって相談事を集めてるんだ」
八幡「あの、そんな話聞いてないんですが・・・」
平塚「言ってなかったからな」
雪乃「先生、あくまで相談に乗るのは私たちなのだから、事前に説明ぐらいしてもらわないと困ります」
結衣「まぁいいじゃん。あまり人来ないんだし」
雪乃「それはそれで問題はあるのだけれど・・・」
風音「取り敢えず読んでみようよ。なになに・・『好きな人がいます。告白の時にどんな言葉を送ればいいでしょうか?』・・って、え?」
何だその内容・・・そんなもん目安箱に入ってたのか・・。
八幡「『今私はある男子に好意を抱いています。ですが、彼とはクラスが離れているので、なかなか近くに行けません。どうすればいいですか?』・・・」
俺と風音の読み上げた相談内容を聞いて、怪しく感じた雪ノ下と由比ヶ浜も、紙を取り出し、読み上げる。
雪乃「『好きな人がいるので、告白をしたいです。どのような場所がいいでしょうか?』」
結衣「『意中の男子に告白をしたいです。アドバイスをお願いします』・・」
八幡「何で、ほとんどが恋愛相談なんだよ!俺達は、別にコクラセじゃないんだぞ」
俺は赤い糸紡ぎなんてできないからな、ついでに、霊感もないし、超視覚とか超聴覚も備えてないから。
その他も似たような内容の依頼ばっかだった。いつの間に、総武高はこんな恋愛発展途上な人が増えたのか・・。第一、告白の手伝いとか何したらいいんだよ。自分の気持ちを言葉にして送ることは、確かに勇気はいるし、難しいだろう。俺も、風音に告白したときはそんな気持ちだったからな。
風音「こんな一斉に持ち込まれても困るなぁ・・。しかもほとんどが恋愛事情」
八幡「そうだな。こういうのは自分でやった方が一番いいと思うんだが・・・。『入学式でみかけた男子に一目惚れしました』とか、もう一年以上たってんじゃねぇか。こいつ今まで何してたんだよ・・・」
結衣「・・・入学式、か。ねぇ、ヒッキー、入学式の日って覚えてる?」
八幡「なんだ、藪から棒に。覚えるほどの事なんてなかったよ。風音の新入生代表挨拶ぐらいしか耳に入れてなかったからな」
結衣「う~ん、そうじゃなくて、学校に行く途中ッ!」
八幡「なんだよそれ・・。何も無かったよ・・・」
結衣「ほんとに?」
八幡「何故お前がそこまで疑うんだ?お前が知りたいことは話した。もういいだろ」
質疑応答を終わらせると、由比ヶ浜は暗い顔で、口ごもった。お前入学式で何か嫌なことでもあったのか?
八幡「・・・・・ん、ちょっとこの依頼が気になるんだが・・」
会話をしながらも俺達は、目安箱に入ってる紙を手に取っていた。っつーか思いのほか入ってて、驚いた。8割が恋愛絡みだけど。そういうのは、コクラセに依頼してください。ドレミだよ。
風音「えーと、『私には先輩の彼氏がいます。そんな彼が、昼間に女性と歩いている姿を目撃しました。浮気かどうか不安でいっぱいです。相談に乗ってくれませんか?』・・。成程ね」
結衣「浮気って・・・そんなのひどくないっ!?」
由比ヶ浜、随分とご立腹だな。
八幡「まぁ、待て。浮気と決まったわけじゃない。親戚とか、姉弟って可能性もあるぞ」
雪乃「そうね。・・新島さん、その彼女の名前って書かれてないかしら?」
風音「あ、書いてあるよ。2年C組の
雪乃「そうとわかれば明日、彼女に話を聞きに行きましょう」
《翌日》
俺達4人は、昼休み、依頼者が所属する2年C組に向かっていた。
しかし、目立つな。雪ノ下も由比ヶ浜も学校では人気あるらしいし、風音も可愛いから、自然と目がこっちに集まっている。
特に、男子がやばい。すげー殺気を込めて俺を睨んでる。うん、おそらく嫉妬なんだろうな。
雪乃「ちょっといい?
「は、はい。分かりました」
雪ノ下に話しかけられた女子生徒は、驚いた顔をして、早足で教室に入っていった。
雪乃「私、彼女に何かしたのかしら?」
風音「雪乃ちゃん、人に話しかける行為を全くしないからビックリしたんじゃない?」
「あ、あの、連れてきました」
雪乃「ありがとう」
「い、いえ。それでは」
風音「
早苗「は、はい。そうです」
八幡「目安箱らしき箱に相談事書いただろ?そのことについてなんだが・・・・」
早苗「!・・・わかりました」
雪乃「それでは、私たちについてきてくれるかしら?」
早苗「はい」
≪部室≫
早苗「実は、一昨日お遣いを頼まれて駅に行ってたんです。そこで偶然彼に会って、声を掛けようとしたら、別の女性と一緒に歩いてて、それにすごい仲が良さげで、不安になってしまったんです。だから、浮気かそうじゃないかって知りたくて。あ、彼氏の名前は
雪乃「そう、でも何故私たちに?あなたが彼に問い詰めればわかることじゃないのかしら?」
早苗「そ、それは・・・・」
雪ノ下、お前それ本気で言ってるのか?もしそうだとしたら、お前は相当残酷な人だ。お前はできるかもしれないが、彼女は普通の女子高生だ、好きな人に裏切られた事を受け入れる度量もないと自分でも思ったから、俺らに相談してきたんじゃないのか。
結衣「ちょっとゆきのん!何でそんなひどいこと言うの!?」
雪ノ下の冷たい言葉に、由比ヶ浜は顔をしかめて激高した。
雪乃「え?酷い事って一体・・・」
自覚なしかよ。
風音「分からないの?問い詰めて、好きな彼から突然『浮気してました、あなたとは別れます』なんて言われたら、誰だって嫌でしょ」
雪乃「でも、いずれそうなることは確実なのよ・・・」
八幡「そうなる前に、事前に調査して浮気かどうか確かめるんだろ。仮に浮気だったとしたら、傷は深いが先に知っていたら、こっちから別れを切り出す。俺らに頼ったのは、1人では怖いという彼女の意思表示か何かだろう」
早苗「その人の言った通りです。本当は私の問題だから私が一人で解決しなきゃいけないことなんでしょうけど、やっぱり踏み切れなくて・・・」
雪乃「その、ごめんなさい。きついことを言ってしまって・・・」
雪ノ下の素直な謝罪に、柴百合は若干俯きながら、いえ、大丈夫ですと答えた。
風音「それで、柴百合さんはどうしてほしいの?」
早苗「はい、彼の後を追って、真相を確かめようと思っています。今日もその女性と会う約束をしてるみたいなんので」
結衣「っていうか彼女いるのに、他の女性と2人で歩くのってあんま良く無くない?」
八幡&風音「「え?そうなの?」」
結衣「ええ!ていうか2人とも付き合ってるのに分からないの!?・・・例えば、かざねんの場合、ヒッキーが他の女性と歩いていたら嫌だと思わない?ヒッキーの方は、かざねんが他の男と歩いていたら」
八幡「【ロットアイ】酷使してその男を八つ裂きにしてゴミ箱に捨てる」
風音「八くん殺して、私も死ぬ」
結衣「重い重い!?2人の愛重すぎだしっ!」
風音「アハハ、冗談だよ。八くんそんなことしないけど、少なからずむっとしちゃうかな」
八幡「俺は冗談じゃないぞ」
結衣「ヒッキー、かざねん好きすぎでしょ!」
八幡「当たり前だ!俺の生涯で唯一の想い人だ!風音以外の女はこれっぽっちも興味がない!愛してるからな」
結衣「やっぱ重い!?」
風音「うぅ・・//八くん、ちょっと抑えよう///」
やべ、つい熱くなってしまった。
早苗「なんか、いいなぁ」
柴百合は感慨深げに俺と風音を見た。
早苗「2人ともお互い信頼し合って、なんか羨ましいな。とても高校生の恋愛とは思えない。そんな絆が2人にはあるみたいで、羨ましい」
柴百合は顔をほころばせ、羨望のまなざしで俺らを見た。
風音「ありがとう♪」クスッ
八幡「ま、付き合い方は人それぞれだし、俺らの場合は過ごしてきた時間がものを言う信頼だ。偉そうに聞こえちまうかもしれんが、こういうのはすごく安心できるし、癒されるんだ。だから、その、頑張れよ」
早苗「ッ!・・・ありがとう。少し、元気がもらえた気がした。君たちに相談して正解だったよ」
そう言って、先程の曇った顔が晴れて、彼女は笑顔になった。
早苗「そういえば、まだ名前聞いてなかったね。よかったら、教えてくれない?」
八幡「比企谷八幡だ」
風音「新島風音だよ」
早苗「比企谷君に風音ちゃんだね。よろしく♪」
雪乃「それでは、駅へ向かいましょう。柴百合さん」
早苗「はい!」
≪駅≫
早苗「いた、あの先輩が私の彼氏です」
柴百合が指を指した先には、総武の制服を身に着けた、身長は俺と同じくらいの男子高校生がいた。
結衣「待ち合わせしてるみたい。少し離れてるのかな?」
風音「あ、誰か来たよ!」
高杉先輩に近づいてきたのは、見た目は大学生の女性だった。その女性は先輩に気づいては笑顔を向けた。
八幡「あの人がそうか?」
早苗「はい、一昨日見た人と同一人物です」
八幡「随分と仲が良さげに見えるな」
実際あの2人、楽しそうに話をしている。
雪乃「動いたわ、私たちも移動しましょう」
「ねぇねぇ、君たち可愛いね。俺らと遊ばない?」
移動しようとした瞬間。目の前に3人の男が現れた。
ナンパか。めんどくさいことになった。まぁ、こいつら学校ではそこそこ有名だしな。
雪乃「何かしら?私たち急いでいるの。話しかけてこないでちょうだい」
雪ノ下はその3人を横に素通りしようとした。けどそれは叶わず、男に腕を掴まれた。
結衣「ゆきのん!」
雪乃「くッ!離しなさい!」
「いいじゃんいいじゃん。俺らといい事しようぜ?」
風音「雪乃ちゃん!・・・ハチくんお願いしていい?」
八幡「OK牧場」ドロドロ
風音の頼みなら、例えこの身が砕けようとも、俺は果たす。
八幡「はーい、そこまで」
俺は雪ノ下が掴まれてた腕を離れさせた。
「んだよ!お前!根暗野郎は引っ込んでろ!?」
ナンパ男、仮に不良Aにしよう。そいつは、俺に殴りかかってきた。
だが、それを俺は、孫悟天の如く、人差し指一本で受け止める。
不良A「なんだこいつ!おい、お前らもやっちまえ!?」
不良B「覚悟しやがれ!?」
不良C「おらぁ!?」
他の2人は、金属バットを俺の顔面目掛けて振りかぶってきた。お前らそれ、どこから出したんだよ。後、その攻撃俺じゃなかったら死んでるからおすすめしないぞ。
早苗「!危ない!?」
八幡「心配ねぇよ」
両手で、バットを受け止め、力を入れ、そのままバットを砕いた。
八幡「おっと、勢いのあまり砕いちまったよ・・・・」
不良A「な、なんなんだ・・・」
不良B「ふつうじゃねぇ・・・」
今の惨状に怯えだす、不良共。やっぱり、不良は口だけ達者な臆病者なんだな。すげぇかっこ悪い。
八幡「次はその腕を折っちまうかもしれねぇなぁ」ニタァ
不良ABC「ヒィ、ば、化け物ーーーーーー!?」
不良共は、尋常じゃない速さでこの場を去った。
化け物・・・か。
そうだな、確かに異常だ。こんな力、普通の人からしたら恐ろしいものだろう。一時は自分でも忌々しいと思ったこともある。
けど、それを受け止めてくれる大切な人を守るためなら、化け物にでもなんでもなってやる。昔、俺はそう誓ったんだ。
結衣「ゆきのん!大丈夫?」
雪乃「ええ、平気よ。掴まれただけだから」
風音「早苗ちゃんも大丈夫だった?」
早苗「うん、大丈夫。それより比企谷君のあれって・・・」
八幡「ハァ・・ハァ。ああ、怖がらせちまったか?すまない。ただ、人一倍力が強いだけだ」
早苗「ううん、ありがとう。比企谷君がそう言うならそういうことにしておくね」
え?もしかして勘付かれちゃってんの?この子怖い。
結衣「ああ!いない!見失っちゃった!」
風音「え!?ど、どうしよう・・・」
早苗「まだ近くにいるはずだよ、捜そう」
・・・・・コレ、俺また使わなくちゃいけないのか?ちょっと疲れたんだけど、しょうがない。
八幡「・・・・」ドロドロ
目を凝らし、耳を澄ませ、辺り一帯の音を聞き逃さず、集中する。
八幡「・・・・・いた。駅の中だ」
早苗「へぇ、すごい。そんなこともわかるんだ・・・」
もう柴百合には教えていいんじゃないか?この子もう大体知っちゃってるし。
風音「よし!それじゃあ行こう」
≪駅の中≫
雪乃「いたわ」
雪ノ下の視線の先には、先程の2人が、商品を物色しながら、話していた。
風音「アクセサリー類のお店だね」
八幡「すごい真剣な目だ。誰かにあげるのか?」
その後も、尾行は続けたが、特に何も起こらず時刻は18時になっていた。
高杉先輩は、女性に手を振って頭を下げた。それに対する女性は、親指を立てGOODLUCKをしてた。
雪乃「由比ヶ浜さんから見てどうだったかしら?」
結衣「んー?なんだろう?デートっぽかったんだけど」
風音「なんか曖昧だね・・・・ってあれ?八くんは?」
早苗「比企谷君なら、あそこに・・・・」
俺は、高杉先輩と話すため、彼女らから離れた。ナンパの心配は無用だ。常時【ロットアイ】状態にしといたから。
結衣「ええ!ちょっとヒッキーなにやってんの!?」
雪乃「私たちも行きましょう!」
風音「・・・!待って、ハチくんからサインきた。そこで待機してろだって」
結衣「え、でも!」
雪乃「・・・・分かったわ。待機してましょう。由比ヶ浜さん」
結衣「・・・分かった」
八幡「あの、高杉俊さんでいいでしょうか?」
俊「え?そうだけど。君は?」
八幡「総武高の2年の比企谷八幡です。少し話いいですか?」
俊「・・・いいけど、どうしたんだ?」
八幡「その前に、さっき別れた女性の方は誰ですか?」
俊「ああ、僕の姉だよ。大学に出て、今は1人暮らしなんだ」
やはり浮気ではなかったのか。
八幡「その姉とは、今日何を?」
俊「ああ、彼女にプレゼントするものを一緒に探してもらってたんだ。僕、こういうの疎いから。・・・・君はそんなことを知ってどうするんだ?」
八幡「いいえ、特に意味はありません。それと、その彼女の名前は、柴百合早苗さんですか?」
俊「えっ!・・そうだけど、何故君がそんなことを知っているんだ?」
俺の質問に、高杉先輩は少し警戒態勢に入った。
八幡「そんなに警戒しなくていいですよ。ただ、その彼女から俺の通ってる部活に相談されたので」
俊「早苗が相談を?」
八幡「はい。内容は、『あなたが浮気してるんじゃないか』ですよ」
彼女の相談内容に、目を見開き、驚愕した顔で、片足が一歩下がった。
俊「そんなっ!そんなことしていない!何で早苗はそんな相談を・・・・」
八幡「心当たりはないんですか?」
俊「心当たり・・・・・・。ハッ!もしかして僕と姉が一緒に歩いているところを!」
八幡「そうです。一昨日、偶然見かけたみたいなんです。柴百合さん不安がってましたよ」
俊「・・・そうか。早苗に悪いことをしてしまったな。僕が軽率だった」
八幡「ちゃんと説明するんですか?」
俊「当たり前だよ。明日、全て話す。えっと比企谷君だっけ。教えてくれてありがとう」
八幡「いいえ。そういう部活動なんで」
俊「・・・・ありがとう。それじゃあ」
八幡「はい」
高杉先輩に別れを告げ、俺は風音の下に戻った。
八幡「ハァ・・・ハァ・・・ハァ」
雪乃「あなた、随分と勝手にしてくれたわね」
風音「ていうか八くん何でそんな疲れてるの?」
八幡「当たり前だ。風音がナンパされないようにずっと発動してたんだからな」
早苗「それで、どうだった?」
八幡「俺から言えることは、一つだ。まず、浮気じゃない」
それを聞くと、柴百合は不安げだった顔を、ホッと安心しきった顔をにした
早苗「よかった~」
結衣「ヒッキー何で一人で行ったの!?」
八幡「風音はともかく、雪ノ下や由比ヶ浜が言ったらややこしくなると思ったんだよ。雪ノ下だったら、追い詰めそうだし、由比ヶ浜は話を聞かずに捲し立てると思ったんだ」
結衣「え、そんなこと・・・」
風音「否定はできないね」
八幡「そうだ、柴百合。おそらく今日にでも高杉先輩から連絡がくるかもしれない。ちゃんと向き合えよ」
早苗「うん!分かった!・・・ありがとう」
八幡「おう、風音帰ろうぜ。疲れた」
風音「今日は【ロットアイ】使いすぎちゃったからね・・・」
《翌日の放課後》
≪部室≫
気になる。あの2人はどうしているんだ?おそらく今日は話し合って、和解したとは思うんだけど・・・。
コンコン
雪乃「どうぞ」
ドアが軽くたたかれ、雪ノ下は入室を許可する。
早苗&俊「失礼します」
そして入ってきたのは、今俺が気になっている2人の柴百合早苗と高杉俊先輩が一緒にきた。
八幡「高杉先輩・・・」
俊「昨日ぶり、比企谷君」
お、すげぇ、俺の名前覚えてたんだ。
風音「早苗ちゃんどうしたの?」
早苗「うん、まずはみんなありがとう。おかげで晴れ晴れとした気分だよ」
そう言って、柴百合は頭を下げた。そして高杉先輩は俺に向けて頭を下げた。
俊「比企谷君、ありがとう」
八幡「あ、いえ、いいですよ。お礼は・・・」
俊「君たちのおかげで、誤解も解けて、ちゃんと早苗と正面を向いて、付き合っていくよ。だから、ありがとう」
八幡「・・・そうですか・・」
風音「早苗ちゃん、頑張ってね!」
早苗「うん、ありがとう♪風音も頑張ってね」
俊「比企谷君、君も頑張れよ」
そう俺達に言い残して、部室を去っていった。
お互い彼女を幸せにしましょう。高杉先輩・・。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ちょっと無理矢理感あったかな?時間がたったらおそらく修正入れると思う。
また次回