FGO~黒髭危機一髪!逆襲のオルタちゃん~   作:ジュンチェ

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★黒髭提督
ドーモ、読者の皆サン…ヘクトールで(ry
艦●れ死んだ、俳句を詠むでござる。

★青髭提督(父親兼任)
最近、父親属性が追加されたCOOLな旦那。
実はですね、ジャンヌ…あなたの体は半分、艦●れなんですよ。

★オルタちゃん(い●ご味)
!!!!!?


★天草なんとか氏
愉悦。


★謎の美少年G
愉悦同盟。


★ジャンヌちゃん(真)
とりあえず、気楽ではいられない本物ちゃん。
そういえば、最近…非処女という噂が……←


★おき汰
とりあえず、前作で事がややこしくなってクーなんとかさん(槍)が死んだのはコイツのせい。


★セイバー・リリィ(死翔する股間剣Lv5)
え?御約束……?何の事…はい?宝具ですか?
では、出番は今回無いようですが……ッ!!カリバーー……あぁ!?


★ロマン(過労)
!?……んんンンンンンン!?!?!!!!ぎもぢいいいいいいいいィイ!?!?


★ノッブ&黒髭
「「え。」」




二発目!びっくり!仰天、オルタちゃん!!!!

 

「て、敵襲ぅぅううううううううううううううう!?!?!!!!!?」

 

 

自らの愚行を察したロマンは立ちはだかる黒の魔女から背を向けて一目散に逃げ出した。しかし、どたばたとあわてふためくも足が空をきって動かない。理由は簡単………魔女の旗の先端が彼の白衣にひっかけられ、鯉のぼりのようにぶらさげられていたのだから。

 

「久しぶりね、ジル。オルレアン以来かしら?」

 

「おお、ジャンヌ!その麗しき我が主。あなたのふたたびの現界を持って私の悲願は達成されました。」

 

「ジル元帥ッ!!!!謀ったな、ジル元帥ッ!!!!!!」

 

 

嘆いたところで、もう遅い。ジルがギョロギョロと視線をあわせて呪文を唱えていく………

 

「ドクター、申し訳ございません。せめて、夢の中では幸せでいてくださいね。」

 

「…元………!帥…ぃ…………」

 

▼ジルの『あやしい光』………ドクターは『ねむり』になってしまった!

 

▼ジャンヌオルタはドクターを投げ捨てた…!

 

 

…バイバイ、ドクター!

 

 

「あら?何かしら今の?」

 

「ジャンヌ、もう少しやさしくしてあげて下さい。彼、可哀想なので…」

 

(ジルが、気をつかっている!?)

 

さてさて、復活したオルタちゃん。クックッと笑いながら臣下の意外な心境に戸惑いながらも高らかに叫ぶ!

 

「今、復讐の時は来た!さあ、我が怒りの叫びを轟かせよう!!!!」

 

「おお、」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「天草四郎ッ!!!!攻撃系ルーラー枠を奪ったテメェだけは絶対に許さねぇ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

今回の彼女の目的はルーラーである天草四郎の抹殺。ジャンヌを護りのルーラーとするなら、対を為す攻めのルーラー。だが、FGO的にそのポジションはジャンヌオルタちゃんが先だったので後から出て来たくせに実装されるのが先とか納得がいかない。というわけで、単純に気に入らないという理由で排除しようとのこと…

 

「ま、とりあえず彼を捜しましょう。恐らく、このカルデアの何処かにいるでしょうから。」

 

 

ーーすりすり…

 

「?」

 

早速、天草四郎探索へと向かおうとした彼女。しかし、尻あたりになにか擦り付けられているような………ああ、そう言えばフォウとかいう愛らしい小動物が………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「クリスティーヌ……クリスティー………ハァハァ…」

 

 

 

「!?」

 

 

ではなく、オペラが顔を興奮しながら擦り付けているではないか…!?

 

「いぃぃやぁぁアアアアアアアアアアアア!?!!!!」

 

「ハァハァ………クリスティーヌ……」

 

「ジャンヌぅ!?ええい、さがれこの畜生めが!?!?その尻は私の尻だぁぁ!!!!」

 

「あんたもなにいってるのジル!?」

 

すぐさま、この変態怪人はジルが引き剥がして投げ捨てるも………

 

「…クリスティーヌ……クリスティーヌ……愛しい君へ私は唄う…ハァハァハァハァ………」

 

「?!」

 

今度は一瞬のうちに太腿にはりつき、ジャンヌオルタは悲鳴をあげる!ジル元帥も流石に怒りが頂点に達し、ヒトデのような使い魔を召喚しはじめる。その傍らでは幸せそうな顔でロマンがすやすやと寝ている………

 

 

…そんな様子を物陰を窺う影がふたつ。

 

 

「おやおや、これは中々面白そうなことになっていますねぇ?」

 

ジャンヌオルタちゃんがぶっ殺したい奴こと、天草四郎に………

 

「そんなことを言っている場合ですか!?はやく、止めないと………!」

 

本物の聖処女、ジャンヌ。彼女は再び現れた自身の邪悪な偽物を制止すべきとあわてふためくが、四郎はただクスクスとまるで新しい玩具を手にした子どものように笑うのみ。

 

「まあ、おまちなさい。良いことを思いつきました。少々、手をかして下さいジャンヌ。迷える子羊を導いていくために…」

 

「はい?」

 

 

 

 

 

★ ☆

 

 

 

 

 

 

「………な、なんなのよ。」

なんとかオペラのストーキングを振り払ったジャンヌオルタちゃん。ぜぇぜぇと息をきらす横ではジルが心配そうに同伴している…。

 

「ジャンヌ、無理をなさらないほうが………。少し、休憩をしましょう…まだ、あれが序の口ですからここは。」

 

「は?なに、あれより酷いのが他にいるのここ!?」

 

「思い出して下さい、ジャンヌ………オルレアンだけでもあの濃い面々でありましたでしょう?」

 

ああ、確かに言われみれば………

ヴラドにカーミラ、ランスロットに鉄拳聖女(マルタ)等々など自分たちの軍勢だけでも個性負けしない連中ばかりだった。むしろ、オペラなどこれらと比べれば一瞬で存在感が薄い鯖だ。そして、カルデアはオルレアンだけではなく数多くの時代を超えて鯖が集う場所…考えただけでも目眩がしそうである。

 

「あぁ、もうすでに帰りたくなってきた…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ!見つけたよ聖女さま!!」

 

 

 

「…?」

 

そんな時、かけられた声に振り向けば屈託なく笑う年端もいかないような金髪と紅い瞳の少年。あれ?コイツ、私の正体に気がついてない…?と思ったジャンヌオルタちゃん。多分、この彼もサーヴァントだろうがオルレアンの時には見かけなかったから分からないのだろう。

 

「あらあら、坊や。私に何か用かしら?こう見えても、忙しいのだれど…?」

 

サーヴァントといえどたかが子供……そう彼女は甘く見ていた。だが………

 

「?……何を言っているんです?これから、毎朝の体操の時間じゃないですか?」

 

 

…はい?

 

 

(ジャンヌ、ここは怪しまれないように話に乗ってください…!)

 

「(わ、…わかったわジル…)…あ、ああ!!!!あれね、そうね私としたことがすっかり忘れてたわ!!さ、行きましょうか…!」

 

「聖女さま、ホールはあちらですよぉ~?」

 

とりあえず、ジルの助言もあって朝の体操とやらに向かうことに。その時、彼女は知らなかった………

 

 

 

少年の真名が今はまだ幼い姿だが、あの英雄王こと『ギルガメッシュ』ということに………

 

 

そして、この少年が分からないようにサムズアップする物影では天草がゲス顔で笑っていたことに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ ★

 

 

 

 

 

 

まあ、まずだ………ジャンヌオルタちゃんは後悔するに至る。まず普通に考えて、普通ではない連中がする朝の体操とやらがまともなわけがない。とりあえず、先頭には………

 

「さあ、今日も皆…元気かなぁ~~???今日も歌のお兄さんやお姉さんたちと一緒に楽しく体操をしよう~!」

 

思いっきり顔見知り………誰ってオルレアンで散々、汚れ仕事で濃き使ったデュオン。いや、テメェお兄さんなのお姉さんなの…どっちなの?

果てはレオニダスにモードレッド…あ、やべぇマルタもいる。しかも、なんかこっちガン見してるし………!?

 

(ま、まあ、あの面々はとにかく………至ってまともな子供たちが周りで助かったわ。)

 

因みに、ジャンヌオルタちゃんの周りはアンデルセンにナーサリー…子ギルにアレキサンダーくん。あれ?ま………と……も………?気にしたなら負けである。

「安心しろ、ここにはある意味で狂(バーサーク)ってる奴らばかりだからな。」

 

いやいや、安心できないですよアンデルセン先生。とりあえず、貴方の大っ嫌いな肉体労働がこのあと待ってますよ。さ~て、とっとと体操とやらをやって天草復讐計画に戻らねば………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「良イ子の皆サンコンニチワ、圧政=スレイヤーデス!!!」

 

 

 

 

「…」

 

 

アンデルセン先生、ある意味じゃなくて本当にバーサーカーが出てきたんですが………

 

 

反逆=圧政=スレイヤーことコミュニケーションが難しい系バーサーカー…スパルタクス。因みにオルタちゃんとは面識は無い。が………筋肉ダルマは苦手なオルタちゃんです。え?体操するの?ちょっと待ってくださいよ…バーサーカーの体操って恐怖しか感じないよ?健康どころか肉体的にバーサークしますね?ね?ね?

 

 

「ソレデハ、反逆体操第一ッ!!!!こころしてかかれいっ!!!!!」

 

「体操の時間だよ。」

 

「楽しいわ!!楽しいわ!!!!楽じいわあああ!!!!!!!」

 

「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

(もうなんか怖いよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!?助けて、ジルうううううううううううううううゥ!!!!!!!)

 

周囲も明らかに豹変するがあまり、半泣きになるなるも狂気の空間から逃れられない………このあと、彼女の悲鳴とサーヴァントであっても鳴らしてはいけない音が辺りに響いた。

 

 

 

 

 

☆★ ☆★

 

 

 

 

「あぁ………大丈夫でしょうか。行かせてしまってしまいましたが………」

 

廊下を落ち着きなくウロウロするのは父親系サーヴァント…という噂のジル。そういえば体操なんて日課なんて無かったような気もするし…そして、あの金髪少年も何処かであったような………

「ジぃぃ~ルぅうううう~~!!!!」

 

「ああ、ジャンヌご無事………で…」

 

そうこうしているうちに、アクロバティックに飛びはねながらやってくるジャンヌオルタちゃん。あと、何故か灰色のジャージに………って甲冑と旗は何処にやったん?しかも、えらいハイテンション………

流石に、ジルでも戸惑う。

 

「うふふ………体を動かすって素ぅ晴らしいわねぇ!!!!!」

「…え?アッハイ……」

 

不気味だ……不気味な奴が不気味だと思うほどテンションがおかしい。すると、ジャンヌオルタちゃんは体を反ってブリッジし…

 

 

「こんなに、体が軟らかくなっちゃった!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……右の脇の下から頭を出した。

 

 

 

 

 

 

 

……

 

 

………

 

 

 

………………

 

 

 

 

ええ、ブリッジしたままで脇から頭だすとか普通の人間がしちゃいけませんよ?

 

 

 

「 」

 

 

どうしてこうなった?愛娘のあまりの酷い姿に自称・父親は意識を失い、目玉があるべき場所から零れ落ちていった……。

 

 

 

To be continued

 

 

 





更新、またせたなあ!!!!!

とりあえず、はやくしろと催促の声があり短いですが更新。社会人は執筆に時間とれず…ごめんね!

感想まってるよ!

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