久しぶりに書いたので酷いデキですがそれでも読んでくれると信じて投稿させてもらいます。
ここからは関係ない話。
なんかいつの間にか2017年になってしまいましたが、どうやらfateは今年も色々と盛り上がりそうですね。個人的には映画がとても楽しみです。
fate/goは爆死の連続でなんかもうガチャを回すことに躊躇いとか無くなりました。爆死するのならそれ以外に回すしかない。あ、7章と最終章とても面白かったので、やってない方はやった方がいいよ。そして私と同じように爆死してしまえ・・・・・・
「お互いの現在わかってることをまとめた結果、あまりいい状況ではなさそうね」
「そうだな。少なくとも通常の聖杯戦争ではないのかもな」
「そうかもね」
言いながら俺の作ったご飯を食べる凛。
懐かしいな。朝に弱く朝ごはんを取らない凛のために朝ごはん作ってあげてたな。俺が死んでからは元に戻ってしまったらしいが。今回のだって無理矢理俺が作ったものを食べさせてるわけだしな。
こんな時にとか言っていたけどなんとか押し通して、正確には俺が勝手に料理しだして食わせたのだが。それでも俺が作ってる間ずっと不細工な顔をしていたが。
「それにしてもアーチャー。貴方って和食も作れるのね」
「それぐらいはな」
この姿で生きていた時は作る機会が少なかったけど、昔はよく作ってたから作ってみたけどちゃんと出来てよかった。
と思っていたんだが、凛がこちらを見つめていた。自分で味見したときは良かったんだけど、凛的には口に合わなかったのかな。昔と味付けは同じはずなんだけどな。
「なんだ?」
「あなたの生きてい頃には和食なんて知る機会なかったはずなんだけど」
「前に召喚された時にできるようにしたんだよ」
「ふーん」
すごい疑わしい人を見る目でこっちを見てくる。ミスったな。そういえば俺はトリスタンなんだった。和食作れたらおかしいだろ、気づけよ俺。
「この味噌汁の味付けもその時に?」
「まあな。口に合わなかったか」
「すごいおいしいわよ」
「それはよかった」
「だけど・・・」
「だけど、なんだよ?」
「昔よく食べてた味噌汁と同じ味付けなのよね・・・」
「へぇ、そうなのか」
「なんでなのかしら・・・」
「たまたまだろ」
難しい顔をして考えてるようだが、これは思い出したりしないよな。これ以上料理の感想を聞いてると墓穴を掘りそうだから話を変えるか。
それとこれからは料理を作る時は気を付けて作らないとな。
「それで、これからどうするんだ」
「そうね、とりあえず現地調査ね」
「現地調査ね」
「何よ」
「いや、なにも」
これは凛には言えないことだけど、もしこれが特異点Fなら主人公であるカルデアのマスターが現れるだろう。しかし問題なのはいつこの世界に来るのかってことだ。
もうこっちにレイシフトしている可能性もあるし、もしかしたらこれからずっと先の未来のことになるかもしれない。
まあ、こればっかりは運任せだよな。
「ごちそうさま。おいしかったわよ」
「お粗末さまでした。俺が片しておくから準備してきてくれ」
「言われなくても、と言いたいところだけどすぐ出れるわよ」
「そうなのか。それなら洗い物はあとにするか」
洗うのはあとにするにしても、水につけるぐらいはしておかないとな。そのほうが汚れがとれやすいしな。
たまにいるんだよな、食い終わった皿を何もしないで置いておくやつ。俺には怒りを覚えるな。
「家庭的よね」
「それは褒めているのか」
「さあ」
「さあって。これでもいちおう英霊なんでね、家庭的ってのはどうなんだ」
「それもそうね。だけど私は家庭的な人はいいと思うけど」
「それはどうも。それよりももういいのかよ」
「ちょっと待て、宝石取ってくるから」
まだ行ってなかったのかよ。こっちに来たから、てっきり準備が終わったもんだと思ったよ。
凛に言われて気付いたけど普通の英霊ならこんなことしないのかもな。と思ったけどそんなことないか、執事のサーヴァントとかいるし。
「いいわよ、行きましょ」
「ああ」
***
「ふぅ」
かれこれ5回の戦闘を終えた。どれもザコ敵ばっかで正直拍子抜けだと思いながら背中に武器を戻すと凛が
「あなたの武器って弓よね?」
なんてことを聞いてきた。
「今、何を今更とか思ったでしょ」
「いや」
「別にいいわよ、本当のことを言っても。私だって自分で思うんだから。なんで今更こんなことを聞かなくちゃいけないのかって」
なんか知らんが怒ってるような感じだな。それも俺ではなく自分に対して。
よくわからないがとりあえずフォローしておくか。
「仕方ないんじゃないか。俺はこれでも英霊だからな、こういう事には慣れてるがいくら魔術師って言っても突然こんなことになったらいつも通りじゃいられないさ」
むしろこんな世紀末みたいなところで普通にしていたらそれはそれでおかしいと俺は思う。そんなやつは逸般人しかいないだろう。
「それでもよ。これでも私、聖杯戦争に参加して勝ち抜くつもりだったのよ。それが自分のサーヴァントのことを何も聞かずに戦闘も全て任せっきりなんて」
フォローしたつもりだったがさらに自分を責めだしちゃったよ。なんでそんなに自分自身を責めてるのかよくわからんけど、とりあえず元気を出してもらわなければ。
いつも通りの凛が一番だし、俺の調子を出てこなくなりそうだ。
「凛は違うけどな」
「えっ」
「普通の魔術師だったらそもそも俺が助ける前に死んでたはずだ。それにこんな状況でも事態を打開しようとしてるしな」
「それはトリスタンが私のサーヴァントになってくれたから・・・」
「それでもだよ。だから、安心しろよ。凛は立派なマスターだ」
真面目な話とか出来ないからちゃんと俺の言いたいことが伝わったかどうか。あとは行動で示そうと思い、とりあえず凛の頭を撫でてみたけどこれって痴漢じゃないよね?
「ふふ、ありがとう」
どうやら伝わったらしい。よかったわ、これでさらに距離を縮められるね。やったね。
キャラ崩壊なんてこわくないんだからね