クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
ワープ終えると、目の前に太陽並の大きさを持つ超巨大要塞が見えてきた。
「あれが?」
『そうだ.........あれが種族大銀河連邦ヴァルキュリアスの本部"グランドスフィア"だ.......』
勇人とシンディ、シグムディアを乗せた艦隊がグランドスフィアの内部へ入り、発着場に着陸した。勇人達は降りていくと、重力の影響で体が浮く。
「体が浮いてます~♪」
「ちょっとシンディ、勝手に行動しちゃダメだよ~」
勇人が喜ぶシンディに注意していると、そこに藍色の髪をしたロングヘアーの女性がやって来た。
「あなた達ね、お兄ちゃんのシグムディアを改修してくれた彼方からの最後の地球人て言うのは?」
「あなたは?」
「私はルナ・ギデオン。陽弥・ギデオンの双子の妹よ......要件は?」
「あ、はい!僕とシンディが暮らしていた地球がグリニア帝国と言う武装組織に滅ぼされ、シグムディアと一緒にここへ来ました。」
「うん。シグムディアの報告通りだわ.....今、お兄ちゃんはその事で会議をしているの、だから待っていて♪」
「あ、はい!」
勇人はルナの美しさに惚れ、シンディがその様子に問うの
「勇人、何か顔がホットですよ?」
「えぇっ!?」
シグムディアは格納庫に搬送され、勇人とシンディは客室で待つ。勇人はポケットから謎の手紙を見る。
「『剣と盾を......取ってこい』って誰が書いたんだろう?まさかサイボーグ?嫌々、彼一人で何が出来るんだろう.......」
勇人はそう考えていると、肩に乗っているリスザルが手紙を見る。するとドアが開いた。
「「?」」
現れたのは、藍色制服、胸にジオを付けており、赤い髪をした陽弥・ギデオン本人であった。
「いやぁ、すまない......会議に手間取っていた。あ、座ってくれ......」
「はい....」
勇人はシンディの横に座る。
「早速だが、率直に言う。君達の要件を受け入れようと思う。」
陽弥の言葉に二人は喜ぶ。陽弥は次にグリニア帝国の事を説明する。
「グリニア帝国は、今から一年半前に私が追放した元ヴァルキュリアスの科学者ネザーが設立したクローン軍事組織なんだ。」
「だから、グリニア帝国の兵士達皆は同じ顔をしていたんか......」
「それだけじゃないんだ。彼は私と私の娘に宿るインフィニティソウルとアーククリスタル、グリゴリ、クアンタニウムハートを狙って"スカイネット"と言う恐ろしい人体実験をしているんだ。」
「スカイネット?」
「スカイネットと言うのは、人を人工知能に変える事だ......そしてあらゆるサイバーを操る事が出来るんだ。私はそれに反対したんだ。」
「僕が見たあの記憶.......そう言うことだったんですね.....」
「その通りだ......その為、我々が開発した新しい技術、通称『プリズンウォール』を皆の首にはめている。あれを付けていれば、グリニア帝国の秘密兵器やジャミングパルスの影響を受けなくなるんだ。良ければ君達も使ってみるか?」
「「はい!」」
勇人とシンディは早速プリズンウォールを首にはめる。すると視覚にVRでの情報が映し出された。
「凄い!」
「それで敵の情報を知ることも出来る。皆付けているからなぁ.......ただ、家の嫁さんは着けないって.....視覚で情報を覚えるのは苦手って.......」
「エミリアさんの事ですか?」
「あぁ、今はホライゾンのエルシュリア王国でマナと一緒に暮らしている。ホライゾンの皆もこれ使っているからなぁ♪」
「シグムディアの方は?」
「大丈夫、ちゃんと修理しているよ♪」
勇人は笑顔の陽弥を見て、何かに怯える。
「.........(何でだろう.......陽弥さんは優しくカッコイイ......代表として皆を導いている。.......だけど何でだろう.......彼の瞳の奥は.....この世とは思えない復讐の炎に包まれており、他人の心を透き通らせるかのような黒い影が純粋な心を支配しようとしている......)」
「どうかしたか?」
「え!?いいえ.....」
「そうか、私は自室に戻っておるぞ......何かあったらこのオムニツールを使うんだ。」
「はい......」
陽弥はそう言うと、部屋から出ていった。勇人とシンディは他を見て回った。住んでいた世界と違って高層ビルや市街地、住宅街、そして遊園地も明るく輝いていた。特にヴァルキュリアスのお菓子"ロトスの花"と言う睡蓮の花をモチーフとしたケーキが美味しかった。
シンディがトイレに行くと言い、待っていると、
「ロトスの花はいかがですか?」
「うん♪」
勇人はシンディの知らない間にロトスの花を食べようとしたその時、何処からか女性の声が勇人の耳に囁いてきた。
『ダメよ勇人君......その花を食べてはいけない....』
「え?」
『食べれば、感覚が鈍くなって.......あなたの本来の目的を狂われるのよ.......目を覚ましなさい........』
勇人はロトスの花を食べるのを止めた。すると左目から激しい痛みが走ってきた。
「うっ!!」
勇人は思わず眼帯を取り、目を開くと.......
「っ!!?」
遊園地の周りにいる人々の後ろに邪悪な黒い蛇が赤い目を光らせ、巻き付いていた。
「何だこれは!?」
『それは傀儡の蛇.......ロトスの花を食べた者は、人には見えないあの黒い蛇によって、感覚が鈍くなって......目的を狂わせてしまうのよ......私の育ての親や私の夫である陽弥様の御家族も......ロトスの花を食べてしまい、本来の目的を忘れているのです.....』
「どうすれば!?」
『私の所へ来なさい.......そして陽弥・ギデオンと一緒にいたあの場所........皆さま方が眠ったらあなたの部屋から右へ直進し、床に妖精の絵があります。そかから右の扉があります。そこに入って階段を上り、扉を開けなさい................』
謎の声はそう言うって聞こえなくなる。
「待って!あなたは誰なの!?」
「勇人?」
「?」
するとそこにシンディが心配そうにしていた。
「どうしたの?」
「........一緒に来て!」
勇人はシンディを連れ、陽弥の家へ帰って寝る。そして辺りが薄暗くなり、夜な夜な寝静まると、勇人とシンディは作戦通りに動いた。勇人は早速、あの声の主の言う通りにする。
「本当に信用するの?」
「やるしかない......」
「あった.......妖精の絵.....となると次は右に.....これだ。」
勇人は扉を開けると、円形の階段になっており、上まで続いていた。勇人とシンディは階段を掛け上り、そして.......
「開けるよ......」
勇人が扉をそっと開けた。中にいたのは
「「っ!」」
緑のロングヘアーが風で揺らぎ、純白に満ちた白きドレス
がグランドスフィアの人工衛生で輝き、その瞳は左目がピンク、右目が驚いたことに、勇人と陽弥と同じ赤黒い目をしていた。
「貴女は?」
「よく来ましたね......次期ミッドガンドの護星神。私はヴァルキュリアス総統 陽弥・ギデオンの妻............」
彼女はゆっくりと二人の方を向き、答えた。
「エミリア.........エミリア・ヴァルネア・ギデオン。」
「貴女が.....陽弥さんの!?え!?」
「どう言うこと!?だって陽弥さんが、奥さまはここにはいないと.......」
「..........彼は、私の知る夫ではありません........あれは別人です。」
「「別人.....?」」
「一年半前........この子が生まれて間もない頃、あの悲劇が来たのです......」
一年半前.......エルシュリア王国にて
「アストラッド王!!」
「どうした!?」
「大変です!陽弥様が!陽弥様が行方不明に!!」
「何だって!!?」
それを聞いたシン達やソフィア達、ラルフ達も驚く。
《えぇっ!!!?》
全国や全惑星の民達がそのニュースを聞き、ざわめいている直後、ザーン・グリブナグが報告してきた。
「アストラッド王!!新たに、グリニア帝国と名乗る組織からの映像です!」
すると各国の上空からモニター画面が現れ、映し出されたのは、深紅の皇服を着たネザーであった。
『私は、ネザー・マンティカル!新星独立軍!グリニア帝国皇帝である!』
「こ!こいつはっ!!!」
『堕落したヴァルキュリアスの虫共よ!見よ!』
すると、ネザーが空間から出て、さらにあるものを取り出した。
《ッ!!!!!!》
何とネザーが全身血だらけの陽弥の首を掴んでいた。
「あ......ああ.....」
「陽弥様!!」
「お兄ちゃん!!」
「アイツ!......何をするつもりだ!!?」
『お前たちに......私からの復讐の矛をこの愚かなヴァルキュリアスの総統に鉄槌を......下すっ!!』
ネザーはそう言うと、血だらけの陽弥を空間に放り投げた。
『スペースハーピーとキュラドラスを放て!!』
艦隊のハッチが開き、中から人面鳥とコウモリ見たいな魔獣の大群が現れる。
《ア~~~~ッ!!!》
《キシャ~~ッ!!!》
そのおぞましき魔獣に国民が恐怖する。
「アイツ!まさか!!」
シンがすぐにこれから先の事を読む。
「さぁ、血と肉に飢えし魔獣達よ........お前達の餌は、彼処にある!!」
スペースハーピーの大群とキュラドラスの大群が一斉に陽弥に襲い掛かった。皮膚に噛みつき、肉を食いちぎり、内蔵を抉り取られ行く姿に、失神するものや叫び声を上げるもの、食べたものや食べてないものもあまりの惨さに吐いていく。シン達は息子が食い殺される姿に叫ぶ。
「止めろぉぉぉぉぉっ!!!」
皆は悲鳴を上げ、エミリアはあまりの惨さに目を反らしてしまう。そしてスペースハーピーが小腸をくわえたまま、飛び散り、内蔵を引きちぎる音が鳴り響く。すると陽弥は喰われながらも、必死にネザーを睨み、手を差し伸ばす。
「.......してやる!........殺して.......やる!.........殺してやる!.....殺してやる.......!殺っ!!」
その直後、差し伸ばした手が真っ二つになる。食いちぎられ陽弥にネザーが展開した無数のソードビットが陽弥の体を突き刺していった。
「フフフ.......これなら再生も間に合わないだろう♪」
ネザーは致命傷になってもまだ息がある陽弥の頭を掴む。
「ネ......ザーッ!!」
「さよならです........生意気な総統よ.......ヴァルキュリアスの総統の座は私が受け継ぎますから♪」
すると掴んだ手から直射粒子砲が陽弥の顔の皮膚を焼き付くした。
「グァァァァァァァァッ!!!!!!」
《ッ!!!!!!》
全惑星の民達があまりの悲鳴を上げる。そして陽弥の息がなくなったのを確認し、ネザーは陽弥を棄てる。
「あ、そうだ.......念のため」
するとネザーの戦艦が変形し、叫んだ。
「スーパーブラックホール砲.......殺れ!」
戦艦から黒い球体が発射され、陽弥を包み込み、段々と小さくなって行き、消滅した。
「見よ!全惑星の民よ!我が最大の敵である陽弥・ギデオンは!死んだぁぁっ!!!」
グリニア帝国艦隊が狂喜の勝利の雄叫びを上げる。その時、シンの怒りが頂点を越し、ペルシウスを呼び、次元跳躍を使い、ネザーのグリニア帝国艦隊にディメンジョン・ヴァルキュリアを突き付ける。
「そうはさせんぞ♪」
するとグリニア帝国艦隊のハッチから無数のプリズンウォールが溢れ出てくる。
「何だ!?」
プリズンウォールを次元跳躍を使い、シンの首に装着された。
「グッ!なんだこれ!?」
さらに各惑星の民や仲間達の首にプリズンウォールが装着されており、アンジュやタスク、サラマンディーネやリュウガ、さらに今まで戦ってきた友や家族にも、さらに神聖なるアウラにもプリズンウォールが強制的に装着され、皆は引き剥がそうとしていた。
「フッ!奴隷共よ!!今からお前達は我等グリニア帝国の傘下だ!良いな?」
ネザーが命令を言い出すとプリズンウォールが光だし、注射針のような物に刺され、皆の視覚、聴覚、全ての神経を伝って毒が入り込み、皆の目の色が、深紅に染まった。
《yes myroad!》
皆やシンがネザーに忠誠を誓い、敬礼する。ネザーは狂喜の笑い声を発する。
「ヒャハハハハハ!!全ての宇宙は私の物だ!!!」
するとネザーは手を顔に触れると、何と陽弥の顔へとなった。
「誰も........彼が死んだことに気付かないだろう......ん?」
だが、赤子であるマナを抱いているエミリアには何故かプリズンウォールが付けられていなかった。
「どう言うことだ?」
そしてネザーはエミリアとマナをあの塔に幽閉し、一年半も閉じ込めてられていた。部屋は広かったが、本当は狭く、部屋から開けることなく、食事を渡され、窓は開いていたものの、塔は高く、さらに窓の横に監視カメラが付けられており、飛んで逃げようとしても、窓にある対象捕獲用システム通称"蕀"が発動され、伸縮可能なエネルギーウィップがエミリアを追尾し、捕獲され、さらに鞭打ちと言う残忍な刑罰が下された。
エミリアの語った一年半の出来事を聞いていた勇人とシンディは口を抑えたり、拳を強く握り、指の隙間から血が滲み出るまで怒りを込み上げていた。
「じゃあ、あの時あった陽弥は!ネザーだったのか!畜生!」
「何が平和だよ.......全面的に奴隷にしてるだけじゃないですか」
「そう......逆らった者は私しかいないの........幸いに時空族の皆さまは別の宇宙を旅をしていて、プリズンウォールから免れましたが.......私は.....」
するとエミリアが急に服を脱ぎ始めた。シンディは慌てて、勇人の目をエミリアの裸を見る前に手でしっかりと隙間を残さないように隠す。
「うわぁっ!!?」
エミリアの胸や背や脚にも酷く鞭の跡があり、さらに背中に剣で斬り付けられ、グリニア帝国の国旗を描いており、下腹部にグリニア帝国の国旗に焼き印が付けられていた。シンディはエミリアの体中の傷や刻印に首に付けていたプリズンウォールを外した。もちろん勇人も外した。そしてエミリアは服を着替え、語る。
「あなた達はプリズンウォールの影響を受けない何かがあるのね.....」
「yes!勇人は私の大事なお婿さんです!」
「ちょっ!ちょっとぉ~!」
「フフ♪二人を見ていたら二年前の私と陽弥様に似てますわ♪」
二人は照れると、赤子の泣き声がする。
「あらあら、」
エミリアはベビーベッドで夜泣きしているマナを抱き上げ、落ち着かせる。
「良し良~し♪良し良~し♪」
すると勇人の肩に乗っていたリスザルがエミリアの方に移動し、寝ているマナを見る。
「ん?」
エミリアはリスザルにマナを見せると、リスザルがマナの顔に触れる。その時、リスザルが光だし、姿が変わっていく。三人は眩い光に気を取られ、光が消えると、そこにいたのは........
「えぇっ!?」
それはエミリアに似て、深緑の髪をハーフアップしており、白と金のアーマー、腰にサイレンサーと長距離スコープ付のファランクスとアーミーナイフが装備されたもう一人の女性がいた。勇人とシンディは驚く。
「「えええええ~~~~!?」」
もう一人の女性は泣きながら、エミリアの方を向く。
「エミリア......」
「.........お姉さま....!」
二人は互いに抱き合い、喜ぶ。
「ごめんな......私がネザーの呪いに掛かっている間に.......そんなことが.......痛かったろ?辛かったろ?寂しかったろ?あの時あの場に居たら陽弥を助けられたのに.......本当に.....本当にごめんね~~っ!!」
彼女は泣き崩れ、エミリアが慰める。そして落ち着いた彼女は名を名乗る。
「申し遅れた......私はエスメラルダ ........エスメラルダ・レグレシア・クアンタ。エミリアの実の姉だ。訳あってネザーの呪いでリスザルに変えられていたんだ。」
「でも、どうして僕の世界に?」
「行方不明になった義弟である陽弥とシグムディアを探しに、ネザーの目を盗んで向かったが、突然の異次元の穴に吸い込まれ、気が付いたらリスザルになっており、シグムディアが格納されていたあの廃墟に6日も住んでいた。」
「あぁ!だからあの時、シグムディアがリスザルになっていたエスメラルダさんを"あなた様は!?"と言ったわけか......」
「うん.....だが、運良く、シグムディアと再開できたことに、マナの宿るインフィニティソウルとクアンタニウムハートの影響で元に戻ることができた。感謝する。それよりエミリア........ザンジークの空族艦隊が迎えに来ている。」
「ザンジーク様が!?」
「あぁ、それと26人の使徒......ラフィ達も来ている!彼等はプリズンウォールの影響を受けない体質を持っていたからなぁ.....」
エミリアは早速ヴァルキュリアスへ出る準備をする。
「勇人.....シンディ」
「「ん?」」
「お前たちに武器を渡しておく」
エスメラルダがプレデターボウとアサルトショットガン、さらにスタングレネード、マグナムを持ってきてくれた。
「あなた、弓使える?」
「え?yes、スクール時代にクラブに入っていました!」
「良し、あなたは.......あ、そうか......あの時、私があげたハンドガンとナイフで二人殺したなぁ......あなたはアサルトショットガンを持って、」
「はい!」
シンディと勇人はお互いの武器を持ち、防弾チョッキを着る。念のため、エミリアも我が子を守るために腰にシールド展開装置を取り付ける。さらにエミリア様の擬似ドラゴニウムを液体に変えた薬を飲み干し、マナの光を発生させる。
エスメラルダはオムニシールドを展開し、ファランクスを持つ。
「勇人君とシンディちゃん......エミリアを守って上げて、」
「はい!」
「yes!」
「ネザーにとってエミリアとマナは殺しもできない。何故なら分かるわね?」
「はい......スカイネットに必要な人材だからですね?」
「そうよ.....もし死んでしまったら、最悪........全宇宙の崩壊に繋がるわ.........二人とも、頼りにしてるわ♪」
エスメラルダはそう言い、エミリアとマナを連れて、塔から出る。そして見張りや監視カメラの死角を盗み、物音を立てずに発着場へと向かう。
その頃、グランドスフィアの前方からワームホールが出現した。それに気付いた艦隊が警戒体制を取る。そしてワームホールから現れたのはストライカーパックと言う前装面にハイメガ粒子砲と高起動ブースター、さらにフルバーニアパックを装備しており、サイボーグと合体しているガンシップ形態の超大型バトルスーツであった。
であった。すると両腕部アームキャノン式プラズマビームキャノン二連装砲"デュアルブラスターキャノン"から収束速射プラズマビームが発射され、巡洋艦の連装砲だけを破壊した。そして警戒体制を取っていた艦隊が攻撃を開始した。超大型のバトルスーツを着たサイボーグが次々と艦隊の砲台を破壊していった。そしてサイボーグはハイメガ粒子砲を使い、発着場のハッチを破壊し、要塞内へ侵入した。サイボーグはまた暗号音を発する。
「1*.2^.2^.1.......2.7.2.2’!」
サイボーグは暗号で何を思い詰めているのか、目の前の装甲シャフトを腕部高出力ヒートアンカーソードを展開し、ドリルの回転し、装甲シャフトを破壊し突き抜ける。