クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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遅れてすいません!九歯技の仕事で中々更新できませんでした。
では!どうぞ!


第5話:旅立ち

 

アジマス連邦の戦いから3日が達ち.......陽弥が目を開けた

 

「ここは........?」

 

陽弥は辺りを見回していると、ドアが開き、陽弥は開いた場所を見るとそこには花瓶を持ったルナがいた。

 

「ルナ......?」

 

するとルナが唖然したまま花瓶を落とした。

 

「お兄ちゃん!?」

 

ルナが陽弥の名を呼び、近付いた。

 

「生きてるよね!?」

 

陽弥は起き上がり、自分の両手を見て、握ったり、開いたりして確かめた。

 

「..........生きてる.......生きてる....!」

 

「良かった!」

 

「ルナ.......」

 

「ちょっと待ってて!マギーさんとお母さん呼んでくるから!」

 

 

 

 

 

 

 

 

マギーがシンの容態を確認し終えると報告する。

 

「得に何も症状もない、今日で退院OKだ。」

 

「良かった!」

 

「ごめん.....ルナ.......母さんも.....うわっ!?」

 

突然、ヒルダが陽弥に抱きついた。

 

「あんたが無事で良かった..........!」

 

「え?.......どう言うこと?.........父さんは!?」

 

「...........」

 

「お兄ちゃん......お父さんは.........」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

別の部屋で体中包帯で巻き付けられているシンは横たわっており大きな機械と人工呼吸器、いろんな点滴を受けていた。それを窓から見ていた陽弥は何も言えない状態になっていた。

 

「お前を守ろうと庇い........腹部にモニター画面の破片が刺さって大量の流血で......緊急手術で何とかなったんだけど............」

 

「お母さんの血液だけじゃ足りないって、マギーさんが.....」

 

「何とかあの戦いで助かったタスクとリュウガが血の提供者を探しているんだ.......」

 

すると陽弥は悲しい表情でその場から出ていった。

 

「お兄ちゃん!?」

 

「ほっとけ.......」

 

「けど!」

 

「アイツは.......今、ここで自分が犯した責任に気付いたんだ。シンも陽弥も無茶なことするもんだ.........」

 

「............」

 

 

 

 

 

 

 

 

沈む太陽が見える場所で陽弥は落ち込んでいた。

 

「..............」

 

陽弥はあの時、父親の言うことを聞いていれば、と思い込むとその場で泣き崩れた。

 

「俺のせいだ.......俺のせいで父さんは.....!」

 

すると陽弥の元にエミリアが来る。

 

「陽弥様.....」

 

「ほっといてくれ........」

 

「...........悲しい気持ちは分かります.....だから.....」

 

「だから何だ.........?」

 

「え?」

 

「俺は父さんと違って強くない.......只の腰抜けなんだ.......だから、ほっといてくれ.....!」

 

「........」

 

するとエミリアは陽弥の胸ぐらを掴みあげると陽弥の頬目掛けて、平手打ちした。

 

 

 

 

パァンッ!!!!!

 

 

 

 

 

 

陽弥は叩かれた頬を抑え、エミリアを見る。

 

「何、言い訳を言っているのですか!貴方様は!!強くないから自分を責めるですか!?自分のせいでお父様をあんな状態にしたのですか!?」

 

「...........」

 

「それに!.....貴方のお父様は......あの後、お腹に破片が刺さったまま必死に貴方を助けようとしていたのですよ!」

 

「え?!」

 

「シンさんは!.......必死に!必死に!貴方の名を呼び続けていたのですよ!」

 

「............」

 

「それと!」

 

エミリアはポケットからあるチップを陽弥に渡した。

 

「それは?」

 

「シンさんが陽弥様にやってくださいって!!!」

 

「父さんが?!」

 

陽弥は父親のチップをデバイスにセットするとモニター画面から、まだ青年期のシンとお腹に子供を身ごもっていた妊娠中のヒルダが映った。

 

「『あー、テス、テス.......良し!陽弥!ルナ!元気か!?ほら!ヒルダも!』」

 

ヒルダは恐る恐る、カメラに向かって挨拶した。

 

「『あー.......こんちは.....陽弥、ルナ......辛い事に悩んでるか?......嫌、良いんだよ!辛い事がなかったら、でも.....』」

 

「『どんな事があっても........逃げるな.....さ..例え俺が酷い状態になっても!諦めずに正々堂々と!立ち向かえ!』」

 

「『早く......アンタ等に会って、この平和な世界で二人で生きてほしいよ!』」

 

ヒルダは大きいお腹を撫でた直後、ヒルダが言う。

 

「『あ!』」

 

「『どうした!?』」

 

「『今、蹴った!』」

 

「『マジ!?どれどれ?......あ!』」

 

するとシンの足がカメラのスタンドカメラが転倒して映像はその場で終了した。それを見ていた陽弥は泣き崩れた。

 

「俺って馬鹿だなぁ..........こんな事でメソメソするなんて..........ありがとう.....!父さん!......母さん!.......俺とルナを産んでくれて........!..........ありがとう!」

 

エミリアは泣き崩れる陽弥をそっと抱いた。

 

 

 

 

 

 

泣き止んだ陽弥はエミリアと一緒に家に帰っていた。

 

「すまん、エミリア.....お前にまで迷惑を掛けて......」

 

「良いのですよ.......」

 

家に到着するとドアの所に母親ヒルダとルナと祖母アリアが待っていた。

 

「母さん.......」

 

するとヒルダは怒った表情で陽弥に近付いた。

 

「.......その.......あの.......」

 

「見せたいものがある.....」

 

「え?」

 

「ルナもよ」

 

「私も!?」

 

「付いてきな、」

 

陽弥達はヒルダに連れられ、地下室へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

地下室に入ると中は暗く、何も見えなかった。

 

「母さん......ここは?」

 

するとヒルダは近くにあるスイッチを押すと電灯が付いた

 

「「「!?」」」

 

電灯が付き、辺りが明るくなると同時に陽弥とルナとエミリアが目の前にある物に驚く。

 

「こっ!これは......!???」

 

それは蒼く、トロイの木馬のような形をしており、その横にΝーアキュラと同じエックス型のウィングとブースターが装備されていた。(分かりやすく言えば、ガンダムSEEDのアークエンジェルとドミニオン見たいな艦です)

 

「...........シンとジャヴィックとロバートとメイと皆が........アジマス連邦軍に対抗するために造られた超光速旗艦『ウラノス』よ.......」

 

「「ウラノス!?」」

 

「そして......アンタ達がこれから姫さんを護るために造られたセイクリッドメイルよ......」

 

ヒルダは次のボタンを押すと電灯が付き、陽弥が乗った紅いアーキバスⅡともう1機は見たことのない装甲をしており、女性のような体型をしており、手元に絵本に出てくる魔法使いが使う長杖みたいなスピアを持っていて、後の3機は天使のような機体が2機と焔龍號とヤマトに似た機体だった。

 

「このアーキバスⅡって俺が出撃に使った!」

 

「アタシのはこれ!?」

 

「当たり前だろ!......お前らの為にシンとアタシが英才教育、トレーニングしてやったんだぞ!」

 

「「え?!」」

 

「お前ら気付いてなかったのか!?........ハァ......シンが今、ここにいたら、呆れてため息 付くぞ!」

 

「だけど、母さん!思ったことなんだけど、何で俺等にエミリアの護衛をさせるんだ!?」

 

「そうだよ!」

 

「.........アンタ達の為だって、言っただろ.......いつかこの地球にお姫さまが来るって......ジャヴィックが予測していたんだよ.........」

 

「ジャヴィック提督が.........!?」

 

「勿論、シンとアタシはそれを否定したよ.......せっかく家族と共に平和の道で歩んでいたのに.......陽弥とルナを戦場に行かせたくなかった。けど、ジャヴィックは.......お前らの子供が殺らなければ、一体誰が殺るのか?って.......アタシも覚悟はしていたよ.......だからアンタ達、二人のために英才教育とセイクリッドメイルの操縦も戦術も教えてきたんだよ.......」

 

「母さん......」

 

「何だ?」

 

「........俺はやる!」

 

「?」

 

「父さんから受け継いだ......この思い.......絶対に無駄にはしないと......約束したんだ....!だから!俺はエミリアの母星を護りたい!嫌、エミリアの世界を護りたいんだ!」

 

すると突然、ヒルダが笑いだした。

 

「.............フフフ.........アッハハハハハ~!」

 

「!?」

 

「ハァ~...........アンタのその台詞.......お父さんに似てたよ!」

 

「俺と父さんの台詞が........似てた?」

 

「ああ、アンタらが産まれる18年前、アイツはドゥームを止める時、その台詞を言っていたんだ。『この宇宙と他の宇宙を守りたい』って」

 

「父さん........そんなことを......」

 

「それに......アンタのその目.......あの頃のシンに似てるよ..........行ってこい........ルナも......」

 

「.......分かった」

 

「.......必ず......生きて帰ってきます!お母さん!」

 

「あ!でも.......あの3機とウラノスを動かすのは手配してるの?」

 

「.......心配はない.......もうとっくに手配しているよ........お前たち!」

 

すると電灯で灯りが照らされていない影から数十人の人が来た。

 

「彼らは!?」

 

「アンタ達が言ってた手配したウラノスのクルーだ.....」

 

「どうも、シンさんから手配され、ウラノスの艦長を勤める アリスです。私は惑星エリシアで貴方達のお父さんに助けて貰ったことがあります。そして......」

 

アリスの後ろからピンクのロングヘアーをした女性が現れ、陽弥とルナに挨拶する。

 

「ほいほ~い!陽っちとルナっち!久しぶりだな~♪」

 

「「ヴィヴィアンさん!?......母さん何でヴィヴィアンさんがウラノスのクルーに!?」」

 

陽弥とルナがヴィヴィアンに質問するとヴィヴィアンは突然、陽弥とルナにクイズを出す。

 

「さてここでクイズです♪アタシな何故ここにいるのでしようか?」

 

「「え?!」」

 

「「ブー!世界はアンタらをまとめる為にこの艦を護衛する隊長務める為にウラノスのクルーになったんだよ!」」

 

「「ヴィヴィアンさんが.......俺等をまとめる隊長!?」」

 

「そして整備班長は......」

 

「久しぶり♪」

 

「「メイさんも!?」」

 

「まっ、そう言うことだ.......そしてアンタらと一緒に戦う残りの三人は......」

 

するとヴィヴィアンの後ろからツンデレの金髪の女性とヤンキーで青髪の女性と穏やかな表情をした龍の翼と尻尾を持つ男性だった。

 

「久しぶりだね、紅い単細胞とルナちゃん♪べっ....別にアンタ達のためじゃないからね!ママが行きなさいって行ったから!」

 

「「ソフィア!?」」

 

「「アタイも忘れるなよっ!」」

 

「「アレクトラも!?」」

 

「「拙者も忘れないでほしい.....」」

 

「「リョウマまでも!?」」

 

「それじゃ、皆さん揃いましたね?一時間後に離陸準備を!」

 

「「了解!!」」

 

「え?!一時間後って!もう出発するの!?」

 

「当然です!貴方達も急いで支度しなさい!」

 

「「え?!はい!」」

 

陽弥とルナは急いで自分の部屋へと向かい、荷物をまとめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして陽弥とルナは病室の窓から寝ている父親を見ていた。

 

「父さん.......俺は父さんの意志を継いでこの宇宙と皆を護る。

だから心配しないでくれ......!」

 

「私も......お父さんのヴェクタの意志を継いで、お兄ちゃんと一緒に戦う.....今までお父さんに守りっぱなしだったけどだから安心して休んでいて、後は私達に任せて......!」

 

「行こうか.......?」

 

「えぇ.....」

 

陽弥とルナは病院を出ると同時に寝ているシンが笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウラノスの所に行くともう既に、ウラノスに大型ブースターが付けられており、打ち上げられる準備に掛かっていた。

 

そこには母親のヒルダと祖母のアリア、叔母のココとミランダとアンジュとタスク、ウィルとサリア、リュウガとサラとスメラギとカヤが待っていた。陽弥達はそれぞれの家族の所に向かった。

 

「頑張ってこいよ.....陽弥....ルナ......」

 

ヒルダが陽弥とルナを優しく抱き締める。

 

「生きてお父さんの所に帰ってこいよ........」

 

「母さん.....「お母さん........」」

 

「お婆ちゃんは貴方達の事を応援しているよ......」

 

「婆ちゃん.....」

 

「お兄さんの事は任せて!陽弥!ルナ!」

 

「アタシ達がヒルダ姉様達を護るから!」

 

「ココ叔母さん.....ミランダ叔母さん......」

 

そしてソフィアはアンジュとタスクから持ち物点検されていた。

 

「あれ持った?!これ持った?!それは予備のちゃんとある?!」

 

「ママ.....!もう良いから、大丈夫だって!」

 

「そう?.....ソフィアの場合、大丈夫とか言って、結局は忘れるじゃない」

 

「大丈夫だって!ママ!パパ!」

 

「アンジュ......ソフィアが言うんだ......心配は...あだっ!?」

 

突然、アンジュがタスクの横腹を殴る。

 

「何、呑気に言ってるの?!タスク!ちょっとは心配しなさい!」

 

「そんな~!」

 

そしてアレクトラはヘルガストでもあり、父であるウィルと母のサリアと話していた。

 

「準備は?」

 

「バッチリだよ!親父!」

 

「アレクトラ!お父さんにそんな言葉を言わないの!」

 

「良いじゃないか、サリア......アレクトラはアジマス連邦に俺等ヘルガストの底力を見せつけようとしてるんだ!そんなきつく言うことないだろ?」

 

「ハァ~!全く、これだから......」

 

「大丈夫だって!お袋!アイツ等がピンチな時、アタシがアジマス連邦兵の顔面をぶん殴ってやるからよ!」

 

「おう!それでこそ、俺たちの娘だ!」

 

ウィルはアレクトラの頭を撫でるとサリアは仕方なく、一緒に撫でた。

 

一方、リョウマはリュウガ、サラと話していた。

 

「父上、母上、叔父上、叔母上......行って参ります。」

 

「行ってこい.....リョウマ......」

 

「必ずや....生きて戻って来るのだぞ......」

 

「私は......貴方の事をずっと思っているよ.....」

 

サラはリョウマの頭を撫でるとリョウマの顔が赤くなった。

 

「母上....」

 

陽弥達は家族に別れを言い、ウラノスに乗り込んだ。

そして戦艦ウラノスが発進し、レールに乗って、射出された。ウラノスは勢いよく大気圏を突然した。 

 

 

 

 

そしてウラノスが去るの見ていたヒルダはシンの病室へと向かった。ヒルダが寝ているシンに話した。

 

「いい加減、寝るフリは止めろよ」

 

するとシンが起き、ヒルダに話しかける。

 

「何時から気付いた?」

 

「陽弥が出ていく前よ......」

 

「ハハハ.......でも、これからだな....アイツ等の物語は.......」

 

「あぁ........」

 

「さて、そろそろ始めるか......!」

 

するとシンはデバイスを取りだすと、キーボードが現れ、それを打ち始めた。

 

「何やってんだ?」

 

「あの戦いでα将軍が言っていた『あの御方』って奴を調べる。そして奴等のアーマーも調べる。」

 

「どう言う事......?」

 

「16年前.....惑星ヴェクタで起こった多発爆破テロの事件は知っているだろ?」

 

「あぁ、あれか.......あれって結局はあの生きる価値のない人間が暴動を起こし、起こした原初も闇の.........って!まさか!?」

 

「そのまさかだよ.......アイツ等を暴動させた犯人こそがα将軍が言ったあの御方って奴だ......世間には暴露せず、母さんに頼んで政府や関係者もその事をひたすら隠し続けながら、俺達は探っていたんだよ.......」

 

「つまり、アジマス連邦の裏で、ソイツが操っているって訳かい?」

 

「そう、そして今から回収部隊を送ってアジマス連邦兵の残骸を調べる。」

 

「ふ~ん......あ!それと.....」

 

するとヒルダはシンの唇にキスした。シンはキスされた事に驚くとヒルダが言う。

 

「お帰り、アタシの旦那様........」

 

 

 

 

 

 

 

陽弥とルナとエミリアはウラノスの艦橋に行くと全クルーが陽弥達を待っていた。

 

「凄いですわ.....」

 

「皆さん.....集まりましたね?」

 

「「はい!」」

 

「早速、これからの任務を報告します。」

 

アリスが艦橋のモニターを展開するとモニター画面にエミリアが乗ってきたシリンダー型のスペースシップが映った。

 

「エミリア・ヴァルネア・クリーフ姫殿下が乗 ってきたとされるスペースシップ......これは私達の宇宙には存在しないスペースシップだったは......恐らく、このスペースシップは私達の住む宇宙の遥か遠くに存在する別の宇宙ある。つまり、エミリア姫殿下も.......別の銀河から来て、私達のいる銀河に辿り着いたと言う事になる。」

 

「つまり、エミリアは別の銀河出身で......あのスペースシップがワープし続けて、ここにやって来たと言う事?」

 

「その通りです。恐らく、アジマス連邦もそこに......そこで私達が乗るこのウラノスで、エミリア姫殿下の故郷エルシュリア王国......いえ、母星に行き、エミリア姫殿下のお父上とお母上と各国の民を救います。そのためには彼方の宇宙に生きる種族と同盟を組み、一気にアジマス連邦に強襲と奇襲を仕掛けます。」

 

「質問♪」

 

「何ですか、ヴィヴィアン?」

 

「それって本当に上手く行くのですか?」

 

「やってみなくては分かりません。それだけです。」

 

「ふ~ん」

 

「他に、何か質問はありませんか?」

 

「「・・・・・・・・・・・・・」」

 

アリスが問うと陽弥達は無言のままだった。

 

「え?!何もないの!?」

 

「「うん、うん.......」」

 

「....仕方ない.....報告は以上!解散!」

 

全員が解散し持ち場に戻るとアリスは疲れて、グッタリしていた。

 

「ハァ~....シンさんも何を考えているのですか~?」

 

アリスは色々吐きながら艦長としての果たすべき、大仕事を務めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、アジマス連邦艦隊が低文明レベルの惑星や種族を捕獲し、そしてある開拓中の惑星に武力行使をしていた。 

逃げ回る人々、捕獲される人々、殺される人々がいた。

 

「こちら!開拓惑星メトロ!アジマス連邦軍に攻撃を受けています!大至急、応援を!!キャァァ!!」

 

「皆、逃げろぉぉぉぉ!!きゃつ等は我々を家畜と思っておる~!!」

 

「危ないです!逃げてください!」

 

アジマス連邦兵が銃口を逃げ回る人々に向けネットランチャーを射出し、捕獲した。

 

「離せ!離すんだ!!」

 

人々は抗うが電磁ネットには敵わなかった。

 

「『任務完了......これより、奴隷を輸送....ん?』」

 

すると瓦礫の中から、ロケット型のスペースシップが飛び去った。

 

「『逃げられたか.....追撃部隊を送るのだ.....!』」

 

「『了解!』」

 

アジマス連邦兵が急いでロケット型のスペースシップを追った。

 




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