クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
マナが来てから、三日目............陽弥は何度も保安局や本部にマナのDNA検査した結果.........正真正銘マナは未来から来た陽弥の実の娘だった。本人はどうやって未来から過去へ飛んだのかは分からないらしく、しばらく過去の陽弥(父親)が未来から来た実の娘"マナ・ギデオン"を育てることになった。
朝日が登り始め、陽弥はマナに朝食を作っていた。すると、階段からパジャマ姿のマナが寝ぼけながら、下りてきた。
「お!........マナ、おはよう.......」
「..........(ポケッ)?」
マナは首をかしげ、今度は、椅子に座り、寝た。
「あ~、こらこら........こんな所で寝ちゃったらダメでしょ?」
陽弥はマナを仕付けると、マナは分かったかのように階段へ上がっていく、勿論、陽弥がマナが階段から転げ落ちないように、優しく支えていた。陽弥はマナを寝かし付けると、未来から来た可愛い娘を見て、考える。
「父さんも母さんも.........こんな風に俺とルナを育てていたのかなぁ?...........」
「陽弥?」
するとドアの方からラルフがひょっこり現れた。
「ラルフ?」
「あ.........!マナちゃん寝てる?」
「うん........」
ラルフはマナの寝顔を見て、微笑む。
「しかし、驚いたなぁ.........仮面を付けていた女の子がまさか未来から来た陽弥の娘だったなんて........」
「あぁ、正直.......俺もビックリだよ........何度も保安局や本部にDNA検査したが、やっぱり俺の遺伝子が入っていたんだ...........最初はどうなるかと思っていたんだが、案外......子育ても悪くないなぁ......」
「そうか........頑張れよ........ミッドガンドの護星神パパさん♪朝食は俺が作っといてやるから.....お前はその子の傍にいろ......」
「すまん...........」
ラルフは陽弥の方を叩き、朝食を作りに下へ下りた。
「でも........何でマナは未来からここへ来たんだ?」
陽弥はマナの目的について考え込むと、段々と眠気が陽弥を襲う。
「.....まぁ、良いや...........」
そして、陽弥は睡魔に襲われ、マナと一緒に寝てしまった。
そして数分後、
「ん?...........」
陽弥は目を覚まし、時計を見ると、午前8時を過ぎていた。
「ヤバッ!!マナ!起きて!起きて!」
「う~ん?」
「もう保育園に行く時間だよ!」
陽弥は急いで、マナの保育園の服に着替えさせ、朝食を済み、マナを電動自転車のチャイルドシートに乗せ、保育園へと向かっていった。
保育園の入り口にはたくさんの児童が保育園へと入っており、園長でもある護星神のキャリーが児童に挨拶していると、
「すみませ~ん!!」
「あら!陽弥さん!......」
自転車に乗ったまま、息が荒々しくなった陽弥が寝ているマナを連れて、現れた。
「キャリー!今日もマナを頼む!」
「えぇ、何せ陽弥さんの娘ですからねぇ.......さぁ、マナちゃん?」
マナは元気良く目を覚まし、保育園へ入っていった。
「うん!」
するとマナが陽弥を見て、可愛い笑顔で、手を振る。
「パパまた後で~♪」
陽弥は心配そうにマナを見送ると、空を見上げる。
「さぁて!やるか!」
陽弥は元気良く、拳を手にぶつけ、本部へ向かった。
陽弥はシグムントが眠っていたQ人の古代神殿へ行くと、ケビン(悪霊体)によって、中は荒らされており、壁には亀裂が出ていた。
「.........あの糞ケビンの奴........ここを何だと思っているのやら........」
陽弥は神殿の辺りを見回していると、支柱の影から声がした。
「またお前か...........」
「っ!?」
陽弥は振り向くと、装甲が取り外されたシグムントと言うより、アンノウンが現れた。
「何度も言った筈だ.........我の主に相応しくもないと........」
「それより、聞きたいことがある..........そもそもお前は何者で..............何でシグムントの装甲を着けていたんだ?」
「..........それを聞いて.........どうする?」
「お前を乗りこなす.......相応しくも、何も関係ない..........俺はお前を乗りこなして.........今も時が止まっている俺の世界にいる父さんや母さんやルナ、皆や仲間達............そしてエミリアや未来に生まれてくるマナを助けたいんだ...........!!」
陽弥はそう言うと戦闘体制をした。
「ほぉ......?」
「良いだろう............なら......来い!!お前の覚悟を......我に見せろ!我を楽しませろ!思いさせろ!そうすれば我の真の名と何者かのか.........どうしてシグムントの装甲をしていたのかを..........教えてやる!そしてお前を真の主と認めようではないか.........!!」
そしてそのアンノウンも戦闘体制をすると、陽弥は光と闇の腕を発動し、鋭き爪を突き付ける。
「上等だ!!」
神殿の中が静になり、天井から水滴が集まり、それが雫となり、滴り落ちた瞬間、一体と一人は叫ぶ。
「「いざ!尋常に...............勝負!!!!」」
すると、神殿が光だし、青い空間に変わった。
「ここは!?」
「我の造り出したバーチャルルームだ..........神聖な神殿を壊すわけにはいかないだろ?」
「そりゃそうだな!」
陽弥がアンノウンの隙をついて、掛かり殴るが、生命体は陽弥の鉄拳を片手で受け止めだした。
「ほぉ、極限の光の力を持つ右腕とドゥームの極限の闇を持つ左腕か...........面白い!」
するとアンノウンの左手から、ライフルが出現し、陽弥に向けて、発砲すると、陽弥のアーマーが酷く溶けていく。
「何だ!?.......あの武器は!?」
「超高周波荷電粒子収束突然銃......覚えやすくするため"ハイパーノバビームライフル"と名付けよう..............」
アンノウンはそれを言うと、陽弥に乱射した。陽弥は回避するが、ビームが陽弥を追尾してくる。
「あのビーム!.....追尾してくるのかよ!?」
ハイパーノバビームの粒子レーザー陽弥を追尾してきて、陽弥はなんとか支柱の影に隠れるが、アンノウンのハイパーノバビームが行く手を阻む。
「どうした..........来ないのか?」
「来ないわけないだろ!」
陽弥が怒ると、ビームの弾道を読み取り、アクロバティックな動きで、ビームを回避しながらアンノウンに近づく。
「ノバビームの弾道を読み取っただと...........!?」
陽弥はアンノウンに近づくと光と闇の腕と体から龍を召喚する。
「陽光神龍!アポロドラゴニス!黒陽神龍アポロドレイク!太陽神龍!アポロブレイブ!」
3体が召喚されると陽弥は叫ぶ。
「龍装光!!」
陽光神龍は光の右腕に憑依し、黒陽神龍は闇の左腕に、太陽神龍は胴体に憑依していく。
「三体の龍を纏った護星神か.............」
「そして!」
すると陽弥の背中から、もう一体の龍を召喚した。それは太陽神龍とよく似ているが、神々しい純白の鎧をしており、光と闇の羽翼を拡げており、エメラルドのような美しく、鋭い目でアンノウンを睨み付けていた。
「何.......!?」
「銀河七聖龍には隠された存在がいたその名を.........超神星煌龍帝ノヴァ....................そして.........超龍装光!!」
陽弥が叫ぶとノヴァが咆哮を上げ、体中が虹色に輝きながら、龍装光をした陽弥に憑依していく、そして、陽弥の全身が赤とオレンジと黒から、白と赤の装甲へ変わり、スーツはオレンジから白と黄金へと変わり、黒だった左腕も白と黄金へと変わった。
「ノヴァは..........銀河七聖龍の中で最も古き存在............古の銀河七聖龍の帝王龍とも言っても良い...........こいつを手に入れるのは...........凄く大変だった.........過酷だった............苦しかった..................それでも、俺は........だが、こいつは今も荒々しくなっている.............だから俺も全力でやる..................!!こいつを使いこなし、皆を護れる最強の守護者に.........護星神になるんだ!!」
陽弥が決心すると、とてつもないスピードで生命体へ向かい、両腕がドラゴンの腕へと変わった。そして陽弥のドラゴンクローがアンノウン体にに炸裂する。
「クッ!!」
アンノウンは防御するが、陽弥のドラゴンクローにより、吹き飛ばされた。しかし、アンノウンは体制を整え、陽弥に拳を構え、陽弥も構える。
「ウォォォォォォォォォォ~~~~~~!!!!」
「ハァァァァァァァァァァ~~~~~~!!!!」
一体と一人の拳がぶつかり、それによって衝撃波が古代神殿にある倒れた柱や瓦礫が粉々に消えた。煙が晴れると、陽弥の拳から血が垂れて出てきており、力を使い果たし、倒れた。
「...............クソ..........!」
陽弥は悔しがりながら、涙を流す。
「やっぱり............これでも勝てないか............」
そしてアンノウンは自分の手を見て見ると、微かだが、指の根の間から緑の血が滲み出てきていた。
「..............己の弱さに気付いたか、今のではあのジュリオ超越することは出来ない...........だがなお前のその護りたいと言卯思いが.........我の心を大きく揺さぶった...................守りたいものか..............合格だ........」
アンノウンの突然の言葉に陽弥は驚く。
「え!?」
「合格だと言ったんだ.......!」
「..........つまり?!」
「お前は.........我の主に相応しい...........だからだ」
「.............」
陽弥はアンノウンに選ばれた事に唖然と茫然していた。
「どうした?」
「.......あ!いやぁ......驚きすぎて、何て言えばと......」
「ハハハ..........まぁ、それは置いておいて..........我の正体について教えよう.............それからお前の娘と他の護星神達とシェパードも連れてきなさい.........」
「え!?何で.........!?」
「知りたいんだろう?...........我が何者かのかを?」
「...........分かった。」
陽弥は皆を神殿に連れに向かった。
そして、陽弥はアンノウンの言われた通りにラルフ、キャリー、ドミニカ、バルド、ヨトゥンヘイムの護星神で女巨人ダーマとスヴァルトアルブヘイムの護星神で闇妖精デュランとシェパード、マナを連れてきた。ラルフはアンノウンを見て、陽弥に問う。
「まさか、シグムント自ら陽弥を選ぶなんて..........」
「ビックリ?」
「あぁ........」
するとアンノウンが陽弥達に話しかける。
「集まったな?」
するとアンノウンが陽弥達が立っている地面に手を翳すと、地面が凹み、エレベーターとして下へと降りていく。
《っ!?》
皆は驚き、キャリーが質問を問いだす。
「シグムントよ!何なのですかこれは?!」
「シグムントではない..........我の真の名はコードネーム"001"だ」
次にデュランも質問してくる。
「001.....................じゃあ、お前は人工生命体なのか?」
「そうだ.........そして我はかつて、クアンタ人によって創られた原初の異次元生命体だった.............何億年前、クアンタ人はあらゆる世界に生命を作り出し、それを遺してきた。」
すると光が現れ、皆は目を眩み、光が晴れるとそこは草原や山々や森林や、湖、川があり、さらに古城や、遺跡、崩れているが昔の建物が存在する大地だった。
「ここは!?」
「お前達の第三の故郷ユグドラシル9は..........9つの世界だけではないのだ.........」
「え!?」
陽弥を乗せたエレベーターが謎の大地に着陸すると、陽弥達は足を踏み入れ、辺りを見渡す。そして001は言う。
「もう一つの世界.........その名も『ルミナス』」
「ルミナス?」
「この世界はかつて........光の意思を持つクアンタ人の故郷とでも言える。」
「と言うことは!ここが.........!?」
「そうだ........かつてここで........光と闇に別れたクアンタ人が3つの力と無限の力を巡って争いが起こった..........彼等は2体の双神を召喚し、闇を封印した..........だが、両種族との争いで、惑星ルミナスは環境汚染により、死の星へと変わり果て、生き残った光の意思を持つクアンタ人は新たな故郷を探す事になった............」
「それから?」
「...........しかし、彼らの移民船に恐ろしい宇宙病が広まった。移民船に乗ったままその病に縛られ、死んでいった............」
「じゃあ!?クアンタ人は絶滅!?」
「絶滅ではない.........ラルフと言ったなぁ..........お前はあの時見ていなかった..........陽弥がジュリオに殺されかけた時、傍にいたあの黒いギムガルムに乗った奴を.......」
「黒いギムガルム?」
皆が首をかしげると、陽弥は驚いた表情で001に質問する。
「ちょっと待て001!........何でお前がそれを知っているんだ?!」
「我は過去や未来を透視する能力がある............黒いギムガルムは.........陽弥........」
001は陽弥を見て頷くと、陽弥は冷静に答えた。
「あぁ..........彼女は、絶滅になったクアンタ人の末裔........エミリア・ヴァルネア・クリーフなんだ..........」
《え?!》
「そして.........俺の恋人で..........俺が一番護りたい人なんだ!...............」
その事にラルフは謝罪する。
「そうだったんだ.............すまん!陽弥!..........俺があの時、あの黒いギムガルムにお前の恋人が乗っていた事に気付いていれば..........!!」
ラルフは深く頭を下げ、陽弥が止めようとするとマナが陽弥の裾を掴む。
「ん?........どうしたのマナ?」
陽弥はマナに話し掛けると、マナは悲しそうに表情で陽弥に言う。
「ママ........」
陽弥は冷静な表情でマナの頭を撫でる。
「............大丈夫」
「?」
「エミリアは絶対に助ける!だから安心してくれ、マナ........」
「うん!」
マナが元気良く答えた直後、マナの体から陽弥も驚く物が現れた。
「ん?」
「こ!.........これは!」
それはジュリオに奪われた筈のインフィニティソウルであった。
「インフィニティソウル!?........何でマナが!?」
「なるほど!そう言うことだったんだ!」
ラルフが分かった様な表情で言うと、ドミニカが首をかしげる。
「何が........そう言う事なんだ?」
するとラルフは001を見て、言う。
「001...........お前なんだな?」
「え?!」
ドミニカが驚くと001は素直に答えた。
「そうだ.........口封じの仮面を壊したのは........紛れもなく、この我だ。」
「でも、何で!?」
「さっきも言うように........我は過去や未来を透視する能力があると言ったが...........さらに私は未来のお前と交信する事も出来る。」
「つまり!?」
「あぁ、その通りだ.........そして時空通し出来る能力を得た未来のお前が過去の自分を救うように頼まれ、インフィニティソウルを受け継いだ自分の娘を過去に送ったのだ............」
「未来の.........俺が...........!?」
「そして、今、人工心臓で動いているお前を覚醒するために、幼い娘が過去の父親であるお前にインフィニティソウルを貸してやろうとしているのだ............」
陽弥はその事に戸惑い、マナを心配する。
「マナ.........お前はどうなるんだ?」
するとマナは元気良く答えた。
「大丈夫!マナ、ちゃんと命あるからいつでもどこでも動けるよ!だから、パパが使って..........」
マナが陽弥にインフィニティソウルを渡そうとすると、陽弥の目に涙が溢れていく。
「マナ..........お前...........!」
すると陽弥はマナを優しく抱き、溢れてきた涙が落ちていく。
「パパ?」
「ありがとう.................!、やっぱり........お前は未来の自慢の娘だ......!」
陽弥はマナからインフィニティソウルを受け取り、それを胸に近付けると、インフィニティソウルが陽弥の胸の中にスゥッと入った直後、陽弥の体が光だした。そして陽弥はインフィニティソウルが見てきた記憶を見る。すると陽弥が見た物は..........
「そうだ...........思い出した......」
それはまだ幼い頃の自分とルナが山の中に入っていく姿だった。
「ルナと俺がまだ3歳だった頃.........崖の下に見たことのない綺麗な花が咲いていて...........ルナはそれが欲しいと言って、代わりに俺が取りに行ったんだ..........そしてその花を採った直後.........」
すると幼い陽弥が足を崩してしまい、断崖絶壁の崖の闇へ落ちていった。そして落ちた陽弥は腕や足の骨が折れており、頭から大量の血が流れ出ていた。
「あれは痛かったなぁ.............体中が動けなく、頭もぼぉ~っとして..........」
すると幼い陽弥の死体に虹色に光る人物が近付いてくる。
「そうだ............死んだ俺に誰かが来たんだ............」
すると虹色に光る人物は胸からインフィニティソウルを取りだし、幼い陽弥の死体に近付けると、インフィニティソウルが幼い陽弥の死体の胸に飛び付き、体の中へ入っていくと、あちこち折れていた骨が元の状態へ再生し、頭の傷もたちまち治り、息を吹き返した。すると陽弥を助けに、救助隊が崖の上から来ると、虹色に光る人物は急いでその場を立ち去ろうとしたとき、陽弥はその人物の顔を見て、驚く。
「お前は...........!」
その直後、今度は惑星ホライゾンでの映像が現れ、陽弥がジュリオに戦いを挑んでいた。すると陽弥と2つの剣を持つシグムントの装甲をした001とその他にティラノ、プテラ、プレシオ、最後にネオ・ミスルギ皇国の移動要塞ギガンテスより、6倍大きな巨大ロボット数機がヴァルヴァトール帝国に進攻してくるギガンテスを踏み潰そうとしていた。すると、001に乗っている陽弥とマナが光だし。001を包み込んだ。影で分からなかったが、新しい姿だと分かった直後、映像が消え、陽弥は目を覚ました。
「ハッ!?」
その時、陽弥が急に起きた事に皆は驚く。
「良かったぁ!」
「生きてる!」
陽弥は頭を抑え、状況を確認する。どうやら、インフィニティソウルが陽弥の中に入った時、陽弥とマナが倒れていたと、皆は慌てて、中央病院に輸送されて、現在陽弥とマナを治療していた。幸いにも二人の命は今も健全だったらしいと、
「あれ?.........俺は確かマナからインフィニティソウルを........そうだ!マナは.......?!」
「ここにいるよ.........」
陽弥の布団の上にマナはスヤスヤと寝ていた。
「陽弥より先に目が覚めて、ずっとお父さんの事を心配していて........その後、寝ちゃったの..........」
「そっか..........ん?」
陽弥は棚の上にある花瓶を見た。それはかつて陽弥が死んだときに離さず持っていた白い花であった。
「その花........」
「ん?........あぁ、あれね..........あれはさっきクアンタ人の故郷ルミナスにしかない花なんだって...........001が言っていた...........」
「そっか..........」
「それと............信じられないかも知れないが.......お前が眠っている間........残りのヘルヘイムとアースガルズの護星神が選ばれたんだ.......」
「残り二人の護星神!?.......誰!?」
「実は............」
すると、ドアから数人の足音が聞こえてきだした。そしてドアが開き、二人の男性が現れた。陽弥は二人の男性を見て、驚愕する。
「嘘っ!!!!????」
「陽弥..........こんな形で会うのは初めてだろうなぁ............」
その人物はかつてケビンによって殺されたシンの実父であり、陽弥の祖父のサム・ギデオンとシンの前世の実兄のアルベルトであった。陽弥はサムを見て、大声を上げる。
「じいちゃん!!!???」