クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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スパロボ参戦来た~~~!!(フォーゼ風)

と言うことでクロスアンジュがスパロボ参戦来ちゃいましたよ!自分も驚きました!まさかと思っていた事がまさかのあっていました。

そして、銀河の守護者 ようやく、ホライゾン編に突入しました!

陽弥達はエミリアの故郷、惑星ホライゾンでどうなるのか!?

では、どうぞ!


ホライゾン編
第18話:ヴァランドール皇国


 

ワームホールが開き、中からウラノスが現れた。そして目の前に............

 

「あれが...........」

 

「間違いありません............あれが惑星ホライゾンです。そして.........」

 

アリスがモニター画面に映った惑星ホライゾンの後ろを映すと黄金に輝く巨体な機械の惑星が見えた。

 

「あれがアジマス連邦の本拠地.............アヴァロン..........」

 

「あれが.........?!」

 

「デ!デカすぎる...........!!あんな惑星型の要塞が国家.........!?」

 

「正に総戦力の塊だ.........」

 

皆はアヴァロンを見て、冷や汗をかくとアレクトラが言う。

 

「それで........何処に行ったら良いんだ?」

 

「アジマス連邦に気付かれないよう..........奴等の本拠地が見えない陸地に大気圏突入して、近くの林へ着陸する.........皆良いわね?」

 

《了解!!》

 

陽弥達は敬礼し、ウラノスはアヴァロンが見えない惑星の裏へと大気圏突入した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大気圏突入し、航空モードに切り替えるとウラノスの目の前に大きな廃墟が見えた。すると陽弥がエミリアの言葉を思い出す。王国の周りには緑の草原で溢れていた事に........ウラノスは廃墟になったエルシュリア王国に足を踏み入れた。

 

「ここが..............エミリアが言っていたエルシュリア王国............!?」

 

「酷い...........エミリア様の国をこんな風にするなんて...........!」

 

車イスに乗っているローレライが悲しむ。

 

「ここまでやるなんて..........アジマス連邦の上の者は気付かないのかよ!?」

 

「仕方ないよ........上の者はプロフェッサー"E"に利用されているんだから.........取り敢えず.........ここでキャンプしよう........」

 

陽弥達は廃墟化したエルシュリア王国でキャンプすることになった。

 

 

 

 

 

 

夜になり、辺りは真っ暗........大気圏外に存在するアヴァロンのせいで星が見えない........するとウラノスを見張っていた陽弥は舌打ちした。

 

「これが今のエルシュリア王国か.........クッ!」

 

すると陽弥は森の方に何かがいることに気付く。

 

「ん?」

 

良く見ると、森の中にある木の裏に金髪の少女が隠れて、陽弥を見ていた。

 

「おい!君!」

 

陽弥がその少女に叫ぶと、少女はビックリして、森の奥へと逃げる。

 

「あ!待ってくれ!」

 

陽弥は逃げた少女を追っていくと、寝ていたルナが起きる。

 

「う~ん......お兄ちゃん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陽弥は森の奥へと逃げた少女を追っていた。

 

「待ってくれ!俺は怪しい者じゃない!」

 

木の枝のせいで視界を邪魔され、陽弥は枝を払い除けると追っていた少女はいなくなっていた。

 

「あれ?.........何処行ったんだ?」

 

陽弥は辺りを捜索すると上の木の陰に隠れている金髪の少女が腰部から短剣を抜き取りだし、陽弥に飛び掛かった。しかし、陽弥は先に気付き、少女が持っている短剣の手首を掴む。

 

「離せ!話すのです!」

 

「え?!」

 

陽弥はその子が持っている短剣を見て驚く。これはエミリアと出会うときに陽弥を刺そうとした短剣と同じだった。

 

「ねぇ!君!その短剣何処で!?」

 

陽弥が質問すると少女は抗いながら答えた。

 

「無礼者!私を誰だと思っているのですか!?私はエルシュリア王国第2王女 マリア・ヴァルネア・クリーフですよ!」

 

その少女の名前に陽弥は驚く。

 

「ちょっと待って!エルシュリア王国第2王女............!?お前!まさか!エミリアの妹.........!?」

 

陽弥が問い出すと金髪の少女"マリア"も問い出す。

 

「え!?ちょっと待って下さい!貴方様は.........エミリア御姉様をご存じなのですか.........!?」

 

「ああ、今はエミリアを奪還しようとこの惑星にやって来たんだ........」

 

「え?惑星!?何の事ですか!?」

 

「あ~!そっか.........この世界の人達は俺らの事を知らないんだった......」

 

するとそこに陽弥を追って、ルナが現れる。

 

「お兄ちゃん?」

 

「ルナ!何でここに?」

 

「お兄ちゃんを追ったら、その人が.......」

 

「ああ、この人は.......え~と..........何だっけ?」

 

「マリア・ヴァルネア・クリーフです。」

 

マリアは落ち着いた表情でルナに言うとルナも驚いた。

 

「ヴァルネア!?もしかして..........!エミリアさんの........!!」

 

「妹らしいんだ。」

 

すると陽弥とルナの話にマリアが入り込む。

 

「あのう、失礼ですが、貴方方は何者なのですか?」

 

陽弥とルナは自分たちが何者でエミリアの事をマリアに話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エミリアが惑星型要塞アヴァロンに居り、御両親と一緒にいる事に泣いていた。

 

「そうだったのですか..........御姉様も.......お父様.......お母様........!!」

 

「大丈夫ですよ、マリアさん.........私達が必ず、エミリアさん達を取り戻します!」

 

「ありがとうございます.......」

 

「所で.........何でマリアがここに?」

 

「実は........」

 

マリアは12年前の悲劇の事を話した。あの時.......エルシュリア王国は何事もなく平穏な日常をしていた。しかし、突如.......空から大きな空舟が現れ、エルシュリア王国を襲撃してきた。彼らは見たことのない鎧を着用しており、兵隊達の攻撃は全く通じなく、民も空舟に強制的に乗せられ、空へと帰っていった。その時のマリアは6歳だったので........執事のセバスチャンと女騎士団長のカトリーヌに護衛されていて、何人かの民や兵隊達と共にエルシュリア王国に近くて、結界で護られ、交易が盛んな皇国.......ヴァランドール皇国に避難していると.........だけどマリアはこっそりと兵隊達の目を盗みヴァランドール皇国から出て、破壊されたエルシュリア王国の所でエミリアと父と母の帰りを待っているらしいと.........

 

「そうだったのですか.......だけど、安心して!私達が来たからには、アジマス連邦の好きにはさせないから.......良かったら、私達の戦艦に来たら?」

 

「戦艦?」

 

陽弥とルナはマリアを連れて、ウラノスへと戻った。

 

 

 

 

 

陽弥とルナに連れられたマリアはウラノスを見て驚く。

 

「これは!..........木馬!?」

 

「う~ん、正確に言えば戦艦ウラノスだけど、これ私達ののお父さんが作ったの.......」

 

「ルナさんのお父様が?」

 

「神殺しのヴェクタ............俺らが生まれる20年前........ドゥームと言う邪神の皇が現れて、それに立ち向かったのが、俺達の父さんなんだ.......母さんも含めて......それより、行こう.......ウラノスへ.........」

 

「分かった.......マリアさん、行きましょう」

 

「ええ、」

 

陽弥とルナとマリアはウラノスへと入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして陽弥とルナとマリアは格納庫にいた。

 

「ようこそ!、種族銀河同盟軍戦艦ウラノスに♪」

 

「凄いですわ!御姉様はこの舟に乗って..........あれは?」

 

マリアが陽弥達の機体を見て、質問する。

 

「あ!あれはアジマス連邦に対抗するために造られた可変式兵器『セイクリッドメイル』と『ラグナメイル』よ♪」

 

「セイクリッドメイルとラグナメイル.........?」

 

「私達はこれに乗ってアジマス連邦に立ち向かったのよ♪」

 

「凄いですわ........!」

 

「元々は俺の父さんの機体『パンドラメイル』のデータから開発した量産型だけどな、」

 

「あ!そうだ!皆を呼んでくる!」

 

「何で?」

 

「自己紹介!」

 

ルナは急いでソフィア達を呼びに行くと、陽弥が言う。

 

「やれやれ、あ!申し遅れた.......俺は陽弥.......陽弥・ギデオン...........ヴェクタ人.....シン・ギデオンとメイルライダー.....ヒルダの子だ.........そして、皆を呼びに行ったのが、双子の妹の......ルナ・ギデオンだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフィア達が集まり、一人ずつ自己紹介する。

 

「私はソフィア......古の民.....タスクとメイルライダー....アンジュの娘」

 

「私はアレクトラ.......ヘルガスト人.....ウィルとメイルライダー.....サリアの娘.......よろしく、」

 

「拙者はリョウマ・ネイル......気軽にリョウマと........ドラゴレイド人......リュウガ・ネイルと指導者サラマンディーネの子で御座る。」

 

「『私はミュー........訳あってアジマス連邦から同盟軍に寝返りました。』」

 

「『Δです.........ミューと同じく、アジマス連邦から同盟軍に寝返った者です。』」

 

「私はヴィヴィア~ン!よろしくね♪」

 

「アタシはメイ、皆の機体を整備する班長よ♪そして......」

 

「エイルマットだ........」

 

「私はアリス........このウラノスの艦長を務めています。さて、マリア姫殿下.........貴方達が避難しているヴァランドール皇国に案内して貰えませんか?是非ともヴァランドール皇国の皇帝に話したいのです。」

 

「分かりました.........!」

 

夜が明けると同時にウラノスは浮上し、マリアに従い、エルシュリア王国の東方にある皇国、ヴァランドール皇国へと発進した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その頃..........ヴァランドール皇国西側の城門付近で多数の兵隊達がマリアを捜索していた。

 

《姫様~!何処にいらっしゃるのですか~!?マリア様~!》

 

その中に鎧を着た女騎士とタキシードを着た老人がいた。

 

「あ~!!どうしよう!マリア様がアジマス連邦かオーク達に捕まってなければ..........!連れ拐われたアストラッド国王とアリシア王妃とエミリア姫殿下に何て言えば.........!?」

 

「大丈夫ですよ、マリア姫様もエミリア姫様も国王と王妃もアテナイの国王と王妃や王子、民達もきっと生きている.......!」

 

「セバスチャン.........!」

 

二人は心配そうにしていると城門から馬に乗って駆ける兵がカトリーヌに報告してきた、

 

「申し上げます!!皇国東方面からオーク軍が来ている!」

 

「何だって!?」

 

二人は急いでヴァランドール皇国東側城門へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

東側城門外では、既に戦場になっていた。分厚い鎧を着たオークと無数に来るゴブリン、そして......鋼鉄の棍棒を振り回しまくるトロールがヴァランドール皇国兵達を血祭りにする。

 

「オラァ!酒と食い物と女を寄越せ!!」

 

「誰がお前ら見たいな解せんな者に!」

 

ヴァランドール皇国兵が盾を構えるがオークの弓部隊が弓矢を構え放ち、ヴァランドール皇国兵を殺していく。それを丘から見ていたオークの首領、ドルバフの弟....ガムルが年老いたゴブリンの参謀と笑っていた。

 

「ヒヒヒ......親分上手くいきましたねぇ?」

 

「だろ?、アジマス連邦の奴等が三大国同盟と殺り合ったおかげで、ここの砦の守備力も薄くなったよ!そぉれ!どんどん攻めろぉ!!」

 

ガムルが叫ぶとオークとゴブリン、トロール達が雄叫びを上げる。

 

「もうダメだ.........!」

 

ヴァランドール皇国兵達が圧される直後、後方から馬に乗った鎧騎士達が剣と盾を構え、オーク兵達の中を駆け巡り、剣でオーク達の首を切り裂く。

 

「大丈夫か!?」

 

鎧騎士達を先導していたのはエルシュリア王国騎士団長カトリーヌは倒れているヴァランドール皇国兵を救出する。

 

「カトリーヌ騎士団長!」

 

「負傷した兵達の回収を最優先!弓兵!構え!」

 

カトリーヌが剣を突き上げると城門の見張り台からヴァランドール皇国弓兵が一列ずつ並び、ヴァランドール皇国将軍アトラスが叫ぶ。

 

「「放てぇ!!」」

 

アトラス将軍とカトリーヌ騎士団長が同時に剣と手を振り下げると、弓兵は一斉に弓糸を引き離し、矢が舞い上がり、そして雨のようにオークへと降り注ぐ。それを丘から見ていたガムルがとゴブリン参謀が驚く。

 

「親分!カトリーヌ騎士団長です!」

 

「フン!あの女に快楽を教えてやるぞ!」

 

するとガムルの後方から、巨体な大砲が現れた。

 

そして、カトリーヌは必死に剣を振り下げ、オークやゴブリンを切り裂いていった。

 

「クッ!コイツら!これだけの戦力なのにどうして!?」

 

「騎士団長!敵の魔導砲です!」

 

「何!?」

 

カトリーヌが見た先に四輪の馬車に乗せられた巨体な大砲が真っ直ぐ、城門を向かっており、砲口から紫に輝く光が集まっていく。

 

「まずい!全員!退避!!退避!!」

 

「撃てぇ!!」

 

カトリーヌが兵隊を退避させるが遅かった。魔導砲の砲口から紫の粒子が放たれ、結界が張られている城門が破壊された。それを見たヴァランドール皇国兵とカトリーヌ達は驚く。

 

「結界がっ!?」

 

その時、カトリーヌの後方からガムルが笑い声を上げながら歩いてくる。

 

「ハハハハハ!!カトリーヌ!残念だったなぁ!これでヴァランドール皇国も堕ちて、俺様の国になる!そしてお前らは........俺らの家畜になる運命なんだよ!!!ハハハハハ!!」

 

「クッ!戯れ言を!!」

 

「殺ってみろよ!?」

 

カトリーヌは剣を持ち、ガムルの腹に突き刺そうとした。

 

「ハァ~!」

 

しかし、重装備のオーク兵が槍と盾を構え、カトリーヌの攻撃を防いだ。

 

「っ!?」

 

「バカが!」

 

ガムルは巨大なハンマーを振り下げ、カトリーヌを吹き飛ばした。吹き飛ばされたカトリーヌは悔しがっていた。

 

「クッ......クソ..........国王陛下.......王妃様......エミリア姫殿下.......マリア姫殿下.......申し訳ございません.........」

 

そして、ガムルはカトリーヌの体を見て、にやけていた。

 

「グヘヘヘ~!!」

 

「クッ!」

 

誰もが絶望したその時、何処からか少年の声が聞こえた。

 

「そうはさせん!!」

 

「何だ!?」

 

ガムルが上を見上げると、太陽の彼方から、龍装光をした陽弥が落下して来た。そして......

 

「剛火炎!!」

 

陽弥は落下しながら、剛火炎を放ち、カトリーヌの周りにはいるオークとゴブリン兵を焼き尽くす。

 

「何だ!!!??」

 

「太陽神剣!!」

 

陸地に着地した陽弥は太陽神剣を抜刀し、重装備のオーク兵とゴブリン兵、そしてトロールを切り裂いていく。

 

「何なんだアイツは!?お前ら殺れ!!」

 

重装備のオークとゴブリンとトロールが陽弥を囲んだ。

 

「いくら強くても.......この数は無理だろうがな........!」

 

ガムルが笑うと今度は女性の声が聞こえた。

 

「それはこっちの台詞よ!」

 

上空からセイレーンが現れ、龍装光をしたルナは現れ、絶対零度を放った。

 

「絶対零度!!」

 

オークとゴブリン兵が凍り付き、陽弥は遠隔操作でアーキバスⅡを呼び、アーキバスⅡが飛来し、それに乗り込んだ。それに続き、龍装光をしたリョウマも現れ、雷竜破を放つ。

 

「雷竜破!!」

 

漆黒と稲妻の龍達がトロール達の腹に風穴を開けていき、そして、森の方から、ウラノスが飛来し、強襲ミサイルで、オーク達を撃破していく。その強さにオークやゴブリン達が森の方へと逃げる。

 

「お前等ぁ!!逃げるな!!臆病者が!!...........っ!?」

 

ガムルが叫ぶと、上空から陽弥のアーキバスⅡが降下した。そしてガムルは後ろを振り向き、冷や汗をかきながら、笑う。

 

「ハハハハハ......ハハハハハ!!何だコイツ........機械の癖に赤色してやがる........」

 

「そりゃ、どうも........!」

 

陽弥はガムルに返事を返すと、アーキバスⅡのヒートアサルトブレードを抜刀し、ガムルを真っ二つにした。ガムルが真っ二つにされた事により、オーク達は陽弥のアーキバスⅡを見て、怯えながら森へと撤退していった。

 

「撤退!撤退!!」

 

戦場にはオーク軍一人居らず、ヴァランドール皇国兵達だけら残っていた。カトリーヌは陽弥達の機体を見て、唖然していた。するとアーキバスⅡのコックピットハッチが開き、中から陽弥が出てきた。そして陽弥はカトリーヌに近付き、カトリーヌに安否確認をする。

 

「大丈夫?」

 

「え?!えぇ、貴方達達は一体何者だ?」

 

「カトリーヌ!」

 

すると着陸したウラノスからマリアが現れ、カトリーヌへと走ってきた。

 

「「姫様!」」

 

セバスチャンとカトリーヌが走ってきたマリアを抱き締める。

 

「よくぞご無事で........!」

 

するとマリアは陽弥達に指を指した。

 

「助けて貰ったのです!」

 

「姫様......彼等は一体何者なのですか?アジマス連邦と同じ空飛ぶ舟をお持ちですが........」

 

すると陽弥はカトリーヌとセバスチャン、ヴァランドール皇国兵達に答える。

 

「俺たちは..........アンタ達の世界を救いに来た.........種族銀河同盟軍だ.......!そして........エミリアを救いに来たんだ.......!」

 

突然、陽弥がエミリアの名を言ったことに、カトリーヌとセバスチャンは驚く。

 

「エミリア姫殿下を救いに!エミリア様はご無事なのですか!?」

 

「すまん........途中で.......連れ拐われたんだ。」

 

「まさか.......奴隷に!?」

 

「『いいえ、それはあり得ません.......』」

 

すると陽弥の所にミューが来た。

 

「アジマス連邦兵!」

 

カトリーヌとセバスチャンとヴァランドール皇国兵が叫び、皆、武器を構える。

 

「待て!待て!ミューとΔはアジマス連邦から裏切ったんだ.........俺達の味方だ。」

 

「そうなのか.......?それより、いいえとはどう言う事なのだ!?説明してくれ!」

 

カトリーヌ達が武器をしまうとミューが説明する。

 

「『アジマス連邦は皆様方々の場合.......奴隷として捕獲しますが、エミリア様の場合......プロフェッサー"E"が連れて来させろと、なります。』」

 

「エミリアは特別扱いか........でも、何でプロフェッサー"E "はエミリアをそんなに........?」

 

「『分かりません.......だけど、言える事は...........先のメトロでの戦闘で、彼女の歌に鍵があると判明.........それにより、陽弥とルナのヘリオスとセレーネの力が覚醒したことです。』」

 

「俺達の.........?」

 

「それって.......御姉様が歌っていたものですか?」

 

突然、マリアが驚愕な事実を話した事に陽弥達は驚く。

 

「知ってるの.......!?」

 

「え!?はい........私が眠れない時に.......エミリア御姉様が歌ってくれたのです。」

 

「それって........どう言う歌.........!?何か.......ラグナって......言っていた??」

 

「う~~ん............あ!........はい!言ってました!」

 

「やっぱり!」

 

「家のママとサラマンディーネさんが歌った永遠語りなら録音してあるよ......!」

 

ソフィアはポーチから録音機を取りだし、スイッチを入れると、まだ若い頃のアンジュが歌っていた永遠語り"光の歌"とサラマンディーネの"風の歌"を再生するとマリア達も驚く。

 

「あ!似ている.......!この歌.......エミリア御姉様の歌に似ている........」

 

「本当だ........確かに似ている..........」

 

「と言うことは.........エミリアが歌ったあれは.........アンジュさんとサラマンディーネさんと同じ........永遠語りだったんだ..........!けど、それとエミリアと何を関係してるんだ.............?!」

 

「『分かりません........只、言える事は一つです..........エミリア様とアジマス連邦は何かと関係しております.......』」

 

「あのぅ............?」

 

するとセバスチャンが二人の話に割り込んだ。

 

「『何?』」

 

「それなら、このヴァランドール皇国の皇帝.........リチャード陛下にその事を話してはどうですかなぁ?その方が良いと思います.............」

 

セバスチャンの言う通りにして、陽弥達はヴァランドール皇国の国皇"リチャード"に会ってみた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アリスは王座の間でリチャード国皇と謁見し、ホログラム映像を使って、説明した。そして、リチャードは納得したような表情で悩む。

 

「種族銀河同盟軍か.............我々の他にもアジマス連邦と戦っていた者達がいたとは.............そしてエルシュリア王国の第一王女が連れ去られたとなると.........三大国家も大変な事態になるなぁ.........それとエミリア姫のその歌が鍵を握っていると......う~ん.........難しくなるなぁ........良し!一応、この事は三大国家の二つの国の王達に知らせとく.......それと........第2王女を君たちはヴァランドール皇国で、滞在して、休んでおくれ、疲れを取らぬと.......後で、筋肉痛になるからなぁ........」

 

「有りがたき光栄です.......リチャード陛下、」

 

「うむ、下がってよいぞ.......」

 

「では、」

 

アリスはリチャード陛下に敬礼し終えると、王座の間から出ていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、陽弥達はヴァランドール皇国城下町を観光していた。ウラノスは港の邪魔になると思い、港に近い小さな山に待機している。港には多数の島々に住む部族や村の物資が交易船から運ばれており、屋台が並んでおり、その土地や他の大陸の料理を出品したり、調理していた。

 

「文明レベルは西洋と北欧の異文化だね、」

 

「だな、それに.......エミリアのいった通り、本当にここは良いところだ........故郷と同じで..........皆穏やかで、優雅に暮らしている。それと交易も盛んだなぁ..........」

 

「そうだねぇ、」

 

陽弥とルナが満喫していると陽弥の元にヴァランドール皇国に住む子供達が訪ねてきた。

 

「ん?」

 

「ねぇ、ねぇ!お兄ちゃん達って、何処から来たの~?」

 

「変わった洋服着てる~」

 

「何これ?」

 

すると男の子が陽弥の腰部に収納していたマグナム式ブラスター『ファランクス』を抜き取ってしまった。

 

「わ!それは触っちゃ駄目だよ!?」

 

陽弥は急いでファランクスを収納する。

 

「え?何で~?」

 

「何でなの~?」

 

「これは子供や此処の人達には危険すぎる武器なんだよ。」

 

「ふ~ん.......どんなの?」

 

「どんなのって.........!?」

 

「...........う~ん、分かりやすく言ったら.........魔法が使えない人の為の武器みたいなものだ。相手に直接、魔法弾をぶつける感じだ。」

 

それを聞いた子供達は関心する。

 

《凄~~い!!》

 

「スゲェよ!兄ちゃん達!俺達の世界を救うために、空からくるアジマス連邦と戦ってるんだろ?俺も兄ちゃん達見たいな強い兵隊になれたら良いなぁ~」

 

「強い兵隊?.........ハハハ、止めときな.......俺ら見たいな軍人よりも、この世界の兵隊になった方が、楽だぜ.........」

 

「え~!?だって、兄ちゃん達......あんな凄い機械人形を使って戦ってるんだろ?俺も使いたい~~~!!戦って見たい~~!!」

 

「ハハハハハ............」

 

陽弥はさらに、自分たちの故郷の事を教えた。

 

一方、リョウマは車イスに乗っているローレライが屋台にある装器物や装飾品を見ていた。

 

「これはどうですかね、リョウマ様?」

 

「う~ん........確かに、これも良いが、」

 

二人の仲はまるで、新婚さんの様だったその光景を見ていたソフィアはプルプル震えながら、悔しがっていた。

 

「アイツ等..........何やっているの........?」

 

「二人の両親から何か土産物を買ってきて来れって、なっているんだよ.........私も言われたからねぇ......親父が太古の地球に存在したお菓子『カステラ』って言うケーキが食べたいって言うけど、あっちでは値段が高いのにこっちは激安かったから今から買いに行こうと思っているんだ。」

 

「そう、行ってらっしゃい......」

 

「ほな、行ってくる~♪........」

 

陽気なアレクトラはカステラが売っている店へと向かっていくと、一人になったソフィアが心の中で、叫ぶ。

 

「.........私だけ、頼まれてないって言うのはどう言うことぉぉぉぉぉ!???」

 

そして、ヴィヴィアンは能天気に、屋台に売られている焼きイカをメイと食べていた。

 

「ここの焼きイカも!超~美味~い♪」

 

「ヴィヴィアン、良く食べるね~?」

 

「当たり前でしょ♪、私の胃袋はブラックホールだからなっ♪」

 

「ハァ~........もっと食っていたら、お金がすっからかんになっちゃうよ?」

 

「大丈夫!大丈夫~♪」

 

相変わらず、ヴィヴィアンは能天気だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、とある廃墟となった洋館近くにある鉱山ではオーク軍がいた。そしてそこに、ガムルと一緒にいたゴブリンの参謀がおり、オークのリーダーに報告した。

 

「お頭!お頭!」

 

「どうした.........?」

 

「お頭の弟.......ガムルが殺られました!」

 

ゴブリンの参謀の報告でオークの首領であり、ガムルの兄バモラは持っていたワイングラスを落とし、疑問な表情でゴブリンの参謀を睨んだ。

 

「何........?」

 

バモラが立ち上がると座っていた椅子を蹴り飛ばし、ゴブリンの参謀の首を掴み、締め上げる。

 

「冗談も程々にしろ......!ガムルが殺られただと........!?誰にだ........!?アジマス連邦なら仕方ないが........誰に殺られたんだ..........!?」

 

「種族銀河同盟軍と名乗る奴等です........!!アジマス連邦と同じで別の世界からやって来たのです.....!!」

 

するとバモラは参謀を首を離し、質問する。

 

「種族銀河同盟~?...........何だソイツ等は.........?」

 

「へ!......奴等はエルシュリア王国第2王女 マリア・ヴァルネア・クリーフを保護し、現在ヴァランドール皇国に滞在しております......!」

 

「ほぉ、...........ソイツ等は......見たことのない機械人形と天駆ける木馬を持っているのか?」

 

「へい!.......奴等はアジマス連邦に対等するために使っているのです.........!」

 

するとバモラが考え込み、数秒後に何かを思い付いた表情をした。

 

「............もし...俺らがそれを持っていたら?」

 

「え!?俺たちが種族銀河同盟の木馬と機械人形を持っていてら.......っ!..........あ~、」

 

ゴブリンの参謀もバモラの考えている事が分かり出すと、ゴブリンの参謀も笑う。

 

「武器を持て......!」

 

「へい!」

 

バモラが命令を出し、ゴブリンの参謀がオーク達に知らせる。ゴブリンの参謀が去ると、バモラは扉を開き、中から機械でできたコンテナを取り出した。

 

「さてと........木馬と機械人形を奪いに行くか...........それと........」

 

バモラはコンテナを開けた。

 

「こいつを試すときが来たぜ.......!」

 

中に入っていたのは美しい刃を持つ細剣が入っており、細剣の周りには植物が生えており、その剣のに翡翠色に輝く宝石が付けられていた。バモラはそれを見て、笑う。


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