クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
今回の話でプロフェッサー"の正体を明かす事と新章の報告です。
では、どうぞ!
マーメルド王国には宇宙海賊カルディアノンの支配から解放された事に国民は喜び、陽弥達にパーティーを開いてくれると国王ネプチューンがアリス言う。
「パーティーを開くと?」
「そうじゃ.......お主らには我々の命と国を守ってくれた恩がある。それでパーティーを開くのじゃ、」
「けど、私達はこれからエミリア姫殿下の故郷へ行かないと.............」
するとアリスの元にヴィヴィアンが来る。
「良いんじゃない?パーティーしてくれるって言うから、それにアタシにとっては久しぶりだしさ?」
「ヴィヴィアン隊長!だけど!?」
「そんじゃ!おっちゃん!始めよっか♪」
「ハァ~」
ヴィヴィアンは大喜びするが、アリスは顔を押さえ、ため息する。
城下町にはそれぞれの店から城に使用されている酒や飲み物、料理、お菓子が城に運ばれ、プロの料理人達が調理する。
宴会場には既にマーメルディアの人達が沢山いた。
陽弥が宴会場でうろついていると宴会場のテラスにエミリアがいた。エミリアは薄暗い海を見上げた。
「..........」
「どうしたの?」
「陽弥様........?」
「何、一人で黄昏ているんだ?」
「............マーメルド王国を見ていると..........エルシュリア王国を思い出します。」
「そうか..........そう言えば、エミリアのエルシュリア王国ってどんな国なんだ?」
「草原があり、欲のない国です。国民は穏やかで、清らか、そして愛情に溢れており、いつも笑って生活をしております。他にもエルフやダークエルフ、ハイエルフ、ハーフエルフ達の住む国"アテナイ共和国" 魔法と機械の国の"ヴァルヴァトール帝国" 科学と魔法で満ちた"グラシオン連合" 交易が盛んな"バランドール皇国"があります。」
「そんなにあるんだ.........俺らの方は20年前、俺の父さんと母さんがアンジュさんと共に偽りの地球で邪神皇ドゥームを倒して、三大国家......つまり「種族銀河同盟」を樹立して、治安を守っているからなぁ........」
すると陽弥はエミリアの顔を見て、赤くなる。
「あのさ..........えっと..........もし、無事にエミリアの故郷に行けたら......」
「俺........「私.......」」
「「っ!?」」
二人は同時に顔を赤くなり、お互い背を向けあった。するとエミリアが陽弥に言う。
「私も.........陽弥様と未来を歩んでみたい.......」
「エミリア.........」
するとエミリアの目が閉じ、陽弥に唇を差し出してきた。
「っ!?.......」
陽弥はさらに顔が赤くなると、勇気を込めて、エミリアの唇に自分の唇を近づけたその時、中から、悲鳴が聞こえた。
「キャァァァァァァァァ~~~~~~!!!!!!」
「「っ!?」」
陽弥とルナは驚き、宴会場へと向かうと国王が膝をつき、胸を押さえていた。
「お父様!?」
「貴方!?」
「きっ!.............きおった!...........きよったぞ!..........」
「何がです!?」
「何だこの闇の心!?.........底無しの暗き海底!!!!本当にこいつは機械生命体なのかぁ!!??」
すると陽弥が言う。
「まさか!アジマス連邦..........!?」
「.........たぶん........だが、きよるのは普通ではない何かだ.........」
「国王!!!!!!」
「どうしたのじゃ!?」
「大変です!王国付近から大量のパリアトプスの死骸が流れています!!」
「何じゃと!!!???」
国王が叫び、急いで、王国の門へと向かった。
王国の門へ行くと、そこには白眼になっているパリアトプスの死骸が大量にあった。
「何だ..........これは!?」
すると門が開門され、外から偵察兵が焦りながら来た。
「ハァ!ハァ!ハァ!」
「どうしたのじゃ!?」
「伝令!向こうからアジマス連邦らしき黄金の連邦兵が来ます!」
「..........人数は?」
「一体だけです!」
「何じゃと!!!???」
「その黄金の連邦兵の周りには黒い障気が這い廻っており、その障気に触れたパリアトプス達が死んで行きました。」
「たぶん.....プロフェッサー"E"は奥の手を使ったのでしょう.........恐らく.......エミリアを狙っています。」
「良し!マーメルド八人衆!」
国王がその名を言うと国王の元に分厚い鎧を持ったマーメルディアの兵隊8人が駆けつけた。
「国王......お呼びでしょうか?」
「ああ、」
「で、人数は?」
「一体..........だけど..........甘く見るな!............甘く見ると...........死ぬぞ..........!」
すると八人衆は黙り混む。
「「「「「「「「............................」」」」」」」」
「城の方はわしが守る!お前達は部隊と共に迎え撃て!」
「「「「「「「「おお、!」」」」」」」」
八人衆が掛け声を上げ、直ぐに部隊と共に迎撃に向かっていった。すると国王の足元にメトロの少女......ユミがいた。
「ダメじゃないか、勝手に出たら.........」
「うわぁ!クロ?」
子犬のクロがユミに飛び付き、震える。
「どうしたの?寒いの?具合が悪いの?」
「分かるんだよ.......さぁ、ほらっ.........」
ユミは城門の中に入ると、国王自ら門を閉め、冷や汗をかいた状態で外を睨み、城門を閉じる。
その頃、王国に近い渓谷に黄金に輝くエヴァが天使の翼を広げ、渓谷の谷底を見る。そしてその近くに八人衆の二人ヘイハチとゴロウが岩場の陰で様子を伺っていた直後、エヴァがもうスピードで岩場の方に向かうと、ヘイハチが剣を振りかざした。しかし、エヴァはそれを軽々と回避し、ヘイハチの胸ぐらを掴み上げ、背負い投げをして、ヘイハチを倒す。その後ろから槍を突き刺そうとしたゴロウが突撃してきたが、エヴァは槍を掴み止め、ゴロウの首を締め上げ、ゴロウは気絶した。
再起不能になった事を確認するとエヴァはそのまま無言のまま渓谷の谷底へと向かう。
そして城内では国王が八人衆の気を感じとる。
「ヘイハチ........ゴロウ.........」
ローレライが国王に問う。
「二人殺られたの!?」
「いや、気絶されただけだ。」
すると陽弥も問う。
「大丈夫何ですか!?」
「大丈夫だ........!8人衆がそう簡単にやられる者じゃない............」
一方、パリアトプス部隊と潜水艇部隊といる八人衆の三人スズ、カサゴル、ツツシは剣を構えていた。するとツツシが言う。
「ヘイハチとゴロウはやられたか...........」
「何としてでも、恩人の姫さんを守るぞ.......」
「「おお!」」
すると向こうからエヴァがゆっくりと歩いてくるのが見えて、三人と部隊が突撃すると、向こうも突撃してきた。カサゴルが剣を降り下ろし、スズも同時に槍を突き刺す。しかし、エヴァは二人の攻撃を回避した。パリアトプス部隊が突撃し、パリアトプスの一角から電撃を放ち、エヴァの動きを止めるが、エヴァは回避した。部隊が陣形を整えると、エヴァは笑い、翼を広げると、複数の渦潮が現れ、部隊や八人衆の三人を倒した。そしてエヴァは王国に入り込んだ。
そして城内にいる国王が三人の気が消えた事を報告する。
「スズ!.......カサゴル!.........ツツシ!..........これで5人........そして部隊も..........」
するとローレライが鎧と剣と盾を持って、国王に言う。
「お父様........!私もリョウマ様のお手伝いを.........!」
ローレライが国王に言った直後、王妃が止める。
「止めなさい!彼らは貴方も守ろうと必死なのです!行ったら彼らの思いは........」
するとソフィアが国王に問う。
「ねぇ!逃げようよ!」
「駄目だ........何処へ逃げても.......奴は追っ掛けてくる..............」
国王は只、ひたすらそこで黙り混んだ。
その頃、街道では、リョウマとエイルマットと八人衆の三人ブライ、カンベエ、セイリュウが多数の近衛兵達と共にバリケードを立てて、エヴァが来るのを待っていた。
「残ったのはわしら、三人だけか........ブライ」
「そうだな.........カンベエ.......お前さん等には申し訳ないことしてすいません........」
「いえ、拙者が言い出した事です。一人増えれば戦力も上がります。」
「来ました.........!」
セイリュウがエヴァが来たことを確認し、リョウマ達は武器を抜刀し、迎え撃つ。
「抜かるなよ........」
「はい........!師匠......!」
「龍装光!!」
リョウマは龍装光をして、エヴァに斬りかかる。しかし、エヴァはリョウマの刀を指で受け止め、払いのけるとエイルマットがエルダーサイスを降り下げる。エヴァはエイルマットの攻撃を回避して、残りの八人衆に集中攻撃をして、三人を気絶させる。
「コイツ!只のアジマス連邦兵じゃない!」
「ならば!吼竜破!!」
「拙者も!雷竜破!!」
エイルマットとリョウマは同時に漆黒の龍と稲妻の龍を使い、合体技でエヴァに激突した。
「やった!」
二人はホッとした直後、何が起こったのか、リョウマを通りすぎると殴られる音が聞こえた。
「っ!?」
リョウマは後ろを見ると、エイルマットの腹にエヴァの拳があった。エイルマットはエヴァの攻撃で血を吐き、その場に倒れた。
「ゴフッ!?」
リョウマは急いでエイルマットを呼ぶ。
「師匠!!ハッ!」
その直後、エヴァが目にも止まらぬ早さでリョウマに接近した。
「クソッ!」
リョウマは刀を降り下げるが、またしても、指で受け止められる。
「ば.........馬鹿な.......!?」
するとエヴァの手から黒い光粒子が集まり、それをリョウマにぶつけた。ぶつかった瞬間、とてつもない衝撃音が鳴り響く。
一方、城内では、突然、衝撃音と地面が揺れて、皆はパニックになっていた。
「何だ!?」
陽弥が言った直後、国王が持っていた武器を抜刀し始め、皆に報告する。
「ブライ........カンベエ........セイリュウ..........そして傷ありと龍の若造もやられた............」
「「ええ~!!!!?」」
皆は驚き、ローレライが口を抑える。
「そんな...........!」
その直後、国王は城門を睨みながら言う。
「来た........!!」
すると海の中なのに風が吹き、城内にいる陽弥達を恐怖させる。すると国王は腰部にある短剣をそっと抜き、息よいよく、城門に投げつけた。
「フッ!」
投げつけた短剣は城門を突き破ると同時に国王は剣を持ち、城門へと走り、城門ごと破壊するとその横にエヴァが
おり、手に持っていた短剣を捨てた。
「行くぞ!」
「分かりました!」
国王が槍を持った王妃に言い、迎撃する。
「ハァ~!!」
国王が剣をを突き付けると、エヴァは脇を広げ、剣を掴む。国王は剣を抜こうとしたが、びくともせず、エヴァは掴みとった剣をへし折った。それにより、倒れた国王はへし折られた剣を見て、驚く。
「そんな!?家宝の剣が!......っ!?」
するとエヴァは国王の首を締め上げ、気絶させる。そして王妃が槍を突きつけてきた。
「貴方!........っ!」
しかし、エヴァは高く飛び上がり、王妃の後ろに回り込み、国王と同じく、首を締め上げて気絶させる。するとローレライがエヴァに飛びかかった。
「よくも!お父様とお母様を!」
ローレライがエヴァを動かそうとしたけど、エヴァは何も動かず、ローレライを背負い投げした。
「キャアッ!」
ローレライは倒れ、起き上がろうとした瞬間、エヴァはローレライの首を締め上げ、気絶させた。
エヴァはローレライから離れると、後ろから龍装光をした陽弥とルナが太陽神剣と月光神剣を振りかざしてきた。しかし、エヴァは太陽神剣と月光神剣を指で受け止めると、陽弥達に言う。
「ほぉ、2体の銀河七聖龍の加護を持つ者か.........さっきの龍の若造も銀河七聖龍の力で良い戦いをしてくれたよ」
「「クッ!」」
陽弥が舌打ちをし、オムニブレードを展開すると、エヴァの蹴りが陽弥の横腹に直撃し、陽弥は吹き飛ばされた。
「それだけか..........?」
ルナは急いでエヴァから離れ、エミリアを守ろうと、前にたった。
「愚かな人類よ!我の名は"永遠のエヴァ"!新しき四将軍の一人だ!」
「「「「四将軍!!!!????」」」」
皆が驚き、アレクトラが言う。
「つまり..........新キャラって言う感じか..........」
「その通りだ........人類とヘルガストのクォーターよ........嫌.......皇帝スカラー・ヴィサリの末裔よ..........」
「ハッ!?私が!?皇帝の末裔!?冗談でしょ!?私の親父とお袋は正真正銘ヘルガストと人間だぞ、おい!?」
「そう言うのは無理がある。何しろ、貴様の父親は捨て子だったからなぁ..........」
「え!?すると女帝ヘラは!?」
「..........お前の曾祖母にあたる人物だ。」
「そんな!?何でそんなことがっ!?」
その直後、エヴァは目にも止まらぬ速さでアレクトラの所に立ち、アレクトラの腹に峰打ちした。
「お前のDNAと神経質をスキャンしたのさ..........これだからヘルガスト人は.......」
「クソ...............」
アレクトラはお腹を抑え、気絶した。
「アレクトラ!!」
ソフィアが叫び、持っていたアーガスライフルをエヴァに向けた。
「邪魔だ.......」
するとエヴァは気絶して倒れたアレクトラを掴み上げ、ソフィアとヴィヴィアン方に投げた。
「キャアッ!!」
「ソフィア!!」
瓦礫の中から吹き飛ばされた陽弥が叫び、エミリアを守っているルナに言う。
「ハッ!ルナ!エミリアを連れて逃げろぉぉぉぉぉ!」
「わかっ!」
「させるか!!!!!」
エヴァが何をしたのかルナがまるで時間が止まったかのように、動きが止まった。
「ハッ.............!?」
「ルナァァァァァァァァ!!」
陽弥が叫び、急いでエミリアの方に走り、エミリアの手を掴み、その場から離れようとした。
「クッ!..........クソッ!」
だが、エヴァは飛び上がり、陽弥とエミリアの前に立つ。
「無駄なことは止めろ.........」
陽弥は太陽神剣を構え、必死にエミリアを守ろうとしていた。
「絶対に.............渡さんぞ!」
するとエヴァの腕が陽弥の胸に直撃し、陽弥はお腹を抑えて、苦しむ。
「っ!!」
「いい加減無駄な行為は止めろ。」
「まだ!.............終わって...........!!!!!!」
「...............ゲームオーバーだ......坊や.........」
「ふざけんな..........!」
「それと............」
そして、殴られる音がして、辺りが静かになると、城門から気絶したエミリアをかついだエヴァが出てきて、プロフェッサー"E"に通信し、報告する。
「こちら、エヴァ.............エミリア・ヴァルネア・クリーフの捕獲に成功...........そして任務完了致しました。」
「『良し、ではアヴァロンに帰還せよ..........そろそろ、計画を始動するぞ.............』」
「了解致しました.............」
エヴァはプロフェッサー"E"の通信を終えると、空を見上げた。
「プロフェッサー"E"..........貴方は何故この姫様をそんなに興味をお持ちですかねぇ...........」
そして、エヴァはその場で、ワームホールを開き、気絶したエミリアを連れて、アヴァロンへと帰還した。
朝になり、陽弥達は悔しがっていた。国王は城の最上階に上がり、空に向かって、念仏を唱えていた。
「本当にエミリアの居場所が分かるのですか?」
手に包帯を巻いたソフィアが言う。
「大丈夫、お父様を信じて........こう見えてお父様は星の核と心が通じ会えるのですから.......」
首に包帯を巻いたローレライが言うと包帯だらけの八人衆が陽弥達に謝罪する。
「恩人にすまんことをした.......俺たちがいながら......」
するとアレクトラが言う。
「アンタ達のせいじゃないよ!...........あの堕天使野郎!私が高家のヘルガスト人の女性だと分かっていながら、皆には強気な攻撃なのに、私だけ手加減しやがって..........!!!!私だけ弱いもの扱い!?..........今度会ったら、絶対にアイツの翼を引きちぎって後悔させてやる........!!!」
アレクトラは怒りながら、歯を食い縛り、拳を強く握り締めた。そして腕と頭に包帯巻いた陽弥が言う。
「エミリアを絶対に助ける!」
すると国王が皆に叫ぶ。
「.............っ!分かったぞぉぉぉぉぉぉぉ!」
国王が報告すると皆一斉に問う。
《何処です!?》
「惑星ホライゾン!!!そこにあの姫さんが捕らわれている!!」
「良し!直ぐそこに行こう!」
「待つんじゃ!」
「何故です?!」
「惑星ホライゾンには........アジマス連邦兵達がわんさかいる........何故なら.........」
その頃、エミリアは王座の間に倒れていた。
「う~ん.........ここは........?」
エミリアが目を覚ますと、何処からか声が聞こえた。
『ようこそ..........姫殿下........ここはアヴァロン.........』
するとライトが付けられ、エミリアの前方に玉座に座ったプロフェッサー"E"が照らされていた。
「貴方は.........!?」
『これはこれは.........申し遅れました..........私の名はプロフェッサー"E ".........偉大なるアジマス陛下の側近でございます。そして.........』
プロフェッサー"E"の頭上から両腕を鎖で縛られ、吊り下げられているアジマス陛下が下ろされていた。
『ハァ、ハァ、ハァ.............』
『え?!』
エミリアはアジマス陛下を見て、何が何だか分からなくなり、混乱していた。
『哀れな.........捕らえた奴隷を全て.........解放しようと戦争を止めさせようとした馬鹿な機械人形の王........アジマス陛下でございます。』
すると吊り下げられているアジマスがプロフェッサー"E"に怒鳴り上げる。
『プロフェッサー"E"!!!お前は会った時からこれを狙っていたのか!!!!?だが、我をこの様な事をした罪を受けるが良い!』
『それはどうですかなぁ.........?』
すると別の門が開き、中から鎖で縛られたβとΣ...........そして二人に繋がれている鎖を持ったγと青から緑の発光しているイプシロン皇太子がβとΣにエナジーブレードを突きつけていた。
『Β!Σ!それに.......γ!イプシロン!何故だ!?』
『陛下!........γは.......最初からプロフェッサー"E"の仲間だったのです!イプシロン皇太子はプロフェッサー"E"のナノウイルスでブレインジャックされています!!!』
『何だと!?』
アジマスは驚くと、プロフェッサー"E"が笑う。
『ハハハ!こんな事もあろうかと最初から対策をしていたのですよ!』
すると、アジマスはプロフェッサー"E"を睨む。
『そうか..........こそこそ隠れて何かを開発していたのはこれのためだったのか!!!........."永遠のエヴァ"のも含めて.........!!』
「その通りですよ!アジマス陛下!アジマス人は皆!..........私の計画の為の人材だからねぇ........」
「どういう事だ!!!!?」
『こう言う事です...........アポカリプス!』
すると別の門から、大量の砂見たいな突起物が流れ、段々と、人型へと形を変えると、今度は大きなモニターが現れ、緑に発光する女性の顔が映った。
『何でしょうか........新陛下?』
『アジマス陛下をスウィートルームへ案内しなさい.........あ!それと、陛下...........このAIの名はアポカリプス...........新しきアジマス四将軍の一人です。』
『もう一人は人工知能!?..........まさか!?...........お前は.............!!!』
『その通りです。全ては私が作った........嫌......僕の計画だったのですよ!!!!』
するとプロフェッサー"E"は顔に付けていた仮面をアジマスに見せ付けた。
『お!?お前は..........!!!』
アジマスは驚くとプロフェッサー"E"が言う。
『...........ああ、この顔の事ですか?...........この顔に付いている傷は前に.............創造者によって付けられた傷ですよ..........まぁ、それは置いといて...........』
プロフェッサー"E"がアポカリプスに首をクイっと傾けると、アポカリプスは砂状の突起物『マイクロボット』を操り、アジマスとΣとβを持ち上げる。
『投獄せ!今から、この国の王は............この私!..............."エンペラー・ジュリオ"........ジュリオ・飛鳥・ミスルギの物だ!!!!!!
よって、アジマス連邦は.......新星要塞国家!!!...............ネオ・ミスルギ皇国を樹立する!!フフフフフフ.............アハハハハハハハハハハハハハ~~~~!!!!!!』
プロフェッサー"E"...........エンペラー・ジュリオは笑い声を上げ、喜んでいた。アジマスはジュリオに怒鳴り上げる。
『何だと!?』
その光景にエミリアが恐がる。
『何が............起こっているの.............?!』
その頃、惑星アクアではアリスがシンに報告をしていた
「まさか........そんなことが.........」
「はい..........手は尽くしましたが.........本当に申し訳ありません...........!」
「嫌、良いんだ...........お前らはよく頑張った........それで?次は何処に向かうんだ?」
「惑星ホライゾンです。」
「惑星ホライゾン...........聞いたことのない星だな..........念のため.........彼等に聞いてみる。」
「彼等とは........?」
「それは...........秘密だ........それでは私はこれで........通信終了」
シンの通信が終えるとアリスは深く考え込んだ。
そして、陽弥は空を見上げていた。エミリアを守れなかった事に悔やんでいた。
「............」
「どうしたの?」
陽弥の元にルナが問う。
「ルナ........」
「エミリアさんの事を思っているの?」
「..............」
「...........好きになったんだね?」
「.............ああ、あの時........もっと早く告白して、もっと強ければ.........こんな事には............」
「分かるよ...........お兄ちゃんの気持ち...............私も同じ...............実は........エミリアさんもお兄ちゃんの事が好きだったらしいの..........」
「え.................?!」
「お兄ちゃんの............強い瞳を見て...........惚れたらしく、今もエミリアさんはお兄ちゃんに恋心を抱いているの..............」
「...............そうだったんだ.......................ルナ..........俺、決めた。」
「何を?」
「.............エミリアに再会したときに.........ガチで告って見ようかと思う!」
すると陽弥の顔が赤くなり、拳を握る。
「おお~~!!!良し!私も皇子を応援する!」
「ありがとう!ルナ.........!」
「おーい!そろそろ行くぞ!」
リョウマと一緒にエミリアを助けに行くローレライが陽弥とルナを読んでいた。
「分かった!........行こう!ルナ!惑星ホライゾンへ!!」
「うん!」
陽弥とルナはウラノスへ乗り込むと、ウラノスはマーメルド王国から飛び去り、国からローレライを見送る民と八人衆、国王と王妃が心配そうに見送っていた。
そして、陽弥は心の中で叫ぶ。
「待っていてくれ!エミリア!」
ウラノスはマーメルド王国から離れ、惑星ホライゾン及び、アジマス連邦........現在は新星要塞国家........ネオ・ミスルギ皇国があるアヴァロンへと向かっていった。
どうでしたかな?
あのバカ皇子があの襲撃で生きていたことに陽弥達とアンジュ達..........そしてアジマス人の民も知りません。
陽弥達はこれからどうなるのでしょう?
次回はホライゾン編に突入です!
皆さん!お楽しみに!