東方明輝伝〜第一部〜   作:超奏

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今回は長いぞ〜!!!

玲「知らんな」

祐「てかうp主、第1部の構成案が出来上がったって本当か?」

うん、大体原作のストーリーをオリジナル展開とともに辿っていく感じかな。

あと今回はぽろぽろと重要ワードがでてくるZOY☆

玲「(うわぁ…)」





本編始まるよ!!!


第二話 温もり

前回のあらすじ☆

 

鳥妖怪「くそ…玲のやつ、妖夢といい感じになりやがって…新城 玲なんて宇宙の悪魔さ!」

 

玲「あ?(威圧)」

 

妖夢「モブは黙っててください」

 

鳥妖怪「馬鹿にしやがって…馬鹿にしやがって…

 

 

俺が新しい主役だ!!!ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!

 

 

 

50円!!!(出演料・やられ料)」

 

 

 

玲「炎翔天」

 

 

ポーヒー☆

 

 

 

鳥妖怪「クソマァ!(訳:ありがとうございます!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

デデーン☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「うp主こそカオスそのものだった…」

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

妖夢「玲さーん!ついて来てますかー!」

 

玲「ぅぅ…飛べば良かった…」

 

妖夢「この階段長いですからね。普通に歩いて来た人は魔理沙に続いて二人目ですよ。」

 

玲「ん、魔理沙って誰なんだ?」

 

妖夢「知り合いです」

 

玲「ふーん…そーなのかー。」

 

うp「それ他の人の台詞!」

 

玲「知るかks」

 

妖夢「玲さんが言ってもしっくりきますね」

 

玲「褒めてるのやら貶しているのやら」

 

妖夢「褒めてるんですよ。」

 

 

玲と妖夢(あとうp主)は長い階段を登っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜少年・少女移動中〜

 

妖夢「さぁ着きましたよ。」

 

玲「は…はぁ…長かった…」

 

長い長い階段を登り切ったそこには、立派な和風の屋敷があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…凄いな。妖夢は此処に住んでるのか?」

 

妖夢「ええ。あと、この屋敷は白玉楼って言います…

 

 

 

…ってあれ?いない…あ、あそこか…」

 

 

 

 

 

??「あ、妖夢!お帰り〜」

 

妖夢「あ、幽々子さま…ただいま戻りました!」

 

幽々子「その顔だと異変の元はまだ分からない、ということね。それは良いんだけど…」

 

妖夢「す、すみません…」

 

 

 

幽々子と呼ばれた人物は扇子で口を隠しながら玲の方を向く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「…妖夢、あの人は…まさか…かr」

妖夢「みょん!!!???

 

 

 

 

た、ただの客人ですよ…勘違いなさらないで下さい」

妖夢は少し恥ずかしそうに答える。

 

 

幽々子「…自己紹介してくるわ。食事の用意を宜しくね。」

幽々子はふっと微笑む。

 

 

妖夢「は…はい!!!」

妖夢は、言うが早いか屋敷に駆けていった。

 

 

 

 

 

幽々子「妖夢があそこまで動揺したの…初めて見たわね…」

 

 

 

 

 

 

 

 

〜シーンチェンジ〜

 

 

 

玲は、白玉楼より少し離れたところにいた。

空は冥界らしく夜の様に暗かったが、辺りを飛んでいる魂が白く光っており非常に幻想的である。

 

 

 

そんな中で玲は一人考えごとをしていた。

 

玲「…(どういうことだ?生気があるってことは、まだ…生きてるのか?あの光は、なんだったんだ?それに…此処はどういう世界なんだ?)

 

 

 

 

 

そこに、幽々子がやって来た。

 

幽々子「玲くん、で良かったかしら?…あれ、取り込み中だった?」

 

 

 

 

 

玲は慌てて振り向く。

玲「あっ。ちょっと考え事をしていただけです。

僕は新城 玲です。玲って呼んで下さい。」

 

 

幽々子「私は西行寺幽々子。冥界の管理人をしているの。幽々子でいいわよ。

 

…あれ、何で私にだけ敬語なの?」

幽々子は扇子をひらひらさせながら言う。

 

 

 

 

 

 

玲は一瞬顔が固まる。

玲「は…いや、それは… 」

 

 

幽々子「まぁいいわ。そんな事より、貴方に一つ聞きたい事が有るの。いいかしら?」

 

 

玲「ええ。僕で良ければお構いなく。」

玲は二つ返事で答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「…………貴方、一体何者なの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく静寂が訪れる。

 

 

玲「…………フローク帝国って、ご存じですか?」

 

 

幽々子「…質問の趣旨が少し違うけど…………分からないわ。そういう国に住んでいたの?」

 

 

 

 

玲「………ええ。僕はその帝国の第3の王子だったんです。」

幽々子「!」

 

 

 

 

玲「僕には兄が居るんですが、兄は第二の王子でした。

確か、ダカールという皇帝が僕と兄を拾ってくださった、と聞いていたのですが…」

 

のんびりした性格である幽々子も流石にこれには驚いた。

 

 

幽々子「……………つまり貴方はフローク、だったっけ?その国の王子の一人だったのね?」

 

 

玲「はい。…疑わないんですか?」

 

 

 

それを聞いて幽々子はにこりと微笑む。

 

幽々子「ええ。貴方を見る限り、嘘はついていなさそうな気がするのよ。」

 

玲「…ありがとうございます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、幽々子は顔を真剣な表情に変える。

 

幽々子「…もう一つ。貴方を見込んで質問させてもらうわ。

今、冥界で起こっている異変について、何か分かるかしら?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は精神を集中させる。

玲「うーん、ざっくり言うと何か、気のような物が何処かに集まっているような…そんな感じがします。」

 

 

 

 

幽々子「…………大体合っているわ。気、と言うよりは霊力とか、妖力の類かしらね。

 

 

 

私は冥界の管理人をしているから分かるんだけど、魂の数が減っているのよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

辺りがしーんとなる。

 

 

 

 

玲「魂…ああ、そういう事か」

玲は一瞬頭が混乱しそうになった。

だが、魂を霊力や妖力と置き換えれば分かる話ではある。

 

 

 

 

 

玲「要するに、魂の反応が小さくなっているということですね?」

 

 

幽々子「ご名答。この冥界から出て行っちゃったのは霊夢とかが知らせてくれたんだけど、それでもいつもより弱いから…」

 

 

 

 

 

 

玲「その…霊夢、と言う方は?」

玲は首を傾げる。

 

 

 

 

 

 

幽々子「あぁ…すっかり忘れてた。貴方には、幻想郷について分かってもらう事があるわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子は幻想郷について話をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幻想郷と外の世界に敷かれた、博麗大結界の事。

 

 

 

 

 

 

結界の主…博麗の巫女…博麗 霊夢(はくれい れいむ)のこと。

 

 

 

 

 

 

冥界以外の地域?のこと…博麗神社・魔法の森・紅魔館…など。

 

 

 

 

 

 

そして…

 

 

 

 

 

 

幽々子自身のこと。

 

 

 

妖夢のこと。

 

 

 

幽々子達が嘗て起こした異変…………………春雪異変の事。

 

 

 

 

その異変解決の鍵となった、スペルカードルールの事。

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「そこに大きな桜の木があるでしょう?その木には何か封印がされていてね…

 

 

 

 

私は、そこに何が閉ざされているのかを確かめる為に、妖夢に頼んで春を集めて貰ったの。

 

 

 

結局、分からずじまいなんだけど。」

 

 

 

 

 

 

幽々子は、少し寂しそうな顔になった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲は、ただただ、聞くことしか出来なかった。

玲「…そうだったんですか…」

 

 

 

 

否。出来なかったのではなく、しなかったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「ありがとうね、話に付き合ってくれて。」

 

玲「いえ。」

 

 

 

 

玲は一言言うと、幽々子の言っていた大きな桜…西行桜を眺める。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……大事なのは…今ある現実をありのままに受け止めること…前を向いて歩き続けること…か。」

 

 

玲は決意する。

 

 

玲「(幽々子の話が本当なら、フロークと此処とは切り離されている…つまり、兄さんの生死を確認する術はない…いやそもそもフロークがあの後どうなったかさえ分からない…)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今ある現実をありのままに受け止めることを。

 

そして、この世界で生きていくことを。

 

前を向いて歩き続けること。

 

当たり前だけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…………あ」

 

幽々子「どうしたの?」

 

 

 

玲「住む所…探さないと…」

妖夢「用意が出来ましたよー!!!」

 

 

玲の声を掻き消すように妖夢の声が響く。

 

 

 

幽々子「それについては…ここで住んで貰って良いかしら?」

 

幽々子は聞こえていたらしい。

 

 

玲「え…いいんですか?」

 

幽々子「ええ。貴方の様な人ならむしろ大歓迎よ。

 

 

 

ね、妖夢?」

 

幽々子はニヤリと笑う。

 

 

 

その途端、妖夢は顔を真っ赤にする。

妖夢「ほら、如何でもいいから早く来てください!」

 

言うが早いか玲の腕を掴んで行く。

 

 

[ズルズル…]

 

 

 

 

玲「………はぁ」

妖夢「幽々子さまも!」

 

 

 

二人は屋敷の中に入って行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

幽々子「(あの人から…凄まじい覇気を感じた…

 

でもそれでいて温かく、優しい感じ…

 

妖夢は、そこに惹かれたのかしら…

 

いや…私も…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はこの後妖夢や幽々子と食事を摂る。

 

 

玲にとっては、少しの間ではあったが、幸せに感じられた。

 

 

でも一つ引っかかっていた事があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この幻想郷の賢者、八雲 紫(やくも ゆかり)のこと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うp主「次回に続くよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




はい!今回の東方明輝伝!如何でしたか!?






次回までゆっくり待っててね!

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