東方明輝伝〜第一部〜   作:超奏

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あけましておめでとうございます(戯言)




いっやぁ…模試とかニコニコ静画とか艦これとかやってたら遅くなっちまったwww


まぁそんなこんなでゆるりとお付き合い下されば嬉しいです







んじゃ久々の本編どぞ!


第20話 紅魔館へ急行せよ!迫る決戦の時

前回のあらすじ

 

(難なく)ジャルバミラージュを撃破した玲。

そして、蘇る記憶を辿りジャルバ本体が居る紅魔館に到達した鈴琶。

師団長の命を受け、全速力で紅魔館に飛ばす飛来。

 

決戦の時、迫る。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「お前今回はふざけなかったからいいと思ってるだろうが」

私「はい」

ジャルバ「せめて難なくだけは消して貰えるかな?(ギロリ)」

私「無視☆」

ジャルバ「ハァ☆

 

 

……と思っていたのか?」

 

※うp主は松田に抹殺されました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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慧音「妖夢!水を替えてくれ!妹紅はこっちを手伝ってくれないか!?くっ…」

 

妹紅「……はぁ…ほんとに…どうしてこうなったんだか…」

妖夢「そんなこと考えたって今は仕方ないです。動きましょう!」

 

 

 

妹紅「…お前、そんな事言うやつだったっけ?」

 

冗談交じりの妹紅の台詞が聞こえる前に、妖夢は外に出ていた。

 

 

 

 

 

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玲、天子(と気絶している衣玖)は人里に向かっていた。

 

玲は妖夢を置いて来ており、天子と衣玖に至っては、天界が壊滅してしまっていて帰る事が不可能だからである。

 

 

 

 

天界付近で戦った時より、空が黒い。

紛れもなく霧の影響だ。

 

天子「…それで…私には残っていろと?」

天子が不満そうにぼやく。

 

玲「無茶言うなよ、僕でも少し危なかったんだから…

あと、その人を一人置いとくのは不味いだろ?」

 

天子「…でも…」

 

玲「来なくて良いに越した事は無さそうだしな。」

 

天子「…?分かったわ。今から行くところで待ってろって事ね?」

 

来なくて良いに越した事は無い…天子はその意味に気づけなかった。

 

つまるところ来なくて良いと言うことは、[さほどの敵では無い]ということを表す。

玲「あぁ。」

 

 

 

 

 

玲もまた、気づけなかった事があった。

彼女の感性である。

彼は、つい先程同族のみならず親族まで皆殺しにされた事に怒ってはいたが、淡々と会話を交わせる彼女に少し違和感を抱いていた。

 

彼もまた、故郷をめちゃくちゃにされた一人だから。

 

しかし玲は、これは後回しに出来ると考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…お、いたいた。妖夢ー!」

玲は水を運ぶ妖夢に呼びかける。

 

妖夢「!玲さん!」

妖夢は両手に水バケツを持っていた。

 

それを一旦置いてから妖夢は玲に駆け寄る。

 

 

 

玲「いきなりどっか行ってごめんな。」

 

妖夢「それは良いんです。…何が…あったんですか?」

 

 

 

 

 

 

〜説明中…(前話参照)〜

 

 

 

 

玲「……僕は紅魔館に向かう。何か手がかりがあるに違いないから。

妖夢は、子供たちの手当とか、天子や衣玖の事を宜しく頼む。」

 

 

 

 

 

玲は魔装状態になり、紅魔館に向かおうとしていた。

 

 

妖夢「はい。…玲さん」

 

玲「ん?」

 

 

妖夢「……私、胸騒ぎがするんです。もしかしたら…とてつもない事が起こるんじゃないか…って。

 

 

……無事でいて下さい。…絶対に」

 

 

玲「あぁ、分かってるよ。じゃあな」

 

 

 

 

 

 

 

妖夢は、見えなくなるまでずっと見守っていた。

 

 

 

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〜紅魔館 大ホール〜

 

鈴琶が紅魔館に入るや否や、上から魔力の槍が降って来る。[シュッ]

 

 

 

 

鈴琶は首だけを動かして避ける。

彼の頬からは薄らと血が滲んだ。

 

 

 

[ドーン!!]

 

避けられた槍は後方の壁に突き刺さり、暫くして爆発した。

 

扉のすぐ横に大穴を開け、周囲には小規模の火災が起こる。

 

 

 

 

鈴琶は全く動じず、階段の上にいる怨敵の名を呼ぶ。

 

鈴琶「ジャルバ!!!!!!」

 

 

 

 

 

ジャルバ「お前は……誰だ?」

ジャルバと呼ばれた男…然しながら、その姿は玲達のものとは異なり、灰色の鎧に白髪、漆黒の仮面を付けた異様な姿の…その反応に鈴琶は軽く絶句した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分達[幽霊族]を滅ぼした要因の一つであった筈なのに。

 

鈴琶「………覚えて無いというのが余計に腹が立つな。貴様らの[科学技術]とやらが俺達を弾圧の業火に叩き込んだ事を忘れたのか?」

 

ジャルバ「……古すぎて忘れたな…それに」

 

ジャルバは鈴琶に向けて手をかざす。

 

 

 

 

 

ジャルバ「死に損ないに答える道理などない。死ね」

その言葉と共に横に控えていた紅魔館の主:レミリア・スカーレットが飛び出す。

 

その瞳は紅く、不気味に輝く。

 

 

 

ジャルバ「魔人レミリア・スカーレット。魔人化の秘薬で潜在能力を引き出したこいつに敵う者など、いない」

 

 

 

 

鈴琶「さっきから話が通じてねぇな。だったら、殺るまで」

 

 

 

復讐鬼と魔人がぶつかり合う。

 

 

 

 

 

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レミリアが爪で斬り掛かる。

鈴琶はそれを素早く見切り、彼女の腕を抱え込んで背負い投げを敢行する。

 

レミリア「ギィ…!?」

背負い投げを食らうが、咄嗟に体勢を立て直した。

 

鈴琶「食らえっ!」[ガッ!]

そこに、鈴琶の渾身の回し蹴りを受ける。

 

 

不意を付かれたのか盛大に吹っ飛び、紅魔館の壁を破壊していった。

 

 

 

その隙に鈴琶は猛スピードでジャルバに詰め寄る。

 

鈴琶「くたばれっ!!!強爆[爆鳴気]」

 

 

 

 

 

鈴琶のスペル、強爆[爆鳴気]とは、分かりやすく言うと気合砲の連撃バージョンと言ったところだろうか。

 

相手を気合で吹っ飛ばした後に爆発によるダメージを与えるスペルである。

 

 

 

 

 

 

[グァーン!]

 

ジャルバの顔面に気合が炸裂し、後方に吹き飛んだ後にそのまま爆発した。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「へっ、ざまぁねぇぜ…っと!」

 

鈴琶は後ろから襲いかかったレミリアの拳を振り向いて容易く受け止め、もう片方の手の甲で吹き飛ばす。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「雑魚に用はねぇ、一気に決めさせて貰うぞ!極弾[神霊玉]」

 

鈴琶が両手を掲げると、大きなエネルギー弾が生成される。

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「霊装」

 

そう言うと、彼の身体を赤紫色の鎧が覆う。

霊力で型どった鎧。原理としては、玲の魔装とほぼ同じである。

 

 

 

 

 

 

[バチバチッ!!!]

鎧を纏った鈴琶からスパークが走る。心無しか、黒い幽々子と戦った時よりも激しさを増している。

 

 

掲げたエネルギー弾が更に大きくなっていく。

 

彼は時を待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゼロ距離でスペルを撃ち込み、彼女を戦闘不能に追い込む時を。

 

 

 

 

 

 

 

レミリアはそんな事はつゆ知らず、鈴琶に向かっていくが。

レミリア「……!!」

 

鈴琶「行けっ!!!」[ブン]

 

狙い通り、鈴琶のエネルギー弾はゼロ距離でレミリアに直撃し、押し返す暇も無く地面に叩きつけられた。

 

 

 

レミリア「………」[ドカーン!!!!!!]

 

地面に着弾したエネルギー弾は膨れ上がるようにして爆発した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決着は案外早く付きそうだ、と鈴琶は感じていた。

 

しかし、皆様はレミリアの能力をご存知だろう。

 

鈴琶は当然気付く筈も無かった。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「ぐあぁっ!」

 

鈴琶は不意に後方から蹴りを喰らい、壁に激突する。

 

鈴琶「…ぐ…どうなってやがるんだ…!」

 

 

 

 

視線の先には、[傷一つ負っていない]レミリアがいた。

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「言わなかったか?こいつはその潜在能力を大きく引き出した…貴様如きでは…話にならんなぁ」

 

 

 

ジャルバもまた、無傷であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…は!話にならんだと…?冗談も過ぎると面白くないぞ。今のは不意打ちだろうが。真面目にやれば俺の方が有利に決まってる」

 

 

 

 

 

ジャルバ「ならば…試してみるか?」

 

 

 

 

 

 

鈴琶「上等だ」

 

彼はレミリアに殴りかかった。

 

 

 

 

 

 

 

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[ドカッ!]

飛来が紅魔館の正面の扉を蹴り開ける。

 

飛来「…!」

 

 

そこには紅魔館の主、レミリアとジャルバがいた。

 

さらに、全身傷だらけの鈴琶も。

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「どうした?

 

そんなに運命が怖いか?

 

滅びの運命が怖いか?

 

あの時、大人しく死んでいればこんな事にもならずに済んだものを…

 

違うか?………御島慶喜」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「………黙れ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「怖いんだろう?怖いと言えばいいではないか。

 

そうすれば、誰かが助けてくれる。

 

 

 

哀れなり…哀れなり!!!

 

傲慢な幽霊族が生んだ末路がここまで哀しきものだったとは…」

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「………黙れ」

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「ここで滅びて然るべき…幽霊族!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶は震えながら立ち上がる。

 

 

 

 

鈴琶「…運命が…どうした。魔人がどうした。俺は……!

 

 

 

そうやって…そうやって皆を愚弄する貴様を…!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………あの時のお前か。邪魔しに来たのか?また…」

 

 

 

 

 

飛来は首を振る。

 

飛来「…その話は無しです。奇しくも、貴方と私の目的は同じ。ここは協力しましょう。」

 

 

鈴琶「……有難いことで…。どうするんだ?こいつは口達者な上に強い。」

ジャルバ「…口達者…」

 

 

ジャルバのぼやきを無視して続ける。

 

 

鈴琶「仮に…お前が俺より強くなっていようが、こいつには…勝てない」

 

鈴琶は歯軋りする。

 

 

 

 

飛来「…知っています。だから…」

 

 

 

飛来は鈴琶に何かを投げ渡す。

 

鈴琶「短刀?」

 

 

 

 

その短刀は、玲の持っている短刀と同じく、黒く輝いている。

 

飛来はそれには答えずにニヤリと笑う。

 

 

飛来「一人ずつでは駄目でも、二人でやれば…」

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「地獄界の秘宝、合獄刀[ごうごくとう]。

 

これを私の合図で、鞘を払って下さい!」

 

そう言うと共に飛来もまた、鈴琶が持っているのと同じ短刀を取り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「……地獄界の…秘宝?

 

…まさかな…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「どんなに作戦を練ろうが私達には絶対に勝てない…

 

ましてや[破壊神]には…

 

 

 

 

まぁいい。ここで倒せる事に越した事は無いからな。死んでもらおう」

 

 

ジャルバが魔力を溜め始める。次の攻撃をまともに受ければただでは済まないと2人は直感で感じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「…ここはやるしかないか…

 

同時に鞘を払えば良いんだな!?」

 

飛来「そうです。いやぁ…まさかここまであっさり聞いてくれるとは思ってもいませんでした」

 

飛来が意外そうな顔をする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「[死霊の咆哮(デッドハウリング)]」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「そこまで俺はひねくれてねぇよ。敵討ちを手伝ってくれるんだろ?拒む理由なんかない」

 

鈴琶はそう言って顔を歪めて笑う。

 

 

 

 

飛来「…変わりましたね、貴方も」

飛来だけが、彼の[変化]に気付いていた。

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「馬鹿言うな。そら、来るぞ」

 

 

 

 

冗談を交わした彼らの目前に、特大のエネルギー波が迫る。

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶・飛来「「今だ!!!!!!」」

 

 

 

 

 

二人が鞘を払った瞬間、玲以上の輝きを放つ光が辺りを包む。

エネルギー波もいつの間にか掻き消されていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「……!」

 

 

 

 

 

 

そして、光の中から1人の青年が現れる。

 

 

 

??「…………よう」

 

 

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鈴琶さんほんとはいい人なんやで…!過去編とか絡めてこれから本格的に入って行きますよー!

さてさて…鈴琶と飛来を合体させるつもりは当初してなかったんだけどね…

玲君をかなり上方修正しないとね☆


全員「ファッ!?」




ちょいと気合い!入れて!長めに書いて見ました。


……出来ればコメント欲しいです。
てかさ、なんでコメント来ないんだろうね?
言うとこ無しかくそみそな出来なのか



どうでもいいわ()




妖夢「では次回![第21話 運命なんかぶっ壊せ!合体戦士の猛攻]」


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