東方明輝伝〜第一部〜   作:超奏

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ちぃいいいいいいいいいいいっっっすううううう!!!└(՞ةڼ◔)」



随分と久々の投稿( ̄▽ ̄;)






皆さんクリスマスは楽しみましたか?僕ですか?
駄目だったよ…








玲「本編どうぞ?」俺氏「えっちょま」


第19話 語られる真の目的?紅魔館へ急げ!

あのさぁ……UA数は伸びるのはほんとに嬉しいんだけど…

 

何かレスポンスをくれよ!!!(暴走)

 

この活動自体自分の手で頓挫させなければならない事になるのは避けたいし

 

他のやつは他のやつ。

これはこれ。

 

ていうかメインで書いてるのはこの小説だし問題ないだろ

 

 

 

 

 

 

 

 

すみません……最近情緒不安定な僕の事はどうでもいい()ので本編どうぞ

 

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鈴琶は歩いていた。

 

無気力に、ただただひたすら。

飛ぶ事もせず、ただただひたすらに歩き続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

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先だっての異変は失敗と言うより、勘違いによる頓挫だった。

自分が勘違いをした事で余計な争いを招く結果となった。

 

 

 

 

ただ、みんなともう1度、元通りに暮らしたかっただけなのに。

 

みんなはもう死んだままなのだ。

爪痕だけ残して。

 

 

 

 

 

 

 

もう行く宛など何処にも無かった。

もう全てがどうでもよくなって…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「行く所無いんだろ?私の家に来いよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ふと鈴琶は立ち止まった。

 

鈴琶「……あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

……違う。

そんな筈は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…鈴琶…頼むから…そんな哀しい顔しないでくれよ…」

 

 

 

 

……そう言って本当に悲しそうな顔をした彼女に、

「貴様に何がわかる!!!」

と言ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……。

 

………。

 

……俺は……。

 

 

 

 

………ここまで酷く、歪んでしまったというのか……?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「確かに私には何も分からない。でも!だから力になりたいんだぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…出来る事なら

 

…………会ってきちんと謝りたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「悪いことをしたら謝ねばならぬ」

 

………これはあの老夫婦に教えて貰った事だ。

外道の限りを尽くしてきた俺に教えてくれた…

 

 

 

 

 

「お主は……一体どれ程の苦しみを背負って……」

 

 

 

 

「そうじゃな…婆さんは確か…琵琶をやっておったな。

 

 

 

 

 

お主の名は…………鈴琶……!鈴琶じゃ!」

 

 

 

 

 

 

……居なくなってしまう前に。

もう一度会って思いを伝えたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、運命はそれをなかなか許してくれなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「幻葬[夜霧の幻影殺人鬼]」

 

「華符[破山砲]」

 

 

 

鈴琶「!?」

突然、目の前に大量のナイフとエネルギー波が現れる。

 

 

 

鈴琶「多弾[霊散槍]」[バババッ]

鈴琶も負けじと霊力の槍を放ってナイフを相殺し、そしてエネルギー波を蹴り飛ばす。

 

 

 

そこには、目から光が消えた十六夜咲夜と、紅魔館の門番妖怪、紅明鈴がいた。

彼には、心なしかこの間の藍と同じような目をしている様に見えた。

 

 

 

 

 

 

鈴琶「咲夜と…もう一人…

 

余裕だな。ちょっと憂さ晴らしに付き合って貰うぞ!」

 

 

 

 

紅魔館前で戦闘が始まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〜天界付近〜

 

玲から仕掛ける。

 

玲「でやぁ!」[ヒュッ]

ジャルバは蹴りを躱すと高速移動で背後に回り込む。

 

 

ジャルバ「くたばれ!」

 

玲はジャルバの気配に気付き、素早く振り向いて左腕で組み落としを防ぐ。

 

 

 

玲「っつ…!だぁっ!」[ガッ]

玲は左腕が痺れる様な痛みを覚えたが、構わず腕を押し退けて飛び膝蹴りを顎に当てる。

 

 

 

 

玲「一閃[スーパーレーザー]!!!」

ジャルバを仰け反らせると玲はすかさずスペルを発動させた。

 

ジャルバは素晴らしい反射神経でレーザーを弾く。

 

その隙に玲はジャルバに飛びかかった。

 

 

 

 

玲とジャルバはほぼ互角だった。

 

 

 

多少拳をもらう回数は玲の方が多いが、それをものともせず猛攻を続ける。

 

 

 

 

しかし時間が経つにつれて、何時までも平静を保ったままのジャルバに玲は一抹の違和感を覚えた。

 

玲「(…装甲のせいかなかなか)」

 

 

 

玲は顔面に向かってくる拳を全身を捻って避け、その体制から勢いよくジャルバの腹部にエネルギー弾を押し当てた。

 

 

 

 

 

 

 

 

[ドガァァァン!]

 

ジャルバ「………」

 

しかし爆煙が立ち込めており、良く見えない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はその隙に距離を置き、中距離から両手を前に構えてスペルを発動させる。

 

玲「これでも食らえっ!多弾[ 連続エネルギー弾]」

 

両手から大量の一点集中弾幕が放たれる。

 

 

[ズドドド…]

 

ますます煙が立ち込めていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

彼は自身の後ろにジャルバが来ていることに………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[バシュッ!!!]

 

ジャルバ「死n…………が…」

 

 

気付いていた。気付いていて敢えて連射したのだ。

油断を誘い、手痛い一撃を叩き込む為に。

 

 

 

玲「闘符[ブレイブブレード]」

左手から気の刃を発現、ジャルバの肩を装甲諸共貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「……見てなくても分かったよ。そんなどす黒い気じゃ、ね」

 

玲は振り返って続ける。

 

 

 

玲「………何故……

 

 

……!?」

 

 

 

 

 

 

玲は言葉が出せなかった。

穴の開いたジャルバの装甲からおびただしい量の蒸気が上がっていたのだ。

 

 

 

 

ジャルバ「理由…か。そんなに聞き出してぇなら本体の方に聞くことだな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………どうせ、誰もわかっちゃくれねぇだろうが」

 

ジャルバは顔を歪ませながらも詰まることなく言った。

 

 

玲「……どういう事なんだ?」

 

 

 

 

ジャルバ「時間が残ってりゃあっちの俺が教えてやるさ。

もう紅魔館勢の魔人化は始まっているけどな。」

 

玲「?……お前は一体……」

 

 

 

ジャルバ「ミラージュって言ったろ?

 

俺は、[元々]の俺だ。

この装甲に存在させてんだ。」

ジャルバは溜息を吐いて答えた。

 

玲「……元々の……?」

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「そうだ。楽しかったさ…皆の為に…愛した人の為に尽くした日々が…

 

 

あの天人どもはそいつを根こそぎかっさらっていきやがった!

何故……俺があんな酷い仕打ちを受けねばならねぇんだ!?

 

 

 

 

胸がすく思いがしたぜ…皆殺しにした時は…」

 

 

 

 

 

 

 

天子「………も……もしかして………」

ジャルバ「おっと!これ以上語らせるなよ?さもなくば貴様も…地獄送りにしてやる。」

 

 

玲「…………お前、もう自棄になってないか?」

 

天子「?」

 

 

 

続ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「悔しい気持ちでいっぱいになって、でもたった1人で我慢し続けた。その結果がこれなんだろ?

 

 

 

こんなことして…………

 

 

 

もう、[止まれなく]なったんだろ?

 

違うか?」

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「そう言えば…お前…新城 玲 っていったな…成程、そういう思考が出来るのも肯ける。

 

 

だが少し違うな。下らねぇ良心とやらをとっぱらってもらっただけだ…

 

…俺自身としては…もう復讐は……」

 

 

 

玲「………復讐だけなら理解出来ない訳でもなかったが…

紅魔館の皆やその他の人まで巻き添えにする必要なんてないじゃないか…

 

 

 

 

怨みがもう抑えられなくなってしまったんだろ?

どうしてもらったかは分からないけど…

そうやって、皆も同じ目にあえばいい、なんて思っちゃってるんだろ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「……ご名答、だ」

 

 

 

 

ジャルバは誰にも聞こえないように呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャルバ「……さぁ、早く紅魔館へ向かった方がいいぞ…

取り返しが付かなくなる前にな……ふふふ……ははははは!!!!!」

 

 

 

そう言い残すと、ジャルバは装甲だけを残して[肉体だけが]霧散した。

 

 

 

 

装甲は宿主を失い落下していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

落ちていった空には、以前の紅色とは異なる、暗黒色の霧が広がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〜紅魔館前〜

 

 

 

 

 

鈴琶「…雑魚が」

 

鈴琶は早々に美鈴と咲夜を沈黙させていた。

 

その理由に彼自身の戦闘能力の大幅な飛躍がある。

 

 

 

 

鈴琶「……魔理沙のあの薬、魔人化の副作用が完全に取り除かれている。

 

…いや、そんな事は今はどうでもいい。」

 

鈴琶は、以前よりも遥かに強くなった自分に満足するかの様に不敵に笑う。

 

 

 

 

 

 

 

 

鈴琶「……(玲にやられてから徐々にではあるが記憶が戻ってきているな。

 

……ふ、遂に見つけたぞジャルバ…

 

一族の怨みだ。貴様を地獄に叩き送ってやる)」

 

 

 

鈴琶は殺意を漲らせ、紅魔館の玄関を潜った。

 

 

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〜霧の湖上空〜

 

魔理沙と霊夢は居なくなった鈴琶を追って、紅魔館へと向かっていた。

 

魔理沙「…なぁ」

 

霊夢「何?」

 

魔理沙「なーんか、身体が重くないか?」

 

霊夢「言われてみれば、確かにそうね。

紅霧異変の時はこんなんじゃなかったのに」

 

魔理沙「あ〜あ、異変解決の前なのに気が滅入っちまいそうだぜ」

 

霊夢「……同意するわ。元気が吸い取られてるみたいな感じねー。

 

チルノも居ないし。

来る時は厄介なのに、居ないなら居ないでそれはそれで寂しいものね」

 

 

 

 

魔理沙「……そうだな、さっさと終わらせてまたパーっとやりたいもんだぜ!」

 

霊夢「…まずあんたから血祭りに上げてやろうかしら」

 

魔理沙「ゑゑ!?」

 

霊夢「冗談よ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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〜人里〜

 

暗黒色の霧が空を覆って早数十分。

 

[不死身]と言われる女性…外見では殆ど少女だが…

 

藤原妹紅は一人の幼い少女を抱き抱えていた。

 

 

 

 

 

 

「もこーお姉ちゃん…えらい…えらいよ…」

妹紅「しっかりしろ!絶対に!絶対に大丈夫だから!な!」

「ほん…と…?」

妹紅「あぁ!」

 

 

 

「もこーお姉ちゃんが言うなら…安心…」[クタッ]

妹紅「…………気を失っただけ…か。

 

 

 

なぁ飛来、どうして、どうして急に{子供だけ}が……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「あ、あぁ。(…同じ幻想郷とはいえここまで…

事態は思ったより深刻そうだ)

 

 

妹紅、ちょっと子供達の事を頼めるか?」

 

妹紅「?ちょ、ちょっと飛来!?」

 

飛来は屋外に飛び出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

飛来「(師団長!師団長!)」

飛来は{師団長}にテレパシーで通信をとる。

 

?「(あぁ、分かってる。俺も最初はジャルバだけが脅威だと思ってたが…

大事な事を忘れていた…!)」

 

飛来「(何です?それは?)」

 

?「(行けば分かるさ。飛来!急いで紅魔館へ向かい、鈴琶を援護しろ!

あいつは少し目的が違っているが敵は同じ!

 

玲もミラージュとの戦闘が終わったようだし間もなく行くだろう!

 

子供達は住人達に任せておけ。

 

 

 

いいか!?まず真っ先にジャルバを倒せ!

 

 

 

…万が一、いや…絶対に討ち損ねるな!

 

 

…命令だ)」

 

 

 

 

 

飛来「(……了解!)」

 

聞き終わるや否や全速力で飛行を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

飛来「師団長があそこまで強く言うなんて…

この間はそんなに強くなかったけど…

 

もしや…今回ばかりは玲さんでも危ないという事か?」

 

 

 

 

飛来は首を振る。

 

そうあって欲しくないと望んだからだ。

 

 

 

 

 

 

飛来の見つめる先の紅魔館は、光を塗りつぶさんとばかりに霧を放っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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今回長くなっちまったぜ…

さてさて、色々と話が進み始めましたね…

次回辺りから本格的(♂)にフランちゃんが関わって来ます

仕方ないね♂




出来るだけ早く出したいけどチャンネルとかその他小説とかもあるし…今年中にはもう一つ出して終わりたいですな…(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )




では次回!「 第20話 紅魔館へ急行せよ!迫る決戦の時」

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