東方明輝伝〜第一部〜   作:超奏

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遅れてすまぬぅぅ!!!m(。>__<。)m

あぁ、無事にテストは爆沈しましたね(遠い目)

あ、あとがっこうぐらしのやつ、感想とかお気に入りとか有難うございます!
出来れば評価の方も……()


出来ればこの小説も………()





本編どぞ!かなり(当作品比)長いです。ではごゆっくり。


第16話 博麗 霊夢

〜前回のあらすじ〜

 

パラ「だなどと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ☆

 

 

 

 

 

………ぬぉぉぉぉうぉぉぉ!作者に殺される(笑)とは、これもサイヤ人の定めか……」

 

 

 

 

 

 

〜前回のあらすじ〜

 

「昏睡レイプ!?野獣と化した霊夢先輩!」

 

玲「何気合ってるのが悔しいなw」

霊夢「失礼ね」

 

 

 

 

〜今度こそ前回のあらすじ〜

 

 

霊夢に何をして欲しいんだろう?

 

 

宴会ですか?勿論1話で終わらせましたよ

 

宴会「ハァ☆」

 

 

 

あの…もしかしたら次に天界編入れるかもしれません…かなり高い確率で

 

まぁ誰も見てないし()変えても誰も言わないだろうね!

 

どうも、完全自己満足系作者のかなTです☆

 

 

 

 

妖夢「本編どうぞ…。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

霊夢は確かめたかった。あのとてつもない、だけどどこか懐かしい力の正体を。

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「………どういうつもりだ」

 

霊夢「…ちょっとそのまま力を入れてみて」

 

玲「……?」

 

霊夢「黒い幽々子と戦った時に…なんか変身してたでしょ?そんな感じに」

 

 

 

 

 

 

 

玲「…? ? ? まぁいいや。じゃあ……はっ!」

 

[ズァッ!]

玲は力を解放する。

 

 

霊夢「(……違う…。あの時の力はそんなもんじゃなかった…

……あれ…?)」

 

玲「……こんなもんかな。これでいいか?」

 

霊夢「……まだまだ」

 

玲「………わかったよ…!!!」

 

[バンッ!]

 

玲「…魔装フルパワーだ、これでいいだろ?」

 

霊夢「…まだ余力を残してるでしょ?」

 

玲「まさか。これ以上は無理だ。」

玲は首を振る。

 

 

霊夢「…やっぱり気のせいかな……でも確かにそう読めたし…」

霊夢はうーんと腕を組んだ。

 

 

 

 

玲は自嘲気味に呟く。

玲「…多分それなら…まだ表面化する程の域には達していない、という解釈をする方がいい。」

 

霊夢「……どういうこと?」

 

 

 

 

玲「兄さんも僕に言ったような能力を持っていたんだ。

 

兄さんは自由にそれを使いこなしていた。僕の場合はきっと、実力不足だろう。」

そう言う玲の目は寂しそうだった。

 

 

 

霊夢「ふーん…ここじゃちょっと信じ難い話だけど…そんなものもあるのかもね」

玲の表情に、霊夢は不思議そうに玲を見た。

 

玲「きっとそうだろうな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ていうかあんたはそのままでも強いしそれで実力不足とか言われてもねぇ…

少なくとも私が見てきた外来人の中では1番強いわ。

おまけに空も飛べるとなると私でもそうそう勝てないわね。

 

……………弾幕ごっこなら負けないけど(ボソ)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「…私がまだちっちゃい頃、玄爺っていう亀に乗っけて貰って、色んな所に行って異変解決をしに行ってたの。色んな人がいたわ。………そうね………新城 祐って人知ってる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲はその聞き覚えのある名前に思わず霊夢に掴みかかっていた。

 

 

 

 

玲「…………………!何故!何故兄さんの名前を!?」

 

霊夢「え?」

 

玲「兄さんは……今どこに!?」

 

霊夢「ちょ、ちょっと待って!どういう事!?確かに苗字一緒だけど…。」

霊夢は完全に狼狽している。それほどまでに玲の表情は険しかった。

 

玲「嘘だ………!嘘だ……!兄さんはあの時…………!」

玲は少し錯乱状態に陥っていた。

 

 

霊夢「………とりあえず詳しく聞いてもいいかしら?」

霊夢は座り込んで言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲は幻想郷…冥界に来るまでの出来事をすべて話した。

 

あの時、故郷のフローク王国の廃墟で祐は黒い怪物と戦って命を落とし、自分は光に飲み込まれ…気づいて進んで行くと冥界に辿りついた事を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「……………………。」

 

心地良い風が吹く。

カサカサと葉が揺れる。

 

霊夢は黙って玲の話を聞いていた。

 

 

 

 

玲は知らず知らずに泣いていた。やはり、自分の弱さがあの結末を招いてしまってしまったように思えたのだ。

 

強くなると誓おうが、過去は変わらない。

 

それに……亡くしたものはあまりにも大き過ぎるのだ。

 

 

 

 

 

玲「………ごめん。ちょっと…」

 

霊夢「…別に良いの。そっか…祐さんとは兄弟だったのね…」

 

玲「……じゃあ…そっちの話も聞いていいか?」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私が初めて出会ったのは、今からちょうど7年前くらい。

 

………なかなか思い出せないのよね…

 

………忘れちゃいけないことなのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

気が付いたらあの人と私は一緒に生活していた。

 

なんかね…お兄さんって感じだったわ。優しくって……それでいて凄まじく強かった。

 

ある時から急に居なくなったお母さんに変わって、異変解決しに行ってたの。

 

多分黒い幽々子くらいなら瞬殺出来たわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの頃は、いろんな事があったけど…楽しかった。

そこにいるだけで皆が幸せになれるような人だった。

 

 

 

 

……そして私をとっても可愛がってくれた。

まるでお父さんや、お母さんのように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、そんな日々は長くは続かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

神綺っていう、魔界の勇者が攻めてきたから。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

祐「三度も………故郷を失ってたまるか!!!!!!」

 

その人は……そうね…あんたと同じようなオーラを放っていたわ。

もっとも玲にはその記憶はないみたいだけど。

 

それに、あの時の男の人の髪の毛は黄金色に逆立っていたから。

 

 

 

 

 

神綺「ちぃ…たかが人間風情が………調子に乗るなよ!」

 

 

祐「出来るさ!希望がある限り…そして…彼奴がいる限り…!!!

 

 

 

 

光は!!!決して闇夜に負けない!!!」[ピシュン]

 

 

 

その人は一瞬で神綺の元に行って……

 

 

祐「霊夢…………。………紫を…………ルーミアを…………魔理沙を………

 

 

 

………そしてこれから来る俺の弟の事も…………

 

皆を、頼んだぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………達者でな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして……

 

「……………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色々あったけど楽しかった。有難う………

 

 

 

…………究極魔法[終焉の閃光]」

 

 

 

 

 

[カッ……]

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐さんは、神綺と共に自爆した。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲「…!」

霊夢「………まさか貴方がその"弟"とは思わなかったわ。

 

そうだ、この話にはまだ続きがあるの。」

玲「……聞きたい。」

霊夢「勿論話すわ。」

 

玲「……うん。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

あの後から、私は独りでずっと泣いてた。

 

 

ずっと。ずっと。

 

 

 

 

そんなある日。

紫は私の記憶を弄ろうとした。

 

…………私が悲しむ事を可哀想に感じたからよ。

 

 

 

 

 

そんな時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「止めてやれ。紫」

 

 

 

 

 

「…!」

忘れもしない。まさしく祐さんの声だった。振り向くと、薄らと祐さんの姿があった。

 

 

 

 

 

祐「お前がルーミアの一件でそうやって最終的な解決に至らせた事は知っている。

分かってるさ。お前の気持ちは。

だけど、今俺は伝えなきゃいけない事があるんだ。

 

時間がない。……聞いてくれ」

 

 

霊夢「お兄ちゃん……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「恐らくあの程度じゃあいつはまた必ずやってくる。でも、俺は相討ちって形で死んでしまった。今度は霊夢や紫達がここを守り抜いていく番だ。」

 

 

紫「で……でも………」

 

祐「大丈夫さ!紫は自分で思うよりかなり強いぞ」

 

 

 

霊夢「……私は全然駄目だよ…。」

 

 

 

祐さんは笑って言った。

祐「……まぁまだお子様だもんな。んでもって、紫にこれから面倒見てもらえ。いいな?」

 

紫「………はい。」

 

霊夢「お兄ちゃんは?」

 

 

 

 

 

祐「……まぁ当分は帰って来ないだろう。

 

 

でも………またいつか帰ってこられそうな気はするんだ。だから。」

 

 

 

 

 

霊夢「よかったぁ!」

 

 

 

紫「……本当はどうなの?」

 

祐「そのまんまだ。生憎嘘はつかない性分なんでな」

 

紫「……。」

 

 

 

 

 

 

 

 

祐「あと、一つ聞きたい事があるんだ。霊夢。

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は………いいお兄ちゃんだったか?」

頭を撫でて貰っていた。

 

 

 

 

 

 

 

私は泣きじゃくりながら言った。

 

 

霊夢「うん!」

 

 

 

 

 

 

祐「そっか…ならこれで心残りは無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

また弟に伝えてくれ。何も伝えられずに居なくなって御免な、って。

 

 

 

 

グッバイ。霊夢。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして今に至るの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

玲は、信じられないと言う様な表情を見せる。

 

玲「………"また"帰ってこられそうな気がする………?」

 

 

しかし、直ぐに真面目な、それでいて少し寂しそうな表情になった。

 

玲「…………。」

 

 

 

 

 

霊夢「あんたの気持ちも解るけど…そんなに考え込まなくても良いんじゃない?」

 

玲「霊夢は…兄さんのその言葉をまだ信じてるのか?」

 

霊夢「ええ、勿論。」

 

霊夢は少し顔を綻ばせて答えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうこうしている内に、朝日が上り始める。

元々自然豊かな幻想郷の風景と相成って一層綺麗に見えた。

 

玲「あ」

霊夢「あ」

 

 

 

 

 

 

玲「(また帰ってくる…?じゃあ……兄さんはこの世界の何処かに……!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「ありがとね。長々と付き合わせちゃって」

 

 

玲「ううん。なんか…元気出た」

 

 

 

霊夢「おやすみ…」

 

 

玲「おやすみ!」

 

 

 

 

 

 

こうして、1日が終わり、また1日は始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うp主「……………と思っていたのか!?」

 

玲「なんやお前(半ギレ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突如発生したうpぬしを横目に魔理沙が駆け寄って来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「朝の弾幕ごっこやろうぜ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

玲「…………ふぁー!!!!!!!!」

 

 

静まり返る博麗神社に玲の絶叫が響く。

しかし、それに誰かが反応することは無く、皆の寝息だけがそこに残った。

 

 

 

 

 

玲の1日はまだ終わらない(棒)

 

 

 

 

 

 

 




かなり長かった………!

ねぇ今回はかなり伏線入れたよ!そこら辺を予想して感想に書き込んでおくれ!
投稿ペースが超アップしてクオリティも上がるぞいw




さてさて次は弾幕ごっこの回ですね!


次回!「第17話 睡魔と戦え!魔理沙との弾幕勝負」





……なんか社畜っぽく見えるのは僕だけかな?

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