突然だが俺は今状況を全くつかめてない。ので今から掴む。今俺は何かに包まれて地面に横になっているらしい。少し明るい茜色の空、鉛色の雲、そこから沈んでくる幾つもの大粒の雫…それを大きな和風の建物の門の横で受ける俺。体が言うとうりに動かず、喋ろうとしても『バブー』だことの『オギャー』としか声が出ない……恐らく赤ん坊に戻っているのだろう。そしてもう1つ超重要な事が分かった………
「おぎゃあぁぁぁあああ!!!!!!!(俺捨てられたぁぁぁあああ!!!!!!!)」
「なんじゃ騒がしい」
蓮が騒いでいると和風の建物の中からいかにもThe 鉄人 的なお爺さんが傘をさして出てきて蓮に近づく
「む……騒がしいと思ったら捨て子とはのぅ」
「バブー!(ヘルプ!そこの爺ィ!!)」
The 鉄人は蓮を優しく抱き上げ、蓮を包んでいる布の隙間に紙をみつけてそれを読む
「ふむ、これは……夜神 蓮か、よし!蓮よ、今からお主はこの鉄心の孫じゃ」
「バブー(転生早々捨てられるとか無いわ〜ベビーにどんだけヘビーな過去を作らせんだよ………自分で言ってて寒いな。よし。あの女神次会ったらコロス)」
「ほっほっほ、そうかそうか嬉しいか。元気に育つのだぞ」
蓮が一人ボケツッコミをやっている事も知らずに蓮を抱え建物に入っていく鉄心
それから5年後…蓮は鉄心の願い通り元気な男の子に成長致しました……
「豪熱!マシンガンパンチ!」
「うわぁー!!」
「そこまで!勝者!蓮!」
「うっし!3連勝〜」
「う〜また負けた〜」
…-物凄く強くなって
たった今蓮は鉄心の孫…姉弟分の川神 百代と3回目の組手に勝利し鉄心に褒められていた
「ほっほっほ。まさかモモに勝つほど強くなるとはの〜」
「爺ちゃん爺ちゃん!俺風呂入って遊んできていい!?」
「あぁ夕飯までに帰ってくるなら構わんぞ」
「ほーい!」
蓮は元気よく返事し、風呂へ向かう
「あ、待てよ〜蓮!」
「これモモ!お主はまだ鍛錬が残っておるじゃろうが!」
「えぇ〜たまにはいいだろ〜?」
「お主のたまにはいつもじゃろう!」
孫と祖父が喧嘩し終える頃、蓮は既に風呂を浴び終え、遊びという名の修行に出かけていた
「一刀流居合…獅子歌歌!!」
バキバキッ!ズドーン!!
「うっし!だいぶ上達してきたな」
蓮はとある山まで縮地で最速で到達し、山に隠してある刀で一人こっそりと前世の記憶にあるアニメの技を木を相手に練習していた
「ふ〜次は…」
一度深呼吸し、息を整えた蓮は刀を頭の横に突きの構えで両手で構える
「一刀流奥義!HELL DRAGON!!」
バチバチバチバチッ!!
空に向かって特大の電気玉を放ち技の完成度を確かめる
「うん!俺ってスゲェ!!(*神様のおかげです)」
「よーし次は……」
こんな調子でアニメの技を自分のモノにするために練習する幼少期を送っていく蓮は一体どのくらい強くなるのかはまだ、誰にも分からない………
マシンガンパンチ知ってる人いるかな?